上半期に購入したガジェットの話(前編)
今年の上半期はいろいろあって、以前から興味をもっていたガジェットをいくつか買ってしまいました。
その都度記事にすればよかったんですけど、ゲームのレビューと同様、長期間使い続けてわかることもあるので
溜め込んでいたことを今月一気に触れてみようかなと。今回はその前半をお送りします。
まだ上半期をまとめるには時期が早いかもしれませんが、来月はいつものアレが来るので先出しという感じに。
まずは今年の2月、液タブ(液晶ペンタブレット)を購入しました。HUIONのKamvas 12(豪華版)。
以前から板タブは所有していて、それで描いたイラストをSNSのアイコンにしたり、投稿サイトに掲載したりと
頻度で言うと「ごくまれに」使用していました。だから、特に買い替える気も起きなかったんですよね。
どうせ買っても年に何度も使わないだろうものに、いまさら投資するのはどうなのか?とブレーキがかかり。
それが今年のお正月、元旦セールに液タブがならんでるのを見てから心境がちょっと変化しまして。
調べてみると、昔とくらべてメーカーの選択肢が増え、以前より性能の良いものが安くなっていることがわかり
「この値段でこのレベルのものが手に入るのなら検討してみてもいいかな?」と思えてきたわけです。
過去2代、ワコム製の板タブしか使ってこなかったので「液タブの経験がほしかった」という理由もあり。
板タブには長年ストレスを感じていたんですよ。思ったところに線を置けない、ペン先と画の微妙なズレに。
そのせいか腕の変なところに力がはいってしまい、短時間の使用でも腕の痛みに悩まされていました。
描いている板のほうではなく、離れた画面のほうに絵が生まれていくことの違和感もありました。
うまく説明するのが難しいのですが…「自分の行動が世界に影響をおよぼしてる実感が薄い」といいますか。
液タブでそれが解決され、楽しく描けるようになるのではないかと期待して機種選びを開始。
メーカーのこだわりは特になく…というか、以前は他に選択肢がなかっただけなので。
これまで使ってきた板タブよりも描画範囲が広いもの、A4サイズの同人原稿用紙のトンボ内の範囲くらいあれば
自分の用途や使用頻度には足りるだろうと、候補を絞り込んでいってHUIONの12インチに落ち着きました。
本体サイズは横330mm×縦197mm。うち画面は横257mm×縦145mm。B5判よりちょっと細めな感じ。
液タブは画面端にいくほどペン先との位置ズレが生じてしまうため有効範囲はもう少し狭くなってしまいますが
デジタルペインティングで手を大きく動かして描く人は多くないでしょうし、必要じゅうぶんではないかと。
ただ、パレットやレイヤーなど作業に必要なものをいっしょに表示するとやはり窮屈に感じます。
自分はメインのディスプレイありきの併用なので。液タブ一枚でやりたい人とは要求も違うでしょうね。
豪華版には純正のスタンドやUSB-C to Cケーブルなど豊富な付属品が同梱されています。
特にUSBケーブルは指定された仕様のケーブルを単品で買うと結構高いので、付属はありがたいところ。
純正のスタンドは安定性こそあるのですが、重いしホコリが溜まりやすそうなので個人的にはビミョーでした。
純正スタンドの代わりに、タブレットPC用のキックスタンドを購入して裏面に貼り付けました。
ワンタッチで手軽に折りたためて、しかも軽い。掃除するときや使わないときに移動するのもラクラクです。
実際に使ってみての感想ですが、板タブで悩まされた手の痛みをまったく感じなくなりました。
ペン先を置いたところに線が生まれる、色がつく。ごく自然な現象のなんとストレスのないことか!
これは本機の評価というより液タブ全体の評価になってしまいますね。自分には液タブが向いていたのでしょう。
使用感や描き味もワコムの板タブとそんなに違わないというか、違和感なく使えています。
購入時に貼り付け済みのノングレアフィルムがきちんと仕事をしてくれている感じ。画面の発色も申し分なく。
液タブでよく言われる使用中の熱ですが、2月ごろの室温では「あったけぇ」くらいで済んでいます(笑)
これが夏場になったらどうなるのやら。画面にべったりと汗がつくなんてこともあるのかもしれません。
少し気になるのが接続に関する部分。USBケーブルの挿し込み口が奥まったところにありまして。
付属のケーブルなら問題なく接続できるのですが、市販のケーブルだと太くて接続できない場合もあるかも。
また、付属のケーブルはストレートタイプなので、作業時に真横に出っ張って非常にジャマです。
できればL字のケーブルがほしいですね。条件をすべて満たすケーブルを探すのはかなり難しそうだなぁ…。
ちなみに自分の環境ではUSB-C to Cケーブル一本でPCとの接続が完了します。
PC本体にUSB-C入力があればいけそうな気がしますが、USB-Cは仕様の違いもあるので注意が必要です。
あとは、購入から3か月ほどでまだ2枚くらいしか描けていないことでしょうか。今後もうちょい…使います。
ひとつの記事にまとめるつもりでいたのですが、思いのほか長くなってしまったので分けることにしました。
次回の後半では新たに購入したワイヤレスイヤホンと、とうとう購入したスマートウォッチについて触れます。
近日中に公開できると思いますので、もし興味がございましたら掲載をお待ちください。