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2022年11月 3日 (木)

光るキーボードを買った話(Redragon K688 RGB)

人生で初めてのメカニカルキーボードを買った話をします。しかし、まずどこから話せばよいやら…。

キーボードって普通に使ってるとまず壊れないし、買い替える機会が少ない周辺機器だと思うんですよね。
自分のPC歴は四半世紀ほどで、それ以前のワープロ専用機の時代も含めると、人生の大半をキーボードとともに
過ごしていることになるのですが、キーボード遍歴で考えると片手の指で足りるほどの台数しかありません。
ノートPCのキーボードを含めてもPC用は今回でやっと5台目。


最初のキーボードは富士通製のいわゆる付属品。特に自分で選んだものではありませんでした。
次に買ったのがたしかXbox360を購入したすぐあとで、ゲーム機に接続できるキーボードがほしくなったものの
前述の富士通製がPS/2接続の古いモデルで、USB接続できるものを求めて新たに買い足したわけです。
このとき買ったエレコム製の黒いメンブレンはいまでも「FF14」をプレイする際に使っています。
目立った特徴がなく、使ううえでは特に不満を覚えない、丈夫で長持ちする優れたキーボードだと思ってます。

その後デスクトップタイプをやめて、ノートPCに切り替えてからは外付けキーボードを使わなくなりました。
ノートPC特有の薄いキーボードが自分には合ってたんですよね。疲れないし場所を取らないしで。


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で…特に壊れてもいないのに今回なぜキーボードを買う気になったか?といえば、ゲーム用途で使い続けてきた
黒いヤツの見た目に飽きが来ていたから。加えて、メチャクチャ光るキーボードがほしくなってしまって(笑)
光るのってやっぱ強いんですよ、玩具として。『光る・動く・音が鳴る』は売れる玩具の三大要素ですし。
極端な話、光ってくれさえすれば実用に堪えないものでもいいとすら思っていました。

いや、この場合の実用というのは「日常使いに堪えるかどうか?」という意味ですね。
現在使っているノートPCのキーボードに特に不満はないし、あえて外付けして使うつもりもありませんでした。
とりあえずゲーム用途で、Xbox OneやPS4で使うキーボードという建前で候補の選定を開始。

その場合キーボードに求められる要件はなんだろう?と、まずはリストアップしてみることに。


 ・単色LEDではなくRGBでメチャクチャ光る(必須)
 ・矢印キーとテンキー付き
 ・ゲームで使う機会のない余分なキーが省かれている
 ・ケーブルの挿込口が本体の左側面にある
 ・メカニカルキーボード(できれば青軸)
 ・本体カラーが黒以外の、できれば見た目がかわいいもの
 ・実用を考えれば日本語配列のほうがよいが、英語配列でも問題なし
 ・以上の条件を満たしたうえで、国内で入手しやすい安価なもの


いわゆるバックライト付きのキーボードには大きく分けて、単色LEDRGBの2種類があります。
単色LEDは文字通りの単色バックライトで色の切り替えができません。光りはするけど見た目につまらない。
RGBに似たところで、多色LEDだけど色の変更ができないマルチカラーのモデルも存在します。当然これもNG。
公称1680万色のRGBこそ正義。クリスマス時期のイキった一軒家みたいに光るキーボードがほしかったので。


矢印キーとテンキーは無意識に指が求めてしまう場面が多いので、優先的な要件としました。

「事務作業に使わないならテンキーなくてもよくない?」と思われる人のほうが多いのではないかと思いますが
ワープロ時代からテンキーがあるのが当たり前で、テンキーがある前提のタイピングになっておりまして…。
そのせいで、ノートPCを選ぶときはちょっと苦労しました。市場はテンキーレスの機種が主流ですし。

ゲーム用途で考えた場合も、マウスの移動範囲を広く確保できるのでテンキーレスを選ぶ人が多いみたいです。
でも「FF14」などのMMORPGをプレイするつもりならキーは多いに越したことはありません。

省スペースモデルのなかにはFNキー(ファンクションキー)と同時押しで、記号キーが矢印キーとして機能する
タイプの製品もあるのですが、いちいちFNキーを押さなきゃいけないのは絶対ストレスになると思いまして。
FNキー同時押しで許せるのはHomeやEndまでだろうと、使用感を想像して判断しました。


ケーブルを左側面に挿すモデルは一般的には不評のようです。PCを左側に置く人は少ないでしょうしね。
ノートPCと前後にならべて使う場合、ケーブルが中央から伸びるモデルだと邪魔になります。
エレコム製のキーボードを使っていて唯一不満を覚えていたのがそこで、次にゲーム用途で選ぶとしたら絶対に
左側面からケーブルが伸びるモデルを選ぼうと考えていました。


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メカニカルキーボードにこだわった理由は、メカニカルキーボードというものを使ってみたかったからですね。

なんかメカニカルの世界がおもしろいらしい。特に青軸ってヤツがヤバいらしいと噂に聞いていたので。
ただ、これに関しては試してみないと向き不向きがわからないだろうと思ってました。
自分はマウスのクリック音がダメで、マウスをあれこれ改造した末にタッチパッドに落ち着いたほどだったので
青軸を自宅に向かえるのは自殺行為というか、好奇心を抑えられなくて賭けに出た感じでした。

 ※青軸とはキーボードのスイッチの呼び方で、感触や音の違いを赤や茶色などの色で区別しています。


キー配列については、自分はワープロ専用機でタイピングを覚えた絶滅危惧種の(笑)『かな入力』使用者なので
キーに日本語の『かな印字』がなくても日本語配列のほうがスムーズに打てるのは間違いありません。
英語配列でも『かな入力』自体は可能ですが、「ろ」が打てないなどの問題が生じがちです。

メカニカルキーボードの世界は基本的に英語配列で、日本語配列のキーボードは選択肢が少なく、かつ高価です。
日本語配列の省スペースモデルはテンキーレスしか見つからず、今回は候補に入りませんでした。

見た目に関しては、あとからキーキャップを差し替えるなどの手段はあります。メカニカルの利点ですね。
それにしたってやっぱり英語配列のほうが選択肢が豊富で、安価で入手できるものが多め。
そもそも実用にあまりこだわっていなかったし、『ローマ字入力』もできる人なのでどちらでもよかったのです。


値段については、「後悔しても痛手にならない範囲で」という実験的な意味も込められています。

Aliexpressなど海外のショップもチェックはしましたが、キーボードはなぜか原産国よりも国内のほうが安くて。
特にAmazonでは低価格帯の定番のメカニカルキーボードが安価で販売されています。
しかしここでひとつ気を付けなければならない問題が…最近流行っている不当に高い配送料を請求する出品者
キーボードひとつで配送料8,000円とか15,000円とか。どこから輸入したらそうなるの?

 ※日本のAmazonに限った話ではなく、Aliexpressでも『不自然に安い』新規ストアが増えてる様子。

「これいいな」と思ったモデルがどれもこれも配送料詐欺状態。なんとかならないんですかね?、これ。
そんなこんなで調べ始めてから1か月ぐらい長考した末に、初期に「いいな」と思ったモデルに落ち着きました。


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RedragonのK688 RGB。Amazonで3,499円で販売されていた75%メカニカルキーボードです。

キーボード界隈ではフルキーボードに対し「キーを何%残して小型化しているか?」でパーセント表記します。
75%キーボードはEnterキーの右に1列追加したものを指すのが一般的ですが、K688はF1~12の上1列を削って
テンキーぶん右に3列追加しているので、割合としては75%表記でまあ間違いないのかな?と思います。
60%キーボードに矢印キーとテンキーをぎゅっと押し付けたような、横に長いデザインです。

カラーリングは海外の販売状況を見ると5種類くらいあるようですが、国内では4種類のみ確認しています。
ブルー&ホワイトもしくはブラック&イエロー。それぞれ赤軸と青軸があり、軸によって配色が異なります。
自分が注文した時点ではブルー&ホワイトの軸違い2種類のみになっていました。

文字キーが白いほうが各種ショートカットキーの刻印が見やすいだろうと判断してこちらの配色を選びましたが
たまたまこちらが青軸だったからよかったものの、軸が逆だったらもっと悩んでいたでしょうね。


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大きな特徴としてはF1~F12キーの省略、左側面にあるケーブル挿込口、そしてRGBバックライト。
PC側に専用のアプリをインストールしなくても、接続するだけで約20種類のイルミネーションを楽しめます。
つまりXbox OneやPS4など家庭用ゲーム機に接続した場合も同様のバックライトが可能ということ。


見た目もそこそこかわいいですよね。全体が一色に統一されてるモデルが多い価格帯では目立つキーキャップ。
しかもオマケで違う色のEscキーとスペースキーが付属してて、買ったその場でプチアレンジもできてしまう。

Redragonというブランド名とロゴは好みが分かれるところですが、海外ではかなりのシェアを誇ってるそうで
同価格帯で有名な『e元素』の大元となるメーカーがこのRedragonなんだとか。
『e元素』は最初の候補だったのですが、ホットスワップ(スイッチ交換)の面でちょっと問題があるのを知り
先々のことを考えたらあんまりよろしくないか…と、比較的早めの段階で候補からはずしました。
あと、『e元素』のユーザーは非常に多いみたいで。違うものを選びたかったという心理もあり。


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メチャクチャ光るという点では大満足しています。マジでメチャクチャ光る。しかも思っていたより明るく。
部屋の明かりがついてたら見えないのでは?と思っていたのですが、想像していたよりも全然目に刺さる明るさ。
光るだけでめっちゃテンション上がる。光らせた状態で飾っておくだけでも生活品質が向上します

キーのバックライト以外に、Caps lockとNum lockの状態を示す赤色LEDが「2」キーの上にあります。
同社の無線モデルだと無線の接続先やバッテリー残量を示す点灯などもあるみたいですが、このモデルにはなし。


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商品のレビューという観点で言うと、9割は満足。思ってたよりもしっかりした作りで重量感もあります。
この重量感の原因はおそらくキースイッチをはめ込むベースプレートで、金属製のように見えます。
ベースプレートとPCB(基板)、PCBとケースのあいだにEVA素材らしい吸音フォームが標準で内蔵済み。

つまり既に反響防止はできているのですが、ガスケットマウントのような防震構造にはなっていません。
打鍵の振動がケースを伝ってデスクに響くので、気になる人は下に何か敷いてあげるとよさそうです。


外箱は化粧箱つきの二重構成でキレイだし、付属の説明書も読めなくはない程度の中国語。

1割の減点は一部のキーキャップに成型時のバリが残っているところ。紙ヤスリでもあれば消せるレベルですが。
それと、Shiftキーなど横長のキーを支えるスタビライザーからはみ出るほどグリスが塗られていました。
メカニカルキーボード界隈ではこのようなグリスアップのことを『ルブ』って言うらしいですね。
神経質な人は使い始める前にグリスを処理しておいたほうがいいかもしれません。


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さて…問題の青軸ですが。結論から申し上げますと、やっぱり青軸の常用は難しいですね。

青軸特有の音が気に障るというより、音がデカい。音の大きさが気になってしまって使い続けられません。
マウスのクリック音の3倍くらい。ゲーマー的に言えば、アケコンの三和製スティックに近い音だと思いました。
なので、音が理由でアケコンを使えない人はおそらく青軸キーボードも使えないはず。

話はちょっと脱線しますが、キーボード用のスイッチでアケコン作ったら省スペース&静音化できそうな気が。
10年前にメカニカルキーボードのことを知っていたら作ってたかも。三和のボタンより安いし。


音量はスイッチだけの問題ではなく、キーキャップや本体の構造も大きく影響していると思われます。
本体に付属している交換用のスイッチを単体で押してもそこまで大きな音には聞こえませんしね。
違う素材のキーキャップに交換したり、本体内に吸音材などを入れれば聞こえ方が変わる可能性はありそうです。

「常用は無理」といっても、それはPCの作業すべてをこの青軸でやる場合の話で。ゲーム用途はまた別の話。
ただ、ゲーム用途で使うとなるとやっぱり音の大きさが気になるんじゃないかと。

対戦型のFPSやTPS、特にボイスチャットが必要になるチーム戦においてはかなりのノイズになりそうな気が。
ゲーム実況界隈でも青軸を使ってる人は音がマイクに乗ってますしね。それをよしとするかどうか。
それと、実際にゲームで使ってみてわかったことですが、押し始めてから反応するまでに若干のラグがあります。
WASDで移動するタイプのゲームの場合、動くたびにいちいちモタついてストレスになると思われます。

幸いK688はホットスワップに対応しているので、あとから赤軸などの好みのスイッチに交換可能です。
K688に使われているのと同価格帯のスイッチならAliexpressで10個セットが150円くらいで購入できます。

個人的にはまずキーキャップを交換したいですね。ブルーも悪くないのですが、もう少し好みに寄せたいので。


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念願のメチャクチャ光るキーボードを手に入れて、キーボード買いたい欲はひとまず治まりました。
あとは買ったキーボードを使う機会があるかどうか。「FF14」は休止中なので、「PC Building Simulator」を
マウス&キーボード操作するのに使っていますが、本領発揮とは言いがたいところ。

最悪の場合、静かな軸に交換して普段使いにしてしまう手もあるので、悪い買い物だったとは思っていません。

でもね、届いたその日に20%オフ(2,799円)になってたのを見たときはうめき声が出ましたよ…。
青軸のほうだけが安くなっていたので、おそらく自分が注文したのが影響して値下げになったんだと思います。
そう思わないとやってられない金額差です…いやぁ、この価格帯で700円差はデカいよ。


ちなみに海外だと45ドル前後、現在の日本円で6,600円くらいが相場なので3,499円でも全然安いほうです。
ってか、円安の時期に海外製キーボードなんて買うもんじゃないな…買ってから気付いたわ。



K688にはBluetooth接続機能はありませんが、有線でスマホに接続することはできます。
スマホ側の『OTG接続』をオンにして、K688とスマホをケーブルでつなげばキーボードとして認識されます。
(K688に付属しているUSBケーブルはtype-A ←→ type-Cなので、別途ケーブルが必要になりますが)
実際にスマホで使う機会はまずないと思いますが、ソフトウェアキーボードに画面を占有されないのは魅力的。

ひとつ注意すべきなのがキーボードの設定で、英語配列のキーボードですが『日本語106』を選択しましょう。
『英語(アメリカ)』を選択すると半角英数の小文字が入力できないなどの不具合が生じるおそれがあります。

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