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2021年7月10日 (土)

2021年 春アニメこぼれ話

春アニメの視聴中に書き残したメモから、総括には掲載しなかったものをいくつか書き直して掲載します。
『書き直して』とあるのは、そのまま載せるには不完全な走り書き、不適切と思われる表現(笑)があったので
ブログ向けの記事としてお出しできる程度に体裁を整えて…という程度のことです。
Twitterに投稿するほど短くもなく、かつフォロアーに読ませるには多少トゲのある話題。そんな感じです。



アニメや映画などで古びた屋敷や廃屋を描く際に、必ずと言っていいほど登場するクモの巣
最近あれを見るたびに疑問に思っていたことがあります。人家に棲むクモはああいう放射状の巣を張るのか?
自分が知る限り、人家に棲むクモはああいう巣を張りません、捕虫のために巣を張るのは屋外だと思うのですが。

映像におけるある種のお約束として定着しているものの、正しい描写なのかちょっと怪しいなぁ…と。

                    ◇     ◇     ◇

セリフに『可能性が高い』という表現を用いる作品が多いなか、きちんと『確率が高い』と言わせていたことで
春期放送の「Thunderbolf Fantasy 東離劍遊紀3」の評価がさらにちょっと高くなりました。
『可能性』は『ある』か『ない』かの二択で、数値の変動があるものについて『高い』と言ってほしいわけです。
『確率』以外では『蓋然性が高い』と表現するのが適切なようですが、おそらく意味が伝わりませんね…。

セリフ周りだとアニメでは最近『見惚れる』を【みほれる】と発音させている傾向があるような。
辞書を引くとどちらでも間違ってはいないようですが、個人的には【みとれる】のほうがすんなり受け取れます。

                    ◇     ◇     ◇

「Vivy」の劇中、150年後の未来でもカウントダウンタイマーがデジタル表示だったのが妙に気になりました。
一周まわってレトロな表現が用いられる場合はあるものの、未来の表現としては回りくどいと思いますし…。
ただの粗探しと思われそうですが、そういう部分も含めて「Vivy」を前時代的と感じたわけです。

                    ◇     ◇     ◇

「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら」の冒頭で見られた時代錯誤な展開。
よくよく考えるとフルダイブVRが普及している時代にダウンロード版の販売がないなんてありえないと思うので
事前にダウンロード予約していればカツアゲで奪われることもなく、本作は始まらずに済んだのでは?
現在世の中にあるものに追いついていない創作。何歳くらいの人が書いてるかは知りませんが、恥ずかしいです。

以前「プラスティック・メモリーズ」の感想でも書いたのですが、都合よくローテクにする必要はないんですよ。
はるか未来を描くSFにおいて、現在世の中に普及しているものより劣ったものってそうそうないはずなので。

                    ◇     ◇     ◇

総括掲載の延期の原因となり、総括でタイトルまで挙げていた「蜘蛛ですが、なにか?」
それなのに感想を書かなかったのは、あの最終回を見てどんな感想を書こうか悩んでしまいまして…悩むよね?

蜘蛛子さんパートと勇者たち転生者組パートのあいだには大きな時間のズレがあるのは既にご承知のとおり。
蜘蛛子さんが魔王や吸血鬼と同盟を結び、現代の戦場で勇者たちと遭遇したところ両パートがついにつながった!
というところで幕を閉じましたが、2期で描かれ続けてきた肝心の戦争は終結していないわけで。

本当の戦いはこれからだ!ENDとでもいいますか(笑)アニメ単体でしか評価できない自分からすると贔屓目に
見てもそんな評価にしかならず、続きをアニメ化する予定あるのかな?と訝しげに思った程度。

いま思えば、最終回の時点にたどり着くための準備にしては寄り道が多すぎた気はします。
どこまで原作に沿っているのかは知りませんが、アニメはアニメなりの完成度を目指して不要な部分は割愛して
見ている側の気持ちが次へつながるような良きタイミングで終わってくれれば…と思わなくもなく。
ただ、この調子だと続きが作られるかビミョーな気もしますね。

                    ◇     ◇     ◇

最近のレビューでは意識的に書かないようにしていたワースト作品。あえて春期のワーストを挙げるとするなら
最後まで見続けた作品のなかでは「幼なじみが絶対に負けないラブコメ」になります…。

タイトルが示すとおりの内容で第3話くらいはまだおもしろく見れていたのですが、そこから先はなんというか
「この内容で本当に100万部も売れてるの?」と原作小説のCMを疑いたくなるような虚無に終始。
懐かしさを感じていたころはまだよかったほうで、群青同盟が出てきたあたりからは理解が困難に。
しかも、これが動画工房制作というのがまた…まさか動画工房のアニメをワーストに掲げる日が来るなんて。

これはあくまで『最後まで視聴した作品』からの選出で、今期ほかにも結構すごいのがあったとかなかったとか。


出来の良し悪しの前に、その作品を好きになれるかどうかで選別してしまっている昨今。
たとえ世間で絶賛されていても見続ける気になれない作品はあるので、見た範囲で話をするようにしています。

たとえば辛いものが大好きな人とニガテな人がいて、ふたりの前に超激辛カレーが出されたとします。
大好きな人にしてみれば超激辛なところが魅力に映るし、ニガテな人にしてみれば大きな欠点に映るわけですよ。
魅力と欠点は表裏一体で、好みが真逆の人のなかでは100点満点がついてる可能性をつねに意識せねば…。

                    ◇     ◇     ◇

テレビアニメはテレビの尺のなかで勝負をしろ。自分は常々そう考えています。
Twitterで裏話だのYouTubeでボイスドラマだのと、外部の別のメディアで補強するやり方が好きではないので
外部で公開されたもので盛り上がってるアニメファンを見るとちょっとイライラしてしまうのです。
誰が悪いという話では決してなく、自分はそう考えているというだけの話なので。あしからず。

                    ◇     ◇     ◇

これまで異世界転生モノをいろいろ見てきたけど「この異世界に住みたい!」と思ったことは一度もないかも。
「聖女の魔力は万能です」を見ていたときだったか、ふとそんなことを考えました。
転生したいかしたくないかはさておき、移住先としての異世界にそんなに魅力を感じていないというか。

どちらかといえばゲーム世界を描いた作品、「SAO」なんかのほうがずっと夢があると感じてしまいます。
現実の生活は現実として別にあって、異世界生活の上澄みだけをゲーム世界で楽しむ。…いまと変わらないか。

                    ◇     ◇     ◇

「トロピカル~ジュ!プリキュア」の第10話は新アイテム登場回としてもかなりひどい内容でした。
赤点を取ったら部活できない、ダメージを受けたら変身解除など、使い古されたやり方ばかり。
さらに、奪われたヤル気はヤル気を出せばなんとかなる!という、敵の攻撃を根底からくつがえすような逆転劇。
この回は敵のほうもパワーアップしていただけに、視聴者を納得させるものになっていなかったと思います。

結局赤点は回避できなかったのに翌週そこからつながる様子もなく。前回の話なんだったの?という感じに。
そもそもトロピカる部って具体的な活動もないし、部活ができなくなることになんら問題がないのでは。

第13話の放送部の回もぶっちゃけ見るに堪えず。目に余る知性の低下。子供向けにしてもやりすぎだったのでは。
学校内の出来事とヤラネーダの出現が完全に分離していて、エピソード上の関連性がまるでなし。
ヤル気のない敵と人前に出られないローラが作劇上のネックになっているのを痛感します。
毎回苦心が見えるというか、そのうち脚が生えるのでは?と思っていたら、第17話でとうとう脚が!(笑)

人間に置き換えて考えた場合、下半身が急にヒレになったらうまく動かせなくて生活に困ると思うんですよね。
実際劇中でも、下半身が脚になったことでうまく泳げないというオチを用意してきました。
そこはいいんです。その前に、陸上で二足歩行は普通にできてることがおかしいんですよ。まずそっちでしょ。

今年のプリキュアは「説教くさくなくてよい」と褒めてる人もいるようですが、自分は逆にしんどいです。

                    ◇     ◇     ◇

声優と人種の問題がだんだん深刻になってきて、そのうち各事務所に黒人声優を所属させるようになるのでは?
などと思ったりしていますが、海外では笑い話にできないくらいの情勢になりつつありまして。
男女平等を推し進めた末に女尊男卑になるみたいなバカバカしさといいますか。
真の平等はどちらかの機会を奪うことでは成立しません。また、与えるものでもないと思います。



流行歌という概念が希薄になってずいぶん経ちます。バイタルの存在しない曲が流行ることも増えました。

近年はYouTubeの利用拡大により、『有名人』という共通認識が消失しつつあるのだとか。
YouTubeはたとえるならチャンネルが数千万あるテレビであり、視聴者それぞれ思う『有名人』が異なります。
トレンドは存在するものの、個々の趣味嗜好の範囲では共有しにくい時代になっているようです。
アニメもそのうちそういう時代が来るかもしれません。『いまおもしろいアニメ』を他の人と共有できない時代。

逆に、不特定多数から集めたはずのTwitterのタイムラインで、毎週特定の曜日になると全員が同じマンガの話を
しているという現象も起きたりしています。ぶっちゃけ自分はそれをとても気持ち悪いことだと思ってまして。

みんな違っているほうが自然というか。トランプの山からカードを引いて全部エースだったら怖いですよ。

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