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2019年7月 3日 (水)

2019年 春アニメ総括

今期はスポーツ関係に枠を押されて最終回が7月にズレ込む作品がいくつかあったため、総括も遅れてしまいました。
ただし待つにも限度というものがあるので、2日放送の「ワンパンマン」2期最終回を区切りとしました。
したがって掲載の段階では「ジョジョ」と「八月のシンデレラナイン」の最終回は未見です。ご了承ください。


どちらも3クールを走破し堂々の完結を迎えた(迎える)「ジョジョの奇妙な冒険」第5部と「からくりサーカス」は
ちょっと別格の感があるので先に別枠として触れておきます。やはりおもしろいものはおもしろいという結果に。

当時ジャンプ派だった自分は「ジョジョ」に関しては原作履修組なんですけど、いい感じに細部を忘れてるので(笑)
毎回新鮮な驚きをともないつつ楽しむことができました。最終回にも期待しています。
「からくりサーカス」は原作からカットされてる部分を知らないので、アニメ新規として素直に感動できました。
「うしおととら」のときにも感じたことですけど、作画や演技から受ける熱量がハンパじゃないですよね。
主役を務めた植田千尋は新人だというのに…今後どんな声優さんになっていくのでしょうか。"次"が楽しみです。


今期、個人的に一番手応えを感じられたのは、寸感の時点では触れていなかった「ひとりぼっちの○○生活」。

マンガっぽく誇張された表現や登場人物の名前が最初は気になり、あまり期待できないかな?と思っていたのですが
見続けるうちに自分のなかでその存在がどんどん大きくなり、別れを惜しいと思えるほどの作品になりました。

"みんなが当たり前にできることをできない子"が一歩ずつ確実に前身して、できるようになっていく過程というのは
ただ甘いだけの日常系作品では描けないし、乗り越えた先で得られるものも違ってきます。
時間の経過と積み重ねによる効果が大きく、ともに過ごした時間が視聴者にとっても良い思い出となります。


続いて、こちらは寸感の時点でも挙げていた「八月のシンデレラナイン」。期待どおりの作品でした。
終始作画が振るわなかったことが残念でしたが、ストーリー展開や感情の変化に合わせて意識的に劇伴を合わせていく
手法が非常に効果的に働いていて、見ていてすごく気持ちがいいアニメになっていました。
「野球アニメとしてちゃんとおもしろい」というのは本作に対する最大の賛辞になると思います。

住職の幽霊が出てくる合宿の話だけはちょっと浮いていましたけど(笑)ああいう話があってもまあいいかなぁと。
タイトルに「八月の」とありますし、ある意味では避けられない話題だったのかもしれません。


「ストライクウィッチーズ」のスピンオフ作品「501部隊発進しますっ!」は変な意味で満足度が高かったです。
こんな豪華なギャグアニメなかなか見られないですよ…オリジナルキャストでよくやってくれました。
15分アニメならではのサクサク進む爽快感、オリジナルを理解しているからこそのネタのおもしろさ、豪華声優陣が
それぞれの美声を発揮するエンディングテーマなど、いろんな意味で秀逸な作品でした。

「真夜中のオカルト公務員」は正直もっとハートフルな方向性かと思ってたんですが、意外にオカルト寄りというか
人間社会と関わることで起こるであろうビターな展開が豊富で、自分にとってはむしろ好感でした。

「なむあみだ仏っ!」もよかったなぁ。絵のクオリティだけで言えば今期トップクラスだったのではないかと。

あとはだいたい寸感から順当ですかね。「鬼滅の刃」や「さらざんまい」は前評判を裏切ることのない出来。
でも、今期もっとも消化が遅れたのも「さらざんまい」だったんですよね。次回の放送に追いつきそうになることも。
精神的な負担が大きいというか、"見る覚悟"をするのに時間のかかるアニメでした。


「KING OF PRISM」は終盤まで楽しく見続けていたんですけど、前世の話とか出てきたあたりで置き去りに…。
予習なしにテレビアニメから入った自分に問題があることは重々わかっているので、その点については不問とします。
高田馬場ジョージというキャラはおそらく悪役側なんだと思いますが、あの生き様はカッコいいですね。
ああいう成り上がりを果たすアイドルがいてもいいし、素直に尊敬できます。できれば本人の歌声も聴きたいですが。

お気に入りの「叛逆性ミリオンアーサー」の2期は、団長の趣味嗜好の解釈が前期からだいぶ変わってしまっていて
その部分に対する不満や疑問がずっと残り続けました。ちょっとやり過ぎだったんじゃないかな。
最終回のキーアイテムがマイクロビキニで(笑)まさかナックラヴィまで着てしまうとは思いませんでしたよ…。


「YU-NO」はおもしろくはあったんですけど、「Re:ゼロ」で言うところの『死に戻り』がちょっと退屈だったのと
1クール目終盤の「なんか思ってたのと違う…」な展開が影響して評価は低めに留まりました。

「この音とまれ!」はあの作風への"理解"が済めば難なく見ていけることに気付きました。
文化系の部活なのに根底にあるのが体育会系というか、若干のヤンキー成分を含んでいるスポーツ漫画っぽい感じで
必殺技で殴り合うタイプの作品(笑)だと思えばすんなり見ていけるんですよ。
ただ、それにしても筝曲の魅力の描き方に欠けるかな…登場人物の感動があまり伝わってこないアニメでした。

「キャロル&チューズデイ」は思っていたのとだいぶ違うアニメになってしまったなぁ…と、ちょっと落胆してます。
我々視聴者が期待していた奇跡とはだいぶズレているというか。後半どうなるかはわかりませんけど。
オーディション番組への参加以降、本作の評価がガクッと落ち込んでいくのをTwitterを通して感じました。


さて来期…いや、現時点ではもう今期ですが。良い意味で予想を裏切る作品がまた見つかるといいのですが。
それにしても他局と放送時間が重なる作品が多く、どうカバーすればよいやら。トリプルチューナーがほしいです。



今期は一本の記事として公開する余裕がなかったので、気になった主題歌10選は総括と合わせてお送りします。

・「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」オープニングテーマ 『この世の果てで恋を唄う少女』
 科学アドベンチャーシリーズの匂いを色濃く引き継いでいる、というか意図的にそうしたとも取れる一曲。

・「からくりサーカス」エンディングテーマ 『月虹』
 以前のオープニングテーマ(の2コーラス目)がエンディングテーマとして再起用されるという珍しいパターン。

・「叛逆性ミリオンアーサー」オープニングテーマ 『OPEN THE WORLDS』
 オシャレな印象とは裏腹になかなか技巧派な曲で、特にサビの部分のギターは不思議で小気味良い。

・「フルーツバスケット」オープニングテーマ 『Again』
 「仮面ライダービルド」の主題歌を担当していたことも記憶に新しいBeverlyのバラードナンバー。とにかく上手い。
 旧アニメ版の主題歌が偉大なだけに背負うものは重いが、まずは良い曲を用意してくれました。

・「川柳少女」エンディングテーマ 『ORDINARY LOVE』
 逢田梨香子のソロデビューEP収録曲。こんなに良い曲なのに、じつは表題曲ではないというのがちょっと意外。
 EP収録曲のなかでも彼女の声の魅力がサビでもっとも良く現れていると思う。

・「みだらな青ちゃんは勉強ができない」オープニングテーマ 『WONDERFUL WONDER』
 アニメ本編はあんまり好きじゃないんですが(笑)おしゃれなこの曲は好きです。

・「この音とまれ!」エンディングテーマ 『Speechless』
 どことなく90年代のヒット曲を連想させるような、特定の世代には耳馴染みがありそうな曲。

・「八月のシンデレラナイン」オープニングテーマ 『エチュード』
 菅波栄純(THE BACK HORN)提供。リフから夏の終わりの匂いがする、作品の空気にぴったりハマる良き主題歌。

・「八月のシンデレラナイン」エンディングテーマ 『どんなときも。』
 名曲はいつまでも名曲。なぜこの曲を主題歌として選んだのか?と、考えを巡らせる楽しさのあるチョイス。

・「KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-」オープニングテーマ 『Shiny Seven Stars!』
 聞いた瞬間「これは売れる!」と確信をもてた曲。アイドルソングとしてメチャクチャ強い。

主題歌として繰り返し聞いているうちに、この曲の間奏(2コーラス目へのつなぎ)ってどうなってるんだろう?と
興味と期待が湧いて、YouTubeで公開されている公式のミュージックビデオをチェックしにいくことがあるのですが
テレビ版のアウトロがそのまま間奏として使われていると結構ガッカリするんですよね…。
「ここでカットして主題歌に使ってください」という編集点がものすごくハッキリしているというか。

今回挙げた曲のなかだと『この世の果てで恋を唄う少女』や『Speechless』がそれに当たります。
次いでガッカリするのは、YouTubeに公式のミュージックビデオがないときです。短くてもいいので公開して!



気が付けば結構な文章量になってしまったなぁ…端までみっちり書くクセをなんとかしたいです。

寸感の欄外で明かした日笠嫌悪、あれから時間を経てすっかり治りました。いまは全然イヤなキモチとかないです。
春アニメであまり日笠の声を聞かなかったからかもしれません。「アイカスフレンズ」は見てたのにな?
あの欄外を書いてから、ひびきの弱いところや人間くさいところがふんだんに描かれたせいもあると思います。

しかしソルベット王国編はどう見ても「AKB0048」だったなぁ…偉大な作品は何度でも生まれ変わるんですかね。

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