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2016年9月24日 (土)

Xbox Oneユーザー視点のPS4レビュー

Ps4review1

突然ですが、奇妙な経緯があってPS4ユーザーになってしまいました。自分でも驚いています。

何年も前から付き合いのあるフレンドから常日頃「一緒にFF14やろう!」と誘われ続けていたんですけど
PCゲームとMMOを意識的に引退したことや、ゲームに使えるような高性能のPCをもってないことなどを
理由にして「FF14」に触れるのをやんわりと断り続けていました。

本当はもっと複合的な理由があるんですけどね。環境が整っていない以上の理由が。
過去にスクエニアカウントをハックされたことなども当然含まれます。

最近になって薄型のPS4が発売され、フレンドはそれに買い替えることに。
そして「以前使っていたPS4を贈るからFF14をやろう」と言ってきたのです。まさかそこまでしてくるとは…。
もはや断る理由もないというか、なんかもう断れない感じの流れになってしまったというか(笑)
しかも本当に無償譲渡ですからね。送料も向こう持ちでこちらは一切支払ってないという。

何年も付き合いがあったとはいえ、お互い顔も実名も知らないフレンドだったのも驚きの一因。
普通そんな相手にそこそこ高価なゲーム機をあげたりできるものなのかな?と、いまだに思ってます。


さて…PS4ですよ。PS3に触れることなくPS2からのPS4。十数年ぶりのソニーの据え置きハードです。
2008年の9月にXbox360を購入してからずっとXboxユーザーでしたからね。
現行のXbox Oneと比較してPS4はどうなのか?という視点で本体のレビューを書いていきます。


Ps4review2

◆本体とコントローラー両方
 ・思っていたよりもブラスチック感が強く、値段なりの高級感に乏しい
 ・思っていたよりも派手にLEDが点灯する

Xbox Oneもプラスチックなところはあるのですが、それを隠すデザイン的な努力をしてあります。
対してPS4はプラスチックであることにデザイン的な妥協をしているというか。
本体表面の梨地加工の粒が粗めで、かえってプラスチック製品っぽさを助長している感じがします。


Ps4review4

◆本体
 ・傾斜したデザインのせいで奥行きが長く、ラックに横置きするには不便かもしれない
 ・LANやHDMIのポートが上端にあり、ケーブルを挿したとき正面からの見栄えが悪い
 ・USBポートが正面にあるのは便利
 ・USBポートが狭まったところにあるので一部のUSB機器は干渉して挿せない
 ・吸気口が狭すぎる
 ・冷却機構はXbox360とほぼ同じ(小口径ファンによる背面排気)なので結構うるさい
 ・起動音がエアコンなみに事務的すぎる
 ・USB接続のヘッドセットが使える(Xbox Oneは使用できない)
 ・電源を切るときにスタンバイモードと完全オフを選べる(Xbox Oneは事前に設定する必要あり)

Xbox Oneは本体は大柄なのにそれほど気にならないのは奥行が比較的みじかいからなんですよね。
そして、大柄なりに冷却性能と静穏性が非常に高いというのも魅力でした。
PS4は厚みを抑えたなりのデメリットがあり、傾斜したデザインがさらに悪さをしている感じがします。

USBポートが正面にあるのは頻繁に抜き差しするには便利ですが、キーボードを常時挿しておく場合などは
見栄えという意味でも取り回しという意味でもあまりよくないかもしれません。


Ps4review3

◆コントローラー
 ・重さはXbox Oneとそれほど違わないが、ボタン配置が横に広い
 ・背面の滑り止め加工は持ちやすくて安心感がある
 ・左右スティック基部とグリップにパーティングラインが出ている(Xbox Oneはパーティングラインなし)
 ・左右スティックの天面のくぼみが浅く、一方向に入力しっぱなしにするような操作だとつらく感じる
 ・○×△□ボタンの天面がフラットでさらさらしていて押し心地がよい
 ・L2とR2は半径が小さすぎてトリガーと呼べるものではない
 ・SHAREボタンとOPTIONSボタンは使用頻度がそこそこ多いのに背が低くて押しにくい
 ・タッチパネルはプレイするゲームによっては便利(マウス代わりになる)だが親指では操作しにくい
 ・内蔵スピーカーは思っていたよりも音量が大きい(設定画面で調整可能)
 ・ジャイロを利用した文字入力はおもしろくて意外と使いやすい
 ・内蔵バッテリーがあまり長持ちしない(少なくともXbox Oneとエネループのほうが長持ちする)

どちらが使いやすいということもないですが、これでFPSやレースゲームはしたくないな…という印象。
あと、バッテリーが完全に内蔵型なのが長期的に見てどうなのかな?という感じも。
市販の単3型充電池を使用できるXbox Oneはそういった不安がないのも利点だと思っています。


現時点では総合的に見れば、やはり慣れもあってXbox Oneのほうが好みです。
PS4はデザインを優先するあまりに犠牲になっている、ユーザーに犠牲を強いている部分がありますし
長時間・長期間の利用という面でもXbox Oneは優れている部分が多いと感じています。
同じゲーム機でもアプローチの違いが見えておもしろいところではありますが。


ソフト的な話もしたいのですが、まだ比較できるほどPS4で遊べていないのでやんわりと。

ゲームクリップの最大録画時間が15分(Xbox Oneの3倍)もあり、映像配信サービスを複数から選べる
というのはPS4独自の利点だとは思います。あとはVitaと連携してのリモートプレイ。

ホーム画面のデザインに関しては現状ではXbox Oneに軍配が上がります。
使いやすさでは劣るものの、操作に対する反応速度ではPS4のほうが優れているかも。
個人的にPS4のホーム画面で気に入らないのは各種アイコンがなにを意味しているのかわかりにくいのと
画面下部にチラチラ表示される文字だらけの広告バナーがうざったいこと。
デザイナーの仕事を広告屋が台無しにしている可能性もありますし、なんとか改善してほしいですね。

あと、ゲームやアプリを完全終了するのに2段階で再確認されるのがちょっと気になります。
セーフティのつもりかもしれませんが、日常的な行動に余分な手間を加えられている感じがします。

肝心のゲームのグラフィックについては、表現の方向性の違いが出ているのかもしれません。
最近Xbox One版をプレイした「Unravel」の体験版をプレイしたところ、よく言えばソフトなグラフィック表現で
鮮やかさよりは自然さを重視した色味に見えました。


PS4で「FF14」以外になにをやるかはいまのところ考えていません。心当たりもないので…。
今後なにかが発表されたとき、手元にPS4があってラッキーだったなと思える日が来るのかもしれません。



Ps4ff14cap01

それで「FF14」の感触はどうなのか?というと、なんか懐かしい感じがしましたね。

当ブログを昔っからお読みの方はご存知だと思いますが、以前はわりとMMORPGをハシゴしまくってて
家庭用ゲーム機に全然触れていない時期も結構あったのです。
「スターウォーズ・ギャラクシーズ」を引退して移住先を求めていたころをなんとなく思い出しました。

序盤のやたら多いおつかいクエストと、敵をタゲったらあとはだいたい見てるだけなこの感じ。
「FF14」の戦闘は比較的アクティブなので退屈はしませんが、アクション性が高いとは言えません。

自分はとにかく四六時中操作が続くゲームが好きで、ここ数年はそんなゲームばかり選んできました。
そこからMMOに戻る落差というか、身体が慣れない感じがちょっとおもしろくもあります。
あと、ここ数年はほぼソロ専門だったことも大きな違いですね。

MMOはどうしたって時間がかかるし、他のプレイヤーと予定を決める必要も出てくるでしょう。
そこにいろんな意味で馴染めるかどうか。とりあえずフリートライアル期間にいろいろ試してみます。

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2016年9月19日 (月)

ゲームレビュー 「Unravel」

Unravel1

[クリアまでにかかった時間]
約8時間。反射神経や頭のやわらかさ、発想力によって前後する。

[ゲーム難易度]
見た目のファンシーさとは裏腹にかなり歯応えがある。

[実績難易度]
ノーミスクリア実績が若干厄介か。収集要素が各ステージに5つずつあるので初回で回収したい。


Unravel2

[GOOD]
・ゲームシステムとストーリーに密接な関係がある独創的なキャラクターデザイン。
・低価格帯にしては美しすぎるグラフィックと音楽。
・心理描写とリンクした風景。小動物の動きもひとつひとつこだわりが感じられる。
・物理法則を利用した高度なパズルアクション。
・グラップルやスイングなど、様々なワイヤーアクションの要素が詰め込まれている。
・UIらしいUIもなく、文章もほとんどないため画面に集中しやすい。

[BAD]
・難易度のわりにヒントらしいヒントがなく、人によっては始めた途端に詰まる可能性もあり。
・ノーミス実績があるのにプレイヤーにはどうしようもない不確定なミスが起きるステージがある。
・虫がニガテな人にはかなりつらいステージがある(オブラートに包んで「虫」と表記している点に注意)。

[NEITHER]
・日本語版のややクセのあるフォント。
・スタッフからのメッセージの表示時間が短くて読み切れない。再表示は可能。
・雰囲気重視のステージセレクト画面(というかステージ)。移動が面倒に感じるかもしれない。
・小動物や人工物のスケールに統一感がない。


Unravel3

[総括]
低価格帯のパズルアクションゲームというのは昨今さまざまなアイデアによっていくつも作られているが
その玉石混交の時代に明確なコンセプトとデザインを有して登場したのが本作である。

単純にゲームという側面を見た場合、本作はワイヤーアクションに分類されると思う。
毛糸でできた主人公・ヤーニーは自身の毛糸を道しるべのように垂らしながら進み、ときには身をほどいて
投げ縄を飛ばしたり命綱としたり、ピンと張ってジャンプ台を作ったりする。
毛糸を使いすぎて足りなくなれば前へ進めなくなるという毛糸なりの制約がある点もおもしろい。

毛糸でできているという特徴がゲームシステムに密接に関係しており、そこが他のパズルアクションとは
明確な差異を生んでいる点に惹かれる。キャラクターデザインに重要な意味があるのだ。
そして、このデザインはストーリーを描くうえでも大きな役割を果たしている。

そのストーリー性、メッセージ性を強力に裏打ちするのがリッチなグラフィックである。
圧倒的な自然の描写、気候や季節の表現、使い込まれた人工物、そしてたくさんの写真。
ほぼビジュアルのみで家族に起きた出来事や心情の変化をできるだけ静かに、見事に紡いでいる。
まるで海外の絵本のような芸術性を秘めた作品である。

すべてが終わったあと、改めてスタート地点にあるアルバムを眺めてみてほしい。
本作をクリアした人だけに伝わる、心に来るなにかを見つけられるだろう。


[オススメ度]
かなり高め。難易度もわりと高めだが、クリアして得られるものも相応に高い。虫がニガテな人は…。

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2016年9月16日 (金)

ゲームレビュー 「Assassins' Creed Ⅳ: Black Flag」

Ac4bf02

[クリアまでにかかった時間]
たどり着いた街の収集要素を埋めつつ進めて約45時間。クリア時の達成率は83%に。

[ゲーム難易度]
過去のシリーズとあまり変わらないが、操船と海戦は慣れないと難しく感じてしまうかも。
野生動物の襲撃という新要素もあるので油断は禁物。

[実績難易度]
マルチプレイ関係を除いても結構時間がかかる。素材と資金稼ぎも地味にネック。


Ac4bf03

[GOOD]
・過去作との明確な差別化。大海原を股にかけての戦い。海は美しく、船旅には心躍る。
・航海を盛り上げる船乗りたちの歌。一癖も二癖もある仲間たちとの賑わい、哀愁。
・操船とともに追加された海戦や海中探索の要素。
・小動物や海洋生物の表現。クジラとの出会いはゲームとはいえ感激する。
・人工物以外の樹木などを利用したフリーラン。

[BAD]
・狙撃手の存在。高所であれば警戒区域外でも遠距離から捕捉してくるので鬱陶しい。
・フリーランで利用できる構造物が増えた半面、プレイヤーの意図しない動きをすることも増えた。
・障害物が存在しないのに急に登れなくなったり降りれなくなったりするウォールクライミング。
・最終局面でなんの予告もなく登場する即死トラップ。
・事実上のハイエンドコンテンツである「伝説の船」が強すぎる。


Ac4bf04

[NEITHER]
・過去作との差別化により宗教観が皆無となり、アサクリらしさに欠けている感じもする。
・自身のアップグレードに必要な素材が余所道しないと入手しにくい。
・2種類の吹き矢の追加。無音かつ必殺で強すぎるが、狙撃手と対の要素と考えるべきか。
・縦マルチの影響か、人物表現に若干の古臭さを感じる。
・シリーズ恒例の収集要素。今回は未開の地に配置されているものも多く、観光ついでにはならない。


Ac4bf05

[総括]
大人気シリーズのナンバリング作。「3」までとの関連性はほぼなく、様々な面で刷新されている。
過去の作品をプレイしていれば人物関係のおもしろさを理解できてより楽しめるが、知らなかったとしても
それほど問題ないくらいには切り離された続編となっている。

シリーズの魅力であるフリーランや隠密、暗殺アクションはさらに進化を遂げたものになっている。
似たようなことの繰り返しと言ってしまえばそれまでだが、今回は時代も風景もだいぶ異なっているため
シリーズファンでもかなり新鮮な気持ちでプレイできるのではないか。
特に海上での戦闘、大砲や臼砲を撃ち合う対艦戦闘はこれまでにない爽快感を提供してくれている。

主人公も含めて登場人物はみな粗野で快闊。敵は陰険で神経質、あるいは奇人変人。
時代劇や西部劇のような古典的なわかりやすさ、痛快さ、そして引き際の哀愁と粋を兼ね備えている。

ストーリーもアクションも非常によくできているだけに、思い通りに動かない瞬間にストレスが溜まるが
不満を覚えるのは本当に些細なところだけで、総じて満足度の高い作品だった。
ベタな例えになるが「パイレーツ・オブ・カリビアン」のような体験を求めているなら是非プレイしてほしい。


[オススメ度]
高い。できることがたくさんあり、ボリューム感にも不足はない。夏にプレイするのがオススメか。

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