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2021年9月19日 (日)

ゲームレビュー 「Cloudpunk」

Cloudpunk02

[プラットフォームと購入方法]
PS4版をサマーセール中に購入。Paypalのクーポンを利用してさらに減額し、支払い金額は1,168円。

[クリアまでにかかった時間]
9時間半。メインストーリーから脱線して街の探索に没頭したとしても、おそらく15時間程度に収まるはず。

[ゲーム難易度]
街をホバーカーと徒歩で移動し、会話して選択する。それ以外の操作は求められない。
ホバーカーの操作は若干クセがあるが、タイムアタックなど操作技術を求められる場面はごく限られている。


Cloudpunk03

[実績・トロフィー難易度]
本編は日本語化されているが、Steam版以外の実績は日本語化されていないため条件の確認が若干不便。
1周プレイして全体の半分を解除。クリア後は自由に行動可能になり、残りの実績もある程度まで解除できる。

本編中でチャンスが一度しかないシビアな実績があるので、1周目でコンプリートしたい人は確認しておこう。
ネタバレにならない範囲で助言するとすれば、とりあえずホバーカーのカスタムだけはやっておくこと。
また、特定の選択肢を選んだときだけ解除できるストーリー実績もいくつか存在する。

マップ上のすべてのロケーションを踏破する実績「Nivalis Tourist」は、現在の進捗を確認する方法がないのが
厄介ではあるが、落ちているアイテムをすべて拾い終えるころには8割くらい完了しているはず。
イヴリンに渡すパンチカード80枚を集める実績「Second Chances」を先に進めるのがオススメ。
それでもまだ踏破に足りない場合は、見落としやすいと言われている小さなロケーションを巡ってみよう。

付近にアイテムが落ちていない、ストーリーでも立ち寄ることのない飲食店の近くは特に見逃しやすい。
ホバーカーでなければ行けないミッドタウンやギャロウズ~オチュバ周辺のランドマークも再確認しておこう。

なお、一度も修理せずにクリアする実績「The perfect run」はXbox One版やPS4版には存在しない。


Cloudpunk04

[良いところ]
・古典的サイバーパンクの再現。街の風景、文化、サウンド。そして愛すべき個性的な住人たち。
・ホバーカーの操作。給油と修理の概念があり、必須ではないがカスタムで性能を上げることもできる。
・映画化に期待してしまうようなストーリー。このジャンルに愛着がある人にはぜひオススメしたい。

[悪いところ]
・任意のタイミングでセーブができず、どのタイミングでセーブされているのかも画面で確認できない。
(ホバーカーの乗り降りの際にはセーブされているようなので、中断したい場合は駐車してからにしよう)
・エリア移動時、ゲート周辺にホバーカーが密集して処理落ちが発生しやすい。交通事故の原因にもなる。
・実績に関わるミッションに再挑戦できるようなモードがなく、2周目も失敗したら当然3周目に持ち越し。

[どちらとも言えない]
・移動して会話して、おつかいする。良くも悪くもそれを繰り返すだけ。
・どちらの選択肢を選んでもストーリーに大きな変化はなく、純粋に好みで選ぶことができる。
・ボクセルスタイルのグラフィックと言いつつ、まったくボクセルスタイルではないサインボードも多い。
・十字キー右に『UI全消し』が割り振られていて便利だが、不意に押してパニックになるおそれがある。
・ロード画面の進捗ゲージがあまりにも簡素で、もう少し飾り気があってもよかったのでは?と見るたび思う。


Cloudpunk05

[総括]
「Cloudpunk」はドイツのION LANDSが開発したオープンワールド形式のアドベンチャーゲームである。
タイトルにもなっている「Cloudpunk」とは、依頼されればどんな荷物でも配達する非合法の『運び屋』組織で
プレイヤーは新人配達員・ラニアとなり、愛犬・カミュとともに勤務初日の一晩を過ごすことになる。

本作の最大の魅力はテキストにあり、そのテキストに説得力をもたせるために絵や音が存在している。
テキストが綴る世界観や文化、人格と言葉遣いは非常に高い水準でサイバーパンクの世界を描き切っている。
制作者たちと同じくらいサイバーパンクが好きかどうか。同じ目線で見れるか。
それ次第では本作の評価に星がひとつふたつ加わる、特定のファンに向けた作品であると感じた。

舞台となる積層型都市・ニヴァリスではさまざまな価値観をもつ人間とアンドロイドが生活している。
彼らのポリシーに触れ、ときには学び、ときには教える。みな存在感があり、記憶に残るキャラクターばかりだ。

ボクセルスタイルのグラフィックは本作のひとつの特徴ではあるが、より精細なグラフィックだったらどうか?
と考えたときに、できればそのほうがよかったであろうと率直に思ってしまう。
かわいらしく味のあるグラフィックではある。しかし特徴ではあっても本作の魅力とまでは言い切れない。

物語にはハードカバーだけではなく、背表紙に惹かれて手に取る文庫本のような楽しみ方もある。
「Cloudpunk」はそういう位置付けのタイトルとして、手軽に良質なSFを楽しめる作品と言えるだろう。


Cloudpunk06

[オススメ度]
「ブレードランナー」や「攻殻機動隊」など代表的なサイバーパンク、SF作品が好きな人には確実に刺さる。
ただ、ボリュームを考えると定価はやや高めに感じるかもしれない。



いまさら気付いたんですけど、前々回が通算2500記事目でした。特に節目ということもなく続いていきます。

Fortnite29

今月13日、「Fortnite」のチャプター2・シーズン7が終了し、同日シーズン8がスタートしました。
シーズン7終了のイベントが日本では朝5時(笑)という配慮に欠けたスケジュールだったため見ることは叶わず
気が付いたらダウンタイムに突入してて、次に起動したときには問答無用でシーズン8に。

シーズン7の終了をもって、自分の「Fortnite」活動はひとまず終了となります。じゅうぶん楽しみました。

このタイミングでスパッとやめようと思ったのは、終盤は飽きとストレスを感じていたからですね。
運営側がよかれと思って次々に追加してくる新要素、システムのリニューアルが自分目線ではどれも改悪に映り
そのままであれば今後も毎日楽しめていたものが楽しみにくくなってしまった…と。
フィールドの変化は仕方ないとして、ゲームモード選択やクエスト一覧の刷新は余計だったと思います。


それと、ほしいスキンの再販がシーズン7を通じて結局来なかったというのも理由のひとつ。
一部のスキンがあきらかに優遇され、シーズン中に4~5回再販されていたことも不満を加速させていました。
その不平等さにさすがにウンザリしてしまったというか。マジメに付き合っててもこれは無理だな…と感じて。

シーズン8の『バトルパス』の内容を確認して、このタイミングが適当だろうと思ってやめた次第であります。

今後「Fortnite」に復帰する可能性がないとは言いません。スキンの再販状況だけでも毎日確認するつもりだし
「久し振りにアレやりてぇ~」ってなるのは他のタイトルでもよくあることですから。

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