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2019年10月28日 (月)

「CODE VEIN」の体験版をプレイしてみて

「Red Dead Redemption 2」をコンプして動画作りの熱も落ち着き、そろそろ次のゲームを模索しようかと
思っていたのですが、すぐにプレイしたいものがこれといってなく悶々とした日々を過ごしています。
そんななかで、ちょっと気になっていた体験版をいまさらプレイした話をしたいと思います。


Cvtrial01

タイトルは「CODE VEIN」。バンダイナムコから発売された三人称視点のアクションゲームです。

本作は珍しくXbox Oneでも発売されており、そういう理由もあって内容にちょっと興味があったのでした。
CMを見てもイマイチ内容がわからないし、どのへんがXboxでもいけると思われた内容なの?と。


Cvtrial02

プレイし始めてまず驚いたのは、キャラクターエディットがものすごく詳細に作られているところ。

海外のRPGみたいな「顔の部位をこまかくイジれる」という方向性ではなく、選べるパーツの数がとにかく多い。
基本的にはGOD EATERシリーズを継承しているのですが、自由度とボリュームが格段に向上しています。
特に眉毛の数は異常と言えるレベルで(笑)さすがにこんなにいらんやろ…と選択を諦めるほど。

アクセサリというカテゴリーに髪のエクステが豊富に用意されているのも大きな特徴。
既存の髪型に対する「ここがもう少しこうだったら…」という不満を、ある程度まで解消できるんです。
パーツごとにコストが設定されており、同時につけられる数には限度はありますが、大きさや接続する場所まで
かなり自由にイジることができます。発想次第で本当にいろんなキャラを作れます。

このキャラクターエディットだけで10時間は余裕で遊べるんじゃないかと。本編を始められない可能性大。
そんなに興味がなくても、とりあえず体験版で冒頭だけでも触ってみることをオススメします。


Cvtrial03

コスチュームも最初から多め。しかも不要なパーツを任意で取り外すことも可能。
ただしここで選択できるコスチュームの上半身は、拠点以外の場面で見る機会はまずないと思われます。
原因は防具のシステムにあり、コートやジャケットなど上着類を唯一の防具として装備するシステムであるため
装備中は上半身がほぼ覆われるので、気合いを入れて作っても見えなくなってしまうわけです。

女性キャラに用意されてるコスチュームのいくつかは上半身がブラ一丁みたいな露出度の高いものなんですけど
なぜそんな大胆なことになっているのか、この装備のシステムを知ってようやく理解できました。
上半身はモンハンで言うところの下着だと思ってエディットしたほうがいいかもしれません。

しかし、これだけ肌が見えるのにボディペイント類が用意されてないのはちょっと不思議な気がします。
フェイスペイントはいっぱいあるんですけどね。首から下には配置できないようになってました。


Cvtrial04

ゲームシステムは一言で言うとダクソです(笑)完全にDark Soulsシリーズのフォロワーですね。

企画書の最初のページにどデカいフォントで「今回はダクソみたいなゲームでいきます!!」って書いてたのを
全員が真に受けて、ガチでそのまま作ったんじゃないかと思うほどのダクソっぷり。
バンナムは海外でDark Soulsシリーズのパブリッシャーとなってるのでまあ許せる話なのかもしれませんが。

自分はDark Soulsシリーズは未プレイなんですけど、それでも「ダクソのまんまじゃん…」と言えてしまうのは
ゲーム体験以前に、システムやキャラのモーションなど見ればわかる部分が酷似していたからです。

大振りな敵の攻撃を前兆を見て回避し、その隙にこれまた大振りな攻撃をぶつけていく戦闘スタイル。
迷宮を奥深くまで潜り、発見したセーブポイントを解放して拠点とする探索システム。
そこに独自の…というよりはGOD EATERシリーズから継承したスキルや捕食などが付け加えられている感じで
『Dark Souls+GOD EATER=CODE VEIN』という解釈でほぼ間違いないと思います。

この解釈をネガティヴに受け取ってしまう方もいるかもしれませんが、ストイック過ぎたDark Soulsシリーズを
アニメ風のカジュアルなキャラで遊べるゲームだと思えばなかなか悪くないと思うんですよね。


Cvtrial05c

場違いなくらいコッテコテに萌え萌えなキャラでも挑めるのが「CODE VEIN」のおもしろいところです。

Dark Soulsシリーズや「Bloodborne」があのダークな世界観でもなぜあれほど支持されるのか。
むしろそっちが不思議なんですが…おそらく誰の目から見ても、お世辞にも大衆的とは言えないゲームなのに。
特に「Bloodborne」はPS4の看板タイトルのように扱われているのが以前から疑問でした。
まあでも、「CODE VEIN」も世界観はライトではありません。GOD EATERシリーズに近いかな?

主人公たちは荒廃した世界に生き残った吸血鬼という設定で、何度でも死に戻りができるゲームシステムとの
整合性がよく考えられていると思います。捕食も本作では吸血という表現になってますしね。


体験版を数日間プレイし、深層[闇の巣窟]で3つの部屋のボスを倒すところまでいきました。
Dark Soulsシリーズは完全に食わず嫌いだったんですけど、今回「CODE VEIN」をプレイしてみてあらためて
こういうタイプのゲームはやっぱりニガテだなぁと確認できました。直感は正しかったと。
「このゲームで自分は活躍できる!」という感覚がまったく得られず、最後までみっともないままでした。

一番つらかったのは攻撃のリーチに対する違和感で、何回攻撃しても踏み込みが浅かったんですよね。
これは自分だけではなく、同行してくれるNPCも結構な確率で攻撃が届いていませんでした。
それに対し、敵の攻撃は想像以上に深いところまで届いてくる。しかもホーミング性能が異様に高いという…。

範囲攻撃持ちのボスがいるのも衝撃的でした。「FF14」みたいに安全地帯を探して逃げ回ることになるなんて。


Cvtrial06

こまかいところでは、拠点にいるNPCと会話するときかなり近くまで近付かないとボタンを受け付けなかったり
武器ショップで選択肢を選ぶたびにいちいちセリフが挿まれたりするのが気になりました。
会話の際にプレイヤーキャラが対象のほうを見ないのも、血が通ってない感じで印象がよくありません。
戦闘関連では、攻撃や回避で消費するスタミナゲージが視界に入りにくい位置に配置されてるのがつらいところ。
このへんはキャラクターエディット直後のチュートリアルですぐに実感できます。

逆に地味に良い配慮だなぁと思ったのは、先に名前をつけるかキャラクターエディットするか選択できること。


製品版ではどうなってるかわかりませんが、アップデートはわりと柔軟におこなってくれてるようです。
公式のブログを読んだところ、キャラクターエディットのコスト緩和や身長の可変などを検討している模様。

なんか褒めてるの全部キャラクターエディット関連みたいになってますが(笑)そこはまあ本心からですね。
製品版もプレイしてみたいかどうか?と言われると、そこまで好評ではなかったかな…という感じ。
「現在の実売価格が体験に見合ってない」という印象もあります。「RDR2」が良すぎたせいもあり。



「CODE VEIN」は妙に画面が暗いため、掲載した画像のほとんどは明るさを引き上げてあります。

本当にどうでもいい話なんですけど、「CODE VEIN」のタイトル画面に表示されるPress Any Buttonの指示は
アナログスティックを傾けてもボタンを押したと見做されるのがすごいと思いました。

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2019年10月20日 (日)

最近作った「Red Dead Redemption 2」の動画3本

あれからずっと「Red Dead Redemption 2」を続けていまして…というか、動画の撮影をやってまして。
用意された広大な箱庭でアレコレ試しているうちに、動画として残してみたいアイデアがいくつか生まれました。
公開した「RDR2」関連の動画は現在4つ。そのうちニコニコ動画に公開中の3つをここで紹介します。


まず、以前の記事でちょっと触れたグアーマ島への行き方。
海外のプレイヤーがYouTubeで紹介していたものを参考に、日本人向けにわかりやすく編集し直した感じです。

発売以降に発見された他の方法、北方の雪山やニューオースティン州の西から抜ける方法はアップデートにより
潰されてしまったようなので(後者は未検証)現時点ではこの方法が確実だと思われます。
他の方法とくらべてグアーマ島までの距離が短く、誰にでも手軽にできるというのが大きな利点になっています。
まあ何度も行くものではないので1回成功すればいいわけですが、わかりやすいほうがいいだろうと。


次に、サンドニの街を船の上から観光する動画。おもに夜景です。
手漕ぎボートに乗れることがわかってからいろんな場所へ行きまして、そのうちに出来上がった動画です。
場面のつなぎや音声の調整など、地味にこまかいところにこだわって作りました。

これをシリーズ化できたらいいなぁと思ってたんですけど、「RDR2」の街で他に船から撮影できるところって
あんまりないんですよね…撮れたとしても、一本の動画にするには間が持たないくらい小さかったり。
ボートで川下りができないものかと試してみたりもしましたが、どうやら無理みたい。
どの川も途中で岩や橋に進路をふさがれていて、上流まで行けないようになっていました。残念。


最後に紹介するのが、吸血鬼を実験材料としていろいろやったもの。投稿順ではこれが最初でした。

マトモにやり合うと結構凶悪な戦闘力をもつ吸血鬼。伝承にある有名な弱点をできる方法で確認しています。
まあ…結論を言ってしまうと、一般的なNPCと性能的には差がありませんでした。
ゲームシステム的にも『見知らぬ人』と表示されますし、吸血鬼を騙る連続殺人犯である可能性が高いです。


今回紹介した動画はどれもPS4にインストールされている「SHAREfactory」を使って製作しました。
非常に使いやすいソフトではあるんですけど、こまかいところに厄介な不具合を残しているソフトでもあります。
あと、フォントを追加できないので字幕はすべてデフォルトのフォントで打つしかありません。
やろうと思えばすべて画像のインポートでやれなくもないのですが、それはそれで面倒ですからね…。



ゲームの攻略など有益な情報を、必要としている人に確実に届けるにはどうすればいいか。しばしば考えます。
各所で見られる「投稿された質問に答える」というQ&A方式は不確実で非合理的です。
質問者の『興味を失う速度』に勝てないんですよ。回答が間に合わず、結果的に双方とも不利益になってしまう。
知りたいと思っている人、教えたいと思っている人、双方に利益があるやり方を考えねばなりません。

結局、教えたいと思っている人が勝手に発信して、知りたい人がいつでも受信できるように用意しておくという
いわゆる攻略wikiのようなベーシックなやり方がもっとも合理的なのでしょう。
知りたい人も教えたい人も、やる気が出たときに利益を得られる。まったくムダがありません。

このやり方で残される問題は、知りたいと思っている人がどのくらい努力できるか。
知りたいと思ってるクセに調べるのをめんどくさがったり、調べるのはイヤだけど他人に聞くのは好きだったり。
そういうタイプの人たちをどれだけ動かせるか、情報に導けるか。
これがメチャクチャ難しい。みんなラクしようとして、不確実で非合理的なQ&Aサイトへ向かってしまうから。

教えたいと思っている人にできることは、できるだけ目に留まりやすい場所に情報を用意すること。それだけ。
それ以上に何かしようと努力すると、知りたいと思っている人の不誠実さに絶望し続けることになります。

親切のつもりでやってはいけません。あくまで、教えたいというキモチの解消のためだけにやりましょう。

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2019年10月15日 (火)

2019年 秋アニメ新作寸感

「トライナイツ」が今晩最終回を迎える、つまり前期の作品がまだ残ってるのに今期のレビューをお送りします。
いやぁ~しかしラグビーすごかったですねぇ。まさか全勝無敗でリーグを突破するとは。
今回のワールドカップでラグビーというスポーツのおもしろさは確実に日本中に伝わったと思いますよ。
ラグビーではない何かを描き続けた「トライナイツ」の貢献度はわかりません。ホントなんだったんだアレは。


今期はまずソシャゲ原作の、しかもビッグタイトルのアニメ化作品が集中しているのが特徴です。
「Fate/Grand Order」「グランブルーファンタジー」の2期、珍しく原作プレイ済みな「アズールレーン」
こまかいところでは「ドールズフロントライン」のショートアニメ「どるふろ」もあり。

個人的にはやっぱり「アズールレーン」に期待してしまいますね。知っているぶん思い入れもあるので。
「FGO」は原作未プレイなうえに7番目のエピソードという位置付けですが、ノリで見ていこうと思っています。
Fateシリーズの知識とネットで見聞きした蓄えがあればなんとかなるんじゃないかと…。
同じく未プレイなままの「グラブル」は、今期もスタンダードな冒険ものとして楽しんでいけそうです。

「どるふろ」はちょっとプレイしたことあるけどあんまりわからない…中華フォントの使用が異彩を放つアニメ。


初回で好印象だったのは、「正解するカド」の記憶も新しい野崎まど原作の「バビロン」
サスペンス、あるいはサイコホラーか。初回からすでに静かな緊張感と恐怖感を味わうことができます。
決して派手な動きがあるアニメではありませんが、これは確実におもしろくなる!という確信を得られました。
ターゲットとする年齢層は高め。オトナが見る時間に放送されるべきオトナ向けのアニメだと思います。

マッドハウスの新作「ノー・ガンズ・ライフ」はちょっと懐かしいハードボイルド感を湛えている作品。
シリアスとコメディの緩急、背景に多用される3DCG、サイバネティックな世界観がどことなく士郎正宗作品や
内藤泰弘作品を彷彿とさせるところがあって、実家に帰ってきたかのような安心感を味わえました。

次いでEテレの「魔入りました!入間くん」「放課後さいころ倶楽部」「アサシンズプライド」あたり。

「入間くん」はとにかくかわいい。男女問わずみんなかわいい魔界コメディ。かわいい。
富士見ファンタジア文庫が原作の「アサシンズプライド」は、いわゆる『なろう系』だらけの昨今のアニメ界に
旧来のラノベっぽさを持って現れたことが際立つ原因だったのかも。セリフがクサいところも良いです。

昨今ブームが来ている感じのアナログゲームを題材にした「放課後さいころ倶楽部」は、毎回のゲームを通じて
描かれる人間関係のほうも大きな軸となっているようで、ゲームに興味がなくても見やすそう。
あとバツグンに絵が良い。キャラクターデザインの魅力が光るアニメです。
耳の裏にピアスのキャッチ(耳の裏で留めるパーツ)まで描かれていたことにかなりの衝撃を受けました。
限られた尺の中でボードゲームのルールまでわかりやすく説明するのは難しいと思いますが、期待しています。

他に気になった新規の作品は「ファンタシースターオンライン2 エピソード・オラクル」あたりでしょうか。
以前放送してた「PSO2」とはまったくの別物で、今回はゲームに寄り添ったアニメ化の様子。
原作を意識した画面レイアウトや耳馴染みのある効果音が、プレイしたことある人には大いに響きそう。


続きものとしては「ハイスコアガール」2期や「僕のヒーローアカデミア」4期、「PSYCHO-PASS」3期。
「PSYCHO-PASS」は1時間枠という本気の態勢で、アニメ渋滞の木曜夜を一層苦しませる存在でもあります。
他にも「SAOアリシゼーション」の後半、「ぼくたちは勉強ができない!(2期)」などなど。
前期から引き続き「Dr. STONE」「炎炎ノ消防隊」「ヴィンランド・サガ」なども楽しませてくれそう。
「あんさんぶるスターズ!」は前半のバタバタが片付き、ようやく落ち着いて見れそうな感じがしてます。

今期の特徴として、BS日テレがアニメの再放送に非常に力を入れているというのがあります。
それも作品のチョイスが絶妙で、こういうの放送してたら見ちゃうよなぁ…と、まんまと見てしまう感じ。
自分は「ゆる△キャン」と「デート・ア・ライブ」1期の再放送を録画して見ることにしました。

それでなくても本数が多いというのに…まあでも、好きな作品だと進んで消化しようという気になれますから。


今期も異世界ものが多いですね。新作の放送がはじまって2日で4作品も出揃ったときは危機感すら覚えました。
そういう時代なんだなぁという諦観。異世界ものは税率を上げるとかしたほうがいいのでは?

よく言えば、いろんな味付けの異世界ものが楽しめる、選べる状況ではあるんですよね。
王道や邪道、異世界ものが山ほどあふれる時代だからこそネタとして通用する作品まで、選択肢はたくさん。
しかし異世界ものというジャンルであることに違いはないので当然のように比較はされます。
他にはない魅力がどれだけあるか?というのは、同じジャンルだからこそ強く求められるわけでして。

今期の異世界ものでは「このすば」の暁なつめが原作を手掛けた「旗揚!けものみち」が好感触でした。
やっぱり異世界ものはギャグに振った作品のほうが楽しめる、というのが個人的結論になりつつあります。
気取った路線にするなら徹底的にツッコみどころをなくす努力は必要なんじゃないかと。

そういう意味で対を成すのが、きちんと考証を重ねて設定を固めた感がある「本好きの下克上」
識字率が低く、本というものが大衆的ではない世界に転生したら本好きはどうなるのか?という実験的前段から
大好きな本をいかにして手に入れるかを描いていく本作。マジメで理詰めな人にはオススメできそう。
全体的に彩度が低いので地味に感じるかもしれませんが、おそらく文化的な設定によるものなのでしょう。


画面から受ける印象で言えば「私、能力は平均値でって言ったよね!」が異世界ものの中ではよかったのですが
女子高生が転生したとするにはあまりにもパロディのネタが古く、そこがどうにも気になってしまいます。
どう考えてもJKではなく40代のオタク(笑)それさえなければ『きららアニメ』風なのに。

同様に、パロディがちょっと鬱陶しいなぁと感じたのが「俺を好きなのはお前だけかよ」
古いアニメからネタを採ったり○○似のBGMを多用したりというのがどうにも寒く、つらいものがありました。

ひょっとするとメガネ好きの人にしか伝わらない感覚かもしれませんが、アニメでメガネキャラが出てきたとき
その描き方(ストーリー描写ではなく作画の話)でメガネ愛があるかどうかわかる気がするんですよね。
愛っていうとアレなので言い換えますと、メガネキャラに対する強靭な思い入れや嗜好が働いてるかどうか。

そういう観点で、「俺を好きなのはお前だけかよ」には大変ガッカリさせられました。
メガネという記号を、レンズやフレームをこんないいかげんに描いている作品にメガネ愛などあるはずがない。
『主人公の目にはブスに見えてる』という設定が作画に反映されてる可能性はありますが、はずす前提のメガネ
であることも含め、結局メガネに対する愛はないという判断になるので本作の評価は現状低めです。

メガネを抜きにしても、好きになれそうなキャラがひとりも出てこないので見ててストレスが溜まります。
ただ、ブリキ絵の再現度だけは本当にすごいと思います。この絵で「はがない」の3期を見たいと思う程度には。


今回もだいぶ長くなってしまったので、個人的に下のほうにランクインしたものは抜粋して紹介します。

ボカロ楽曲原案というだけでイヤな予感がした「厨病激発ボーイ」は、思ったとおり厳しい内容でした。
既視感の強いキャラクター、使い古された描写…そもそも厨二の解釈を間違えているような気も。
バカを通り越して不快や不安をもよおす言動が合わさり、ダメな人は本当にダメなタイプのアニメだと思います。
前期の「女子高生の無駄づかい」のように好転する可能性もあるので、断定するのは早いかもしれませんが。

現時点でひとつ「厨病激発ボーイ」の褒めたいところがありまして。奇しくもメガネの描写のこと。
本作のメガネは見る角度が変わっても非常に正確に描かれており、メガネに限って言えば印象の良い作品でした。

「歌舞伎町シャーロック」は、やりたいことがたくさんあるのはわかるけど食い合わせが悪い感じがしました。
たとえるならアツアツの炒飯に缶詰の桃を乗せたような(?)別々に食べたほうが美味しそうな組み合わせ。
初回の現場検証のシーンで死因に誰も触れなかったことが個人的には気になりました。不要だったせいかも…?


最後に「星合の空」の話を。自分はこのアニメをオススメできません。2話以降たぶん見れないと思います。
非常にクオリティの高い作品であることは認めますが、この物語を受け止めるだけの余裕が自分にはないです。
ひょっとしたら素晴らしい結末が待っているかもしれないし、見逃すのはもったいないという声もあるでしょう。
これに関してはもう好みの問題ということで…それでなくても木曜は本数が多いので我慢はできません。

週の真ん中である木曜に集中させる編成ってどうなんでしょうね。録画視聴が前提なのかな?
テレビ局が用意する無料配信も増えた現在では、曜日や時間帯には特に意味がないのかもしれませんが。



実況できる時間帯に放送されているアニメだと、放送時間内に何かしらのリアクションを見せなければならない
というTwitter特有の変な脅迫感があるのですが(病気)録画にまわす作品はそれがないので気楽です。
他人の目を気にすることなく視聴を打ち切れる…とか言うと、考えすぎだと思われそうですが。

強制的に読ませる力のあるTwitterと、読まれる可能性があるブログではやはり姿勢も変わるものです。


今期は「七つの大罪」の続きがあるのか!と思って録画して見たんですけど、なんだか話がつながらないな?と
違和感を覚えまして…よくよく思い出したら2期(土曜の早朝放送)を見ていませんでした。
2クール分のストーリーが抜けてるんだからそりゃ話もつながらんなぁと、我ながら残念な出来事でしたね。

しかし夕方放送なせいか、表現の規制がひどくて驚きました。敵の怪物を含めて流血表現はすべて白い液体に。
引きに使われていたキングとディアンヌの水浴びシーンは派手に発光しておりました。

この例から考えると、いまは夕方にアニメを放送するのって相当ハードルが高いんでしょうね。
ちょっとした流血すらダメとなると少年マンガ原作すら厳しい。やさしいホビーアニメぐらいしかできません。
民放各社が看板タイトルと言える長寿アニメの放送枠を大幅に変更したのって、視聴率や編成の問題だけでなく
もうちょっと踏み込んだ問題もあるのかもしれません。なんともアニメに厳しい時代です。

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2019年10月 6日 (日)

2019年 夏アニメ総括

今期…じゃないんだ、もう10月になってますから。春に続いて夏アニメも来期へ居残る作品が妙に多かったので
総括も少々ずれ込んでしまいました。いろいろありましたからね…放送に影響する大事件とか。
掲載の時点では「トライナイツ」や「BEM」が残っちゃってますけど、仕方ないので先に進みましょう。


まず、いきなり続きモノからになってしまうのですが「シンフォギアXV」は本当に特筆すべき出来でした。
テレビシリーズ完結!と銘打つだけの仕上がりで、毎回怒涛の引きとアクション、そして言葉選びのセンス(笑)
長寿のシリーズというのは長く続くと尻すぼみになってしまったりすることもありますが、本作に限って言えば
そういうのはまったくなかったですね。5期までやって最後の最後まで極太。

過去作の要素をこれでもかと取り込み、これで本当に終わらせるつもりなんだなぁ…としみじみ思わせる一方で
本当にこれで終わるんだろうか?と疑ってしまうほど、まだまだマグマは冷めていない感じもします。

「鬼滅の刃」は一旦おやすみかと思いきや続きは劇場版らしいですね。まあ…お金取るべきアニメだもんなぁ。


完全新作のなかではやはり「Dr. STONE」が圧倒的におもしろかったです。知的好奇心をくすぐる傑作。
一歩引いて見ると地道で堅実な展開が結構続いているのですが、その一歩を引かせないよう惹き込み続けていて
毎回見終えるたびに独特の清々しさが残る、本当に気持ちのいいアニメ。今期も引き続き楽しみです。

信長という使い古された題材に対し、独自の歴史解釈も辞さず新しいものを作り上げた「胡蝶綺」
古典ミステリとの融合によって新たなFateの道を拓くことに成功した「ロード・エルメロイⅡ世」
このあたりは期待したものが期待したとおりに出てきた感じ。満足度高め。
ほかに寸感で挙げていたところだと「まちカドまぞく」が好感。百合な部分も含めて出来は突出していたなぁと。

意外な完成度と追い上げを見せたのが「Re:ステージ!ドリームデイズ♪」で、まるで注目してないところから
大幅に順位を上げてゴールしました。こんな気合いの入ったアイドルアニメになるとは思わず。
ライブシーンの作画もさることながら、独特のユニークさがある会話や楽曲の良さが光っていたと思います。

「ソウナンですか?」「女子高生の無駄づかい」は意外な健闘、というか好きになれました。
「無駄づかい」はどちらかといえば最初あまり印象がよくなかったんですけど、評価を逆転させられましたね。


GTAシリーズなどをプレイしたことがある人ならご存じかもしれませんが、ゲームの分野で言われるチートとは
実行した瞬間に晴天から豪雨になったり、体力や残弾が減らなくなったりする隠し機能のことです。
世界のルールを超越した能力をワンクリックで実行できる。それが本来あるべきチートの姿なわけです。

昨今あふれる『チート能力をもって異世界に降り立つ』系の作品はチートの加減が甘いんですよね。
チートと称しておきながら変に縛りを設けてしまう、単なる異能力バトルでしかない作品が多すぎるのです。

そんななかで、チート級の権限をもって大いに暴れまわる「魔王様、リトライ!」は痛快でした。
病院を建てるためにゼロから文明を興すなんて遠回りなことはしない。草原に瞬時に総合病院が建つ!(笑)
すげー強そうな敵でも一回刺されただけで死ぬ。それぐらいのパワーバランスでいいんですよ。
毎回画面にテロップが出るからキャラの名前は憶えやすいし、全体的に好印象でヘンテコなアニメでした。


「可愛ければ変態でも好きになってくれますか?」は終始レイアウトがおかしく、最終評価も高くないのですが
シンデレラ探しの推理の部分はなかなかおもしろく、描き方によっては印象が違ってたかもしれません。
原作を読んだら評価が一変する可能性もあり…でも原作に手を出したくなるほどではない、という微妙なあたり。

「キャロル&チューズデー」は終わりこそキレイだったものの、奇跡の先で変化した何かを描かなかったことや
奇跡にいたるまでに繰り広げられた印象の悪いエピソードのせいで、最終評価はどうにも上がりませんでした。
生身の人間とAIが書いた曲の対比など、主題として使われそうなパーツはどこへいったのやら。
ああいう終わり方にコロッと騙されてしまう人が多いのかな…だとしたら、あれで正解なのかもしれませんね。

とあるシリーズのアニメは昨年秋の「禁書目録」3期で感じた時代遅れな古臭さでもういいかな…と思っていて
今夏放送された「とある科学の一方通行」でその思いがさらに補強されてしまった感じがしています。
でも「超電磁砲」の3期も来るんだよなぁ…この強気な攻勢はなんなんでしょう。まあ、見てから判断しますか。


「彼方のアストラ」は世間的には非常に好評だったようですが、個人的な評価はあまり高くありません。
本作の評価点として伏線の存在がしばしば挙がりますけど、その伏線を含めたストーリー上の仕掛けがあんまり
おもしろくなかったというか、明かされても「ふむ…それで?」って感想しか出なかったんですよね。
事実が明らかになった以上の驚きがなく、効果的な伏線であるとは思えなかったのです。

ネット上では「アストラ」はSFか否か?なんて話題も盛り上がってましたが、正直どうでもいいなぁと。
ジャンル分けがおもしろさにつながるわけではないので。SFか否か?というのは些細でつまらないお話です。
まあ、小型のワームホール発生装置はちょっとアレかな…説明しがたい技術ではあります。

「グランベルム」は寸感で書いたとおりの印象のまま最後まで変わらなかった作品でした。
ある意味で「SSSS.GRIDMAN」に近いというか、過去の有名作品をマネすることに楽しさを見出してる感じで
そもそも新規性など考えていないことが最終回の例のシーンを見ても確信できました。
そういうところを楽しいと思う人もたしかにいるでしょうね。たまたま自分がそうではなかっただけで。


今夏のワースト作品は「異世界チート魔術師」です。今年の作品で言えば「エガオノダイカ」といい勝負。

春期の寸感で「賢者の孫」に対して無味無臭という言葉を用いたのですが、これは誤りでした。
「賢者の孫」は特に終盤で積極的にアクションを見せようとしていたし、結構楽しく見れていたんですよね。
「異世界チート魔術師」は無味無臭の極地と呼べる内容で、これを下回るのは難しいと思います。

絵がいいわけでもなく、よく動くでもなく、かわいいもカッコいいもないし、不快感もない。何もないんです。
作っている人たちもこの作品のどこに魅力があるのかよくわからず作っているような印象を受けました。

いや…まったくないわけではないか。主人公たちが異世界に呼び出された理由だけは斬新だったと思います。


この総括を書き終える前にもう今期の寸感の執筆に着手しているのですが、早くも溜め息の回数が増えています。
異世界ものブームというのはまだまだ続くんですかね…進行中の企画も含めたらあと数年続くのかな。
変な話、普通に現代劇が始まるだけでちょっとホッとしますからね。
そのへんのグッタリした感じを寸感から読み取っていただけるのではないかと。では、近いうちにまた。



放送に影響する大事件、日本だけでなく世界を震撼させたあの事件についてこれまでブログはおろかTwitterでも
まったく触れずにきたのには理由があります。それは、どうにも明るく触れようがなかったから。
どんなカタチであれ、言及すれば悲しみを増幅することにつながってしまう。そう判断したためです。

それにしても「炎炎」はタイミングが悪かったなぁ…「BEM」も急遽修正してなんとか放送にこぎつけました。


自分のTwitterのフォロワーにはどんなアニメでも楽しく見られる、ある意味で尊敬すべき実況民の方がいます。
その方をしても「楽しみ方が難しい」と言わしめたのが「ナカノヒトゲノム【実況中】」でした。

状況としてはシチュエーション・スリラーなのに、緊張感や危機感が欠けている。
シチュエーションにそぐわない仲良しごっこを延々と見せられる。そのへんが難しさの理由かもしれません。
『1億PV稼ぐまで出られない』という劇中の設定は、途方もない数字に見えて意外と軽いんですよ。
おそらくそのことに参加者たちも気付いているから、あれほどゆるい空気が終始ただよっているのではないかと。


失敗のひとつは、女性陣の入浴シーンだけで250万PV近く稼ぐところを繰り返し描いてしまったこと(笑)
本作ではあらゆる生活の状況が生配信されていて、そのカメラはお風呂場にまで侵入してきているわけです。
普通に考えたらもっと見たがる人はいるし、その数は右肩上がりで増えていくと考えられます。

つまり、がんばらなくても1~2か月のうちに生還できる。実際、放送終了時で7000万PVに達していました。

死ぬまでいかなくても、誰かひとりくらい身体の一部を失うとかあれば違ったと思うんですよね。
そういう盛り上げもないまま毎回のゲームを淡々とクリアしてしまうところも、フックに欠ける原因でした。

一応言っておくとキャラ自体はわりと好きでした。なのでワーストとは程遠い作品です。
路々森さん好き。見た目は当然のこと、裏表があって話を動かすのに多大な貢献をしていたキャラでした。
フラッシュグレネードや日本刀を携帯している実況者なんていてたまるか!という現実的なツッコみはさておき
実況者であることや各人の得意ジャンルが、身なりも含めてたいして活かされなかったのは残念なところ。


変に感想が長くなってしまったのは、放送枠の問題で本作だけ1週遅れでひっそり見続けていたからです。
Twitterで触れる機会がなかったぶん、思っていたことをここで全部吐き出すことになりました。

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