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2019年4月 6日 (土)

「Anthem」 ファーストインプレッション

Anthem01

発売から約1か月半遅れて「Anthem」の製品版を購入しました。今回訳あってXbox One版ではなくPS4版です。

まあ単純な話なんですけど…メチャクチャ安かったんですよ、PS4版が。発売からたった1か月半で2,160円。
いくらなんでもそこまで安くなるのはおかしいでしょ?と思うのですが、ゲーム全体の深刻な不安定さが問題視され
PS4本体が壊れるなんて話まで出てきてしまい、異常とも言える下落につながったようです。

もうひとつの事情はPS Plusですね。本作はPS Plusに加入していないとタイトル画面から先へ進めません。
たまたまキャンペーンでPS Plusの3か月分が500円になっていたので、はじめるには良いタイミングだったわけです。
しかし、ゲーム自体が安くてもPS Plus必須となるとそんなに割安感はない気がします。
オフラインでも遊べるタイトルが同じ値段でならべてあったとしたら、絶対そっちのほうがお得だと感じるはずです。


Anthem02

さて…「Anthem」の感触なんですけど、いまだに不安定です。ミッションを始めるのと終えるのが難しい。
ミッションが始まってしまえば大丈夫なんですよ。ミッション中は特にラグなどもなく快適にプレイできますし。
マッチング中とリザルトの読み込み中にサーバとの通信が途絶えてタイトル画面に強制送還される確率が高いのです。
そこそこ長いロード画面を毎回祈るように見つめなければならず、妙な緊張感があってイヤですね…。

遊ぶために確保した時間の多くを再起動や再接続に喰われてしまうので、時間がもったいないなぁと感じます。
やっとクリアできたと思ったらタイトル画面に戻され、獲得したアイテムや経験値が無効になることもしばしばあり
この報われなさをどうしたものか…と、コントローラーを握ったまま沈黙することも。

ミッション中は本当におもしろいだけに残念でなりません。こりゃ販売価格が下落するのもやむなしかと。

ちょっと話はズレますが、最近ソシャゲではサービス終了すると完全オフライン版を提供する場合がありますよね。
コンシューマーにもああいう切り替えがあったらいいなぁと「Anthem」をプレイしていて思うときがあります。


Anthem03

ものすごい世界観の作り込みは評価するところではあるんですが、膨大なセリフと文章の量にはさすがに辟易します。
説明は用意しといたから全部読んどけよ?という冷めた圧力。しかしローカライズ大変だったろうなぁ…。
(画面の水色の「+」マークは未読を示すものであり、それぞれの項目に10個以上の資料が積まれています)
この親切とは言いがたい手法に付き合い続けるにはかなりの精神的・時間的余裕が必要になるでしょう。

個人的につらいと思ったところをもうひとつ言わせていただくと、着替えの要素があんまり充実していないみたいで
プレイヤーごとの外見の差別化を現状あまり感じられません。4種類あるジャベリン(機体)の色違い程度。

「The Division」は結構理想的なバランスでできていたんだなぁと、「Anthem」をプレイすると実感します。
広大なフリープレイ空間があって、そのなかでメインミッションもサイドミッション、さらにマッチングまでできて
装備品や服装の交換で外見の差別化も可能で、世界観の伝え方にもストレスはありませんでした。
もちろん「The Division」にもダメなところはありましたが「Anthem」に感じるストレスとは比較になりません。

それでも、またプレイしたいと思えるくらいメインの部分はおもしろいんです。
「時間を忘れてゲームに没頭する」という体験は久し振りでした。特にフリープレイの中毒性は危ないですね。


Anthem04

今回、最初に選んだジャベリンはベータテスト時と同じストームです。自分のやりたい動きに一番合ってるので。
滞空時間が長く、優秀な回避動作をもっていて、自動回復するバリアもあって単独での継戦能力が高め。
さらに複数の属性攻撃でコンボもしやすく、広範囲をまとめて攻撃できる。目立った欠点がない感じがします。

ベータのころから気になっていたコロッサスはレベル8で獲得できる2体目に選びました。
でも、期待していたものとはちょっと違ったかな。持ち味を活かす戦い方ができていないのかもしれませんが。
ストームの回避に代わる固有装備としてついているシールドを使うタイミングがよくわからないんですよね…。
それに意外と弾切れを起こしやすく、囲まれると結構弱い。単独で戦うにはあまり向いていないような。

マルチプレイのゲームで単独での能力を気にする必要なんてあるの?と思われるかもしれません。
実際大事ですよ。ミッション始まったら誰ともマッチングしてなくてソロで攻略なんて場合もわりとありますから。

弾の補給が敵からのドロップ頼りなのは「Anthem」のちょっとつらいところです。
「The Division」みたいにミッションの要所要所に回復地点が用意されていたらどれほどラクだったか。
やたらと「The Divison」と比較してしまいますが、それほど似たジャンルの良くできていたゲームだったのです。


Anthem05

いろいろ気になるところ、不便なところはありますが、とりあえずストーリーの終わりを目指して続けていきます。
ストーリーをどれくらい理解できるかなぁ…わかったフリをして遊んでいる感じです(笑)

ちなみにPS4本体が壊れる云々については、最新のアップデートを適用することで一応回避されるんだそうな。
アップデートしておいてこの不安定さか?と言いたくなりますけど、まあボチボチ改善されていくんじゃないかな。
定価で買ったならいざ知らず、2,160円で買ったゲームなので過度な期待はしていません。



Doa6cf02

一方、意外と続いているのが「DEAD OR ALIVE 6」。ハマっていると言って差し支えないレベルで楽しんでます。

30分とか、空いた時間にDOAクエストを毎日3~4つ進めるのがしばらく日課となっていました。
理不尽な課題もあるにはあるんですが、CPUのクセを読んで課題クリアの糸口を探るのが意外とおもしろいんです。

DOAクエストはキャラ選びの参考にもなる、実戦形式のチュートリアルという性質ももっています。
課題をクリアするために試行錯誤しているうちに各キャラの長所や短所、クセみたいなものがわかるんですよね。
「この技めっちゃ壊れてんな」とか「見た目は好みじゃないけど自分のリズムに合ってるな」とか。
こういう発見というのは、どんなにトレモで動かしてみても気付きにくいものです。特に格ゲー初心者にとっては。

キャラ選びも含めて、これから「DOA6」を始めようという人はとりあえずDOAクエストを触ってみては?

自分の場合、やりたい動きにしっくり来たのはミラとブラッド・ウォン、それに新キャラのNiCO。
逆に、どうにもうまく扱えなかったのがリグ。特殊な構えへの移行に戸惑ってしまい、思いどおりに動かせません。
敵にまわすとニガテなのはダントツでエリオットでした。CPUが操作するエリオットは変に強いですよね。


Doa6cf03

見た目が好き!ってキャラは今回いないかなぁ。前作「5LR」から顔が変わってしまったキャラはホントにダメで。
かすみとこころは幻滅するレベルで魅力が落ちてるし、ヒトミやレイファンも微妙なところ。
顔の造型の変化もあるのですが、瞳の表現の違いが印象を大きく変えてしまったような気がします。
プレイ開始当初あんまり好きじゃなかったNiCOは冬服を見て印象が変わりました。でもあの髪色はキツいです。

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