2015年6月9日
ゲーム兼テレビ用として震災直前の2011年1月末に購入したBenQのE2220HDというモニタ。
最近なんとなく気になって、モニタ側とXbox360側の映像設定を見直していて気付いたのですが
どうやらHDMI入力がフルレンジで表示されてないみたいなんですよね…。
モニタ側の設定(HDMI RGB PC範囲)は「0~255」というフルレンジ設定。
Xbox360側の設定(濃淡レベル)もフルレンジにあたる「最大」に設定。
しかし、検査用のグレイスケールを表示させると階調が正しく表示されません。
暗いほうと明るいほうの両端がベタッと塗り潰されたような感じで表示されてしまうのです。
いわゆるリミテッド設定(モニタ側を「16~235」、Xbox360側を「標準」)であれば問題なし。
上下切り捨てという制約はあるものの、表示されない色はなくなります。
4年間も気付かず使っていたなんて…それとも経年劣化でこうなったのでしょうか。
ためしにYUV(YCbCr709および601)表示でも確認してみました。
YUVも言わば上下切り捨ての設定なのですが、こちらは暗いほうだけ塗り潰された状態になり
フルレンジほどではないものの正確に表示されていない状態になりました。
それと、Xbox360におけるYUVにはちょっとした問題が。
RGBとYUVでは720P→1080Pの引き伸ばし表示に対するアプローチが違ったのです。
Xbox360はすべてのゲームがD5出力に対応しているわけではなく、D4出力を内部で引き伸ばし
D5っぽくモニタに出力しているゲームのほうが多いくらいです。
(現状D5表示をもっとも確認しやすいのはXbox360用Internet Explorerアプリかな…?)
多いというか、Xbox360のホーム画面ですら引き伸ばし表示されてるんですよね。
なのでホーム画面の段階から印象がガラッと変わります。
RGBはアンチエイリアスをかけたような柔らかめな引き伸ばし処理をします。
それに対し、YUVはアンチエイリアスがかかっていないようなシャープな引き伸ばし処理になり
テクスチャやバンプが高精細で表示されるので解像度が上がったように見えます。
ただしゲームによってはジャギーが目立ち、画質が悪くなったかのような印象を受けることも。
また、本来なら中間処理されるべき境界線が変な色で表示されることがあります。
好みもあるのでどちらが良いとは言えませんが、個人的にはRGBが無難だと思います。
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