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2023年4月27日 (木)

Bluetoothトランスミッターをためしてみた話(Ugreen CM523)

Ugbttm01

ワイヤレスイヤホンの記事で予告していたBluetoothトランスミッターが届いたので使用感を紹介していきます。

今回購入したのはUgreenのBluetooth Audio Transceiver。モデル名はCM523というそうです。
Amazonでは「UGREEN Bluetooth 5.1 トランスミッター&レシーバー」という商品名で販売されているもので
自分はAmazon経由ではなく、AliExpressを通じてUgreenの直営ストアから購入。
シンガポールから発送されて約10日ほどで手元に届きました。長旅の疲れか、外箱がちょっと歪んでいます…。


Ugbttm05

さっそく開封してみると、想像していたよりもずっと小さい。一般的なUSBメモリと同等のサイズ感。
そのせいか、3.5mmステレオミニジャックが妙に大きく感じます。外装はプラスチック製。

ステレオミニジャックのそばにある小さな穴は、レシーバーモードで機能するマイクです。
その隣にあるボタンは説明書ではマルチファンクションボタン(MFB)と書かれており、こちらもレシーバーで
音楽の再生や一時停止の際に使うそうで、トランスミッターとして使う場合は押す機会がありません。
側面のスイッチでトランスミッターモード(TX)とレシーバーモード(RX)の切り替えをおこないます。

ちなみに付属品はステレオケーブル(オス-オス・長さ1m)のみ。本当にオマケ程度のものです。


Ugbttm03

技適の問題に注文後に気付いたのですが、届いた商品には日本国内の技適マークが普通についててビックリ。
付属の取扱説明書にも日本語の記載があり、おそらくAmazonで販売されてるものとまったく同じと思われます。


対応コーデックはSBCのみ、電源供給はUSB-Aのみ。用途は限定されますがシンプルでわかりやすい仕様です。
USBはあくまで電源供給を目的としたもので、PCに挿してもBluetoothアダプタとしては機能しません。
余っているスマホの充電器に挿すだけで、さまざまな機器の音声を無線化できる装置の出来上がり。
テレビの音声を無線化するとか、自宅で据え置きで使用するぶんには電池切れの心配がなくてよいと思います。

レシーバー機能はありますがバッテリーを内蔵してないので、有線ヘッドホンやイヤホンを無線化したい場合は
別途モバイルバッテリーなどを用意する必要があります。しかし無線というにはかさばり過ぎですよね…。
おそらくカーステレオにスマホを無線接続するなどの用途を想定しているのではないかと。


Ugbttm02

ワイヤレスイヤホンと組み合わせた使用感を言うと、想像していたよりもずっと実用に堪える性能でした。

まず接続が簡単。ワイヤレスイヤホンをケースから取り出し、本機の電源を入れる。それだけ。
多少もたつく日もありますが、長くても10秒以内に接続が確立されて音声が聞こえてきます。


アナログ出力の音声をデジタル変換して飛ばす場合、多かれ少なかれホワイトノイズは乗ってしまいます。
ただ、本機はちょっと事情が違うみたいで。入力された音声をかなり増幅して飛ばしてるっぽいんですよね。
テレビ側のボリュームはふだん聞いてる設定のままなのに、イヤホンには爆音で届いてきます。
イヤホン側のボリュームを適切に下げてあげるとホワイトノイズはほぼ聞こえないレベルに抑えられます。


音声の遅延、ラグはごくわずかにあります。画面をしっかり見ててやっと気付く程度ですが。
日本語吹き替えの洋画やアニメなど、口の動きと声がシンクロしていない番組であれば違和感はありません。
ニュース番組など、話し手の口が大きく映る番組だとほんの少し違和感があります。

ためしにゲームの音声も飛ばしてみましたが、思っていたよりも問題を感じずプレイできました。
しかし、音の情報が生死に直結するFPSにはオススメしません。背後から敵に撃たれたときなどの反応が遅れて
振り返って敵を捕捉、撃ち返すまでの動作がひとつずつ後手にまわる、危なっかしい状態になりました。
ほかにも、音でタイミングを確認する格ゲーなんかには向いていないと思います。


まとめると、テレビ視聴を目的に使うのであればデメリットをほぼ感じず無線化することができます。

発熱はかなり穏やかで、3時間ぐらいテレビを見るのに使っても人肌以下のぬくもりに留まりました。
季節にもよるかもしれませんが、ソシャゲ中のスマホよりもずっとぬるいので安心して長時間使用できます。
長時間というほどテレビの前にいないだろうし、先にイヤホンのバッテリーが切れてしまうのでは。

あとは耐久性次第ですかね。金額から考えたら1年もてば上等じゃないかと。



今後使うつもりはないのですが、レシーバーモードのほうも一応ためしてみました。普通にいい感じに使えます。
接続時のアナウンスの声が爆音でビックリすることを除き、じゅうぶん実用に堪えると言えるでしょう。
マジでメチャクチャ声がデカい。トランスミッターモード同様、爆音を初期値に設定してるのかもしれません。
ヘッドホンをはずした状態で接続を確認するぶんにはこれくらいがいいのかな…(前向き思考)

トランスミッターモードとは違い、レシーバーモードは音質にはほぼ影響がないと思ってよいはず。
まあ対応コーデックの問題で上は望めないし、あくまで値段が示す範囲で…という話になってしまいますが。

他の方が書かれたレビューによると、電源との相性によってはノイズが乗ることもあるのだとか。
こればっかりは手持ちの機器で確認していただくしかないので、レシーバー機能に期待してる人はご注意あれ。
自分の環境(コンセントにスマホ用充電器)ではノイズはまったく確認されませんでした。

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