「FF14」を1か月プレイしてみて
「FF14」を始めて約1か月が過ぎました。製品版付属の30日分のプレイ期間でメインクエストを終了。
終わりといってもあくまで当初(いわゆる2.0)用意されていた終点まで。
現在はその先が追加されているため、今後もメインクエストは続きますがここで一旦休止ということに。
期間終了の時点でメインジョブの吟遊詩人はレベル51に。クエスト進捗は2.2追加分の冒頭まで。
一応「製品版を購入して1か月あればこれくらいは進める」という目安にはなるでしょうか。
4Gamerの記事によると吉田Pの感覚では「レベル50まで約18時間でいける」そうですが、無理ですよ…。
実際4Gamerのほうでも約52時間かかったと書いていますし、認識の甘さがうかがえます。
TLに吉田Pのファンが多いのでTwitterのほうでは言えませんでしたが、おそらくは氏のこの認識の甘さが
前回の記事で触れた『レベル上げの苦痛』につながっているのではないかと。
この1か月のゲーム体験をひとことで言えば「つらかった」ですね。
決して楽しくなかったわけではなく、楽しいと思える部分もあったから続けられたのだと思います。
ただ、改めて思い返してみると具体的に楽しかった部分を思い出せず、直近の1週間ぐらいを振り返ると
苦痛の連続という明瞭な記憶がよみがえってくるので…結果「つらかった」となるのですよ。
クルザス以降、メインのジョブがレベル50に達するまでのあいだはレベル上げの記憶しかありません。
ストーリーを進めるのは一瞬で、その一瞬のためにプレイ時間の大半をレベル上げに費やす状態でした。
個人的な話、「FF14」をRPGとしてプレイしようとしていたのもよくなかったのだと思います。
MMORPGとして作られたものなのに、できるだけ他のプレイヤーに関わらないように進めようとしていた。
結果としてゲーム体験の悪化につながり、「つらかった」という感想になったとも考えられるので。
上の画像は少し前のジャーナルですが、進行中のすべてのクエストでパーティーを要求されています。
究極的にはこういう状態になるというか…MMOであることを強く実感させられる状態ですね。
しかし、ストーリーがあるのに他人の助力がないと先に進めなくなる仕様にはやはり疑問です。
「FF14」の終盤には、8人パーティーを要求されるメインクエストが3つほどあります。
通常の4人パーティーを要求されるクエストでも、初見のプレイヤーと周回中の熟練プレイヤーのあいだで
お互いの要求が噛み合わないせいで不幸なことが起きていたのに、倍の8人ですからね。
初見のプレイヤーがストーリーのムービーを見ているあいだ律儀に待ってくれるとは限りません。
最悪の場合、ムービーを見終えたらボスが倒されててパーティーも解散してるなんてこともありえます。
序盤中盤ならともかくラスボス戦ですらそんな悲劇がありえるゲームなんですよ。
その苦痛を知ってか、熟練プレイヤーは「必ず身内で集めて行け」と言います。
いや…熟練プレイヤー全員が本当にそう思ってるなら全員で待ってあげれば済む話なんですが(笑)
身内で8人集めるというのは容易ではありません。特に初見のプレイヤーにとっては。
どこかで熟練プレイヤーとお近付きになり、熟練プレイヤーのコネをあてにしなければならない。
しかも「初見の方がいるのでご協力お願いします」という触れ込みで、全員に付き合わせる必要があります。
自分ひとりの都合のために他人のコネを利用し、貴重なプレイ時間を奪うことに耐えられるかどうか…。
内心どう思ってるかは別にして、終始平身低頭でいることになります。
それがイヤならマッチングで8人揃えて行けばいいんですけどね。そのデメリットは前述のとおり。
メインクエストの最後を前にして、どうするべきか悩みました。それもまた「つらかった」の原因のひとつ。
自分はマッチングという手段を選び、さいわい初見の心情を察してくれる親切なパーティーに恵まれました。
あとから思えば、周囲にいろいろ言われたせいで要らぬ取り越し苦労をしてしまっていたのかも。
急に思い切ってマッチングを選んだのには理由があります。
ぶっちゃけると、ムービーを見ているあいだに終わってくれてもいいと開き直ったのです。
もうどうなってもいいから置かれている状況からとにかく抜け出したかった、というのが正直な気持ち。
結果として運よく、MMORPGならではの良いゲーム体験を最後に得ることができました。
よくよく考えると4人制よりも8人制のほうが置き去りにされる可能性は低いんですよね。
ムービーを見るために止まってる初見のプレイヤーと、初見さんのゲーム体験を尊重する熟練プレイヤーが
合計3人もいればクエストの進行を止めるのにはじゅうぶんですから。
そのなかにタンク役が混じってればもっと確実。高い確率で置き去りを抑制できるはずです。
なので、「8人制クエストのときはマッチングに頼れ」と言い切ってもいいと思います。
ただしこれはメインクエストを終えるまでの話。2.1以降の討滅戦などは扱いがだいぶ違ってくるでしょう。
レベルを見ても初見か熟練者か判断できない頃合いに差し掛かってきますから。
さて…この先ですが、利用料を支払ってでも続けたいか?と言われると、答えに窮してしまいます。
その理由は3つ。まず、先述のとおり「つらかった」のでしばらく休みを取りたいと思ったから。
次に、いまのところ続きを見たいと思えるほど魅力的なストーリーではないから。
マッチングという手段を選んだ理由もこれです。そこまでこだわるほどのものではなかったということ。
あんまり言うとネタバレになるのでアレですが、最後の作戦開始から終結までの流れはあまりにもベタで
「こんなシーンどこかの映画で見たことある…」の連発でしたからね。
そして、現在ほかにもやるべきゲームを抱えているから。これが一番大きな理由かもしれません。
目下一番進めたいのは「Forza Horizon 3」。あと「The Division」の1.4も気になってます。
ほかにもXbox Oneの積みゲーを挙げ続けたらキリがないんですが…とりあえずは「Forza Horizon 3」。
現状「FF14」はどんなに休止してもキャラクターの削除はおこなわれないとのこと。
なので、また頃合いを見て復帰しようかなと。「イシュガルド」まで購入済みなので復帰自体は確実です。
全員の合意がないとムービーを飛ばせない、マルチプレイ区間にストーリーのムービーやセリフを入れない
仕様になってるモンハンは、改めて考えると非常に合理的かつ良心的であることに気付きました。
そのモンハンシリーズの最新作「モンハンダブルクロス」が発表されました。
ても、さすがにもうモンハンはいいや…って思ってます。とりあえずいまはそう言っておきます。
どうせまた発売が近付いたらアレコレあると思うので…続報によっては気持ちが傾くこともありそうですし。
ムービーについて似たような仕様になっているのが、MOの代表格である「PSO2」。
ただしこちらはべつの問題を抱えておりまして…艦橋でムービーだけ見るように割り切っているせいなのか
とにかくセリフが多く、メッセージ送り以外にやることがない時間が非常に長くなっています。
現行のEp.4のストーリーもラノベっぽいノリというか、幅広い年齢層に向けたものではないと感じました。
「FF14」は文章量が少なく、セリフがはじまってもすぐに終わるのがいいですね。
操作できない時間が長く続くのがゲームにとって一番よくないので、ここは素直に褒めたいところです。
完全に余談ですが、「PSO2」はコラボクエストが初心者を完全に無視してるのもいただけません。
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