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2018年6月30日 (土)

2018年第2Q アニメ総括

投稿予約を忘れていて危うく7月最初の投稿になるところでした…本当は昨日公開する予定だったんです。
推敲して、ゲームやってるうちにすっかり忘れてたという(笑)まあ、ギリギリセーフってことで。


今期の作品で最後まで好印象だったのは「メガロボクス」と「ウマ娘」のふたつ。

「メガロボクス」はリメイクという側面から、どこまで原典と同じになるか?という部分に注目が集まっていたため
結末に不満を覚える人も少なからずいたようで、全体の評価まで含めて賛否両論の議論となりました。
たしかに不満がないわけではないし、すべてを知るには描き足りないと感じる部分もありました。
ですが、想像の余地が用意されていてそういう議論で盛り上がれている時点でもう傑作だと思うんですよね。

個人的には、『原典のジョーと力石が転生した先の未来の出来事』という見方が好きです。
誰も死なない、心に傷を負わない。再び出会えたふたりが"いま"を楽しむためにひたすら打ち込む…という。
ギアは夢の対決を実現するためのサポートする道具に過ぎず、必要がなくなったからはずしたのかなぁと。

すべてが終わったあとのエピローグの桃源郷のような光景に、ある種の救済を見たような気がしています。

最終回へ向かうまでの綱渡りのようなギリギリ感にも強い見応えを感じることができました。
今期放送された作品のなかでは群を抜いて、非常に満足度の高い仕上がりになっていたと思います。


「ウマ娘」もある意味では同様で、どこまで史実と異なる要素を入れてくるかが注目されていました。
あのとき引退していなかったら、実現されなかった兄弟対決が叶ったら。非常に夢のある歴史のifの描写。
美少女擬人化という置き換えにはなっているものの、当時の史実をよく知る方々からも賞賛されていた様子。

あとは、細江純子さんの解説も本作を語るうえで触れておかねばならないポイントになったと思います。
特にサイレンススズカ周辺のセリフは、彼女に言わせるからこそドラマチックになっていたところもありましたし。

尺の都合か、史実では勝利していたスペシャルウィークのいくつかのレースが割愛されてしまっていたせいで
スペシャルウィークが強いウマであるという印象をあまり受けられなかったのが若干気になるところでした。
ただ、それは逆に言えば「ウマ娘」におけるスペシャルウィークのキャラ付けには合致していたのかなぁと。
連勝街道を爆走していた史実と、劇中のイメージとではちょっとギャップがありますしね。


今期ほかに楽しく見続けられたのは「ニル・アドミラリの天秤」と「多田くん」、「ゴールデンカムイ」あたり。
継続作品であった「ルパン三世」や「STEINS;GATE 0」、「ダリフラ」なども挙げたいと思います。

「多田くんは恋をしない」はベタではありましたが、良く言えばスタンダードで気持ちよく最後まで見られました。
そうそう、こういうのでいいんだよ…という安心感。そしてハッピーエンドだからいい、っていう。
「ゴールデンカムイ」は分割2期前提のぶつ切り感でしたが、とりあえずここまでは楽しかったですね。


「ダーリン・イン・ザ・フランキス」は終盤、VIRMなる新たな敵が登場したあたりからガラリと空気が変わって
ある意味で結末がとても予想しやすくなったというか…ほぼオマージュの塊だったじゃないですか(笑)
元ネタとなる作品を知る『わかってる人たち』は素直に受け止めることができたと思います。
しかし、『わかってない人たち』の目にはどう映っていたのか。そこがいまでもずっと気になっています。

ゼロツーが巨大化するくだりなどは特に混乱を招いたんじゃないかと…自分はアレは予想通りでしたけど。
巨大爆弾を敵にぶつける、腕組みポーズあたりまでは完全に予想通りというか期待通り。
唯一、地球への帰還の仕方だけがハズレでした(12000年後帰還説をずっと掲げてたものでして…)。

全体を振り返るとどうでしょう?楽しく見続けてこれたのは間違いないんですが、やはりVIRM以降がどうも。
真の敵を外部に求めるしか方法がなかったとは思えないし、唐突さは否めませんよね。やっぱり。


最終回まで見たなかで、これはちょっとなぁ…という評価になってしまったのは「東京喰種:re」です。
月山さんと琲世が出会ったあたりは過去作から引き継ぐ部分として、おもしろい展開だなぁと見ていたのですが
それ以外の部分はまるでバトル漫画のような、本当に戦闘シーンしかない感じだったもので。
あれだけ動かしてくれていたのに贅沢な話ではあるんですけど、見たかったのはそこではないなぁと…。

戦闘の描写についても、格下のキャラクターがティッシュペーパーのように(笑)ちぎれ飛ぶシーンが非常に多く
格上のキャラクターの強さを表現するうえでの描写がかえってチープさを生んでいた感じ。
ゴア表現はやり方によってはギャグになってしまうという、その悪しき例を見たような気がしています。

お話の部分でも、中途半端なところで終わってしまったことが悪印象につながったのかもしれません。
あくまで私見ではありますが、過去作のファンを満足させることのできる内容ではなかったと思います。


以前からたびたびニガテ意識があると書いてきた川崎逸朗監督の最新作「魔法少女 俺」はまずまず。
ひょっとして川崎監督ってこういう路線のほうが合っているのでは?と思いました。
しかし、こういう悪フザケが許されるのは今回だけだと思ってほしい(笑)二度はできないですよコレは…。

「パンドーラ」はもう、なんと言っていいか…やりたいことは伝わってくるけど絶望的にリソースが足りていない。
結果としてアニメオタクのあいだでは『出来の悪い中華資本のアニメ』という認識になってしまっている様子。
これから後半戦で、残された視聴者にどれだけ逆転劇を繰り広げられるかがカギですね。
来期へ続く作品はいくつかありますが、GONZO制作の「かくりよの宿飯」も後半戦がんばってほしいです。



「思っていたのと違う」というのは、勝手な期待や想像とのズレでしかありません。
「思っていたのと違う」ことを理解したうえで、あらためてその作品をきちんと評価する必要があります。
なので、「思っていたのと違う」ことを理由に作品を否定するのだけは避けてほしいですね。


今期の動向を語るうえではずすことができないのがバーチャルYouTuber(VTuber)の存在でした。

いままでアニメを見ていた層、ゲームをプレイしていた層が、アニメやゲームよりもVTuberの映像コンテンツを
優先的に見ているのを強く実感できるシーズンでした。ものすごい変化が急にやってきたという感じ。
半年前には数えるほど(という印象)だったVTuberの数もネズミ算のように増えましたよね。
あっちの配信が終われば次はこっちの配信が始まって…と、ある意味アニメよりも負担が大きいのかも。

自分はYouTuberやVTuberにはいまだ関心を持てず、完全に時代に取り残されている状態です。
でもきっとキッカケがないだけで、どこかのタイミングで急に追いかけ始めるかもしれません。

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