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2016年3月 2日 (水)

アニメの絞り方、残し方

当ブログのアクセス解析をチェックしていると、たまに「アニメ 視聴本数 絞り方」という検索フレーズで
訪れている方がいらっしゃるようです。そういえば絞り方について書いたことはありませんでした。


人によっては新作のリストを見て、放送開始前に当人なりの基準で数を減らしてしまう場合もあるようです。
「美少女ハーレムっぽいから」「腐向けっぽいから」「ラノベ原作だから」など、基準は様々。
自分はそういうやり方で放送開始前に切ることは滅多にありません。

唯一、「前作を見ていないから」という理由で放送開始前にリストから削ることはあります。
前作を見ていることが前提の続編だと新作として公平に評価できないし、見ていて疎外感もありますから。
それに前作をきちんと見ていないということは前作の時点でなにか感じるところがあったわけで…。
逆に、前作を最後までしっかり見た作品は続編も最後まで見ます。初回の印象がどんなに悪かったとしても。

新作のリストでタイトルと放送枠、制作スタジオなど関わっているスタッフをひと通りチェックしておきます。
その際、あらすじはなるべく見ないようにしています。予習はせず、テレビの新番組として楽しみます。


さて…本題の絞り方や残し方ですが、自分はどちらかというと直感派です。まずは初回の印象。

番組改変期の初週はすべての新作アニメの第1話をチェックするので、どうしても本数が増えてしまいますが
まず第1話を見て、見ていて「つらい」と感じるかどうかで判断がはいります。
「つらい」というのは「生理的に受け付けない何かがある」という印象をざっくり表現したものです。

昨今もっとも実感するのが「似たようなアニメ最近見たな…」という新規性の欠如から来るもの。
「たまたま前期に似たようなものが放送されていた」みたいな、タイミングの悪さも影響したりします。

なんの意味も持たないアバンタイトル、視聴者置き去りの導入編、理解しがたい言動、整合性の低い脚本。
作風に合わない主題歌、「OP・EDのクレジット表記が読みづらい」なんてのもあり。
(読みづらいクレジット表記には読ませたくない理由がある、というふうに自分は考えてしまいます)
「つらい」と感じる理由の内訳はだいたいこんなところでしょうか。

自分の場合、キャラクターデザインや作画、出演声優などはあまり基準に含まれません。
テレビ番組として初めて見る人をどれだけ引き込めるか、その手順のほうが大事だと思うからです。


第1話の時点で不快要素のほうが勝ってしまっている場合、次の週も見ようと思う人は少ないはずです。。
逆に、不快要素がなければそれだけで残す理由になりえます。
「特におもしろいわけでもないけどなんか見続けてしまっている」という不思議な状況がそれに当たります。
「つらい」と感じる要素がない。だから見続けられる。これって意外と重要なんですよね。

どんな理由であれ、一度嫌われてしまうと再評価の機会まで失ってしまいますから。
アニメはまず見てもらうのが大事。そのためには視聴を打ち切られるポイントがあってはならないのです。

しかしこれは魅力をアピールするよりも難しいことです。
制作側としては、自分たちが自信をもって送り出した作品に不快要素があるなんてまず思わないでしょうし。
第1話を放送してみて初めてその反応に気付くというケースも多いのではないかと。


いわゆる『覇権アニメ』というヤツは不快要素があっても最後まで見続ける場合があります。
「話のネタに」というのもありますが、ある種の研究材料として興味があるからです。
自分にとっては不快要素満載でも、人気を得てそのシーズンの話題作となってしまうものも多々あります。
でも、世間と自分の評価は一致しなくていいんですよ。選ぶ権利は自分にあるので。

そのアニメの「世間で評価されている部分」が自分にとって不快な要素だったら。
それはもう縁がなかったと思うしかないでしょう。根本的に向いてない、not for meなわけですから。


続いて、第3話くらいまでの猶予のうちに一定の手ごたえを感じられなかったものが脱落していきます。
(「猶予期間を与えている」という負の前提がある時点でアレなわけですが…)
昨今よく言われる「○話までは見続けてほしい」系のスロースターターな作品によくあるパターンですね。
そこまで見続けてもなお琴線に触れるポイントがないなら、無理に見続ける必要もないでしょう。

「おもしろくなるかもしれないから残しておく」というのはあまり健全とは言えません。
視聴者の貴重な時間を何十分も奪っておいて、それでも興味を惹けないとしたらそれは相当な甘えです。


「なんか見続けてしまっている」の逆で「なぜかわからないけど見れない」という場合もたまにあります。

録画だけは毎週していたのに、見る気が起きずにそのまま視聴を打ち切ってしまったり。
うっかりしていて放送時間を過ぎてしまった、録画予約を忘れていた…みなさん心当たりありませんか?

1週間という限られた時間のなかで、アニメの30分というのは意外な負担になります。
録画を消化できない、忘れるというのは自分の中での重要度の低下を示すバロメータになります。
本気で見たいアニメは絶対忘れないし視聴も欠かしませんから。無意識のうちに表れた判断結果なのです。


放送局の番組編成のおかげで、本命のアニメによって救われる前番組や後番組もあるんですよね。
ふたつの好きなアニメのあいだに挟まれてるとか、続けて放送されるから流れで見てしまうというヤツ。
スナック感覚で気楽に見れるぶん、かえって楽しめてしまうこともあります。
そういう意味では前番組や後番組のない、放送枠的にポツンと孤立したアニメは試される存在です。

放送枠に恵まれてるのにダメな場合は本当にダメなんだと思います…補正の効果がないくらい「つらい」。
なんだかんだ言って自分は最後まで見るアニメのほうが多いので、これはよほどのことです。


あとは最終話まで見続けて、心に残った作品がいくつか決まるという感じでしょうか。

減らすほうばかりを書いてきましたが、残す基準だってそれなりにあります。
でも「経験上これはおもしろくなる気がする」という、説明しにくい直感のほうを優先しがちですね。

こういう曖昧な表現になってしまうのは、結局のところ個人差があって一概には言えないからなんです。
みんなそれぞれ良いと思うものは違うし、悪いと思うものも当然違う。評価基準がバラバラ。
なので他の人がどういう判断をしているかではなく、自分のための作品を自分なりのやり方で探す。
たまたまそれが一致する誰かに出会えたらうれしい。そういうスタンスで見たほうがいいですよ。

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