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2018年4月14日 (土)

2018年第2Q 新作アニメ寸感

春アニメが出揃いました。しかし今期は残せたアニメがだいぶ少ないですね…金曜深夜にいたってはゼロ。
意図せずして大幅な削減に成功したわけですが、残せるものが少ないとそれはそれでつらくもあり。


今期の完全新作で気になったのは「メガロボクス」と「ひそねとまそたん」の2本。

「メガロボクス」はみなさんご存じ「あしたのジョー」をベースとしたボクシングもので、そこに近未来的な味付けが
盛り盛りにされて半ば別モノみたいになっちゃってる感じがその筋の人にウケそうな作品。
ボクシング好きには当然のこと(自分も地味に好き)「AKIRA」などの名作SF、渡辺信一郎監督作品が好きなら
このアニメに盛り込まれたオマージュは間違いなく刺さることでしょう。TBS系列としては異色な空気も魅力。

あえて古臭い…という言い方をすると悪く受け取られそうですが、レトロな表現にしてるのもおもしろいところ。
あきらかに異なる世界観なのに、ふとした瞬間の作画に「ジョー」が見え隠れするあたりもシビれます。

レトロな表現という点では「ひそねとまそたん」も共通していますね。あえてゆるい感じに寄せている。
本作に集結したスタッフがとにかくすごいのに、そのすごさが画面からあまり伝わってこないのがすごい(笑)
でも、この人たちが大好きなものを好きなように作ってそうな、楽しんでる感じはじゅうぶん伝わってきます。

あとは、いわゆるU局深夜アニメなのに場違いな感じでヤクルトのCMが流れるのが不思議で楽しいですよね。
劇中にヤクルトやジョアを登場させるためヤクルトに許可を取りにいったのだとか。
それでスポンサーまでやってくれるというのだから、こんなにおいしい関係もなかなかありません。
これくらいの距離感でメインカルチャーとサブカルチャーが合わさるのが一番理想的なのではないかと思います。


現状ほかに気になってるのは「ウマ娘 プリティーダービー」と「ゴールデンカムイ」くらい。

「ウマ娘」は実在の競走馬やレースを扱っているだけに、どれだけ予想を裏切れるかがカギだと思います。
実際のレース結果をそのままやるにしても本作なりの脚色をしっかり見られるといいですね。
「ゴールデンカムイ」は原作人気の高さが期待値を上げ過ぎていて、アニメ版の評価を下げてるのが気掛かり。
原作未見の自分としてはセリフ量の多さとかはちょっと気になりましたが、まあこんなもんかなという感じ。

これらにさらに付け加えるなら「多田くんは恋をしない」を挙げます。
「月刊少女野崎くん」のスタッフが手掛けるオリジナル作品で、醸し出される独特の清潔感がひとつの魅力。


継続枠としては「東京喰種:re」「ガンダムビルドダイバーズ」「ルパン三世」「STEINS;GATE 0」あたりを。
前作の記憶が残ってるくらいのタイミングで、その記憶をくすぐるような描写が出てくるとシリーズファンとしては
すぐにうれしくなってしまうというか(笑)わりとそのへんは単純なんです。

1クール目が終わりを迎えるあたりで盛り上がりを見せた「ダーリン・イン・ザ・フランキス」も挙げておきます。
正直どうなるかと思ってたんですが…なので、自分としては意外と手応えを感じられているという。


「ダリフラ」といえば、合間に流れる「パシフィック・リム アップライジング」のCMも話題になっています。
CMで類似性を指摘していいの!?って誰しも思ったはず。「ダリフラ」のスタッフも確信犯なんですかね?
「ダリフラ」だけでなく、今期の完全新作「重神機パンドーラ」にもどこか「パシリム」っぽさが散りばめられていて
「パシリム」に対する日本アニメからの回答であるかのように見えます。

「パシリム」自体が日本のアニメや特撮に対する言わば返信であり、その返信に返信する時期が来ていると。
続編映画の公開に合わせて狙ってやってきていると考えてもおかしくないですよね。
これは決してパクりではなく、相互のリスペクトや感謝によって生じている。幸福な関係ではないかと。

「パンドーラ」は当ブログの寸感ではおなじみのサテライト枠。サテライトは今期ほかにももう1本あるのですが
いかにも河森さんの仕事だなぁと思わされるのはどちらかというと「ひそねとまそたん」なんですよね(笑)
サテライト製作でも「パンドーラ」は佐藤英一監督の影響が強い作品であると感じています。
それも、現状では悪い影響のほうが出てしまっているような。まだ2話なのにこの空気はちょっとマズいです。


今期はまあ…こんなとこですか。挙げた作品に加えてもう1~2本なにか見つかればいいのですが。

いま見たいテーマの作品もあれば、いまは見たくないテーマの作品もあるんです。
タイミングの悪さで削ってしまった作品が今期はだいぶ多く、凶作につながっていると自己分析しています。

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