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2015年8月25日 (火)

2015年8月25日

積みゲーだなんだと言っておきながら、セールで購入した「MafiaⅡ」を進めておりました。

結局オープンワールドアクションをやりたいんですよね。それは「GTAⅤ」や「Just Cause 2」を
プレイしているときに根底でずっと感じていたことでもありました。

なぜFPSではダメかというと、FPSはゲームのメインがシューティングだからなのです。
シューティングもキライではないのですが、そればかりが延々続くと緩急がなくてダレてきます。
加えて「Metro 2033」のように景色の変化に乏しいと本当に苦しいので…。

自分が一番やりたいこと、プレイしていて脳が快楽を覚えるのはシューティングではない。
ここ最近いろいろプレイしていて実感したことです。

Mafia2c01

さて…「MafiaⅡ」ですが、以前ブログで体験版のリポートを書いたこともあるゲームです。

あれからもう5年も経ってるんですよね。「L.A.Noire」よりも1年早く発売されている本作ですが
「L.A.Noire」と比べても遜色ない、なかなかよいゲームだったと思います。
舞台は同じ大戦後のアメリカ。「MafiaⅡ」のほうが年代的にはやや早めです。

主人公はイタリア出身の移民で、アメリカ国内で小さな事件を起こして逮捕されるのですが
当時連合国と敵対していたイタリアの言葉が話せたこともあり、強制的に従軍させられました。
そして負傷兵としてアメリカに帰国。まだ大戦が続くなかで物語ははじまります。
ここまで読んでわかる方もいると思いますが「L.A.Noire」と視点もちょっと似てるんですよね。

「L.A.Noire」は大戦から帰還した兵士が抱える苦悩や、彼らが起こす事件を題材にしており
主人公のコール・フェルプス自身も沖縄からの帰還兵でした。
彼が警察になったのに対し、「MafiaⅡ」の主人公は軍での経験を買われマフィアになります。

ただ、「MafiaⅡ」では「L.A.Noire」ほど重苦しくは描かれません。むしろ軽快なほど。
ゲームシステム的にもGTAシリーズに近く、GTAと「L.A.Noire」の中間くらいのイメージでした。

個人的に一番感じたのはとにかく移動中が楽しいということ。
1950年代のたくさんのアメ車(ただし「L.A.Noire」のように実名ではない)を乗り回すことができ
ドアの開閉音やブレーキ音、ブレーキランプが排気ガスに映る様子すら気持ち良いのです。
そして同年代の楽曲を網羅したラジオ局がまた素晴らしく、耳の癒しになります。

クルマ関連で一番驚かされたのはガソリン残量と給油という概念があること。
ガソリン残量は保有車両ごとに章をまたいでも保持され、残量が少ないと警告ランプが点灯。
ガソリンスタンドで給油する際は店員の小粋な会話も聞こえてきます。
1台のクルマを丁寧に乗り続けるでもしないとガス欠になることはまずありえないのですが
クルマに乗ることのリアリティ、雰囲気づくりに大いに役立ってくれています。

あとは制限速度の存在。驚くことに、道路ごとに指定された制限速度があるのです。
守らないと当然パトカーが追跡してきます。これが意外と厄介でおもしろい要素なんですよね。

路駐されているクルマを盗んで売り飛ばしたり、改造屋でナンバープレートを交換したり。
ゲーム全体はそれほど長くない(10時間ほどでクリア可能)のに、必要以上にクルマに対する
こだわりを感じられるゲームに仕上がっています。
やや惜しいのはタクシーやバスなどの公共交通機関を利用できないことですね。

街中に点在する公衆電話もゲームを通じて使用するのは1回だけだし、用意されたものに対し
ゲームのボリュームが薄く、ちょっともったいないような印象さえあります。
できればもう少し遊ばせてほしかった。プレイヤーの仕事を増やしてほしかったです。

ストーリーが短く、そのストーリーの結末も「ここで終わるの!?」という半端な感じがしました。
もうちょっとやりようがあったんじゃないかと思いますが…DLCで補完されるわけでもなし。
でも、総じて印象が悪くならないのは短さゆえの遊びやすさにもあります。
長すぎないから収集要素に挑戦したり、実績コンプを狙おうという気にもさせてくれます。

これぐらいのボリューム感だと他人にもオススメしやすいかもしれません。
「GTAⅣ」や「Ⅴ」はたしかに傑作ですが、隅々まで遊んでもらうのは難しいと思うので…。



自分の精神状態のおかしさを明確にするのが怖くて一度も通院したことはなかったのですが
先日初めて精神に作用する薬を飲んで、効果を実感してむしろ怖くなりました。

薬を飲んでから1時間後、なにもおもしろいことが起きてないのに頬の筋肉が変に緩み出し
その状態がおかしくなってしまい笑いをこらえるのに必死でした。
たしかに胸の奥はスッキリするし、やろうと思いつつ先送りにしてきたことが次々にできるので
良いほうに働いているのは間違いないのですが、いままでの自分からすると不自然なのです。
というより、正常な精神に戻ることに抵抗を感じている自分がいたのです。

軽度な薬でこんなふうになるなら、より正式な薬だとどうなってしまうのか…。
そう考えると本当に怖くて、結果として「飲まないでもいいようにがんばろう」と思うように(笑)
ある意味、前向きに生きられるようになったわけです。偽薬だったとしても大きな成果かと。

「MafiaⅡ」でヴィトも言ってましたが、クスリだけはダメですよ。極力頼らないように生きたい。

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