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2020年8月24日 (月)

ゲームレビュー 「House Flipper」

Houseflipper01

[クリアまでにかかった時間]
エンディングまで約30時間(Twitchの配信時間とメモしておいた作業時間の合算)。
シミュレーションゲームなので明確なクリアというものはないが、一応エンディングが存在する。
単にエンディングを見たいだけであれば、物件の売買を繰り返すのみでたどり着けるので、もっと縮むはず。
実績コンプリートを目指すつもりならもう数時間は多めに見積もっておこう。

[ゲーム難易度]
敵が出てくるわけでもなく、パズルがあるわけでもない。死ぬこともなければゲームオーバーもない。
画面上の説明にしたがってプレイしていれば詰まることはまずない…はず。
すべての『依頼』が終わるまではチュートリアルと考えて、ひたすら指示どおりにプレイしていけばよい。
『依頼』は再挑戦可能で、クリアするたびに報酬を得られるので、こまかい出費は気にしなくてよい。

[実績・トロフィー難易度]
全体的に解除条件の説明文が不親切。Xbox One版では説明文が間違っているものもある。
「家を見る」と書かれているものは正確には「家を売る」で、物件売却の件数でカウントされる。
「ユーロ」と書かれているものは単位表示をユーロにしないと解除されないという報告あり。

秘密の実績の大半は、物件買い付けのオークションに参加する客それぞれの固有実績。
これらの条件達成に結構な時間がかかるため、コンプリートを目指すのであれば相応の時間が必要になる。

要求が難しい一部の客に対しては「他の客が嫌う家具をわざと配置する」というテクニックが使える。
結果として競争相手が減り、目当ての客に落札させやすくすることができる。
例としては「子供用の遊具を置く」「浴室をなくす」「部屋を減らす」「汚れを落とさない」など。


Houseflipper02

[良いところ]
・長らく探し求めていた「戦わないでいいゲーム」がここにある。誰にも邪魔されず、静かにプレイできる。
・ひたすら続く清掃やリフォーム作業は、楽しいと感じる人であれば中毒的に楽しめろだろう。
・曲数が多いわけでもないのに不思議と聞き飽きない、癒しのBGMの数々。
・何気なく用意されている、洋画や海外ドラマを模した小ネタ。

[悪いところ]
・日本語フォントが不鮮明で読みづらい。UIに全文表示できない場合、スクロール待ちになるのも不親切。
・全体的に動作が重く、ひとつの部屋に複数の光源を配置すると処理落ちする。
・処理軽減のためか、現在いる部屋の照明しか点灯しない。一歩でも隣の部屋に移動すると消えてしまう。
・物件の外壁を超えるような間取りの変更はできず、サンドボックス的な自由度はない。

[仕様上の問題点]
・古い家具の処分が含まれない『依頼』の場合、余ったペンキを売却処分できない。
・特定の条件下で、必要な空間を確保できているのにシャワー設備を設置できないときがある。
・なぜか天井は塗装できない。できない理由もわからない。


Houseflipper03

[どちらとも言えない]
・虫がニガテな人のために表示をガラス片に変更する機能があるが、変更中は関連実績が解除されなくなる。
・リフォーム中の物件に現在どれくらいの金額を継ぎ込んでいるかわかりづらい。リフォーム後には確認可能。
・脚立を使わないと届かないと言われる高所は、地面に置いたペンキ缶の上に立つと届く
・プラットフォームによって家具や人物、実績の名称が異なる。攻略情報を探す場合は注意が必要。

これはプラットフォームごとに販売元が異なるのが原因で、翻訳にも各社の傾向が表れている。
Xbox One版は開発元があるポーランドの雰囲気を色濃く残す、直訳気味のローカライズとなっているのに対し
サン電子が販売元となっているPS4向け日本語版はかなり意訳寄りのチャラついたものになっている。


Houseflipper04

[総括]
「House Flipper」は住居のリフォームと売買を題材にした、ちょっと珍しいシミュレーションゲームである。
一人称視点で屋内を移動し、部屋の掃除や備品の修理、荒れた壁の補修と塗装、改築などをおこなっていく。
理想の自宅を自由に作れるように見えてしまうが、本作にはそこまで高い自由度はない。
あくまでリフォーム業のゲームとして機能を絞り込んでいる。作業をみずからに課すゲームと思ってほしい。

目を疑うほど汚れた空き家を安心して住めるレベルにまで仕上げていく作業には、独特の気持ちよさがある。
実生活において、拭き掃除やカビ落としにハマってしまうタイプの人にとっては中毒的な魅力のあるゲームだ。
逆に言えば、そういう作業にまったく魅力を感じない人には本作はオススメできない。

決して刺激的ではないし、競技性もストーリー性もない。仕事を黙々とこなしていくだけである。
「ゲームの中でまで仕事なんて…」と思うかもしれない。しかし、そこは考え方次第だ。

誰にもジャマされず、誰からも指図されることなく静かに独りで、自分のセンスで仕事ができるのだ。
本作のサウンドトラックだけでもじゅうぶんだが、好きなラジオや音楽でもかけながらプレイしてみてほしい。
なんて自由で気ままでストレスがないのだろう。頭の中までキレイに片付いていく気がした。

改善すべき点がないわけではないが、ある程度は「不便な部分」を残しておいてほしいと思う。
特に掃除に関して言えば、時間をかけてキレイにしていくのが楽しいので、HARDモードがほしいくらいである。


[オススメ度]
自分以外にはオススメしない。どういうゲームか理解したうえで、確信をもてる人だけが購入すべき。



あの三浦大知がコロナの自粛期間中にプレイしているとラジオで報告したのが、この「House Flipper」です。
それがきっかけということはまったくなく。自分は基本的に洋ゲー関係に強いゲームメディアで次にプレイする
ゲームを探していまして、メモしてあったタイトルを今夏はひとつひとつ消化していってます。

といっても残り2本しかないんですが…しかも、おそらくその2本はたぶんプレイしないままになると思います。
クリアまでにかかる時間があまりにも短すぎると困ってしまうので、事前にわかる場合は避けたいのです。


「House Flipper」の実績コンプリート後に感じたことを書き損ねていたので、最後に追記しておきます。

本作はリプレイ性が低めで、実績をコンプリートしてしまうとやることがほぼなくなってしまいます。
『依頼』をランダムに生成するシステムでもあれば、それだけで無限に遊べるゲームになると思うのですが。
PC版で配信されている3つのDLCは家庭用では未配信で、拡張性についても不満はあり。

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