2013年9月5日
先日、「AKB0048」の北米版ブルーレイディスクが到着しました。
さっそく見てみようとデッキに挿れて再生したら、謎の注意文が表示されて視聴できないという
アクシデントに遭遇し、その解決法を探るべくひたすらググり続けるはめに。
ブルーレイはDVDとは異なり、日本は北米と同じリージョンに属しています。
リージョン的には問題なく再生・視聴できるはずなのです。
しかし、最近の北米版アニメソフトには別の方法でプロテクトがかけられているらしいのです。
映像ソフトやゲームには『視聴年齢制限』というものがあります。
『視聴年齢制限』は国別で定められているため、再生機器に設定されている制限を確認すれば
その機器がどの国で使用されているかソフト側で判断できるというわけ。
これによって、リージョン上問題ないはずの日本だけを視聴不可にしているのだとか。
ゲームにたとえると「この本体はCERO基準だから日本なのでNG」という感じ。
再生機器の『視聴年齢制限』を定めるために、『国コード』というものが使われています。
この『国コード』が「日本」に設定されていると再生できません。
逆に言えば、『国コード』を「日本」以外に設定できれば再生できるわけです。
PS3はデフォルトで「アメリカ」に設定されているので問題ないそうです。
パソコンの場合は再生ソフトのオプションで『国コード』を設定できるものもあるとのこと。
では、一般的な家庭用のBDレコーダーなどではどうすればいいのか?…というのが今回の話。
現在使っているシャープのBDレコーダーを例に『国コード』を設定する方法をご紹介します。
待機中にリモコンのホームボタンを押し、画面にメインメニューを表示します。
「設定」の「映像・音声調整」のなかから「BD/DVD再生設定」を選択。次の画面へ移動します。
「視聴制限レベル」に「BD/DVDビデオの国コードを設定してください。」という項目があります。
(パスワードを設定している場合、先に4ケタの数字を入力する画面が表示されます)
これを「日本」以外、たとえば「アメリカ」などにすれば手順は終了。
『国コード』でプロテクトをかけられた北米版アニメを見ることができるようになります。
視聴後は元に戻しておくことをオススメしますが、元に戻さなくても特に問題はないでしょう。※
リージョン設定という世界的なルールがあるにもかかわらず、本来の目的とは異なるルールで
日本のみを弾く理由がイマイチよくわかりません。
権利者的には重要なことなのかもしれませんが、国内でBD再生機として普及しているPS3で
再生できてしまうなら、その目的を果たせてないわけで…まるで意味ないですね。
というか、デフォルトで「アメリカ」に設定されてるPS3にもかなり問題があるとは思いますが。
※後日「パシフィック・リム」のBDを再生したときに若干問題がありました。
『国コード』を「日本」以外にしたまま再生すると、日本向けに作られたコンテンツ(音声や字幕)が
見れないどころか本来必要のない言語(アラビア系など)が表示されるようになります。
また、冒頭に挿入される宣伝映像が再生されなくなります。
追記の追記。北米版「AKB0048」の言語関係の仕様について少し。
北米版「AKB0048」のメニュー画面には選択可能な音声・字幕のセットが2種類あります。
ひとつは『日本語音声・英語字幕』、もう一方は『英語音声・字幕表示なし』。
つまり、オリジナルの音声で視聴しようとすると英語字幕も必ずついてきてしまうわけですが
それを回避できるTipsがないわけではありません。
再生中にリモコンの「視聴設定」ボタンを押し、字幕設定を「切」にしてください。
これで音声はオリジナルのまま、本編中のキャプションを含めたすべての字幕を消せます。
国内の正規版に比べて画質が若干甘めなことさえ我慢できれば、良い買い物になるはずです。
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