2014年11月10日
我が家にとうとうPlayStation Vitaがやってまいりました。かなりの今更感はありますが…。
ソニーの携帯機という括りで考えるとPSP-1000のシルバー以来なので、約8年ぶりの新機種。
スマートフォンは代々ソニーのものを使ってますが、それを含めないと本当に久し振りであるため
初めて手にしたとき、あまりの技術革新に驚きました。
先代Vita(PCH-1000)との比較はできませんが、最初に感じたのはその薄さと軽さ。
正面の面積に対する奥行きの比率がかなり小さく、ファブレットのような印象を受けるほどです。
重量は3DS LLより約50gほど軽く、片手で保持していても苦痛を感じない優れたバランス。
3DS LLは折りたたみ式で上画面があるため、保持している両手にテコの原理的な負荷がかかり
長時間のプレイには耐え難いハードであると常々感じていました。
対してVitaは持つことにまったく疲れません。手に馴染むという言葉がピッタリ。
十字キーや4つの操作ボタンは3DS LLとほぼ同サイズ。PSPと比べるとかなり小さめ。
携帯機として一番大きな違いを見せているのは両サイドにあるアナログスティックでしょう。
PSPや3DSに搭載されているスライドパッドはシビアな操作を要求されるアクションゲームには
あまり向いていないと思っています。モンハンなんかだと如実にわかりますよね。
同方向への継続入力、逆方向への切り返しが難しく、手汗をかくとさらに厳しくなります。
Vitaのアナログスティックは据え置き機のものに近いので親指に優しいです。
天面の直径はPSP-1000とほぼ一緒で、PSPのような滑り止め加工はなくツルツルのキノコ型。
中央の濃いグレーの部分がシリコンっぽい肌触りで指に馴染むようになっています。
ちなみに、PSP時代に発売されたシリコン製のキャップがそのまま流用できる場合があります。
手元に残っていた「プレイアップボタンセット」のものは無加工で装着できました。
個人的にやや不満なのはLRボタンがPSP時代と同じクリアー素材であること。
これ手垢が結構目立つんですよ…目立つから掃除しやすいという言い方もできるんですが。
新型Vita(PCH-2000)固有のポイントとしてまず挙げられる利点は、専用のコネクタではなく
microUSBを充電・データ転送用のコネクタにしていること。利便性高し。
本体下部にコネクタがあるのは操作性的にどうなのかな…という気もしなくもないですが。
本体上部には電源ボタンと通知用LEDランプ、ゲーム用スロット、ボリュームボタンがあります。
LEDランプがこの位置にあるとテーブルに平置きしたとき見えないんですよね…。
先代VitaはPSボタンを発光させていたはず。コストダウンが不便につながった一例と言えます。
microUSBコネクタを下部に配置したのも含め、おそらくクレイドルに置く前提なのでしょう。
先代Vitaが全面ガラスだったのに対し、新型は液晶画面周囲のみガラスとなっています。
ボタンがある外周部とはツライチで段差なし。これで特に違和感はないという感じ。
高級感は低下しているかもしれませんが「ゲーム機なんてこんなもん」と思えば普通かなぁと。
タッチ感度はメチャクチャ良いですね。ソニーのAndroid機より全然すごい。
本体色のバリエーションの多い新型は外周のバンパー部分がプラ素材でできています。
これが正直安っぽい…すぐキズがつきそう。でも、これも軽さにつながってるんでしょうね。
今回自分が選んだライムグリーン、環境にもよりますが自室だとほぼ黄色に見えます(笑)
全然グリーンっぽさ無し。カワサキのような色を想像してると面食らうはずです。
もうちょっとグリーン寄りだったらなぁ…でも、無難ではない配色が結構お気に入り。
新型Vitaといえば1GBの内蔵メモリも特徴のひとつ。
1GBのうちシステム領域として専有されているのは40MB程度。ほぼ公称値どおり使えます。
ちょっとしたセーブデータやダウンロードコンテンツの保存はできますが、体験版でも1GBを超す
ものがほとんどなので多くのコンテンツは体験することすら拒否されてしまいます。
PS+の利用をメインに考えている人は追加必須。「PSO2」なども基本無料で遊べますしね。
ほしい本体色のバリューパックが手に入るならそちらのほうがオススメです。
ただ…この新型、『メモリーカードを挿してるときは内蔵1GBを使えない』んです。
内蔵メモリはシステム的にアンマウントされた状態になり、読み書き一切不可能になります。
8GBのメモリーカードを挿したとしても合計9GBにはならず、使えるのは8GB分のみ。
どうしてそうなった…って感じですが。これほど高機能の最新型でそこ見落とす~?
でもまあその仕様がハードの評価を大きく揺るがすってほどでもないです。
到着初日の感想をまとめると、これが実売18,000円前後で手に入るのは異常だってこと。
これほどの高機能がこの値段で手に入るのに、この機能を最大限に楽しめるソフトが現状では
まったく充実していないのが残念でなりません。
単なるPSPの上位機種として扱われてしまうのでしょうか…もっと活かされてほしいなぁ。
今回の記事を読んで「3DSを貶している」と思われる方もいるかもしれません。
決してそのような意図はないのですが、現在手元に比較対象が3DS LLしかなかったもので。
Vitaに対する不満もいろいろ書き連ねたので勘弁してください(?)。
良いものは良い、悪いものは悪いと言ってるだけ。箱○も持ってるし偏りはないはず…。
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