2015年10月25日
「Deus Ex: Human Revolution」クリアしました。予定よりもだいぶ駆け足で終えてしまいました。
中盤以降は波に乗れた感じで、終盤にかけて一気にプレイするまで気力が湧いてくれました。
途中悪いところばかり気にしてしまいましたが、良い部分も確実にあるゲームです。
個人的に特筆すべきと思ったのは衣装とインテリアデザイン。唯一無二のものだと思います。
ポリゴンを連想させる三角形をモチーフにしたものが多く、ある意味ではレトロに見えるのですが
大胆に取り入れることでそのポリゴン風味が突出した個性に見えました。
サイボーグ技術の普及による社会問題や倫理を扱うストーリー、高層ビル群や香港風な街並み
といったサイバーパンクの共通項、ファンに馴染み深い要素がいくつも出てくることについては
サイバーパンクに対する造詣の深浅によって評価が分かれるところかも。
決して「造詣が深いほうが楽しめる」という意味ではありません。逆の可能性もあります。
造詣が深いとかえってありふれた話に見えてしまうおそれもあるわけです。
逆に、造詣が浅いからこそ新鮮に受け止められる場合もある。なのでちょっと難しいところ。
最終的な結論をプレイヤーの手に委ねるという終わらせ方にも賛否両論ありそうです。
でも、この選択を最後に用意することが本作にとっては重要なんだということもわかります。
「Human Revolution」という副題がじつに適切で、人類がこの先どのようにして生きていくのか
その選択を神の視点で見つめるという構図になっていることに感心しました。
なぜ「Deus Ex」なのか、なぜこのような副題がついてるのか。しっくり来るんですよね。
ただ…その見せ方がやや古臭い。昔のマニアックなPCゲームみたいな独特の古臭さ。
00年代のゲームならいいんですが、2011年の発売ですからやはり気になりますよ。
それとスタッフロールで流れるアットホームなスライドショー(笑)なんであんなもの入れたの?
システム面についての不満はゲーム開始時の選択でだいぶ解消されることに気付きました。
ゲーム開始時にステルス重視にするかアサルト重視にするかハッキリ決めるべきなんです。
そうするとオーグの構成や所持する武器と弾薬の傾向が決まるので、プラクシスの割り振りや
インベントリーの整理に悩んだりせずに済むわけです。
そこを曖昧にしたままゲームを進めてしまうとシステム面に不満を感じてしまうのです。
でも、あきらかに使わないオーグはあるしあのインベントリーシステムはやっぱダメですよね。
新作ではあのインベントリーシステムが廃止されてますし、制作側も気付いたのでしょう。
所持品を重量で制限していたTESシリーズは賢かったんだなぁと思いました。
2011年にプレイしてたらもっと楽しめたかなぁ…でも、2011年って「Skyrim」と同じ年ですから
本作に感じた不満を弁護することはできないかもしれません。

「Deus Ex」攻略の過程で総解除実績数が50000Gを超えました。
2008年9月にXbox 360を購入してから約7年。単純計算しても50作品はプレイしてることになり
これは過去に所有したどのハードよりも多いことを示しています。
※解除した実績で確認したところ、正確には74作品プレイしているようです。
経済状況の違いも当然あるのですが、やはりGames with Goldの効果が大きいかなぁと。
ファミコン時代は年に1本買えるかどうかという次元でしたから、年間5000円で最低でも12本も
もらえるシステムを当時の自分に話したら卒倒するんじゃないですかね…。
50000GはXbox 360からXbox Oneへの節目の数字とも言えます。
しかしXbox One到着まであと10日もあるんですよね。それまでなにで食いつなごうか悩み中。
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