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2016年4月17日 (日)

最近の乃木坂46は「つまらん」?

…は言いすぎなので正確に言い直すと、「最近の乃木坂の楽曲はつまらん」と感じているのです。

14thでセンターに抜擢された『まいまい』こと深川麻衣には申し訳ないけど、「ハルジオン」は個人的には
なにも響くところのない、楽曲として不完全で退屈な曲だと発表当初から思っていました。
端的に言えば無難すぎる。編曲はおもしろみに欠け、歌詞の収まりの悪さも非常に気になります。

まあ「ハルジオン」は深川麻衣の卒業記念センター曲という役割を担っているのと、発売時期のせいもあって
どうしたって無難になってしまうのは仕方ないことでしょう。

しかし、『乃木坂らしさ』というものを必要以上に意識しすぎているんじゃないかと。

「君の名は希望」で方向性が見えたそれは「何度目の青空か?」で結実し、「今、話したい誰かがいる」により
乃木坂ファンだけでなく一般聴衆にまで『乃木坂らしさ』という概念が定着したように感じます。
ある意味では安定した状態ではありますが、安定とは新しい息吹を消すことでもあり。
代わり映えもなく繰り返される『乃木坂らしさ』の押し付けにより、新鮮味が失われつつあります。

そのタイミングで登場した欅坂46の「サイレントマジョリティー」に魅力を感じてしまうのも当然な話。
いまの乃木坂にはできないことを欅坂はやれる、安定していないからこその自由度にあふれているわけです。


「サイレントマジョリティー」に魅力を感じるのは、自分が『マネキン新規』だからかもしれません。

自分にとって「制服のマネキン」は衝撃的な出会いであり、乃木坂にハマるキッカケとなりました。
「マネキン」に続いて発表された「君の名は希望」がさらなる後押しになったことで勘違いしてしまいましたが
自分が乃木坂に期待する『乃木坂らしさ』とは、きっと「マネキン」のようなものなのです。

いまの乃木坂にはもう「マネキン」のような刺々しさは期待できません。
一般聴衆が思う『乃木坂らしさ』、乃木坂ファンが望む『乃木坂らしさ』、運営が出す『乃木坂らしさ』。
「マネキン」はそのどれにも合致しません。むしろ現状ではもっとも遠い表題曲と言えるかも。
AKB48にも勝る『乃木坂らしさ』という個性を手に入れた代わりに、失われてしまったものもあるということ。
その失われた部分をカバーすることが、運営から託された欅坂の役割なのかもしれません。

「マネキン」のようなものを望むなら欅坂へ行きなさい、と運営から誘導されているような気さえします。
乃木坂を見守り続けてくれるのはうれしいけど、今後は退屈しかしないよ?と。

ではすんなり欅坂に鞍替えするのか?と言われると、それも難しいんですよね。
最低でも2ndシングルの方向性が見えてからでないと。次が「君の名は希望」のようになるかもしれないし。


話がやや脱線しましたが…乃木坂への熱が冷めるような出来事が最近続いてしまったんですよね。

「46時間テレビ」という追い続けるには苦痛すぎるコンテンツ、「乃木恋」なる需要不明なゲームアプリの配信。
加えて来月の発売が突然発表された2ndアルバムの極悪仕様。さすがに萎えもしますよ。

楽曲メインで追いかけてる自分のようなタイプに限らず、一連の出来事で「これ以上追いかけられないや」と
諦めモードに突入してしまったファンは少なからずいるのではないでしょうか。
成長しすぎてしまった。幅が広がりすぎてしまった。要求される時間や金額が限度を超えてしまった。
せめて提供される作品だけでもと思っていたのに、それすら退屈に思えてきた。

なのでこのへんで一旦休止にしようかと。乃木坂ファンみたいな素振りをしないようにする(笑)というか。

ただ、今後も楽曲と「乃木坂工事中」だけはチェックし続けるとは思います。
もともとそこにしか興味がなかったので、結局自分のスタイルは変わってないってことかもしれませんが。

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