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2013年6月11日 (火)

2013年6月11日

「AKB0048」を発端として、これまでAKB48に対する自分なりの考察を色々書いてきましたが
先日の選抜総選挙の様子を受けて思ったことをさらに書いていこうと思います。

まず、Twitterのタイムライン上で見かけたとあるツイートについて。
スキャンダルが明るみに出るなどして、これまでのアイドルに比べて遥かに生々しい存在なのに
なぜファンの方々は彼女たちに夢中でい続けることができるのか?というもの。

AKBのファン、いわゆるヲタはそこまで真剣に考えてないと自分は思うんですよね。
難しく考えていないというか、むしろ可能な限りおもしろくなるように考えているのではないかと。

生々しいからこそおもしろい、次になにが起こるかわからないから楽しい、次に誰が脚光を浴びて
話題の中心になるのか、その一部始終に立ち会える臨場感が良い。
これが現代のアイドルのエンターテイメント性であると言えます。
ファンも参加者として同席し、演者のひとりとしてショーを作れるおもしろさがあるわけです。

おそらく旧来のアイドルに求められたような、幻想的な処女性というものは期待されておらず
外部の批判的な人だけがいまだにそう思い込んでるのでしょうね。
一応建前として恋愛禁止を掲げているので、在籍中はそのルールに反することをしてくれるな
というレギュレーション的な見方しかしていないのではないかと自分は考えます。

アイドルとはいえ生身の人間なのだから、誤った選択も失敗もする。
そんなことは百も承知で楽しんでいる、精神的に割り切れた良識あるファンが大半なのです。

スキャンダルが発覚することによって彼女たちの生々しさはより強調されます。
しかも、スキャンダルの発覚によってショーとしてのシナリオがよりおもしろく書き換えられるので
彼女たちを失墜させようという企みはむしろ助力になってしまうのです。
一時的に推しの変動はあったとしても、AKB全体の話題性には影響がないわけです。

話題性がAKBの寿命を伸ばし、話題性が順位に反映され、新たな話題を生む。
話題が供給され続ける限りAKBが本当に終わる日は来ない気がします。

スキャンダルの影響で左遷された(ように見える)メンバーが今回1位に選ばれたことについても
話題性という言葉で半分は説明がつくのではないかと。もう半分は内情にあります。

ローカルアイドルの興隆によって入植が困難だった九州で、メンバーの大量離脱で若年組のみ
取り残されて統率も経験も乏しかったHKTに編入された指原莉乃が、この1年におこなったことは
偉業と讃えられるべきことであり、少なくとも批判されるものではないと思うのです。
指原単独でのメディア出演数の増加、知名度の向上もあり、妥当な評価だったと言えるでしょう。

いま一番世間に知られていて、一番評価されているメンバーが指原莉乃であるということ。
それは大島優子や渡辺麻友よりもさらに上だったということです。

アイドルは清純で売るもの、恋愛禁止のイメージでやってるのに正統派なメンバーが評価されず
指原や峯岸のようなメンバーが評価されるのはおかしいというファンの声も当然あります。
でもそれも、選抜総選挙というルールのうえでは仕方ないのです。
特定の投資家が大量に投票しようが正統派が上位に来なかろうが、ルールに則っているなら
現在のAKB全体の評価としてそれを受け入れるしかありません。

アイドルファンだけがアイドルを支えているわけではない、ということ。
これが重要な事実なのに、論ずるうえで意外と認識から抜け落ちてしまうところなんですよね。



実は総選挙そのものにはあまり興味がなく、自分は投票もおこなっていません。見てただけ。
「さよならクロール」を個人的に気に入っていたならCDを買って、そのついでに投票していたかも
しれませんが、あえて投票するために買おうとは思いませんでした。
また、モバイル会員でもないのでCD購入以外での投票権も持ち合わせていません。

日本国民としての選挙権は別ですけど、あまりこういうのに関わりたくないんですよね。
好きだからこそ影響を与えるような行動をしたくないというか、そこはあくまで客観的に見たい
という変なポリシーがあるのです。Twitterでも好きな有名人はフォローしない主義ですし。

とりあえずNO NAMEのメンバーの半数以上が圏内にランクインしてよかったですね。
特にあみなちやん。センターに選ばれたことが今後少しでも良い方へと働いてほしいです。

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