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2016年10月17日 (月)

いまから「FF14」を始めるって、どうなの?

前回の日記を公開後、冷静に読み返したら我ながらかなり渋い評価をしているように思えてしまったので
今回は「FF14」の良いところを中心に、改めて書いてみることにしました。


Ps4ff14cap03

まず前回も書いたように、基本的にストレスを感じる場面が少ないというのが非常に大きいです。

ストレスを感じない理由の最たるものが、初回はいわゆるレベル上げを必要としない調整になってること。
一般的なレベル上げの手段、いわゆるモブ狩りを否定するゲームシステムになっているのです。

最初に選んだクラス(初級職)は進む先で適切なクエストを受領し、クリアし続ければサクサク成長するので
攻撃力や防御力の不足で先に進めないという事態はまずありえません。
そのクエストというのも、「20m先にいるNPCに話しかけたらクリア」とかいう簡単なものが結構混じってて
そんな簡単な内容なのにレベルアップに必要な経験値の1/10ぐらいもらえてしまいます。
加えて、レベル30に達するまで獲得経験値を増量する『初心者向け装備』が大きな支援となります。

意識的なレベル上げが初めて必要になるのはクラスをジョブ(上級職)に格上げするときだと思います。
最初に選んだクラスとは異なるクラスをレベル1から育て直さなければなりません。
しかしこのような事態を想定してか、非常に効率の良いシステムが万全の状態で用意されています。


Ps4ff14cap04

指定されたモブを数体倒せばボーナス経験値をもらえる『討伐手帳』。
フィールド上にランダムで発生するボーナスタイム的な戦闘イベント『F.A.T.E.』。
プレイヤーのレベルに合わせて適切なクエストと膨大な経験値を提供する『ギルドリーヴ』。
用意されているサービスをきちんと利用すれば賢く素早く経験値を稼げるようになってるわけですね。


なので、正確には「レベル上げを必要としない」ではなく「効率の良いレベル上げ方法がある」のです。

特に指定のないモブを倒しても獲得できる経験値はわずかで、手間のわりに旨味がありません。
「フィールド上を何時間も歩き回ってモブ狩り」みたいなバカげた苦労をプレイヤーに強いることがないし
目的が移動なら、フィールド上のモブを全部かわして進んでしまってもいいのです。

この仕様に気付いた時点で、レベル上げが大嫌いな自分に向いているゲームだと感じました。


Ps4ff14cap05

次におもしろいと思ったのが、お金の使い道がものすごく割り切られてる(割り切れる)というところ。

「FF14」では飛空艇に乗るにもテレポするにも小銭を要求されます。
最初は「なんでこんなに交通費がかかるんだよこのゲーム…」と、わりと否定的に見ていました。
しかし「毎回のクエスト報酬に交通費が含まれている」と考えることで不満は解消。
そのうち「交通費ぐらいしか使い道がない」ことに気付き、小銭を消費することに抵抗がなくなりました。

必要な装備やアイテムはクエスト報酬として支給されるので買う必要がないし、ほかに使い道といえば
装備の染色につかうカララントなどを買ったりと、嗜好品や交遊費ぐらいしかありません。
ハウジングに使うにしてはお金が足りなさすぎるし、絶妙に使い道がない感じなのです。
レベルが上がるたびにマーケットに出品されている少し先のちょっと強い装備を購入することも可能ですが
ちょっと我慢すれば少し先のクエストで報酬として手に入るので無駄なんですよね…。

ようするに「お金の使い道で悩むような事態にならない」「悩めない」ということ。
次の目的地へ素早く移動するために、躊躇することなく交通費として使ってしまっていいのです。


レベル上げの必要がない、お金の使い道がない、悩むところがない。結果として時間がかからない。
始めたばかりの人でもサクサク進めてストーリーを楽しむことができる。
運営開始から丸6年、この秋7年目に突入した「FF14」をいまごろ始めるのを「遅すぎる」と感じる人のほうが
多いのではないかと思いますが、以上の仕様から「遅すぎる」こともないのでは?と思います。

プレイ人口についても、ファイナルファンタジーという看板があるおかげでまったく困ることがない。
メインのコンテンツ以外にもクラフトや採集など、できることは山のようにある。
そして7年目に突入したのにいまだに新規コンテンツの追加や改良が進められている。

ここまでお膳立てが出来てるので、あと気になることといえば「ソロでも始めやすいか?」というところ。
まあ…そこは積極的に遊べるかどうかでしょうね。


Ps4ff14cap06

ソロプレイヤーにとって唯一障害になるのが『インスタンスダンジョン』という、パーティー必須のクエスト。

『インスタンスダンジョン』のマッチングシステムは非常に柔軟で、どこにいてもマッチングを開始できるし
人数が揃ったところで即開始、クリアしたら元いた場所に即転送という丁寧っぷり。
見ず知らずの人と遊ぶこと、会話することに抵抗がないならものすごく遊びやすいシステムなのです。

とりあえず最低限のコミュニケーション能力と空気を読む能力があれば平和にプレイできるでしょう。
とは言え、すべてテキストチャットでやりとりできるので日本人的にはかなり気楽ですけどね。
面倒くさいと感じるなら挨拶だけマクロに登録しておいて打っておけばよし。
このへんはモンハンとかとそんなに変わらないかな…モンハンに比べたらオトナが多い感じはしますし。

効率を重視して、スキルを打つ順番やタイミングまで指定してくる熟練者に出会うこともあると思いますが
おそらく善意のつもりで教えてくれているはずなので、参考になる情報として聞いておきましょう。
そこでギスギスすると、先へ進むというゲーム本来の目的を見失ってしまいますから。


…なんかもう「FF14」の推薦文みたいになってますが(笑)だいたい客観的な事実だと思います。
ほかに何か付け加えることあったかな…キャラクターメイキングの幅が広いとか?


Ps4ff14cap07

キャラクターも非常に日本人向けに作られていて(当たり前か)人気の理由のひとつだとわかります。
種族によるパラメータの違いは若干あるものの、ほとんど気にしないでいいレベルだとか。
なので純粋に外見の好みでメイキングできるので気楽です。
加えて防具や服装の選択肢、色のバリエーションも豊富なのでキャラかぶりはまずないでしょう。

ゲーム内ではリテイナーという執事?メイド?のような補助キャラクターを雇うことができ、このリテイナーも
プレイヤーキャラクター同様にキャラクターメイキングで好きな容姿にすることができます。
「あの種族もよかったなぁ…」というささやかな欲求の捌け口もきちんと用意されているということですね。

プレイヤーキャラクターの外見に飽きてしまっても、有料で変更可能なサービスが用意されている本作。
いろんな意味で本当に配慮が行き届いているのを実感できます。


Ps4ff14cap08

残る気掛かりな部分は月額料金でしょうか。安いと感じるか高いと感じるかは人それぞれ。
ちなみにPS4の場合、PS Plusに加入していなくてもプレイ可能です。「FF14」の月額料金のみでOK。
PS4でもキーボードとマウスが使えるため、PCと遜色なくプレイできるようです。


Xbox OneやPS4で有料会員になっている人には正直オススメしにくいですね…割に合わないというのと
プレイ時間の配分という意味で絶対につらい思いをするから。人間の能力の限界を超えてしまう(笑)

「FF14」をプレイする人は「FF14」だけをプレイする人になってしまう。ゲーマーとしては重大な問題かも。



こんな推薦文みたいなのを書いておきながら…でも正直に伝えなければなりません。
メインクエストがクルザス地方に差し掛かったあたりから、とうとうレベル上げが必要になってしまいました。

獲得経験値を増量させる『初心者向け装備』の効果が切れるレベル30以降、成長曲線がゆるやかに落ち込み
クルザス攻略中のレベル35あたりで妙に先に進みにくくなるのを実感することになるわけです。
そして、レベルが足りないためにメインクエストを進められなくなります。

Ps4ff14cap10

「FF14」の各クエストには受領可能になるレベルが設定されています。
それはメインクエストでも同様で、決められたレベルを超えないとクエストを開始できません。
一般的なRPGのようにレベルが低い状態で挑んで失敗し、「じゃあレベルを上げて再挑戦しよう」とはならず
そもそもクエストに挑戦する権利すら与えられないのです。

実際に挑戦してみてダメなら諦めもつくのですが、挑戦すらさせてもらえないのは不愉快ですよね。
これまでとてもスムーズに楽しめてこれただけにかなりガッカリしています。

上の画像のときは、現在のレベルから2つも上げなければならなくて本当に苦痛でした。


Ps4ff14cap09

メインクエスト周辺のサブクエストをすべて消化しても経験値が足りないくらいなんですよ。
その先は『コンテンツルーレット』など、マルチプレイによる経験値稼ぎが推奨されているのだと思いますが
周回している熟練者と初めてコンテンツに参加する初心者の要求にはどうしてもギャップが生じます。
うまいことできてるように見えて、お互い少しずつ犠牲にしている部分があるわけです。

『コンテンツルーレット』というシステムへの誘導が弱いことも気になりました。
最終的に『コンテンツルーレット』で得られる膨大な経験値がものを言うようになるのに、普通にプレイしてると
その重要性にまったく気付けないのは大問題です。一度は強制的に参加させるべきなのでは?

そして、どんな対策を用意するにせよメインクエストの進行を阻害されているという状況自体は変わりません。
ストーリーが存在するRPGというジャンルにおいて、これは無視できない欠陥です。


素人考えではありますが、クルザス以降のサブクエストの報酬でもらえる経験値を現在の2倍に引き上げ
メインクエストと同等にすればプレイヤーの負担はかなり解消されると思います。
周辺のサブクエストをすべて消化しても足りないなどというバカげた状況は少なくとも回避できるでしょう。


百歩譲って、レベル上げ自体はあってもよいです。相当な妥協ですけど。
ストーリーの続きを早く楽しみたいという欲求と釣り合う程度のものであれば受け入れられます。

まあ…そういうの以前に遠回りや時間稼ぎ、無駄なおつかいなどクエスト自体の質も問われてますよね。

誰々に聞いてこい → 俺じゃわからないから誰々のところへ行け …を繰り返すたらい回し。
何々を取ってこい → せっかく取ってきてもらったけどコレじゃないんだ …みたいな無駄骨折り。
悪いけどお前の言うことは信用できない → お前は正しかった …という誤解の解消。

「FF14」というゲームの大半はこのようなやりとりと、敵を何体倒してこいというシンプルなものでできていて
それらがプレイヤーを先に進ませないように無数に用意されているという印象です。

たまに良いクエストもあるんですけどね…「ウィッチドロップの谷底」なんかは切なくて良い話でした。


Ps4ff14cap11

あともうひとつクエスト関係で気に入らないのが、いたるところで位置が『F.A.T.E.』とかぶっているところ。
特に西ラノシアのサハギン領から海蛇の巣穴にかけて発生する『F.A.T.E.』はリスポン間隔が異常に短くて
適正レベルでサブクエストを受けて赴くとかなりつらい目に遭います。

季節のイベントを充実させる前に、このへんもう少し気を使ってくれればな…と思います。

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