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2016年1月20日 (水)

2016年第1Q 新作アニメ所感

2016年第1Qの新作アニメが出揃いました。気になる作品をざっくり紹介していこうと思います。


今期絶対にはずしちゃいけないのは「僕だけがいない街」と「昭和元禄落語心中」。
どちらもストーリーで魅せるタイプのアニメですが、アニメ自体も非常に水準の高い作品です。

「僕だけがいない街」は前期のノイタミナ枠「すべてがFになる」に引き続きミステリ・サスペンス系。
事件の予兆の察知と、事件の発端へのリワインドという特異体質をもった主人公がその能力によって
同級生を失った少年時代へと引き戻されるところから本作は始まります。
初回から惹きつけるパワーがすごい。初回を見たら見るのをやめられない、そういう確信を得られます。

主要キャストがいわゆる『専業声優ではない人たち』なのですが、それ自体に違和感はありません。
作品自体の魅力によって、そういうことを意識せずに済んでいるのかもしれません。

「昭和元禄落語心中」はとにかく声優殺しな(笑)落語を題材とした作品。
毎回なにかしら落語を読ませるだけでなく、独特の江戸弁にまでこだわった演技は必聴。
ちょっとBL的な要素が強いかな…そう見えてしまう『エサ』がいくつも仕込まれている気がしますが
どの登場人物もみんな魅力的で活き活きとしている印象を受けます。


次いで挙げるなら「Dimention W」と「プリンス・オブ・ストライド」あたりでしょうか。
画面全体の統一感、動くべきシーンできちんと動く、男性キャラが活躍する…などの条件を備えた
正統派な2作品だと思います。見る人を選ばないおもしろさがありますね。

あとは劇伴が素晴らしい「ノルン+ノネット」、音楽と推理という異色の組み合わせで送る「ハルチカ」
萌え寄りな「攻殻」(笑)こと「紅殻のパンドラ」が個人的にはオススメです。

続編ものとしては「赤髪の白雪姫」「GATE」「デュラララ!!×2結」が期待どおりの出だし。


今期は「ブブキ・ブランキ」と「亜人」という3DCGによるアニメ作品が非常に目立っている感じですが
それ以外のいくつかの作品でも自然にCG描画のキャラを織り交ぜている点に注目です。
個人的に気になったのは「Divine Gate」の戦闘シーン。
原作独特のタッチを再現したCG描画のキャラの自然な溶け込み具合には感心させられました。

しかし「ブブキ・ブランキ」と「亜人」はというと…ちょっと残念な印象なんですよね。
どちらもサンジゲンとポリゴン・ピクチュアズという、言わば3DCGの老舗的なスタジオ製作なのですが
アニメ作品として見ると物足りない感じがしてしまうのです。

『作画が崩れなければおもしろいアニメになる』というわけではない。それが事実なのでしょう。
『グラフィックがキレイならおもしろいゲームになる』というわけではないのと同じことかと。

「アクティヴレイド」も同様。CGとは無関係ですが京アニの「無彩限のファントム・ワールド」についても
同じことが言えるかもしれません。ものすごく贅沢な話ですけどね。
総合芸術であるアニメという媒体であるからこそ生じる贅沢な不満なのかもしれません。

「亜人」は今期最後発のため、この記事を書いてる時点では初回しか見ていないので早計ですかね。
ただ、「シドニア」に比べると「CGっぽい」という印象を受けてしまいがちです。


ゲームのほうはだいぶ落ち着いてきたので、前期よりは視聴本数が若干増えるでしょうか。

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