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2020年10月14日 (水)

VR初心者視点の「Oculus Quest 2」レビュー

Quest2oc01

今日まで誰にも言わずにいましたが、「Oculus Quest 2」こっそり予約してました。前置き終了!

このレビューにたどり着いた人の半分以上は、既にいろんなサイトでレビューを読まれているのではないかと。
で、おそらくみんな「開封動画とかもう見飽きたわ!」「俺が知りたいのはそういうことじゃないんだよ!」と
使用感などもうちょっと突っ込んだところを求めて情報を探されているのではと思うんですね。
かく言う自分がそうだったので、自分が知りたかったところを自分の体験に基づいて書いてみました。

使い始めて24時間しか経ってない段階でのレビューなので、今後も気付いたことを追記していく予定です。
「ここが知りたい」というポイントがあればコメント欄で教えてください。できる範囲で確認します。


■ハードウェア面

本体付属のUSBケーブルは充電するにはじゅうぶん。しかし1mという長さには早々に不満を覚えるはず。
PCとの接続やOculus Linkの利用を考えていないとしても、2m程度のものを用意しておきたいところ。
それと付属のケーブルはtype-C(オス)-C(オス)なので、我が家のPCとの接続には使えませんでした…。

PCにtype-C入力がある人はさておき、通信用としてもう1本ケーブルがほしいですね。
Wi-Fi経由でのファイルのやりとりは現状Quest 2では不可能みたいなので、需要はかなり高め。
Anker製のケーブルをやたら薦める人がいますが、Ankerにこだわる必要はないと思います。

充電状況を示す本体LEDは充電が完了しても緑のまま消えず、抜くまでずっとついてます。
スリープ状態でアプリのダウンロードを継続するだけでも結構な早さでバッテリーを消耗してしまうようなので
大量にアプリのインストールを指示して放置するときは気を付けたほうがいいと思います。

バッテリーの持続力はほぼ公称値どおりで、満充電からぶっ通しで「VRChat」すると2~3時間程度。
自分は怖くて試していないのですが、充電しながらの使用でもバッテリーは減るのだとか。
バッテリーが少なくなると画面に警告が表示されるものの、タイミング的に手遅れな場合もあり。
特に「VRChat」のようなWi-fiもバリバリ使うアプリだと、警告からすぐ落ちるパターンもあります。

公式によると、充電完了後も充電器に接続したままだとバッテリーの寿命を縮めるそうです。
スリープ状態のまま就寝中に充電という使い方はよくないんだと思います(既に何度もやってますけど)。
充電する際はスリープ状態ではなく、電源を完全にオフにしてからのほうがよさそうですね。


Quest2oc02

ゴーグルを頭部に固定するためのベルトはQuest 2から布製になっています。
よく言えばコストダウンを図りつつ丈夫でしなやか、悪く言えば小学生の上履きみたいな質感です(笑)
ベルトの形状の問題で、装着後は髪が逆モヒカンみたいになってしまうので、以降の外出は厳しいかも…。

Quest 2全体の重量バランスはやはり正面寄りで、後頭部になにかしらのカウンターウェイトが必要です。
カウンターウェイトを載せないとホームポジション(焦点がぴったり合う角度)を維持できません。
また、本体重量を頬骨の2点で支える感じになるので頬が地味に痛くなってきます。
載せるものはべつにモバイルバッテリーである必要はなく、重さが2~300gあればなんでもOKでしょう。


Quest2oc08

こちらは手近なもので作ってみたカウンターウェイトの試作品。カードケースに海外の硬貨を詰めたもの。
こんなものでもあるのとないのとでは全然違います。数十分使い続けると実感できます。
ちなみにフタの切り欠き(画像左側)はベルトの幅に合わせたもの。これとボタンで横ズレを防いでます。

いわゆるニンジャマスクをかぶると滑り止めにもなるので、カウンターウェイトなしでもいけそう。

ベルトは薄く仕上げてあるので、ヘッドホンと併用しても干渉することはほぼないと思います。
普段使ってるヘッドホンはそのまま使えました。耳をすっぽり覆うくらい大きな密閉型ヘッドホンでも大丈夫

マイクがついてるヘッドセットだと入力はどうなるんでしょうね…機会があれば確認してみたいところ。


個人的に地味に気になっていたのがフェイスパッドと皮脂の問題で、専用のマスクが必要かと思ってたのですが
フェイスパッドの表面の加工のおかげで接触面が少なく、意外と大丈夫そうな感じがしてます。
また、フェイスパッドの設計が『鼻の高い人種』を想定しているせいか、鼻がまったく接触しないんですよね。
近くに置いてるスマホの画面を確認できるくらいの隙間があり、鼻の脂はつきようがありませんでした。

鼻に接触しないことでゴーグル内の明るさがどうなるか心配でしたが、塞いだときとほぼ変わりません。
顔汗をかきやすい人ならむしろ隙間を残したまま使用したほうがいいかも?

両手に持つTouchコントローラーには慣れが必要で、まだスティックやボタンの位置さえ把握できてません。
付属の単三充電池乾電池は三菱製でしたが、開封時に既に液漏れしていたという報告も見ました。
個人的にはニッケル水素充電池の使用をオススメします。ちなみに自分は東芝のIMPULSEを使用中。

Touchコントローラーの電池はかなり持ちます。1週間毎日使っても10%減るかどうかという程度。
ホーム画面に表示される残量と「Firefox Reality」などで表示される残量には違いがあるみたいですね。
Quest 2購入から3週間後、「Firefox」での残量表示が赤くなったので初めて充電しました。


■初期設定

Quest 2の初期設定にはBluetooth接続可能なスマホが必須。Quest 2単独でできないのは謎です。
また、Oculusシリーズの専用アプリ「Oculus」が必要なので事前にスマホにインストールしておきましょう。

スマホアプリの起動時にFacebookアカウントを求められるので、新規に作るならこのタイミングがオススメ。
アカウントの作成と同時にOculusとの連携がおこなわれるのでBANはまずないと思われます。
既にOculusアカウントを持っている場合はFacebookアカウントとの統合の確認があります。
たしか2年先まではOculusアカウントのままでも大丈夫だったはずですが、自分は即断即決で統合しました。

スマホアプリがQuest 2とのリンクを求めてきたら、必ず機種一覧からQuest 2を選択してください。
「Quest 2が一覧にないからとりあえずQuestにしておこう!」ってのは絶対にやめましょう。
その次の画面で要求される5ケタの数字がQuestだと通らなくなってしまうのです。


室内の範囲設定(ガーディアン)はスキップ可能でした。設定しなくてもまったく問題なく先へ進めます。
部屋が狭く、PCデスクの前から動きようがないという人でも大丈夫。安心して買ってください!
イスに座った状態で使用する『静止モード』は思いのほか範囲が狭く、軽く手を伸ばしただけで警告が出ます。

ハンドトラッキングは座った状態だと反応が悪いみたいで、スムーズに操作できるとは言いがたいものでした。
でも驚異的な技術なので一度は体験しておくべきですよ。「これは未来だ…」ってなります。


Quest2oc03

■視界

レンズの間隔は一番広い「3」に設定しました。それでもなんとなくまだ狭い感じがしています。
人生初のVR体験の感想ですが…たとえるなら万華鏡を覗いているような、映像との距離感があるのが少々残念。

VR体験で驚いたのは、映像内の物理現象に現実の物理動作で干渉できるところ。
目の前に置いてある紙飛行機を拾って飛ばしたり、ブロックを積みあけたり、握手できたりするんです。
Touchコントローラーの中指ボタンで『握る』というアクションを制御しているのが本当に画期的でした。

自分は極度のクルマ酔い体質で、VRでもやっぱり酔いました。移動がダメみたいです。
VR内で移動するのと同時に足踏みするとちょっとだけ改善されます(笑)座りっぱなしが一番酔いますね。
Quest 2を使い始めて4日目くらいでVRへの順応を感じ、1週間したらほとんど酔わなくなりました。
自分ひとりの例でしかありませんが、酔いやすい人でも継続によって改善される可能性があると思われます。

周辺光量との差が目にダメージを与えるので、部屋をちょっとだけ暗めにして装着するのがオススメ。
ただし、周囲が真っ暗だとQuest 2は動きません。完全消灯で寝ながらプレイというのは無理みたいです。


■ソフトウェア面

Quest 2にはファイルマネージャというものが存在せず、ファイルの手動操作はほぼ不可能。
たとえばスクリーンショットをTwitterに投稿したい場合、画像の選択画面が表示されなくて無理なんだとか。
Questの頃はあった「Oculus Gallery」というアプリは現在使えないみたいで、PCからWi-Fi経由で動画を
ストリーミング視聴するのも(デフォルトの状態では)できなくなってるみたいです。

「DeoVR」もしくは「Bigscreen Beta」があればメディアストリーミングで動画を見れそう。
「DeoVR」は必要最低限のプレイヤー。「Bigscreen」はリモートデスクトップ機能も備えるVRルームタイプ。
ちなみにQuest 2内のMovieフォルダに保存されてる動画は、ホーム画面にある「テレビ」でも視聴可能。

リリース直後でストアが混在しているのか、アプリのインストールに失敗することが結構多いです。
失敗というか、インストールを指示して数時間後に様子を確認してみると進捗ゲージが止まってるんですよね。
ひょっとすると我が家の貧弱回線が原因かもしれませんが。最近妙に重い日が続いているので。

スクリーンショットや動画を気軽に撮れるのに、アップロード先は現状Facebookしかありません。
そのへんの鎖国っぷりがなんとも…Androidみたいに「OneDrive」とか使えたらいいのに。

ブラウザは「Firefox Reality」が優秀。アドオン「uBlock Origin」が使えるので広告多すぎサイトでも安心。
Quest 2はウェブサイト側からはモバイル機器として認識されるので、デスクトップ表示に切り替えましょう。
ウェブ上のファイルのダウンロードも可能で、保存先は「Firefox」のインストールフォルダ下のようです。

ブラウザからウェブ上のクラウドサービス(「OneDrive」など)にアクセスしてファイルのDLが可能。
回線速度に自信があれば、容量の大きな動画などもクラウド経由で落とせそう。うちは無理です。



どうして誰にも言わず買ったかというと、周囲に影響されてお祭りに参加する感じがイヤだった(笑)ってのと
Facebookの実名制を回避する方法がない場合、VR上では別人を装うかと考えていたからです。
VRのプロフィールはFacebookとは別という話を知り、結局Oculus上のIDはいつもどおりのヤツにしてます。

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