新型コロナウイルス感染に関するご報告
弊社所属タレント、うごーが新型コロナウイルスに感染していたことを遅ればせながらご報告申し上げます。
…ってヤツを一回書いてみたかっただけなのですが(笑)陽性反応が出たのは事実で、その事後報告となります。
重篤にはいたらず、保健所が定めた経過観察の期間も過ぎていることをまずお伝えしておきます。
ちなみにワクチンは3月に3回目の接種を終えた状態でした。おかげで症状が軽く済んだのかもしれません。
自分が濃厚接触者であることが確定したのは7月14日。実際はそれよりも前に接触していた、という意味ですね。
その日の夕方ごろから風邪の初期症状としてよくある、腕の痛みと寒気を感じていました。
なぜかいつも腕から来るんですよ。ギシギシとした筋肉の痛みと、体感温度は暖かいのに鳥肌が立つような寒気。
日付が変わるころには花粉症のような粘度の低い鼻水が出るようになりました。
15日以降は粘膜の崩壊。のどと上顎部がやられて、よくないタイプの咳が出るようになりました。
熱も多少は上がっていたのかもしれませんが、熱による苦しみはほぼなく。ダメージの中心は咳でした。
16日に鼻水が一旦停止。この日に都から抗原検査キットが到着し、即日実施。陽性であることがわかりました。
上顎部の痛みがとにかくひどかったので市販の風邪薬を飲みつつ、とにかくよく休むようにしていました。
「休む」ってのは適当じゃないな…「何もできなかった」と言うほうが正しいかもしれません。
上顎の痛みが引いたのが18日ごろ。残るはのどの痛みと、のどに張り付いたネバネバしたものの鬱陶しさ。
そして、現在まで続く味覚障害を自覚し始めたのがこのころです。
最初は甘みと旨みが消え、普段飲んでいるお茶や味噌汁などの味がわからなくなりました。
口に液体を含んでいることは感触でわかるんですけど、その液体が何であるかはわからないみたいな状態。
のどの痛みは19日になるとだいぶ治まり、この日に奇跡的に診察の予約が取れたので病院へ行ってきました。
ここであらためてPCR検査を受け、翌日に正式に感染者となり、自宅待機の期間が設定されました。
鼻の奥が鼻炎の薬を飲んだときみたいにカラカラになったのが20日のこと。これはホントに謎。
粘膜が完治したサインかとも思ったのですが、こののちに鼻腔の状態がふたたび悪化します。
いわゆる副鼻腔炎というか、顔を下に向けると鼻の内側あたりが重力を感じるような、特有の重みがありまして
下を向いた状態をしばらくキープして鼻をかむと、粘菌のような黄色い鼻水がまとめてドバッと出ました。
以前も似たようなことがあったんですよね…歯医者で治療を受けたあとに顔が重くなって。
21日以降、甘みを感じるようになったかと思えば辛みを感じなくなったり、日によって味覚は変化しています。
自分はあまり食事に執着がない、どちらかといえば食事でストレスを感じるタイプの人間です。
それでも味覚を感じることで少しは楽しめていたのだなと、味覚障害になって初めて気付きました。
空腹を満たすためだけに味のしないものをモサモサと食べ続けることの苦痛たるや。耐えがたい苦しみです。
フィジカルの苦しみよりもメンタルの苦しみのほうがはるかに大きい。これがコロナを経験した自分の感想です。
この10日間ほどで自分の精神状態はどんどん悪化し、自分を抑え込むことの難しさを感じました。
普段なら看過できることが許せなくなる、言わなくていいことをポロッと言って、あとになって後悔する。
反動による沈み込みも大きくて、「ここではないどこかへ逃げたい」ととにかく外出欲が増す。
コロナにかかった人たちがなんであんなに外に出たがるのか、抑えられないのか感染してやっと理解できました。
理解できてよかったとは思いませんけどね。こんなもん感染しないほうがいいに決まってるので。
完全に治ったと言える日はずっと先になると思います。もともと器官が強くないので、のどは特に長引きそう。
あー…人間がいないどこかへ行きたい。山でも海でも。いや、そんな贅沢は言わない。どこでもいいので。
[8/1 追記]
味覚障害は27日の晩には完治し、日常的に食しているものが以前と同じように味わえるようになりました。
口周辺の粘膜の荒れが原因となっていたものが、粘膜の回復とともに解消された感じでしょうか。
のどは痛みこそ消えたものの、気管支炎がわずかに残っている状態でときどき呼吸がつらくなります。
精神的な不調はまったくとは言いませんが、いまだ改善されていません。
今月は記事が少なめになるかもなぁなんて思ってたのに、振り返ってみれば激動の7月となりましたね。
平和のありがたみ、普通の毎日のありがたみをあらためて知る。アニメや映画を見ててもしばしばそう思います。
特に戦争の描写はいつもよりも強く刺さりまして。「アイアンマン」見てて泣くとは思わなかったな。
「ルミナスウィッチーズ」は過去のシリーズとくらべて前線での活躍は乏しいものの、戦争に脅かされる市民の
視点が盛り込まれていて、2022年に見るアニメとして思っていた以上に胸に響くものがあります。
世界ツアーと銘打って彼女たちが向かう各地にどんな惨状が待ち受けているのか。想像するとつらいです。
いや、ひょっとしたらそんな惨状は描かれないかもしれませんが。続きを見守りたいと思います。
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