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2014年12月31日 (水)

2014年12月31日

さて…2014年第4Qもそろそろ終わりを迎えます。アニメの総括を書いて締めくくりましょう。

今期はいろいろあって完走できるアニメが少なかったです。
というか、話への興味以前に放送を見逃しているうちに結局見なくなってしまった作品が多くて
総括というわりに全体を語ることができない状態。ゲームに時間を取られました。

まず特筆すべきは「神撃のバハムート」と「Fate/Stay Night」という二大怪物アニメの存在。

この2作品はほかと水準を比較すること自体そもそもおかしい。かかっている時間や人件費など
テレビアニメの常識を超えているのではないかと。特に前者の出来は異常。
ただし物語についてはそれほど珍しくない冒険もの、そして後者は過去にアニメ化されたことも
あっておおむねあらすじが知られてしまっているため『映像作品』としての評価になります。

話のおもしろさも含めて話題となったのは意外にも「SHIROBAKO」でした。
当初は「アニメ制作の現場をアニメにしておもしろくなるのか?」と懐疑的に見られていた本作。
しかし1クールが終わるころには非常に魅せ場の多い作品として定着していました。

時折登場する実在のアニメスタッフそっくりさんの表現も話題に。
1クール終盤に登場した庵野秀明そっくりの人物…あまりに似過ぎていて衝撃を受けました。

話題になったといえば「クロスアンジュ」と「結城友奈は勇者である」。

「クロスアンジュ」はいろんな意味で視聴者の予想を裏切り続け(笑)、前評判を大幅に上回って
アニメファンに受け入れられる怪作となりました。斬新といえば斬新なのかも。
古臭い部分もたしかにあるんですが、それもネタとしてアニメファンには受け入れられてるようで
非常に娯楽性の高い、実況向きな作品として2クール目にも期待が募ります。

「結城友奈」は「まどマギ」クローンと言ってしまえばそれまでですが、似たような境遇に対して
立ち向かい方が違ったというか…妙に救いのある結末は肩透かしな感じもしました。
いろいろな解釈があるようですけど、解釈次第でおもしろくなるような話でもないと思います。

第3Qの総括のときに少し触れた「アルジェヴォルン」、結局ダメなままでしたね。
本作をストイックと褒める声もわずかに見られましたが、ストイックだからおもしろいか?というと
決してそんなことはなく、とにかくどこにも魅せ場がない退屈なアニメという印象に。
最終回が特にひどかった…人が死ぬシーンがギャグにしか見えないってどうなんですか。

サテライト枠として推し気味に見ていた「魔弾の王と戦姫」はまずまずといった感じ。
途中あきらかにおかしいCGカットが踊ってましたけど、そこはまあ目をつぶりましょう…。

継続枠の「selector」「ヤマノススメ」「蟲師」「SAO2」「棺姫のチャイカ」は順当。
今期の「蟲師」は後味の悪い話が多かったですね…ビジュアル的にもきついエピソードがあり
虫の仕業で起こる不思議な物語というより、怪談としての側面が強かった感じがしました。

今期個人的に推していたのは、意外にハマってしまった「大図書館の羊飼い」。
あらゆる場面でとにかくキャラを動かす、動かすことでキャラを魅力的に見せることにこだわり
それが本来アニメのあるべき姿なのだということを再認識させられました。
とにかくかわいい。動きで芝居が見られることの楽しさが詰まっていて良かったです。

「Gのレコンギスタ」はいまのところ期待通りです。2クール目の主題歌以外は。
いや、曲単体では全然悪くないんですよ…でも違和感がないとは言えず。なんなのこれ。



今年の個人的ベストを挙げるとすれば「ばらかもん」「凪のあすから」「それせか」ですかね。

「凪あす」は正確に言えば2013年の作品なんですが、特に後半の展開が記憶に残っていて
これを2014年分に計上しても問題ないだろうという判断から挙げました。
「それせか」と「ばらかもん」は放送時間帯の深さから注目度という意味では低かったものの
話のおもしろさや見せ方、音楽の相乗効果などもあって総合的に評価が高かったです。

次点は「残響のテロル」とかかな…あとは「ブレイクブレイド」、「ビルドファイターズ(前期)」。
来年もきっとアニメファンを驚かせるような新作が次々と出てくることでしょう。

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