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2017年10月13日 (金)

2017年第4Q 新作アニメ寸感

10月がはじまって1週間、今期はなにも残せないのでは…と不安になりながらアニメを消化していました。

前期から「ボールルームへようこそ」という強力なタイトルが継続している今期は新作勢にとってホントに不利で
いつもなら及第点になる作品でも及第点以下として扱ってしまいそうになるわけですよ。
ただ、今期はそういうマイナス補正がなくてもかなり深刻に感じられる…なんとも幸先の悪い状況だったのです。

特に深刻だったのは「DYNAMIC CHORD」。もはや試練としか言いようのない出来。
TBSの木曜深夜はもともと危なっかしい枠なのですが、初回からこれほどひどい例はなかなかないと思います。
なんかもう、なんかよくわからない。スケジュール的な問題があったのでは?という声も見かけました。
話題のために見ておいたほうがいいかもしれません。一周まわっておもしろくなってくる可能性もあります。

今期この枠でともに放送を予定していた「されど罪人は竜と踊る」は放送延期。
これはなにかあったんだろうな?と考えるのが自然かなぁと。いや、真実はわかりませんけど。


ようやく希望の光が見えたのは「キノの旅」を見終えたあたりでした。新作と呼んでいいかは疑問でしたが。

今期は自分の心境の問題なのか、あまり賑やかではない落ち着いた作品のほうが好印象な傾向にあります。
「キノの旅」以外だと「宝石の国」や「クジラの子らは砂上に歌う」、「魔法使いの嫁」など独特の世界観や語り口を
初回から強くアピールしてきた作品たちに心を惹かれました。

いかにもアニメっぽいアニメに食傷気味だったところに効いただけと思われてしまうかもしれません。
たしかにそういうところはあります。ただ、物珍しければいいというわけではないのです。
他とは違うことをやりつつ高品質である。そしてアニメにとってなによりも大事な第1話で心をつかんでくる。
上に挙げた4作品はそういう基準で素直にすごいなと思える内容でした。特に気に入ったのは「まほよめ」です。


あとは意外にハマってしまったのが「アイドルマスター SideM」。いわゆる男性版のアイマスシリーズ作品。
「シンデレラガールズ」のときもでしたが、今回も初代アイマスの知識しかないまま見始めました。
性別は違っていても、これは間違いなくアイマスの世界で起きてるアイマスの物語なんだという実感が得られて
初めて見る登場人物ばかりなのに不思議とうれしくなる、素晴らしい出だしでした。

今期は人気アイドルアニメのシリーズ最新作がいくつか固まっているのがひとつの特徴と言えそうです。
「ラブライブ!サンシャイン!!」はまあ…もはや中身には期待してないので優しい目で見られるようになりました。
廃校回避モノという伝統芸(笑)でやっていこうという開き直りが逆におもしろいとさえ感じています。

「Wake Up Girls! 新章」は監督交代でどうなるのか気になってたんですが、以前より"普通"にはなったものの
良くないアイドルアニメの良くない部分を真似た感じのライブシーンには苦笑いするしかありませんでした。


ほかに気になったのは「UQ HOLDER」と「Code: Realize」、それに「ネト充のススメ」など。

「UQ HOLDER」は旧「ネギま!」から継続して登場するキャラがオリジナルキャストなのが個人的にはツボでして
新作として見るというより、視聴者も含めた同窓会的な雰囲気をもっている特殊な作品という扱いです。

「Code: Realize」は今期の女性向け作品のなかでは視聴者置き去り感が薄くて好印象。
「ネト充のススメ」は自分が好きなタイプの能登麻美子が主演というだけで大幅に加点してしまった作品ですが
原作が2年以上も休載を続けているそうで、先々の展開にちょっとした不安があります。

今期最後発のノイタミナ枠「いぬやしき」は原作の好評ぶりが自分にも伝わってくるレベルなので安泰かも。
「タイバニ」や「神バハ」を手掛けたさとうけいいち監督の最新作という見方もできます。

続きモノとしては「鬼灯の冷徹」「干物妹!うまるちゃんR」「血界戦線 & BEYOND」あたりを押さえるつもり。


これでもかなり本数を絞っているつもりなのですが記事にまとめると結構な数に見えますね…。
今期も引き続きゲームで忙しくなりそうなので、自然と見なくなってしまう作品もいくつか出てくるでしょう。



今期の新作を見ててひとつ思ったのですが、第1話の無意味なアバンタイトルって本当に悪手ですよね。

たいした"つかみ"もないまま、オープニングを省いてCMに突入するだけ。視聴者の集中は簡単に削げます。
第1話の最初の5分が視聴継続を判断するうえでどれだけ大事か全然わかっていない。
最初の5分を無意味なアバンからのCM突入で消化するアニメはその時点で勝負を捨ててると思ってます。

どうせならオープニングをやったほうがいい。パワフルなオープニングは心をつかむに足るものです。
それにだいたいの場合オープニングより高品質になることはないので、今後の判断材料にもなってくれます。

『3話まで見て』問題と同じで、視聴者側にとっても限られた時間を無暗に浪費しないでいただきたいのです。

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2017年10月 6日 (金)

「FF14」 侍という生き方

現在「FF14」は停滞期とでも言えばいいのか…ハイエンドコンテンツ以外に目標のない時期になっています。

赤魔道士の育成が完了し、全身を万物装備とラクシュミ系アクセサリーでほぼ固め終わり、これ以上となると
「紅蓮」で追加された新たなレイド「次元の狭間オメガ」のドロップ品の回収くらいしかありません。
しかし「オメガ」には週に1回という獲得の制限があるので、多くのプレイヤーがヒマを持て余していそうです。

なにか自主的に新たな目標を作らないといけない。「FF14」の外にそれを求めるプレイヤーもいます。
自分の周りでいえば、ほかのゲームを進めたりしているようですが。


Ps4ff14cap59

ここのところ毎日続けているのは「紅蓮のリベレーター」で追加されたもうひとつの新ジョブ、侍の育成です。

これまで吟遊詩人と赤魔という遠隔攻撃型のDPSをプレイしてきた自分にとっては新鮮な近接攻撃型のDPSで
敵との間合いなどがだいぶ異なるため、レベル60台中盤のいまでも戸惑うことがしばしばあります。

遠隔DPSに慣れ切った自分からすると、近接DPSの侍は不便で仕方ありません。
近寄らないと攻撃は当たらないし、近寄れば敵の攻撃を喰らう可能性が高まることにもなります。
移動する敵を追いかけるのも結構な手間で、コンボ必須の攻撃スキルが途切れるのも気持ちよくありません。
詩人や赤魔と違って味方の支援をまったくできないというのも物足りなさを感じます。

このジョブの優位性はなんなんだろう? どのへんが強いのだろう? という疑問が解消されないんですよね。
攻撃の演出はカッコいいけど、火力や柔軟性でいえば赤魔のほうが優れていると思いますし。
レベル50から始められるというイニシアチヴがなかったら触ってなかったかもしれません。

なにかしないとレベルレのボーナスがもったいないから、なにか育てなきゃ…という強迫観念があるのは確実で
その捌け口として侍を利用しているというのが現在の正直なところです。

でもまあ、「刀剣乱舞」なんかのタイミングもあって侍を使うこと自体にはそれなりに楽しさを感じています。


Ps4ff14cap60

個人的に侍というジョブに感じている魅力のひとつに、『侍として振舞えること』があります。
ロールプレイというわけでもないのですが、ゲーム内で侍として生きることの楽しさが味わえるとでも言いますか。
モーションのひとつひとつが侍らしさにあふれていて、そこに気持ちよさを感じる人も多いのではないかと。
侍というジョブは侍というだけで大きな付加価値がある。そんな気がしています。

武器にしてもそうですよね。刀という武器を使えることが他にはない魅力になっている。
刀であることが楽しくて、ヒマなときに抜いたり鞘に戻したりをムダに繰り返してしまったり(笑)
レベル50から始まる都合で武器の種類は少ないのですが、それが気にならないくらい刀は楽しいです。


しかしレベル60台中盤を過ぎ、侍の育成が終わったらどうしよう?と考える時期になってきました。

新たにほかのジョブを育てるか。経験値目当てではなく、トークン目当ての限定したレベルレに切り替えるか。
でも、赤魔の全身が万物以上の装備になるのもすぐなんですよね。そしたらもう日課がなくなってしまう。
「FF14」をしばらく休止するのも手かな…ほかにやりたいゲームがないわけではないですしね。



「FF14」と並行して「Forza Horizon 3」も進めていますが、残ってるのはチャンピオンシップの消化ぐらいなので
あまり前向きに楽しくプレイできているとは言いがたいところがあります。
すべてをやりきったあとに同じ内容のおかわりが来るのがチャンピオンシップのよくないところですよね。

乗ったことのない車種や、もらったり買ったりしたのに使わなくなっていた車種をあれこれ試してみてはいますが
もともとハイクラスの車種でもないとだいたいエンジンスワップに行き着いてしまうという問題点があるせいで
車種が違うから新鮮!って感じにならないのが苦しいところ。
特に「Hot Wheels」は出力が一定以上ないと完走すらままならないので選択の幅は狭いのです。

そろそろなんかまた新しいゲームに手を出したい感じはしますね。具体的にコレというのはないのですが。

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2017年10月 1日 (日)

2017年第3Q アニメ総括

いつもはだいたい一番を決めるのが難しいのですが、今期は明確にコレという作品があり続けた感じでした。
「ボールルームへようこそ」がダントツ。1クールの終わりを迎える前に順位が確定していたほどです。

社交ダンスというメジャーとは言えない競技をこれほど魅力的に、躍動感あふれる動画で描き切ったことだけでも
特筆すべきことなのに、さらにセリフのひとつひとつの重さがハンパではありませんでした。
このメッセージ性はダンスやスポーツに限らず、すべての夢に向かう人たちの心に突き刺さったのではないかと。
自分はその重さに圧倒され、感動とともに苦しさすら覚えるほどでした。

年中アニメを見ていると何年かに一本はこういう傑作が出てくる。「ボールルーム」はそういう作品です。

ただ、不満がまったくなかったわけではありません。具体的に言うと第10話の作画。
「メイドインアビス」でキャラデザなどを務めている黄瀬さんの担当回で、目の位置や大きさなどこまかい部分で
作画のバランスが変わっており、1クールを通じて見たときちょっと浮いた感じの絵になってしまっていました。

個性のある作画がイヤとかいうわけではないし、べつに黄瀬さんの絵がイヤなわけでもないんですよ。
むしろ他のアニメでは好きだったくらいですから。それでも均一に保たれなかったことが気になってしまって。
全体が均一に高品質すぎたせいで、普段なら見えないものが目に付いた…という感じですかね。
作品全体の評価を左右するような話ではないし、気にならなかった人のほうが圧倒的に多かったでしょう。

「ボールルーム」は来期も続きますが、2クール目が蛇足に感じられてしまうほど1クールでの完成度が高い。
続きが見れることはありがたいはずなのに、このまま終わってくれたら…と、どこかで願う自分がいました。
まあでも心配の必要はないかもしれません。盛り下がりそうな気配がないので。


次点は「活劇 刀剣乱舞」か「メイドインアビス」。双方とも非常に満足度の高い作品でした。

「活劇」の評価は原作ゲームをプレイしたうえでのもの、という自分にしては珍しいタイプの評価となります。
あの原作の内容からよくぞここまでおもしろく創作してくれたなぁと。史実の裏で暗躍する刀剣男子たちの活躍と
タイムトラベルものにありがちな葛藤、改変される過去など見どころの多い作品でした。
終盤の千人の軍勢を撃退する方法が「がんばって倒す」だったことだけが残念。もう少し捻りがほしかった…。

先に放送されていた「-花丸-」とは明確に異なるアプローチで作られていたこともまた良し。
個人的な好みで言えばシリアスな味付けの「活劇」のほうが好きですが、「-花丸-」の2期にも期待してます。

「メイドインアビス」は普段ゲームをプレイされてる方のほうがより刺さっていた気がしますね。
冒険心をくすぐる世界設定、つねに緊張感ただようストーリー。それを支える圧倒的な絵作り。抜け目なし。
絵柄に反して目を覆いたくなるような展開もあり、本当にどっしりとした重みのある作品でした。

アニメ化の都合、半端なタイミングで終わってしまったんですけど悪い印象はまったくありませんでした。
むしろあの終わり方に心が震えるほどで。劇伴も素晴らしかった…この2作品は劇伴の効果が大きかったです。


上記3作品に続くのは「ナイツ&マジック」や「ゲーマーズ!」、「チアフルーツ」あたりになりますかね。

「ナイツ&マジック」は主人公のロボット愛のみならず、スタッフ陣のロボットアニメ愛にもあふれていました。
特に最終回のオマージュの連続(笑)まさか本当に押し返すとは思いませんでした…。
べつに不満というわけではないのですが、異世界転生ものなのに異世界転生の要素が非常に薄かったことが
ちょっとだけ気になりました。もう少し前世の価値観や言動が見えてもよかったのではないかと。

「チアフルーツ」は寸感の段階から大きくブレることなく最後まで駆け抜けてくれました。
少々気になったのは、なにかを待つためにアドリブで時間稼ぎをしなければならないシーンの時間設定。
戦闘だけで10分とか稼いでたらさすがに観客がざわつきますよ。もう少し現実的にもちそうな時間にするべく
花火や移動距離などアクシデントそのものを調整するべきだろうと思いました。

寸感の段階で上位に挙げていた「Fate/Apocrypha」はなんとなく惹かれなくて見るのをやめてしまいました。
なにが足りなかったのかは自分にもよくわかりません。録画予約を忘れ、自然と見なくなっていたので。
今期はゲームを優先した都合で、完走できた作品がいつもよりだいぶ少なかったです。


そんななか、なぜか「異世界はスマートフォンとともに。」は完走してるんですよね。
決しておもしろい作品ではないけど、3話くらいまで見るとこの作品の"楽しみ方"がわかってずっと見てしまう。
ある種の中毒というか、見るのをやめさせる力をもっていない不思議な魅力のある作品だったと思います。
オススメはしませんよ?本当に"楽しみ方"がわかる人たちだけで共有しているような感覚ですから。

タイトルにスマホってあるのにスマホ全然使ってねえじゃん…な状態は序盤を過ぎて一応解消されたかな?
対して「コンビニカレシ」はタイトルにコンビニ入れるほどではない話を最後まで貫いてました。
いや、お話自体は好みでしたが。ほかにタイトルのつけようがあったのでは?と思えてしまうだけで。

今期はお話に惹かれる作品に限って絵がついてこない傾向がありました。「コンビニカレシ」も然り。
「ゲーマーズ!」も同様。こちらもタイトルのわりに序盤以外まったくゲームに触れていなかったような気が。

「将国のアルタイル」は作画の揺らぎもさることながら、固有名詞の覚えにくさに非常に苦しめられました。
人名、国名、役職やそれらの関係などを把握するところで壁にぶつかってしまうのがつらい。
後半戦に向けて自主的に復習しておこうかなと思ってます。把握できれば確実におもしろいはずなので。


「クリオネの灯り」も無事完走しました…なんだかんだでやっぱり地上波で放送してるというのは強いですね。
でも聞いてた話とちょっと違うというか、これは感動できる類の話ではないのでは?
どちらかといえば『世にも奇妙な』的な方向性、あるいはひと夏の怪奇。そしていじめに対する強い警鐘。
視聴者から涙を引き出すにはセリフの言葉選びやストーリー展開など、いろいろ問題があった気がします。

放送開始時いろいろ言われていた演技はそれぞれ多かれ少なかれ進歩が見られたと思います。
できればこの作品で終わりではなく、"次"を聞ける機会があるといいですね。


「Re:CREATORS」は楽しんでいた人とボロクソに言う人、評価が大きく二分されていた印象があります。
自分的には、良いところもあったし楽しませてもらったけど気になる部分や疑問が残る部分もあったという感じ。
良くて80点ぐらいに留まるかなぁと…後味の良さでごまかされてる部分もあるような。

おもな減点ポイントは真鍳ちゃん周辺とチャンバーフェスの準備期間、そして本番のあたり。
真鍳ちゃんの存在やその能力がストーリー展開にあまりにも強い影響をおよぼしてしまったこと、そのわりには
能力以外の部分で視聴者が納得できるような絡み方、結末の描き方をされなかったことが気になりました。
非常に気まぐれな存在だし、あれで正しいと思えば正しいんですけどスッキリはしません。

チャンバーフェスは準備期間に起きていたであろうことが都合よく描かれなかった感じがアレだなぁと。
また、会場の観客の反応や描写が、『承認力』という不透明な存在を視聴者に納得させるのにじゅうぶんでは
なかったと個人的には思っています。鳥かご内の戦闘描写に尺を割きすぎたのが原因ではないかと。

結果として鳥かご内の戦闘が無駄になってしまったことがその印象を強めていました。
アルタイルの剣による防御が根拠不明な硬さで、見ていておもしろいと思える戦闘描写ではなかったですし。

颯太殿の倫理観についてはまあ…健全な創作をするうえで"都合よく無視すべきリアリティ"なのかも。

魅力のあるキャラクターがたくさんいて、視聴者から広く愛されているなぁという実感はありました。
ここから二次創作が広がり、彼らが新たな『承認力』を得てメタ的に力を得ていくのもおもしろいと思います。
あの結末なら続編を描くことも可能でしょうし、今後の展開に期待している人も少なくないでしょう。
被造物であるメテオラさんが新たに被造物を生み出す可能性もあります。想像がいろいろ膨らみますね。

現世に残った真鍳ちゃんの今後については、公式があまり語らないほうがよいだろうと思ってます。
おそらく答えがないほうが視聴者としては楽しいですよ。想像する楽しみをファンから奪わないでほしいなぁ。


…とまぁ、だいたいこんなとこです。来期への引き継ぎは「ボールルーム」と「将国のアルタイル」のみ。



順風満帆に見えた「けものフレンズ」がまさかあんなカタチで座礁するなんて想像もしていませんでした。
どれが正しい情報かはわかりませんが、結果として誰も得しない事態になってしまったのは間違いありません。

自分はそれほど「けもフレ」に傾倒していたわけではないのでショックは小さかったのですが、これを他人事と
見るのは無理があるというか、いつ自分の畑に同じように火の粉が降りかかるかわかりませんしね。
これをひとつの教訓として、"次"が起きないようにしていただきたいと強く願います。

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