2014年3月4日
前回に続いて、生駒里奈・松井玲奈両名の兼任について少し。
まず、「玲奈がいじめられててかわいそう」って感想が出るのはおかしいですよね。
乃木坂のメンバーは「玲奈がイヤだ」「玲奈が来るのがイヤだ」と個人を否定してるわけではなく
公式ライバルという設定上、48Gとの正式な提携がおこなわれるべきではないという当たり前の
反応を示しているわけで、どちらが責められるべきという話ではありません。
この話をさらにややこしくしたのが「ライバルとは思ってない」という指原(敬称略)のツイート。
たしかに公式ライバルという設定は有形無実化していますが、中の人がそれを言ってしまっては
プロとして失格なんですよ。正直ではあるものの意識が低すぎる。
プロレスの世界にはアングルと呼ばれる敵対設定があります。
敵対関係という設定であれば、たとえリングの外であってもその関係は絶対に崩しません。
もし設定上敵対関係にあるレスラーがTwitterで「いまからアイツとメシ行きまーす」とか言ったら
やっぱりマズいですよね…プロ意識に欠ける、空気を読めてない言動と見られます。
設定を遵守して立ち回ることに意味がある。自分はそうプロレス的に考えます。
「同じ秋元康プロデュースのアイドルグループなんだからライバル化するのはおかしい」という
意見も何度か見ましたが、たとえば同門出身だったり同じ団体に所属しててもライバルである
レスラーだっているわけですし、アングルとしてはべつにおかしくないですよね。
公式ライバル設定を維持したまま48Gと提携するなら、たとえば第三の強大な勢力が出てきて
48Gと乃木坂のどちらかが窮地に陥ったとき、夢のタッグを組んで第三勢力を打ち倒す…という
大昔の怪獣映画みたいなブックを用意するとか(プロレス過ぎる?)。
でも、そういうロマンチシズムを重視するかどうかの問題だと思うんですよね。今回の話。
よーするに指原はロマンを理解していなかった、と。指原に同調する方々も同様です。
あー…でも、第三の強大な勢力が「経済的な問題」というカタチ無き敵だったとしたら。
夢もロマンもありませんが、結託して戦わなければならないタイミングなのかもしれません。
「SKEのほうが(AKBの)ライバルらしさがある」という意見には同意。
運営面まで含めて非常にライバルらしい状態にあったのに、センターを引き抜かれてしまって
軍門に下る様子は今回の兼任の未来を見るような気もします。
とりあえず新曲は乃木坂らしさが継承されてて安心しました。タイアップついてほしい曲だなぁ。
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