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2015年12月 9日 (水)

2015年12月9日

「俺は間違った方向を見ていたんだ…地球外生命体はある日突然、海の底からやってきた」

映画「パシフィック・リム」の冒頭で流れる有名なモノローグですが、最近これを思い出させるような
体験をしたので、前フリにして書き進めていこうと思います。


昨年の冬から、パソコンやゲームを置いてるテーブル周りに謎の虫が発生していました。
体長1mmにも満たない乳白色のそれは、おもにパソコンやBDレコーダー、レコーダーのリモコンなど
黒い家電製品の上で見かけるというひとつの特徴がありました。
おそらく他の場所にもいたのでしょうが、サイズと色の問題で黒い場所で目に付いたのだと思います。
最初は「暖かさを求めて熱源の周りに集まっているのかな?」程度に考えていました。

冬が終わり、その虫を見かけることもなくなってすっかり忘れていました。
そして今年の冬、昨年を超える量でヤツらは攻めてきたのです…。

異常に気付いたのはテーブルの奥側、壁に面した端の部分をふと見たときでした。
正確な数はわかりませんが、それこそ寒気がするほどの量で一箇所に密集していたのです。
すぐ近くにあるベッドの柱の頂点にも同じように密集していました。


ヤツらは何者なのか。そのサイズからしてダニの仲間だろうと仮定しました。

一般的にダニといえば暖かい時期に、布団や畳など部屋の低いほうで繁殖するイメージがあります。
しかしヤツらはなぜか冬に現れ、活動を活発化させる傾向がありました。
現代の家屋は密閉されているため、湿度や温度が維持されるので冬場でもダニが増えやすいという
話は聞いたことがありますが、夏にはまったく見かけないのに冬だけというのは異常です。

当ブログの記事をさかのぼるとわかりますが、8月末から9月にかけて大々掃除を決行しているので
いればそのとき発見していてもおかしくないのに、その頃にはまったく見かけませんでした。
つまり、この冬に再出現したと見て間違いないはずです。


対策としてまず、ピレスロイド系の駆除スプレーを散布することにしました。

テーブル周辺やベッド、ヤツらが密集していたあたりを重点的に掃除したあとにスプレーを散布。
テーブルの奥側とベッドの柱についてはその日のうちに効果を確認できました。
しかし、その後もテーブルや黒い家電製品の上を歩くヤツらが後を絶ちませんでした。

駆除スプレーにはダニを遠ざける効果もあるので、普通は散布した場所には寄ってきません。
徹底してやろうと思って、テーブルの上にあるものをすべて片付けてテーブル一面にも散布したのに
1時間ほど経ってから戻るとまた5~6匹歩いているのです。
それらを掃除機で吸っても1時間ほど経つとまた歩いてる…という、まさにイタチごっこ状態。

当初は「ダニも虫の仲間だから、習性として高いところへ登るのかな?」と、漠然と思っていました。

それならテーブルの脚に散布しておけば絶対に登ってこれないはずです。
ですが、現にヤツらはテーブルの上にいますし、テーブルの脚を登ってくる様子はありません。

ヤツらの駆除に何日も悩まされ、精神的に疲弊し、あらゆる小さな白い点がヤツら見えてしまうほど
心がすり減っていました。病的に掃除を繰り返していたと思います。
そんなある日、これまで考えもしなかったある仮定が脳裏をよぎったのです。

「ヤツらは下から登ってくるのではなく、上から落ちてきているのではないか?」と。


習性として高いところに集まるのではなく、上から落ちてくるから高いところにいるのかもしれない。
わざわざ登ってくる必要もないし、薬剤で進路を絶たれてもテーブルの上に到着できます。
それに、いくら大掃除と言っても天井まで掃除機をかける人はまずいません。

加えてもうひとつ気になるのが、2013年10月の大雨の際に発生した雨漏りのこと。
マンションの途中の階なのに雨漏り?という感じですが、建物自体があまり新しくなかったせいか
外壁の亀裂を通じて雨水が浸透し、雨漏りにつながったとのことでした。
あれから外壁は補修工事がおこなわれたので雨漏りの心配はもうありませんが、雨漏りの影響が
ヤツらの繁殖に関わっている可能性はないとは言い切れません。

天井から落ちてきていると考えるとすべての辻褄が合う。というか、ほかにもう考えようがない。
意を決して天井に駆除スプレーを散布してみました。


すると、これが大正解だったようで散布してすぐにヤツらの死骸がボトボト落ちてくる!
ヤツらの死骸の雨は1時間ほど降り続き、その後はテーブルの上で見かけることがなくなりました。

ここで冒頭の「パシフィック・リム」の引用につながるわけです。
「俺は間違った方向を見ていたんだ…」と。ヤツらは下からではなく上から来ていたんだと。
ハッキリと見えるほどの大きさなら落下している様子も確認できたのでしょうが、体長が小さいうえに
乳白色であるため、目の前で落下していても気付けなかったのです。

答えがわかったあとは、天井一面に掃除機をかけるという対策を決行。
メイトリックスよろしく「もう会うこともないでしょう」と言いたいところですが、まだ油断はできません。

ダニ駆除の際によく言われるのが繁殖と孵化の周期の問題で、卵の状態で残ってる場合もあるため
約2週間後にもう一度スプレーを散布するのがセオリーと言われています。
なので、今後もうしばらくヤツらとの戦いが続きそうです。

しかし天井とは盲点でした。古い家屋では天井裏に巣食うネズミの影響で天井にダニが発生する
なんていう事例もあるらしいですが、うちはマンションの途中の階ですからね。

こころなしか、部屋の空気もちょっとよくなったような。今後もこの状態を維持しないといけません。

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