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2023年10月11日 (水)

2023年 秋アニメ寸感

■お気に入り作品(暫定)
「でこぼこ魔女の親子事情」

■新作ピックアップ(暫定)
「ミギとダリ」
「オーバーテイク!」
「ひきこまり吸血姫の悶々」
「アイドルマスター ミリオンライブ!」
「MFゴースト」
「ビックリメン」
「ティアムーン帝国物語 ~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~」

■続編ピックアップ
「B-PROJECT ~熱烈*ラブコール~」3期
「魔法使いの嫁 SEASON2」分割2クール後半
「Dr. STONE NEW WORLD」分割2クール後半
「カノジョも彼女」2期

■前期からの継続作品
「呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変」2クール後半
「Helck」2クール後半
「ダークギャザリング」2クール後半
「七つの魔剣が支配する」~15話、10月13日に放送終了

■居残り組
「青のオーケストラ」8月中の放送休止により10月にはみ出し、10月8日に放送終了
「ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~」10話以降の放送予定が未定のまま

■今後の放送開始予定
「薬屋のひとりごと」日テレで10月21日25時~、初回一挙3話放送

 ※あくまでリストアップであり、順番が順位付けになっているわけではありません。


今期はアニメを見ることにかつてない疲弊を感じておりまして…とにかく本数が多く、番組編成がひどい。
全体で60作品超、月曜夜だけで5時間(東京MXとテレビ東京の合計)もの新作がはじまっています。
そんな特盛の編成がほぼ一週間、火曜を除いてずっと続く感じで。全部に付き合うのはさすがに無理があるはず。
だって、単純計算で週に30時間。つまり一週間のうち丸一日はアニメを見ることになるわけですから。

いわゆる続編ものだけでも20作品以上あり、新作をまったく見ないとしても結構大変なシーズンなんです。
さてどうするか。調整のためいろんなところに皺寄せが生じており、ゲームをプレイする余裕がありません。
ふだんなら残してもいい作品でも今期は"諦める"かもしれないことをこの場で伝えておきます。


今期の新作にはまだ特にお気に入りと言える作品がなく、続編ものも含めた全体のなかから選ぶとすればやはり
「魔法使いの嫁」が一番好きで、一番楽しみにしています。続きを見るため今夏を生き延びたので!

それと「カノジョも彼女」。ラブコメと呼ぶにはあまりにも頭がおかしい(笑)コメディっぷりが本当に好きで
1期から制作陣ほぼ総入れ替えと知って感じていた不安も、2期の初回を見て吹っ飛びました。
普通のラブコメは大事な初回からヒロインが玄関前にバリケード作って用を足そうとはしないんですよ…。

「B-PROJECT」の3期は新たに登場した配信型タレントと従来のメディア中心アイドルの対比に現実感があって
この価値観の衝突を描くアイドルものって意外となかったなと、今回ピックアップするにいたりました。
しかし、既存のアイドルたちのプロデュースだけでも手一杯なのにチャンネル登録者300万人超えの配信者まで
担当させられることになって、つばさは過労死一直線なのでは…と、劇中でも不安視されています。


アイドルものでは、映画館で先行上映されていた「ミリオンライブ!」日曜の朝に放送されることが話題に。
テレビ東京はなぜこの枠に?と見るまでは疑問だったのですが、見てその意図を理解できた気がします。
アイドルものの初回として、低年齢層に見てもらう作品として模範的な内容だったと思います。

ステージ上の輝きが次の世代の憧れを生み、アイドルの階段を昇っていく。
エンディングで描かれるイメージが「AKB0048」を踏襲しているようで、これは信頼できそうだなと。


現状、新作のなかから胸を張ってお気に入りと言えるのは「でこぼこ魔女の親子事情」くらいでしょうか。
好きなんですよね…古賀葵の絶叫が。アリッサの激しいツッコみやリアクションを聞いてるだけで楽しいです。
それってアニメ自体の評価ではないのでは?と思われるかもしれませんが、ギャグアニメとしても安定の出来で
事前に本作に抱いていた印象を良い意味で裏切られています。

それ以外の新作からピックアップした作品は、1~2話を見て現在の琴線に触れたものです。
今年の8月に亡くなった佐野菜見の遺作「ミギとダリ」、新解釈が飛び交う狂気のホビーアニメ「ビックリメン」
なぜかモータースポーツアニメアワーを形成することになった「MFゴースト」「オーバーテイク!」


近所(SNS上の話ね)で話題になっているのは「葬送のフリーレン」「SHY」ですかね。
次いで「アンデッドアンラック」。いずれも原作の段階である程度の話題性を獲得している作品。
続編ものでは「ウマ娘」の3期がダントツ。あとは「範馬刃牙」の分割2クール後半が盛り上がったりしてます。
「シャングリラ・フロンティア」は意外と感想を見かけません。やはり放送枠の影響でしょうか。


今期の傾向と言えるかどうかはわかりませんが、畠中祐と楠木ともりの出演数が妙に多いのが気になります。
なんか、そういうのときどきありますよね。逆にばったりと出演しなくなったりとか。

それと昨今、1時間半などの初回一挙放送をおこなう作品が増加傾向にあります。
「最初にここまで見てほしい!」という意思を感じる場合はよいのですが、初回3話一緒放送は主要民放だけで
地方局では2話までだったり、BSでは普通に1話ずつ放送したりと『格差』が生じる作品もあるんですよね。
初回から長いってだけでも受け入れにくいのに『格差』まで生み出す一挙放送を定着させてよいのか。
やるならやるできちんと意味のある一挙放送を、全国統一でおこなってほしいと思います。

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