ゲームレビュー 「Gorogoa(ゴロゴア)」
※作品内容を考慮し、画像を極力少なくしています。ご了承ください。
[クリアまでにかかった時間]
1周目は1時間半程度。パズルゲームであるため、謎解きが早ければそれだけ時間も縮まる。
[ゲーム難易度]
ノーミスでクリアするとなると難しいが、普通にクリアするならパズルとしてはそれほど難しくはない。
途中、時間制限のあるパズルがいくつかあるので多少の反射神経は必要。
[実績・トロフィー難易度]
クリアの過程で半分が解除される。クリア後にアンロックされる要素にも実績が用意されている。
「30分以内にクリア」「500手以内でクリア」という上級者向けの実績もあり。どちらも意外とシビア。
[良いところ]
・手描き風の美麗なグラフィック。仕掛け絵本をめくるように進んでいくオリジナリティあふれるゲーム性。
・何気なくパネルを動かしたとき不意に見つかる突破口。発見の驚きがいくつもある。
[悪いところ]
・画面上ではあまりにも小さすぎる、あるいは見えていないため気付きにくい正解がいくつかある。
・手数を条件とした実績を用意していながら、現在の手数を確認できる機能がない。
[どちらとも言えない]
・トライアンドエラーを前提としており、ノータッチで正解を発見できるようには作られていない。
・値段なりのボリュームだが、実績面である程度のリプレイ性を確保している。
[総括]
「Portal」以降、コンシューマのパズルゲームはFPS視点のものが主流になっているが、「Gorogoa」は流れに
逆らうかのように平面を意識したアートワークとルールで独自のパズルを組み上げている。
本作の存在をSwitch版の発売で知り、その特異なグラフィックに興味を惹かれていた。
ページに穴があいた仕掛け絵本のようでもあり、エッシャーのだまし絵のようでもあり。
絵の中へと進み、パネルを動かし、新たに道を切り開いてゆく。仕掛けに合わせて絵の中の時間が移り変わる。
アナログの絵本では体験できない、ゲームならではの芸術表現が本作には満ちあふれている。
ボリュームも値段なりだが、確実にプレイヤーの記憶に残る、新鮮な体験を与えてくれる個性的な作品だ。
「なにか新しいゲームをプレイしたい」と思っている人にはオススメである。
[オススメ度]
パズル好き、新しい体験を求めている人にはオススメ。小規模なゲームに理解のない人にはオススメしない。
新年最初の記事はレビューとなりました。「Gorogoa」、カウントダウンセールで爆発的に売れたようです。
条件つきのクリア実績を解除するのと、レビューの記述を確認する目的で都合6回ほどクリアしました。
タイムアタックや最短手のクリアはある意味e-Sportsなんじゃないかと(笑)それくらい意外と緊張感あります。
画面に経過時間や手数を表示できていたら本作の遊びの幅はもっと広がっていたでしょうね。
500手以内でのクリアを目指す際に重要なのは、取り外したパネルを縦にならべるか横にならべるかの判断。
横にならべないと次のギミックが作動しない組み合わせなど、次の展開を考えるのが大事です。
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