2010年8月20日
本日は久し振りにPSP用ソフトの体験版を紹介。スクエニの「ロードオブアルカナ」です。
正直なところ世界観やゲームシステムなどの予備知識をまったく持たずにプレイしたので
細かい部分についてはよくわかっていませんが、話題になりそうなソフトのひとつですから
当方でも一応インプレッションぐらいは書いておこうかと(場つなぎの意)。
ざっくりと説明するなら…PSOをスクエニ風味にしたMOアクションRPGという感じ。
プレイヤーは複数ある武器から好みのものを選び、PSO風のダンジョンへと潜ります。
そこではカギをもったモンスターを倒すことで次の部屋へと続くゲートが開くようになってて
ボスを倒すなり特定のザコ敵を指定数倒すなりすればクエスト終了。
ただしPSOと大きく違うのは、ダンジョン内はシンボルエンカウントであるということ。
ダンジョン移動中も宝箱の開閉などに攻撃は使えるのですが、敵には使うことができず
敵との接触方向でステータスの有利不利が付加され、戦闘が開始されます。
で、実際の戦闘はアクションなんです。その雰囲気はほぼPSOのまま。
PSOの場合はダンジョンの地形によって多少は戦闘の有利不利があったわけですが
「LoA」の戦闘シーンは広い円形のフィールドになってて、障害物は一切登場しません。
つまり、複数の敵が出現したらダッシュなり回避なりで逃げ回るしかありません。
武器は片手剣や大剣、長物が数種。体験版ではそのうち片手剣と大剣のみ使えます。
□ボタンの連打で一定のコンボ(おそらく武器スキルに比例してバリエーションが増える)
△ボタンで固有技のようなものが発動、○ボタンには魔法が割り振られています。
ちなみにジャンプはなく、×ボタンは回避とガードとして使います。
Lボタンを押すことで敵や敵の部位にロックオンが可能で、ロックオン状態で敵を倒すとき
画面に○ボタン指示が表示され(QTEのような感じ)フィニッシュムーブが炸裂します。
この技に他のザコ敵が巻き込まれた場合は大ダメージを与えることができます。
また、画面下のゲージが溜まった状態で△+○を押すと召還獣で全体攻撃ができます。
拠点となる村では武器や防具の生産および強化、アイテムの売買や保存ができるほか
マルチプレイ用の施設などを利用できるようになってます。
ここまでざっと基本部分を説明してきましたが…そろそろ感想も書いてみましょうか。
もっともショックだったのはシンボルエンカウントですね。正直「マジか…」と思いました。
そのせいで恐ろしくテンポが悪いし、ダンジョンが無駄に広く感じます。
攻撃のレスポンスも非常に悪く、これをラストまで繰り返すのかと思うとゾッとします。
ボス敵を倒す際にはQTEが必須という仕様にもかなりイライラさせられました。
ボス敵は瀕死の状態になると逃亡へ移行し、逃亡が成立すると戦闘が終了します(笑)
そしてダンジョン内のどこかへランダムでポップし直すというモンハンみたいな仕様。
モンハンのように部位破壊できるボス敵もいますが、部位破壊報酬はないようです。
続いて世界観。言葉による説明が多いのはまだいいけど、そのどれもが白々しい。
チュートリアルで延々流れるナレーションとか、村人たちの話す温かみのない会話とか
全体的にスカスカした印象を受けます。テクスチャの解像度が異様に低いのも問題かも。
あと、平穏な村の中なのに抜き身で剣を持ち歩くプレイヤーキャラは異様です。
キャラクターメイキングも期待しないでください。「FF11」程度の自由度です。
唯一の救いはプレイ開始後も顔や髪型などを無料で変更できることぐらいでしょうか。
髪型は少ないうえにロングヘアはなく、音声も似通ったものが5種類程度。絶望的です。
プレイ開始してキャラクターメイキングで自由度の狭さに凹み、ダンジョンの無駄な広さや
シンボルエンカウントに幻滅し、クエスト終了後に飛ばされる閑散とした村に呆然として
NPCになんかボロクソ言われた挙句『ギルド』に編入されるという…。
ここまで読み進めて(途中で読むのをやめたかもしれませんが)面白そうだと思った人や
すぐにダウンロードしなきゃ!とPSPを起動した人ははたしているのでしょうか。
仮にオススメできる層があるとすれば、いままでPSOシリーズや「ゴッドイーター」などを
プレイした経験がなく、スクエニブランドに価値観を見出せるタイプの方々だと思います。
せめてシンボルエンカウントじゃない普通のアクションMOだったらなぁ…。
これが無料オンラインゲームのβテストならよかったんですが、10月14日発売予定です。
公式サイトでは意見の受付もしてるので、ここからどれだけ修正してくるかがカギですね。
もうちょっとオブラートに包もうかと思ったけどかなりボロクソな感想になってしまった。
既にTwitterの方では書いちゃいましたけど、「LoA」と一緒にダウンロードした初音ミクの
「Project DIVA 2nd」の方が個人的には楽しめました。体験版にしては太っ腹だし。
ジャージミクを見て素直に「ミクかわいいなぁ」と思ったしね…まさか自分の口からミクを
褒め称えるような言葉が出るとは思ってませんでした。変われば変わるもんだ。
ただ…やっぱりボーカロイドの歌声は好きじゃないし、ボーカルに合わせてボタンを押す
というこのゲームのシステムにはどうにも馴染めません。タイミング狂うんだよね…。
気に入ったのはたぶんミクの見た目と収録楽曲なんだと自己分析。
「アマガミSS」棚町編は尺の都合で最後のあたりがカットされたそうな(提供バック参照)。
ただ、それを踏まえても良いラストだったと思います。なんか理想的な関係だよね。
自分が特に気に入ったのは今回も橘さんの心理描写で、過去に負った大きな心のキズを
薫の何気ない一言が静かに塞いでくれたあたりがとても心に響きました。
恋愛SLGやADVだと、心にキズを負ったヒロインの側を救っていくという作品が多いだけに
このへんが「アマガミ」の特異性なのかなぁ…という気がしました。
次回以降は中多編。予告の段階で作画からして既にかわいいんですが…。
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