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2019年12月31日 (火)

2019年 秋アニメ総括

大晦日です。早く総括を掲載したいのに最終回を迎えていない作品が多かった!という話からしていきますか。

今期の出来事として書かずにいられないのは、総集編や特別編を挿むアニメが多かったこと。
特別編というのは総集編を言い換えただけのものなので同義として、放送休止を挿む作品も目立ちました。
もはや『いくつかある』ってレベルではなかったですよね。異常事態と見ていい数。

この異常事態のせいで、休止することなく完走した作品はそれだけで評価が上がってしまうという(笑)
それでも擁護しがたいのはあったかなぁ…そのへんは後半に触れるとして、先に傑作から触れていきましょう。


今期のベストは最終回を最速で迎えた「Dr.STONE」で間違いなし。文句のつけようがない出来。

他の追随を許さない次元にあったと思います。話のおもしろさ、演出や伏線、安定した作画。それに主題歌も。
それでいて知育の要素もあるし、なんなら色気も多少ある。全方向に優れた稀有な作品でしたね。
今年「鬼滅の刃」などと並んでジャンプ原作アニメの再興を担ったという点でも大いに評価できます。
2期制作の発表も当然という感じ。「Dr.STONE」なしで2019年のアニメシーンを語ることはできないでしょう。

次点は難しいなぁ…本当なら「バビロン」を挙げたいところなんですけど、放送を11月の中旬に打ち切ったため
だいぶ話数を残してるんですよね。ただ、その衝撃的な内容と話題性は今期において随一。


「バビロン」をはじめ、今期は『正義とは何か?』という問いを投げかける作品が不思議と集まっていました。
「PSYCHO-PASS」3期や「スタンドマイヒーローズ」、「トクナナ」に「俺好き」の終盤もですか。
それぞれ独自の角度から正義に対する疑問と答えを描いており、比較もできるのがおもしろかったです。

「PSYCHO-PASS」は結末を劇場版に逃げられたので喉越しがよくありませんでした。おもしろかったけども!
欲を言えば、ビフロストが仕組んだ連鎖的な犯行をもっと段階的にこまかく見たかったですね。

「スタンドマイヒーローズ」は序盤はなんとなく幼稚な印象を受けたんですけど、きちんと刑事ものをしていて
最後まで追いかけた視聴者にはちゃんと得るものがあるお話になっていたのがよかったです。
しかし、登場人物や所属する組織などを把握するのが本当に困難でした。似た外見のキャラが多すぎる(笑)
そのへんの差別化をハッキリさせる、あるいは整理すればもっと見やすくなってたんじゃないかと。

…整理は無理か。原作?はイケメンとの交流を売りにしたソシャゲですもんね。

「俺を好きなのはお前だけかよ」はハーレム型ラブコメを逆手に取った作品として巧みな出来でした。
特異点を中心に巻き起こる試練が、繰り返されることでギャグとしておもしろくなっていくのも上手いところで
このシリーズ構成と全話脚本を担当した原作者(!)の手腕は評価すべきだと思いました。


新作で「バビロン」以外の次点候補は「本好きの下克上」「放課後さいころ倶楽部」か。

「本好き」は原作の量からすると4クールやっても足りないほどだと思いますが、付き合う価値はあると思うし
アニメ化プロジェクトが長期的に続いてくれたらうれしいですね。視聴者の応援次第だ!

「放課後さいころ倶楽部」は深夜アニメです(笑)いや、マジメにアナログゲームも紹介してましたが?
予想外にサービスシーンが多いというか、キャラのルックスを有効活用したシーンが多かったなぁと思いまして。
1クールという単位での完成度や作画、総合力の高さで見れば好評にも肯けるかと。主題歌もよかったです。

以降は「PSO2 エピソード・オラクル」「アサシンズプライド」あたりが続く感じ。
「PSO2」は原作のストーリーのアニメ化として、高い水準を地味にキープし続けたので個人的にはかなり好感。
GONZO制作のアニメっていまだにどこか不安があるんですけど、本作でだいぶ払拭されました。
「アサシンズプライド」は好きだけどいまひとつ。欠点は理解しているけど、まあ好きだから…という結果に。


続きものでは「ハイスコアガール」の2期と「僕のヒーローアカデミア」の4期が筆頭。
「ハイスコアガール」は古典名作映画のような完結。「ヒロアカ」は切島くん周りのエピソードが特筆もの。

「この音とまれ!」2期は1期とくらべて見違えるような仕上がりでしたね。
劇中で『名曲』『名演奏』と評される曲をきちんと作り、視聴者にもそう思わせるのはかなり難しいことですが
演奏シーンもしっかりと描き、説得力をもたせることに成功していた点が素晴らしかったです。
できれば全国編は描かずここで完結してほしい…この2期よりも楽しめるものが出てくるとは思えないので。

そして、再放送だけど新録のコメンタリーにより週明けの楽しみとして輝いていた「荒野のコトブキ飛行隊」の
再放送のことは絶対に触れておかねばなりません。おじさんたちの飛行機トーク、大好きでした。


「慎重勇者」は持ち前の慎重さが放送にも影響してしまったことと、終盤の展開にやや気になるところが。
前世云々の話は取ってつけた感が否めないし、いい話っぽいままコメディに戻さず終わってしまったことも不満。
お前そんなキレイな顔して終われる作品じゃなかったろ?ってツッコまずにはいられませんでした(笑)

最後まで付き合った人を周りで確認できなかった「厨病激発ボーイ」は決して褒められる内容ではなかったけど
そんなに悪いものでもなく、わりと好きになれる部分を見つけられる作品でした。
慣れもあるのかな…あと、変なヤツばかりだけどイヤなヤツはひとりもいないというのがよかったのかも。
あくまで『思っていたよりもよかった』程度の話なので、ぜひ見てほしい作品とは言えませんが。

前半謎だらけだった「ACTORS」は、仕掛けがわかってしまうと広義の廃校アニメという扱いに。
SFの観点をもってるとそれなりに楽しめるんですけど、何を売りにしてるのか不鮮明なのは最後まで変わらず。


寸感の冒頭で挙げたソシャゲ原作のアニメがここまで一本も出てきていない…悪くはなかったんだけどな。
本命だった「アズールレーン」が特別編を挿んだ挙句に、残り2話が来春まで持ち越しになってしまったもので
オイオイこれどうしたらいいんだよ…みたいな空気になっておりまして。
それを差し引いても、話の展開は遅かったしアニメとしては佳作程度の評価に落ち着いたかもしれません。

「Fate/Grand Order」は無尽蔵の金の暴力が続き、劇場版なみのクオリティで走り抜けました。
戦闘シーンはたしかにすごい。しかし、お話で語れるようなアニメではなかったなぁという印象です。
そういう意味では「GRANBLUE FANTASY」2期のほうが原作未プレイの人でも楽しめるものになってたなぁと。

「どるふろ」は人類には早すぎたアニメ。実写パートも含め、カワイイよりも困惑のほうが大きかったです。


下のほうも一応いきましょうか…「警視庁特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課 -トクナナ-」はとにかく幼稚。
もっと刑事ものに寄せるか、あるいはファンタジーの要素を強調するか、お話の方向性をハッキリさせたほうが
よかったのではないかと思っています。結局どっちつかずでふわふわした印象だけが残りました。
最終回の敵の親玉を倒す方法も、理論はわかるけど納得できるものとして描けていなかったのが残念でしたね。

「Z/X Code reunion」はちょっとひどかったなぁ。どこがという話ではなく、全体の総合点がかなり低い。
結果として放送休止せずに完結できたものの、いつ放送が止まってもおかしくない状態ではありました。
作品全体を振り返ったとき、繰り返し砂浜を走らされるシーンくらいしか思い出せません。

今期は途中まで見ていたのに完走できなかった作品が3つありました。具体的な作品名は挙げませんが。
仮にワーストを決めるならこの3つのうちのどれかがふさわしいかと。でも完走できなかったので言えません。

まあ…完走できなかったってことは相当アレなんで、事実上のワーストみたいなものなんですけど。

個人的今期ワーストは「歌舞伎町シャーロック」。ただおもしろくないだけならこの位置にはしません。
1クールをかけていくつもの減点が積み重なり、終盤の下品さが決め手となり『キライなアニメ』になりました。
終わった作品みたいに言ってますけど後半残ってるんですよね…残すかどうかはTBSの編成次第。


最後に、YouTubeで毎週配信されていた「ガンダムビルドダイバーズ Re:RISE」についても少し。
なんというか…スカッとしない話でしたよね。優秀なビルダーが集まったチームではないという前提はあっても
もうちょっと気持ちよく見れるような展開があれば、全体の印象も違っていたと思うんです。
ガンプラがカッコよく活躍しなければプラモデルも売れないだろうに。バンダイ的にはOKなんでしょうか?

GBNにエルダイバーというものが生まれるなら、エルダイバー的な集落や社会が生まれてもおかしくないのでは
…などと予想しつつ見ていたのですが、まさか遠い宇宙で起きている現実に接続していたとは。
技術的にどういう説明をつけるんだろう?という疑問もあり、なんか納得しにくい真相でありました。

正直、あの終わり方で来春の2期に期待できるか?と言われたら個人的にはNOですね。
関連商品に対する購買意欲もやはり上がらず。でもウォドムが出るならほしいなぁ。そこだけ期待しています。


年内ギリギリになりましたが今期はこんなところで。今回もだいぶ長くなってしまい申し訳ありません。



今月はちょっとゴタついてました。身内に不幸があったもんで、生活にイレギュラーなアレコレがありまして。
加えて「CODE VEIN」にどハマりしていたので下旬はブログの更新が滞ってしまいました。
「CODE VEIN」は無事年内にクリアできたので、年明け早々にレビューを掲載する予定でいます。

2019年の10作品を挙げるとしたらどれだろう?と考えたのですが、10本に絞るのはなかなか難しかったです。
続きものや前年から引き続き放送されていた作品を除けばギリギリ10本に収まるという感じに。

 ・「モブサイコ100」2期
 ・「約束のネバーランド」
 ・「風が強く吹いている」後半
 ・「ジョジョの奇妙な冒険」第5部
 ・「からくりサーカス」
 ・「ひとりぼっちの○○生活」
 ・「八月のシンデレラナイン」
 ・「神姫絶唱シンフォギアXV」
 ・「鬼滅の刃」
 ・「Dr. STONE」
 ・「胡蝶綺 ~若き信長~」
 ・「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」
 ・「Re:ステージ!ドリームデイズ♪」
 ・「魔王様、リトライ!」
 ・「ハイスコアガール」2期

できればはずしたくないなぁという作品が多くてやっぱり難しい。「叛逆性ミリオンアーサー」も入れたいし。
「バビロン」は年内に終わっていたらここに入っていた可能性はあります。
世の中的にはやっぱり「鬼滅の刃」の年だったんでしょうね。芸能界も含めて大きなブームになっていました。
Twitterでフォローしている普段アニメの話をしないアイドルの人まで追っかけ視聴していたほどですし。

そういえば「風が強く吹いている」は年末に一挙放送やってくれていました。この時期のアニメですからね。

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