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2016年7月 2日 (土)

2016年第2Q アニメ総括

早いもので今年ももう7月です。アニメで言うと2クール分が終了したことになるんですが、実感がなく…。
本来なら第3Qの所感を書き始めなきゃいけないこの時期に、第2Qの総括を書いております。


第2Qで個人的に一番手応えを感じられたのは「うしおととら」でした。

原作未読の自分でも理解できる圧倒的な熱量、そしてそれをアニメで再現しようという並々ならぬ熱意。
作画が良いアニメはいくらでもありますが、絵の力に圧倒されるアニメというのはなかなかないと思います。
ときに作画に日本人がひとりも参加していない回もあったのに、それでも均一に維持されていたこと。
そしてその絵に命を吹き込むキャストの温度もまた素晴らしく、終盤は頻繁に涙腺を緩まされました。

今期は畠中祐という声優に魅了され続けたシーズンと言っても過言ではないですね。
決してイケボではないし(笑)華のある声とも言い難いですが、この人にしかできない役があります。
「うしおととら」は畠中祐なくては完成しえないアニメ作品だったと思います。

畠中祐のもうひとつの主演作「甲鉄城のカバネリ」は新作所感で述べた不安が最後まで続いてしまった感じ。
どうしたって新しいものにはなりえない。むしろ古さや懐かしさを狙った気配すらします。
しかしまああのクオリティをよく1クール維持できたもんだ…そこは本当にすごい。
比較的ありふれたストーリーと思いのほかハッピーエンドな結末をどう受け止めるかで評価は割れそう。


新作所感で注目作品として挙げた「僕のヒーローアカデミア」は非常に順当な仕上がり。
「田中くんはいつもけだるげ」と「ふらいんぐうぃっち」は終了を惜しむほど心に潤いを与えてくれました。

そして、ここに意外にも追随したのが「鬼斬」(笑)ホントにかわいくておもしろくてすごく良かったです。

「RE:ゼロ」と「クロムクロ」は第3Qも続くのでまだ結論は出せませんが、どちらも現在進行形で好感度大。
前者は王選に突入してちょっと勢いが弱まったかなという程度。最後まで慎重に見守ります。

「マクロスデルタ」はキャラデザからともなう作画の難以外は上々な前半戦だったのではないかと。
序盤ほどではなくなりましたが、前半戦終盤も「0048」を連想させるような展開はいくつかありましたね。
後半戦はどうなるやら…河森監督の言う『新しいカタチの三角関係』の答えも気になるところ。


岡田麿里の脚本作品「キズナイーバー」と「迷家」は似たようなテーマの作品だった気がします。

化けたなぁと個人的に思えたのは「キズナ」のほう。心地よいとは言えない、胸に突き刺さるような展開を
それまで油断しきっていた視聴者に投げ込んできた後半には感心させられました。
ただ、そのピークを過ぎたあとはそんなでもないというか。終わり方はそんなに重要ではないのかも?
むしろこの作品を通じて心に浮かんだもののほうが体験としては大事だと思うので。

「迷家」は初期に感じた作品の印象とはまったく異なる真相と、こんな終わり方でいいの?と思えるくらい
軽量な後味で終わる奇妙な作品でした。それだけにちょっと物足りなさもありましたね。
膨大な人数のわりにまったく掘り下げられない登場人物がいたこと、掘り下げられないのに最後の選択には
参加していることなど、腑に落ちない部分もいくつかありました。

「ペルソナ4」との類似性の指摘については後々「そう言われてみればそうだなぁ」とは思いましたね。
ペルソナの仕組みをオカルト的に処理したものが「迷家」の真相と言えばわかりやすいかもしれません。


今期のガッカリ枠は「文豪ストレイドッグス」と「ビッグオーダー」。「ハイスクール・フリート」はギリギリ選外。

「文スト」はよく言われる『作画だけ良いアニメ』。それ以上でもそれ以下でもなく。
とにかく話がない。よく言えば週刊少年マンガのバトルものですが、さすがにここまで話がないとつらいです。
異能力者たちの戦いを重視するためにお話の部分をごっそり削ぎ落としたと言ってもいいほど。
あと、事件のたびにやたら爆弾が使われるのは本当に謎。異能力と同レベルで多用される様々な爆弾。

「ビッグオーダー」は単に期待していたものとまったく違っていたというだけ。
えすの原作に過剰な期待をしていたら、期待していたのとまったく違うエロアニメが出てきたみたいな(笑)
たまたま自分がそれを楽しめる感性を持ち合わせていなかっただけなので、本当にどうしようもなく。


「ハイスクール・フリート」についてはもう…どう言えばいいのかわかりませんな。
少なくとも悪い部分ばかりではなかった。おもしろいところ、好きになれそうなところもあるにはありました。
しかし全体的に疑問の多い作品でした。登場人物の選択や行動、結果、設定面などなど。
最後の晴風のアレがその象徴とも言えるのではないかと。誰もが確実に「なんで…?」ってなる結末。

世間では「くまみこ」事件で盛り上がっていましたが、枠の都合で早い段階で見るのを諦めてしまったので
自分の口からは特に言うことはありません。今後の幸福なアニメ化を祈るだけですね。

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