« 2020年9月 | トップページ | 2020年11月 »

2020年10月29日 (木)

「FF14」5.3実装分に触れた4日間

Ps4ff14caps130

10月24日から27日にかけて、「FF14」の96時間無料ログインキャンペーンを利用して5.3実装分を進めました。

4か月ぶりの一時復帰となった今回。休止中に実装された新コンテンツが多くて目まぐるしかったですね…。
とりあえず最大の目的であった「漆黒のヴィランズ」メインクエストの完結?は拝めたので、よしとしますが。

5.3のラストは『ひとつの物語の終わり』として素晴らしく描かれていたと思います。
MMORPGというサービスを継続する都合、どうにも気持ちよく終わりを迎えられないことへの苦言を以前から
節目節目でお伝えしてきましたが、そういう観点から言えば今回のラストは最大限に評価できるものでした。
好評だった「次元の狭間オメガ」を彷彿とさせるような、新たな旅立ちも匂わせる清々しさといいますか。

個人的には、ちょうど先月まで見ていた「SAOアリシゼーション WoU」を若干連想したり。
「漆黒」ってよくよく考えると異世界冒険もので、無事還ってくるところまでの物語だったんだなぁと。
ハルリクとテスリーンのその後もきちんと描かれていてよかった…「漆黒」で一番気にしていたキャラなので。


まあ…前述のとおりというか、「FF14」自体は完結していないので、次へつながる『引き』もあったわけですが
それが蛇足にしか見えず。あえてあのタイミングで挿入しなくてもよかったのでは?と思いました。

しかし、まさかあの人まで戻ってくるとはねぇ。ある意味で愛されたキャラなので(笑)理解はできますが。


Ps4ff14caps131

メインクエスト以外では、5.3までに実装されたコンテンツの前提クエストを片付けた程度です。
具体的に言うとドワーフ族の蛮族クエスト、蒼天街のお得意様、「YoRHa」の「人形タチノ軍事基地」など。
グループポーズの撮影とかやってる余裕がホントになかった…なのでスクショも地味なのばかり。
もう少し余裕があれば「新生」地域の改修とか確認したかったんですけどね。飛べる場所もかなり増えてますし。


「FF14」を本気で再開するつもりは現時点ではありません。興味が他に移ってしまっているので。
今回の96時間のあいだもそちらに意識を引っ張られてしまって、集中できているとは言い難い状態でしたし。
なので、いろいろ落ち着いて「FF14」に意識が向かうようになったら再開すると思います。

それっていつの話なんだろう?と自問したりしますが。しばらくはVRという新たな世界を開拓してみるつもり。

| | コメント (0)

2020年10月23日 (金)

Quest 2購入で訪れた「VRのある生活」

Quest2oc04

先週14日に突然の購入報告をしたOculus Quest 2。あれから「VRのある生活」を楽しんでいます。
第1弾のレビュー記事では購入に至る経緯などを飛ばしてしまったので、今回はそのへんから書いていこうと。


以前からVRに対する興味はあったんですよ。ただ、スマホで試してみようか?という程度に収まっていました。
スマホ以上のVRとなると機材が高額で、PCもそれなりのスペックを求められて。何ができるのか不鮮明で。
そんななかで、大きな流れがやってきたわけです。スタンドアローン型で安くてすごいのが出ると。

ただ、その流れが来たタイミングがちょっと問題でして…奇しくも家庭用ゲーム機の新型発売が近い時期。
いまの自分にとって本当に必要なのはどちらだろう?としばらく悩みました。

決め手となったのは「これまで味わったことのない体験ができるのはどちらか?」という点。
家庭用ゲーム機はどんなに性能が上がっても、体験したことのある次元やルールからは抜け出せていない。
ならば、確実に新しい体験ができるものに投資したほうがいいのではないか?と思ったんですね。
そこからは本当にすぐで、一斉予約開始の2日後ぐらいには注文を完了していました。


注文してすぐにFacebookアカウントを新規に用意して、BAN対策として毎日いろいろな投稿を続けていました。
予約からローンチまでは3週間ほどあったので、VRに関する疑問をとにかく調べてはFacebookに投稿。
結構な文量になってるんですけど、おそらく日の目に見ることはないと思われます。閉鎖的SNSですしね…。

ちなみにFacebookアカウントは実名ですが、名前と生年月日以外は入力していないしフレンドもいません。
他にはスマホの「認証システム」というアプリで二段階認証を設定した程度です。


Quest2oc05

「VRのある生活」で何が一番変わったかというと、自室にいる時間のうちの"座らずにいる"割合。

最初のうちは「座ったままでも全然遊べるじゃん!」と、静止モードに切り替えていろいろ遊んでいたのですが
立ってるほうがやっぱりいろいろできるという結論に至り、1日2時間は室内で立って過ごしています。

普通に考えると…というか、これまでの自分の生活から考えて、室内で2時間も立ってるっておかしいんですよ。
どう考えたって座ってるほうがラクだし、座らないとできない作業ばかりなんです。
ゲームするのに座らないってのも考えられないですし。立つにしても2時間立ち通しなんて、まずありえません。
自室で毎日2時間も立っていると何が変わるのか。体内の血流が変わり、体温が変わってくるんですね。

「Beat Saber」のような身体をものすごく動かすゲームじゃなくても、結構な変化を感じられます。
Touchコントローラーを握る手はつねに汗ばみ、変なところに筋肉痛が出てくる(笑)これがおもしろい。


VRのゲームもルールの部分だけ切り出して見れば、むしろ過去へ後退しているもののほうが多いと思うんです。
ルールの部分にメスを入れることなく、「ゲームで遊ぶ」という体験そのものを新しくしてしまう
なので、昔からゲームに触れている高齢ゲーマーのほうが新鮮に感じる度合いは大きいのではないかと。

これほど魅力的であるのに、その特殊性ゆえに『二次元の媒体』で伝えるのは難しいんですよね…。
実際にVR機器を手にして、自身の目で見て体感しないと伝わらない。そこがVR拡充における課題と言えます。


Quest2oc07

いま日本でVRといえば避けて通れないのが「VRChat」。その魅力も徐々に理解できてきました。

この感覚、過去の何に一番近いかというと、MORPGやMMORPGの『オンして何もしていない時間』ですね。
「PSOBB」のロビーでダベっていたころや「FF14」でグループポーズを撮影するのによさげなロケ地を探して
歩き回っていた時間って、ずっとこんな感じだったなぁ…と。それをより自由にした感じといいますか。

戦闘もない、やらなきゃいけないクエストもない。こうありたいと思う姿で、いたい場所にいることができる
その居心地のよさにハマるのも当然でしょう。かつてそういうことをしていたから、よくわかりました。


現状唯一の問題は、諸事情により声でのコミュニケーションが自分には難しいこと。
幸い「VRChat」には身振り手振りやエモート、ワールドによっては手描きによる交流が可能ではあります。
しかし、入口となるのはやっぱりボイスチャットなんですよね。そこがどうしても壁になってしまう。
まあ…「VRChat」は会話しないと楽しめないというものでもないですから、気にしなくてもいいと思いますが。

寝るために「VRChat」に潜るという人もいるので(笑)どんな楽しみ方だって許容されるはず。

自分にとって居心地のいい場所を見つけるまでがチュートリアルで、見つけた先が本番と言えます。
用意されているワールドがとにかく多く、たどり着くまで結構な旅になりそうです。まさにネットは広大だわ…。


Quest2oc06

壁に大きなラクガキをする、いわゆるグラフィティアート。昔からやってみたいと思ってたんですよね。
現実だと法律にジャマされてできないことが好き放題できて、通りすがりのプレイヤーがおもしろがってくれる。
ひょっとしたらここが長年探し求めていた場所かもしれない。そう思った瞬間でした。

「VRChat」でピースサインするのニガテなんですけど(笑)だんだんコツがつかめてきました。



押井版「攻殻機動隊」を見たときから、あのゴーグルにある小さな黒い穴が技術的にずっと疑問だったのですが
外界をトラッキングするためのセンサーと思えば納得できる気がします。Quest 2にもありますしね。
いま自分は「攻殻」の世界に肉薄してるんだなぁと思うと感慨深い。夢がひとつ叶ったような気持ちです。

Quest 2のスクリーンショットは自分の視点を中心にして正方形に切り取られるので、画角の意識が難しいです。
手で写真を撮るというより頭で撮る感じ。これも未知の体験としてなかなか楽しめています。

無線の解放感の代わりに、バッテリー残量に縛られてしまうことが目下最大の悩み。どうしたものか…。

| | コメント (0)

2020年10月19日 (月)

2020年 秋アニメ新作寸感

早いもので、いろいろあった2020年も終わりが近付いています。でもまだまだ片付かないこともいっぱいあって
テレビアニメの本数は夏より増えてはいても、制作状況の厳しさまでは回復していないようです。
アフレコを完全リモート化してる作品もあるみたいですしね。環境による音の違いの修正が大変そうだなぁ…。

先に今期の傾向…といっても自分のチョイスの話なんですけど、偏りをあきらかにしておこうかと思いまして。
今期はかわいいよりもカッコいい、女性よりも男性中心の作品が筆頭に挙がっています。ご了承ください。


まず、初回の衝撃が(ある意味で)もっとも大きかった「ヒプノシスマイク」に触れておかねばなりません。

音楽コンテンツ主動という意味で言えばバンドものやアイドルもののカテゴリーにまとめられる作品なのですが
アニメ化されるまでの盛り上がりの規模、それに応えようとするアニメ側の熱量がハンパじゃないんです。
ちょっとおかしいというか、既存のファンすら置いていかれるほどのロケットスタート。
音と色の洪水。デカデカと表示されるリリック。キャラ紹介に終始する回なのに強烈に惹き付けられました。

あとはこの勢いをどこまで引っ張れるか。おそらく話の巧みさよりも勢いが大事なタイプの作品なので。
竜頭蛇尾にならないことを祈りつつ期待して見続けていこうと思います。毎週楽しみな一本。


放送開始前からTwitterのタイムラインで期待の声が多かった「呪術廻戦」。初回を見てその評判にも納得。
いかにも少年マンガっぽいベースをはずさず、それでいて青年より上の層にも受け入れられそうなオトナっぽさ。
病室で看取る日常の死と、呪いを原因とする非日常の死を対比として描いていたのもうまかったなぁと。

「アクダマドライブ」は初回のサイバーパンク風の緻密な背景美術とアクションに驚かされました。
「ダンガンロンパ」のスタッフが携わっているそうで、そう言われてみればなるほど…という描写が随所にあり。
登場人物がすべて役職?役割?で呼ばれていて、名前がないという設定に目新しさを感じました。
欲を言えば表現規制さえなければなぁ…アレがあるとどうしても、積み上げた熱がすっと冷める感じがして。


ここ最近、各シーズンに1~2本はある中韓原作のアニメ。今期は吸血鬼ものの「NOBLESSE」
制作はプロダクションI.G、キャラデザに石井明治、OP曲をHYDEが提供…と「BLOOD+」を連想させる鉄壁の
布陣で送る吸血鬼ものという、なんかもう安心感しかない作品。コメディ要素もあって見やすそうな印象。

I.Gのもう一方、「憂国のモリアーティ」もどことなく吸血鬼ものを匂わせるような空気感がありました。
モリアーティというだけでもはや説明不要。ホームズではなく、若き日のモリアーティをモチーフにした作品で
殺人や推理といった要素もあるにはあるものの、もっと別の部分に重きを置いてる感じですかね?
復讐を願う者にその機会を与え、悲願を成したあとは何事もなかったかのように元の生活に戻っていく。
直接手を下すことはなく、高いところから様子を眺めて楽しんでいる。そんな猟奇的な視点が興味深かった初回。
当時のイギリスにはびこる貧富と身分の描写が、作品全体の深みをより一層増しています。


…ここまで新作をざっと挙げてみて、だいぶ偏ってるな?と思ったので冒頭にあんなことを書いたのでした。
決して意識的に集めたわけではなく、いいなぁと感じた作品がたまたま偏っていたのです。


さてさて…今期の一発目は「ひぐらしのなく頃に」でした。いまさら再アニメ化でもないだろうと思っていたら
正式なタイトルは「ひぐらしのなく頃に 業」で、以前のアニメとは異なるものであることが判明。
その世代の人はサプライズを楽しめたのでよいとして、完全に初見の人が困惑していないかと若干心配です。

見た目は変わっていてもキャストはオリジナルのままっていうのがすごいですよね…旧作から地続きで見れます。


今期の継続枠の筆頭、「魔法科高校の劣等生」待望の新シリーズ「来訪者編」は初回から安心の出来でした。
作画の雰囲気が若干オトナっぽくなるなどの変化はあったものの、「魔法科」らしさは損なわれていません。
個人的には、今期はこれさえ見ておけば他はもういいかな?と思えるくらいの存在で質・内容ともに期待の作品。

正式な続編としては12年ぶり?となる「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」は、シリーズのファンが
求める完璧な『続編の初回』を用意してくれました。それほど深いファンでもない自分ですら感激しましたし。
続く第2話までで前後編としてセットで見てほしいですね。涙腺が緩むほど熱い展開でした。
501部隊の面々は当然のこと、アルテアちゃんのお父さんや名もなき整備士にいたるまで大活躍してくれます。

他に継続枠は「ゴールデンカムイ」3期や「ご注文はうさぎですか??? BLOOM」「A3!」の秋&冬編など。
コロナの影響で放送休止した「アイドリッシュセブン」2期と「ギャルと恐竜」が放送を再開しています。


動画工房の新作「魔王城でおやすみ」は、ざっくり言えばドラ○エ風なファンタジーRPGをベースとしたお話で
ところどころにゲーム的なお約束やメタ的表現が盛り込まれている、ゆる~いコメディ作品。
タイトルのとおり、おやすみ前に見るのがちょうどいい感じ…と言いたいところですが放送枠が深いんですよね。
オンタイムで見ようとすると月曜だというのに深夜2時を越えてしまいます。もう少し浅ければなぁ。

しかし、「Re:ゼロ」でレムが絶賛爆睡中だというのに同じ声でノンレム睡眠レム睡眠って…。

動画工房は今期もう一本、「池袋ウエストゲートパーク」も制作しています。意外な感じしますよね?
ドラマ版のイメージがどうしても強い本作。今回のアニメ版のほうが原作の描写に近く、ドラマ版は撮影の際に
オリジナルの解釈が盛り込まれてああなったのだとか。放送から20年経って知った裏側でした。

アニメ版は全体的に清潔感があり、「IWGP」というタイトルから想像するものとはだいぶかけ離れています。
池袋を舞台にした他の作品との比較もあってか、どうにも薄味で地味に感じてしまいます。


「ラブライブ!」シリーズの最新作「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」は意外に好印象でした。
過去のシリーズの評価されていたであろう部分(キャラデザや楽曲など)をばっさり切り離すことで差別化して
「ラブライブ!」を冠しながらも、違うことをやろうという意気込みが伝わってきます。
初回から執拗なほど百合百合してたのも、狙いをより明確にしている感じで正しい判断だと思いました。

舞台をお台場に移し、あきらかにビッグサイトとわかる建物を校舎とすることで"非現実感"を打ち出してみたり
スクールアイドルを始めるきっかけとして、憧れを明示していたことも評価したいポイントです。
あいかわらず脈絡のないライブシーンだけが気になりますが…捨てられなかった伝統だと思っておけば、まあ。


今期のタイトル長い枠「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」は、たぶん…ロミジュリです。
機械の国と魔法の国の対立という設定からもっとシリアスなものを想像していたのですが、ヒロインが雨宮天で
初回後半で早々に化けの皮が剥がれ、「あぁ…これはゆるやかに見ていけるヤツだ」と安堵しました。
どこかで見た感じのキャラクター造型がちょっと気になりますが。黒ずくめの双剣使いって…。


テレビ朝日系ではじまった「体操ザムライ」「いわかける!」は五輪種目を題材にした作品。
言わば五輪特需のマジメなアニメだろうと思っていたのですが、どちらも別の方向にはっちゃけていました。

「体操ザムライ」はどことなく「つり球」を思わせる雰囲気があります。絵柄だったり、キャラの配置だったり。
引退目前のベテラン選手と謎の外国人ニンジャを見てると「ユーリ!!! on ICE」を連想したりもします。
ということは、どちらにころんでもおもしろくなるのでは?と、そのエキセントリックさに期待。
オープニング曲がまた懐かしいチョイスで…アニメ業界にラップやミクスチャーのブームが来ているのかも。

「いわかける!」はオリンピックの新競技に採用されたスポーツクライミングを題材にした異色の作品。
見てて笑っちゃうほどの女体表現の深夜感と、競技の物珍しさが絶妙なバランスで描かれていて楽しかったです。


今期のソシャゲ原作枠は「キングスレイド」「禍つヴァールハイト -ZUERST-」のふたつ。
「キングスレイド」はファンタジーものとしては王道中の王道で、そこが逆に新鮮な感じがします。
「禍つ」は原作の20年前という設定で、「禍つ」のアニメ化として見ると面食らってしまうかもしれません。
原作とは無縁のオリジナルアニメとして見たほうが入りやすそう。初回は制作状況の大変さが伝わってきました。


TBS系の「安達としまむら」「アサルトリリィ」はセットでスーパー百合タイムみたいな感じに。
表面上は接点がなさそうで、それでいて秘密の時間を共有するふたり…という導入は結構よいと思ったのですが
ふたりだけの時間は早々に終了するわ妙にセクシーな描写が多いわで、どこへ向かうのか不安な気も。
また、初回から作画に若干の不安あり。TBSのこの枠は危なっかしい作品が多いのでがんばってほしいですね。

初回で大きな活躍を見せたメガネの子、原作だと端役も端役だとか…出番がないほうがふたりにはよいか。

「アサルトリリィ BOUQUET」は先行するフィギュアが題材の、長年続いたプロジェクトのアニメ化作品。
制作はシャフトですが、ブシロードの影響がかなり強いと思ってよいかと。放送前からCMも多かったですしね。
中身はよくある感じかな。特別新しいところは見つからないものの、戦闘シーンにはがんばりを感じます。
(正直、あのオープニング曲は『アニメのテーマソング』としてはひどいものだと思っています)

以降は、初回の印象が芳しくなかった作品を抜粋して紹介します。あくまで私見ですので、あしからず。

「戦翼のシグルドリーヴァ」の初回1時間放送は見ていて飽きてしまいました…なんか惹かれるものがなくて。
画面のどこを見ても『どこかで見たもの』しかなく、再放送でも見ているかのような新鮮味の薄さが問題。
「ストライクウィッチーズ」と放送時期が重なってしまったのも運が悪かったかな。どうしたって比較されます。

本作に限らず「日本人どんだけ北欧神話が好きなの?」とツッコみたくなりますね。固有名詞の陳腐化がひどい。
少々脱線しますが、イタリア風の街並み(特にヴェネツィア)もアニメで多用されすぎだと思います。

放送開始の3か月以上も前からCMを繰り返し流していた「くまクマ熊ベアー」は、初回を見た限りでは主人公の
服装以外に新しいところが何ひとつない感じで、2話で凡百の『なろう系』に落ち着いてしまったような。
その服装というのも、現実のMMORPGをプレイしているとよく見かける、さほど珍しくない風景なんですよね。
新規性に期待するのは難しいかなぁ…かわいさだけを求めて見るならその需要には応えてくれそう。

自分が知る限りでも最低レベルの放送直前特番を晒した「まえせつ!」は、お笑い芸人を目指す女の子たちの話。
見てて居たたまれなくなるほど寒いネタの数々は『狙いどおりに寒い』のですが、感情が本当に無になります。
キャラクターのかわいさだけで我慢して見れるかどうか。個人的にはかなり厳しいと感じています。


TOKYO MXで放送された「100万の命の上に俺は立っている」の初回は大きな波紋を呼び起こしました。
公式に『ワケあり版』と呼ばれているそれは、原作同様に全編いらすとやの素材で描いたコラボ企画なのですが
これは地上波放送のテレビアニメであり、そういうネタだと知らずに見た人のほうが大多数だったはず。
一話切りを恐れずよくやったな…と。決して褒めてはいないですよ。むしろ貶しているんです。

他の放送局では同日、MXでは後日正式なバージョンが放送されたのですが、ここで問題がもうひとつ。
「本来の作画で見たとしてもこの話はおもしろくならないだろう」と、評価が既に定まってしまっていたこと。
それでもバカ正直に正式版まで見たわけですが(笑)むしろ『ワケあり版』のほうがよかったくらいでしたね…。

たしかに話題にはなったでしょうけど、結果として失ったもののほうが大きいのではないかと。

この『ワケあり版』のせいで、直後の「魔女の旅々」を見てるあいだも言い知れぬ不快感が残っていたのですが
もらい事故みたいなその不快感を差し引いても、ところどころになんか違和感のある作品だなぁと思いまして。
違和感というより価値観のズレというか、話の流れに「んんっ?」と思うところが2話以降もありました。
そういえば主題歌もOP・EDともに違和感を含んでいるし、それがコンセプトとなっている可能性はあるかも。


今期は残りもう1本、ブシロ原作の「D4DJ First Mix」が控えています。30日放送開始なので後日追記する予定。
「くまクマ」ほどではないにせよ、こちらも放送開始前からCMが多すぎて既に評価が傾きつつあります…。

Oculus Quest 2の発売と重なって掲載がやや遅れてしまいましたが、今期はこんなところでひとつ。



新作アニメのレビューを書いていて常々思うのですが、悪意と受け取られないように言葉を選ぶのって難しくて
褒めるにしても貶すにしても、理由を明確化して読み手に納得してもらえるよう努めているつもりです。
ただ、これ以上の長文にはできない(笑)し、そこまで気を使ったところで読んでくれる人は皆無なので…。


[10/30 追記]

予告のとおり「D4DJ First Mix」の感想を。YouTubeでは先行配信されていましたが地上波まで待ちました。

扱う題材のわりにかわいらしい絵柄だなぁとは原作の時点から思っていたのですが、アニメでは主要なキャラと
それ以外のモブや背景美術にあまりにも差がありすぎて、画面の統一感のなさがまず気になりました。
DJという人たちが卓でどんな作業をしているかを初回の流れで自然に説明していたのは好感。
ただ、体感でBPMを合わせられるというだけでフェスに行けるかも?となるのは話が飛躍しすぎではないかと。

現状は可もなく不可もなくといった感じ。バンドでもアイドルでもないあたりの新鮮さはあります。
画面下部に実況ツイートを流すのは試みとしては理解できるものの、ちゃんと見ようと思うとやっぱジャマかな。

| | コメント (0)

2020年10月14日 (水)

VR初心者視点の「Oculus Quest 2」レビュー

Quest2oc01

今日まで誰にも言わずにいましたが、「Oculus Quest 2」こっそり予約してました。前置き終了!

このレビューにたどり着いた人の半分以上は、既にいろんなサイトでレビューを読まれているのではないかと。
で、おそらくみんな「開封動画とかもう見飽きたわ!」「俺が知りたいのはそういうことじゃないんだよ!」と
使用感などもうちょっと突っ込んだところを求めて情報を探されているのではと思うんですね。
かく言う自分がそうだったので、自分が知りたかったところを自分の体験に基づいて書いてみました。

使い始めて24時間しか経ってない段階でのレビューなので、今後も気付いたことを追記していく予定です。
「ここが知りたい」というポイントがあればコメント欄で教えてください。できる範囲で確認します。


■ハードウェア面

本体付属のUSBケーブルは充電するにはじゅうぶん。しかし1mという長さには早々に不満を覚えるはず。
PCとの接続やOculus Linkの利用を考えていないとしても、2m程度のものを用意しておきたいところ。
それと付属のケーブルはtype-C(オス)-C(オス)なので、我が家のPCとの接続には使えませんでした…。

PCにtype-C入力がある人はさておき、通信用としてもう1本ケーブルがほしいですね。
Wi-Fi経由でのファイルのやりとりは現状Quest 2では不可能みたいなので、需要はかなり高め。
Anker製のケーブルをやたら薦める人がいますが、Ankerにこだわる必要はないと思います。

充電状況を示す本体LEDは充電が完了しても緑のまま消えず、抜くまでずっとついてます。
スリープ状態でアプリのダウンロードを継続するだけでも結構な早さでバッテリーを消耗してしまうようなので
大量にアプリのインストールを指示して放置するときは気を付けたほうがいいと思います。

バッテリーの持続力はほぼ公称値どおりで、満充電からぶっ通しで「VRChat」すると2~3時間程度。
自分は怖くて試していないのですが、充電しながらの使用でもバッテリーは減るのだとか。
バッテリーが少なくなると画面に警告が表示されるものの、タイミング的に手遅れな場合もあり。
特に「VRChat」のようなWi-fiもバリバリ使うアプリだと、警告からすぐ落ちるパターンもあります。

公式によると、充電完了後も充電器に接続したままだとバッテリーの寿命を縮めるそうです。
スリープ状態のまま就寝中に充電という使い方はよくないんだと思います(既に何度もやってますけど)。
充電する際はスリープ状態ではなく、電源を完全にオフにしてからのほうがよさそうですね。


Quest2oc02

ゴーグルを頭部に固定するためのベルトはQuest 2から布製になっています。
よく言えばコストダウンを図りつつ丈夫でしなやか、悪く言えば小学生の上履きみたいな質感です(笑)
ベルトの形状の問題で、装着後は髪が逆モヒカンみたいになってしまうので、以降の外出は厳しいかも…。

Quest 2全体の重量バランスはやはり正面寄りで、後頭部になにかしらのカウンターウェイトが必要です。
カウンターウェイトを載せないとホームポジション(焦点がぴったり合う角度)を維持できません。
また、本体重量を頬骨の2点で支える感じになるので頬が地味に痛くなってきます。
載せるものはべつにモバイルバッテリーである必要はなく、重さが2~300gあればなんでもOKでしょう。


Quest2oc08

こちらは手近なもので作ってみたカウンターウェイトの試作品。カードケースに海外の硬貨を詰めたもの。
こんなものでもあるのとないのとでは全然違います。数十分使い続けると実感できます。
ちなみにフタの切り欠き(画像左側)はベルトの幅に合わせたもの。これとボタンで横ズレを防いでます。

いわゆるニンジャマスクをかぶると滑り止めにもなるので、カウンターウェイトなしでもいけそう。

ベルトは薄く仕上げてあるので、ヘッドホンと併用しても干渉することはほぼないと思います。
普段使ってるヘッドホンはそのまま使えました。耳をすっぽり覆うくらい大きな密閉型ヘッドホンでも大丈夫

マイクがついてるヘッドセットだと入力はどうなるんでしょうね…機会があれば確認してみたいところ。


個人的に地味に気になっていたのがフェイスパッドと皮脂の問題で、専用のマスクが必要かと思ってたのですが
フェイスパッドの表面の加工のおかげで接触面が少なく、意外と大丈夫そうな感じがしてます。
また、フェイスパッドの設計が『鼻の高い人種』を想定しているせいか、鼻がまったく接触しないんですよね。
近くに置いてるスマホの画面を確認できるくらいの隙間があり、鼻の脂はつきようがありませんでした。

鼻に接触しないことでゴーグル内の明るさがどうなるか心配でしたが、塞いだときとほぼ変わりません。
顔汗をかきやすい人ならむしろ隙間を残したまま使用したほうがいいかも?

両手に持つTouchコントローラーには慣れが必要で、まだスティックやボタンの位置さえ把握できてません。
付属の単三充電池乾電池は三菱製でしたが、開封時に既に液漏れしていたという報告も見ました。
個人的にはニッケル水素充電池の使用をオススメします。ちなみに自分は東芝のIMPULSEを使用中。

Touchコントローラーの電池はかなり持ちます。1週間毎日使っても10%減るかどうかという程度。
ホーム画面に表示される残量と「Firefox Reality」などで表示される残量には違いがあるみたいですね。
Quest 2購入から3週間後、「Firefox」での残量表示が赤くなったので初めて充電しました。


■初期設定

Quest 2の初期設定にはBluetooth接続可能なスマホが必須。Quest 2単独でできないのは謎です。
また、Oculusシリーズの専用アプリ「Oculus」が必要なので事前にスマホにインストールしておきましょう。

スマホアプリの起動時にFacebookアカウントを求められるので、新規に作るならこのタイミングがオススメ。
アカウントの作成と同時にOculusとの連携がおこなわれるのでBANはまずないと思われます。
既にOculusアカウントを持っている場合はFacebookアカウントとの統合の確認があります。
たしか2年先まではOculusアカウントのままでも大丈夫だったはずですが、自分は即断即決で統合しました。

スマホアプリがQuest 2とのリンクを求めてきたら、必ず機種一覧からQuest 2を選択してください。
「Quest 2が一覧にないからとりあえずQuestにしておこう!」ってのは絶対にやめましょう。
その次の画面で要求される5ケタの数字がQuestだと通らなくなってしまうのです。


室内の範囲設定(ガーディアン)はスキップ可能でした。設定しなくてもまったく問題なく先へ進めます。
部屋が狭く、PCデスクの前から動きようがないという人でも大丈夫。安心して買ってください!
イスに座った状態で使用する『静止モード』は思いのほか範囲が狭く、軽く手を伸ばしただけで警告が出ます。

ハンドトラッキングは座った状態だと反応が悪いみたいで、スムーズに操作できるとは言いがたいものでした。
でも驚異的な技術なので一度は体験しておくべきですよ。「これは未来だ…」ってなります。


Quest2oc03

■視界

レンズの間隔は一番広い「3」に設定しました。それでもなんとなくまだ狭い感じがしています。
人生初のVR体験の感想ですが…たとえるなら万華鏡を覗いているような、映像との距離感があるのが少々残念。

VR体験で驚いたのは、映像内の物理現象に現実の物理動作で干渉できるところ。
目の前に置いてある紙飛行機を拾って飛ばしたり、ブロックを積みあけたり、握手できたりするんです。
Touchコントローラーの中指ボタンで『握る』というアクションを制御しているのが本当に画期的でした。

自分は極度のクルマ酔い体質で、VRでもやっぱり酔いました。移動がダメみたいです。
VR内で移動するのと同時に足踏みするとちょっとだけ改善されます(笑)座りっぱなしが一番酔いますね。
Quest 2を使い始めて4日目くらいでVRへの順応を感じ、1週間したらほとんど酔わなくなりました。
自分ひとりの例でしかありませんが、酔いやすい人でも継続によって改善される可能性があると思われます。

周辺光量との差が目にダメージを与えるので、部屋をちょっとだけ暗めにして装着するのがオススメ。
ただし、周囲が真っ暗だとQuest 2は動きません。完全消灯で寝ながらプレイというのは無理みたいです。


■ソフトウェア面

Quest 2にはファイルマネージャというものが存在せず、ファイルの手動操作はほぼ不可能。
たとえばスクリーンショットをTwitterに投稿したい場合、画像の選択画面が表示されなくて無理なんだとか。
Questの頃はあった「Oculus Gallery」というアプリは現在使えないみたいで、PCからWi-Fi経由で動画を
ストリーミング視聴するのも(デフォルトの状態では)できなくなってるみたいです。

「DeoVR」もしくは「Bigscreen Beta」があればメディアストリーミングで動画を見れそう。
「DeoVR」は必要最低限のプレイヤー。「Bigscreen」はリモートデスクトップ機能も備えるVRルームタイプ。
ちなみにQuest 2内のMovieフォルダに保存されてる動画は、ホーム画面にある「テレビ」でも視聴可能。

リリース直後でストアが混在しているのか、アプリのインストールに失敗することが結構多いです。
失敗というか、インストールを指示して数時間後に様子を確認してみると進捗ゲージが止まってるんですよね。
ひょっとすると我が家の貧弱回線が原因かもしれませんが。最近妙に重い日が続いているので。

スクリーンショットや動画を気軽に撮れるのに、アップロード先は現状Facebookしかありません。
そのへんの鎖国っぷりがなんとも…Androidみたいに「OneDrive」とか使えたらいいのに。

ブラウザは「Firefox Reality」が優秀。アドオン「uBlock Origin」が使えるので広告多すぎサイトでも安心。
Quest 2はウェブサイト側からはモバイル機器として認識されるので、デスクトップ表示に切り替えましょう。
ウェブ上のファイルのダウンロードも可能で、保存先は「Firefox」のインストールフォルダ下のようです。

ブラウザからウェブ上のクラウドサービス(「OneDrive」など)にアクセスしてファイルのDLが可能。
回線速度に自信があれば、容量の大きな動画などもクラウド経由で落とせそう。うちは無理です。



どうして誰にも言わず買ったかというと、周囲に影響されてお祭りに参加する感じがイヤだった(笑)ってのと
Facebookの実名制を回避する方法がない場合、VR上では別人を装うかと考えていたからです。
VRのプロフィールはFacebookとは別という話を知り、結局Oculus上のIDはいつもどおりのヤツにしてます。

| | コメント (0)

2020年10月 8日 (木)

ゲームレビュー 「Mini Metro」

Minimetro01

[プラットフォームと購入方法]
Android版をGoogle Playストアで購入。買い切りタイプのアプリで、120円という缶ジュースなみの値段。

[クリアまでにかかった時間]
アーケードライクなパズルゲームであり、ハイスコアの記録はあるが明確なクリアというものはない。
1回のプレイは難易度ノーマルで10分前後。世界の各都市をテーマにしたステージが豊富に用意されている。

[ゲーム難易度]
運の要素がかなり強く、ランダムな配置が難易度を左右する。セオリーはあるが決まった攻略法がない。

[実績・トロフィー難易度]
各都市にいくつかのチャレンジが設定されており、他機種ではこれらがトロフィーという扱いになっている。
前述のとおり運が影響するため、コンプリートしようと思うとかなり大変。

都市の選択画面で、各都市の下にあるバッジのアイコンをタップして、目当てのチャレンジを有効化しておくと
チャレンジの達成条件を失いかけたときにゲームを停止して知らせてくれる。
ニューヨークのスクエア駅など、条件に難のあるチャレンジではこの機能が特に役立つだろう。


Minimetro02

[良いところ]
・一見シミュレーションゲームのようにも見える、鉄道の路線図を模したグラフィックデザイン。
・ゲームオーバーの状態からエンドレスモードやクリエイティブモードに移行可能。感想戦やストレス解消に。
・状況の変化に応じて変化するサウンドは「Lumines」などを彷彿とさせる。
・アプリの容量が119MBと小さく、ストレージへの負担が軽い。

[悪いところ]
・スマホでプレイする場合、思いどおりに操作できないストレスを覚悟しなければならない。
・チュートリアルやガイドで説明されていない操作方法がある。車輛の再配置や向きの変更はかなり重要。
・どんなに都市が大きくなっても車輛の性能は変わらない(一部の都市を除く)。
・チャレンジの説明文が日本語としてわかりづらい。翻訳に難あり?

[どちらとも言えない]
・よくも悪くも運ゲーである。○型の駅だらけになってしまうとどうにもならない。
・路線のカラーは忠実に再現しているのかもしれないが、都市によっては他の路線と区別しづらいものもある。
・利用客が多すぎて運営停止になる鉄道なんて聞いたことがない。ゲームオーバーの理由には再考が必要だろう。


Minimetro04

[総括]
「Mini Metro」は鉄道をテーマにしたパズルゲームである。増加する利用客をうまく捌くのが目的だ。
マップ上に次々と出現する駅のあいだを線路でつなぎ、客を目的地へと導いていく。
必要最低限かつスタイリッシュな画面、激しく主張しないサウンド。シンプルであることへの美学を感じる。

最初のうちは駅も客も少ないのでスムーズにいくが、翌週、翌々週と進むたびにおそろしい速度で増加していく。
急激に成長していく都市を、トロッコほどの性能しかない鉄道でなんとか循環させなければならない。

本作の悪意すら感じるほどランダムな駅の配置には本当に悩まされる。
各記号(駅)が均等に満遍なく配置されてるうちはいいのだが、早ければ開始1分ぐらいで偏りが生じはじめる。
マップ上の一角が同じ記号で埋め尽くされるなんてことも珍しくない。というより、ほぼ毎回そうなる。


およそ計画性とは無縁の駅の乱立を見て、プレイ初日は「まあこんなものか」と思っていた。
本作にハマったのを実感したのは3日目あたりだった。静かにじわじわと時間を奪われていることに気付いた。

行き交う鉄道、駅に積み上げられていく利用客、緊張感を増すサウンドで徐々にトリップ感が出てくる。
その容赦なさ、運に左右されるあたりがむしろ魅力と感じはじめ、「次こそは」と再挑戦したくなってくる。
本気でスコアアタックや実績に挑むつもりなら、ストレスなく操作できるプラットフォームでプレイすべきだが
そこまで真剣になることなく、通勤や通学のおともに気楽にプレイするのもよさそうだ。


Minimetro03

[オススメ度]
どんな人にでもオススメできる。快適にプレイしたいならファブレット以上の画面サイズの端末を推奨する。
ゲームの性質上、タッチパネルやマウスで操作できるプラットフォームのほうがストレスは少なくて済みそう。



今回ご紹介した「Mini Metro」も、今夏プレイ予定だった『気になるゲーム』のうちの1本です。

「Mini Metro」の購入にあたり、初めてGoogle Playストアでの支払いというものを体験しました。
基本無料タイトルでは課金しないように遊んでいたため、買い切りのアプリでもないと機会がなかったのです。
ちなみに支払い方法はPaypalを選びました。支払い方法の登録に電話確認が要る以外はとてもスムーズ。

なぜAndroid版を選んだかというと、日本語でプレイできることとやはり値段ですね。安すぎ。
SwitchやPCはそもそも選択肢になかったのでさておき、PS4版は国内未配信かつ10倍近い価格設定なので…。

本作はパズルゲームであり都市育成シミュレーションではない、という点を念頭に置かねばなりません。
増加する乗客を完全に制御するのは不可能で、あきらかにゲームオーバーに向かわせようとする力が働いてます。
ベルリンなんかをプレイするとあきらかですね。乗客の増加率があまりにもおかしいので。
エンドレスモードのルールは都市育成に近いところがありました。どれだけ処理効率を上げられるかの勝負。

| | コメント (0)

2020年10月 1日 (木)

2020年 夏アニメ総括

今年の夏はなんだか短かった気がしますね。7月中は長雨が続き、9月になったと思ったらすぐに肌寒くなって。
夜はもう窓を開けていると寒く感じるほど。油断すると体調を崩しそうで怖い…と感じるのは歳のせいか。
前置きはこのへんにして、最終回を迎えた夏アニメの感想をあれこれ連ねていこうと思います。


今期のアニメを振り返ってみて「どれがよかったかな?」と考えると、だいたい枕詞のように浮かんでくるのが
「厳密に言うと今期の作品ではない」なんですよね。地上波初放送か、放送時期が変更になったものばかり。

純然たる夏アニメから選ぶとしたら「魔王学院の不適合者」が話題性や内容では首位になると思います。

「魔王学院の不適合者」は分類としては間違いなく俺TUEEEな無双系なんですけど、そこが嫌味になることなく
意外なほど整合性も保たれている、そしてシリアスな場面で笑わせてくることもある痛快な作品でした。
「魔法科高校の劣等生」にどこか通じる部分があると思うんですよね。ハーレム系ではないところも含めて。
本作の場合、芯にあるのはブロマンスだったんです。なのでそういう嗜好のある方々にもウケはよかったのでは。

他に強いて挙げるなら「恋とプロデューサー」かなぁ…後半は恋もプロデューサーもありませんでしたが。
女性向け恋愛SLGが原作と聞いていたのに、フタを開けてみれば異能力バトル中心のSFアクションでしたからね。
たしかにイケメンぞろいではあるけど、わたしちゃんとお話のおかげで男性視聴者にも結構ウケてました。


「厳密に言うと今期ではない」な作品だと、真っ先に浮かんでくるのはやはり「放課後ていぼう日誌」

「放課後ていぼう日誌」はストーリー的には大きな起伏もない、ひたすら釣りを丁寧に描いていく作品でしたが
変化の多いこのご時世においてはむしろそれがよい、それでよいと感じました。
大会とか廃部とか、海外留学とか(?)取ってつけたような試練とはまるで縁のない平穏が続く日常。
豪雨の被害に遭われた原作者、ならびに舞台となった熊本のみなさんに平穏な日常が訪れることを祈りつつ…。

露骨にエロに振った作品よりも妙にエロいセリフや描写が多かった点も評価に加算されているかも(笑)

以前も触れましたが夏に放送されたことが結果として季節にもマッチし、今期の代表というイメージが強いです。
夏といえば「八月のシンデレラナイン」の再放送も忘れてはいけません。2周目でもやはり名作は名作でした。


1クールのパッケージングとしての完成度で評価するなら「A.I.C.O. -Incarnation-」がダントツの出来。
当初から本作への評価は高かったのですが、核心を隠しつつの視点の巧みさ、音楽の良さが際立っていました。
そして最終回までの積み上げ方。最終回へたどり着いたことの高揚感は言い表しづらいものがあります。

SFがニガテな人だと何が起きているのか描写から汲み取りにくかったかもしれません。
またクライマックスは若干ホラーでもあったので、視聴者を選ぶところがないとは言えない…かな?

ほぼ勧善懲悪のハッピーエンドではあるし、興味があるなら確実に見たほうがいい作品です。今期の特筆枠。


地上波初放送組では「無限の住人 -IMMORTAL-」も壮絶におもしろかったですね。大満足。
すべて見終えたあとに2クールという長さを感じない、怒涛の勢いと描写力で駆け抜けていった感じがします。
戦闘シーンのアクションもさることながら、笑いあり涙あり、見ていて錯乱しそうなほど猟奇的な展開もありで
濃密で贅沢な時間をすごせたなぁという実感が残っています。尻尾までぎっしりの傑作。

「HERO MASK」は地上波放送のアニメの常識からは考えられないような、贅沢な尺の使い方をしていたことが
とても印象的で、監督が意図した『見せたい尺』でじっくり楽しむことができて個人的には好感。
ただ、地上波のアニメに慣れ切った人たちには「展開が遅すぎる」というふうに見えてしまったみたいで…。
しかし本作があまり悪く言われないのは、視聴後の満足感が不思議と高いという点にあったんじゃないかと。
贅沢な演出、贅沢な音響。他人にオススメする気はありませんが、今期のなかでは満足度がかなり高めでした。

「HERO MASK」は残り2話が週明けに。「Re:ゼロ」2期は大きな盛り上がりを迎えたまま、しばしおあずけ。


レムが長い眠りについた一方で、身体が腐るほど眠り続けていたキリトさんはようやく目を覚ましました。
そして当初のスケジュールから倍近いロングランになった「とある科学の超電磁砲T」もとうとう終結。

「SAO」は最終回に若干の不満がありました。といってもエピローグの些細な問題なんですけど。
リアルワールドにおけるアリスの肉体が自分には違和感のあるオーバーテクノロジーに見えてしまいました。
アリスほどとまでいかなくても、人間に近いアンドロイドが普及している世界であれば納得して見れたのですが
それまで劇中に登場した人型ロボットがニエモンくらいしかいなかったので、ギャップがひどいんですよね。

あと、アリスはどうやってダンボールに入って配送手続きをしたか問題笑)しかも全裸で。
まさか単独犯とは思えないし、全裸のアリスと緩衝材を詰めて梱包した『共犯者』がいたのではないかと…。
家庭用の電力で充電できるのもわりと謎テクノロジーなんだよなぁ…アリスの謎深まるばかり。

「超電磁砲T」は百合の圧縮構造体なので(?)百合を主食として生きる人たちは確実に見たほうがいいです。
そこを抜きにしても、これまで見てきたとあるシリーズのなかで一番おもしろかったかも。魅力的なキャラ多し。


「デカダンス」は不満こそないものの、予想の範囲を脱することのない展開だったので佳作程度の評価に。
強いて予想外だったところを言えば、ガドルの消滅とともに消えたパイプが本当に消えていたこと。
片手になったデカダンスとナツメの義手とで一対の攻撃になるような演出があると予想(期待?)してましたが
特に利用されなかったのも意外といえば意外でしたね。そういう意図をもたせたデザインだと思ってました。

「フルーツバスケット」は3期の予定があるのでしょうか。なかなか衝撃的なタイミングで終わりましたが。
慊人さんの設定をすっかり忘れていて、これは旧アニメ版からのキャスト変更にも納得だな…と思ったり(笑)


終わり良ければ…などと言いますが、その逆で「天晴爛漫!」は最終回で台無しになった感があります。
ギルが話の中心になったあたりからイヤな予感はしてたんですけど、ギルにいろいろと背負わせすぎたと思うし
説明しがたいパワーで蹂躙してからあっさり捕縛されるまでの落差は納得しがたいものがありました。
キャラ改変とも言えるその変化は天晴や小雨にも伝染し、ラストは見るに堪えずほとんど覚えていません…。

客車にダイナマイトを満載した列車も、機関車との連結をはずせばあっさり解決したんじゃないかと。
あの場にいる機械に詳しい誰もがその提案をしなかったことにものすごい違和感が。知性の一斉低下ですかね?

最終回を除けばそこそこ好感触だったんです。良い意味でベタをはずさない感じが見てておもしろかったので。

天晴号が船のカタチを維持し続けていたことの意味って、終盤で橋を渡すためだけだったのでしょうか。
それだとあんまりおもしろくないというか…どう考えても曲がれないであろう、あのトップヘヴィなバランスを
あえて残し続ける意味や合理性に欠けるんじゃないかと見てて思いました。資金が潤沢なら違ってたかな?


春に2話まで放送して休止となり、夏からふたたび仕切り直しとなった「富豪刑事 Balance: UNLIMITED」
2話まで見た時点でも微妙だったのが、そこからさらに評価を下げる結果となってしまいました。

金銭感覚のズレた富豪と常識的な刑事のあいだに生じるギャップを描く作品だと個人的には思っていたのですが
本作ではむしろ刑事のほうが…というより警察組織全体が非常識で、バランスが壊れちゃってたんですよね。
その崩壊がはじまったのが放送再開直後の第3話で。2話まではまだマシだったと言えます。
富豪も富豪で、各話ラストの損害賠償額くらいしか富豪らしい金銭感覚を見せられる部分が残りませんでした。

この手法、つまり被害額を提示するだけでどんなアクション映画でも「富豪刑事」として成立するんですよね。
輸送船沈没とか橋梁爆破とか、お金を払うだけでは済まされない事案も多々ありましたが…。

後半はひたすら身内のゴタゴタが続き、「富豪刑事」というタイトルでやるような話でもなかったかなぁと。
数少ない感心できた部分は、スマホアプリの懸賞を利用して逃亡犯を探すところくらい。
あとはもうトンデモSFに彩られたバディものアクションでしかなく、期待はずれだったと言わざるをえません。


「THE GOD OF HIGH SCHOOL」のあの支離滅裂っぷりはなんだったんでしょう…毎週ぽかーんと見てました。
一説によると、韓国のマンガは打ち切り防止のために衝撃的な展開が頻繁に用いられるのだとか。
たしかに衝撃的ではあったんですけど、脈絡のかけらもない超絶展開ではおもしろさも何もありません。
随所に日本の有名作品からの"影響"が見え「ああいうのがやりたかったんだろうな」というのは理解できました。

戦闘シーンの動画は特筆すべきもので、それがかえって浮いて見えてしまうという悲しさもあり。
総合芸術である以上、動くだけのアニメではやはりダメなんだな…と、反面教師的な作品として語れそうです。


今期のワーストは「GIBIATE the Animation」で揺るぎませんが、あれはあれで笑えるところなどもあったので
こういう場合は次点、つまりブービー賞にあたる作品が実質のワーストと言えるかもしれません。
「GOH」もイイ線いってましたが、今期のブービー賞は「Lapis Re: LiGHTs」に譲りたいと思います。

作画や3Dモデルの完成度は高かったものの、話はないに等しい。それでいいタイプのアニメとも言えますけど。
よくも悪くも「ラブライブ!」の亜種というか。成功例の模倣という意味では正しい判断ではあります。

個人的に「Lapis Re:LiGHTs」で一番気に入らなかったのは『魔物』の存在です。
エルフとかオークとか、誰もが知ってて当たり前みたいに出すファンタジーは大幅な減点対象なんです。
そういうものがいて当然の世界として、なんの説明もすることなく脅威として描いたことの"雑さ"が許せなくて
特に最終回での印象が非常に悪かったんですよね。天災とかにしたほうがまだマシだったんじゃないかと。

終盤で強敵に天使の羽根を生やした「GOH」も心証はかなり悪かったのですが、『魔物』ほどではなく。

「GIBIATE」は記憶に残るアニメになりましたね…ある意味で。忘れてはならない教訓として。
放送直前特番やインタビューの時点で怪しさは爆発していたのですが、過去10年で見ても突出した作品でした。
実写化界隈でよく話題に出る「デビルマン」のような、アニメ史に残る重大な過ちとして刻まれました。


さて…夏アニメはこんなところで。秋からまた本数が増えるみたいで。今期は数的にちょうどよかったなぁ。
これから2週間くらいまた忙しくなります。お気に入りの一本が見つかることを祈りつつ。



同じような部活ものなのに「ハナヤマタ」はなんで最後まで気持ちよく見れたのだろう?と考えていたのですが
フィクションで許容できる『嘘』の限度をきちんとわきまえて作られていたからかもしれません。
中学生の女の子たちが部活でできる範囲のこと、時間的な辻褄や整合性を描写によって整えていたんですよね。
それができているのとできていないのとでは印象がまったく違うというのを示す好例だったと思うのです。


正確には今期の作品ではないのですが(またか)今期最終回を迎えたので「文豪とアルケミスト」の話を少し。

ソシャゲ原作のアニメ化作品はこれまで結構な数を見ており、その中ではかなり上のほうに来る作品でした。
特に、おそらくアニオリであろうと思われる部分。このアニメならではの解釈が特筆すべきもので。
文学を含めた『創作』というものが人に与える影響、その良し悪しを1クール通じて描き続けていました。
文学が心の支えとなっている人。文学に触れなければ死ぬこともなかった人を、文学を消して生かそうとする人。
作り物であることを知りながら、それでも美しいと感じる心の大事さを尊ぶ人。
小説やアニメ、ゲームを通じて「文アル」を見ている人たちに向けたメッセージがとにかく濃かったんですね。

本作を「イケメンだらけの女性向けアニメ」と一蹴してしまうのはあまりにも惜しい。
できるだけ多くの人に本作に触れてもらい、込められたメッセージに触れてほしいと思いました。
「キャラがよくわからない」とか「題材となってる文豪や著作がわからない」とかは気にしなくていいです。
全部わかってる人のほうがおそらく少ないので。アニメが好きなら資格としてはじゅうぶんでしょう。

音楽もよかったなぁ。OP・EDは当然のこと、共通のテーマが繰り返される劇伴もすこぶる良い。
「ここであのメロディが聴きたい!」と思うタイミングできちんと流れてくれる演出の気持ちよさもありました。

| | コメント (0)

« 2020年9月 | トップページ | 2020年11月 »