2023年 冬アニメ寸感
■お気に入り作品リスト
「ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん」
「REVENGER」
「HIGH CARD」
■続編&継続作品
「永久少年 Eternal Boys」2クール後半(全24話)
「陰の実力者になりたくて」2クール後半
「うる星やつら」2クール後半
「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」2クール後半
「魔入りました!入間くん」3期 2クール後半(全21話)
「僕のヒーローアカデミア」6期 2クール後半
「魔王学院の不適合者Ⅱ ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~」2期
「ブルーロック」2クール後半
「アイドリッシュセブン Third BEAT!」3期 2クール後半(全30話)
「魔道祖師 完結編」3期(全12話)
「神達に拾われた男2」2期
「虚構推理」2期(13話~)
「ヴィンランド・サガ」2期
「吸血鬼すぐ死ぬ2」2期
「クールドジ男子」2クール後半
「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2」2期
「D4DJ All Mix」2期
「真・進化の実 ~知らないうちに勝ち組人生~」2期
■居残り組
「メガトン級ムサシ」2期後半 24話~28話(2月放送予定)
「異世界おじさん」夏 → 秋 → 最終回延期(放送時期不明)
「艦これ いつかあの海で」6話~(1月19日より再開予定)
「ゴールデンカムイ」4期 秋 → 春アニメに、第37話(4期第1話)から仕切り直し
※あくまでリストアップであり、順番が順位付けになっているわけではありません。
今期の作品数は異常。上で挙げた以外に30本以上の新作があり、特に週末の夜間は過密状態になっています。
異世界ものだけで新作と続編あわせて15本くらいあったはず。さすがに偏りすぎではないかと…。
これを「ひとつのジャンルとして定着した」と見る人もいるようですが、それはとうの昔の話で。
ジャンルという話で言うなら、他のジャンルより『同ジャンル内での他との差異』を要求されることになるので
他のジャンル以上に工夫を求められるわけですが、実際それができてる作品は非常に少ないですよね。
そんななか、新しさを感じたのが「ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん」。
本作は厳密に言えば異世界ものではなく、さらに言えば転生という方法で異世界に介入する作品でもありません。
ネオロマのようなファンタジー系の恋愛ゲームに『神の声』として間接的にプレイヤーが介入する。
ゲームのストーリー上ではどのルートを辿ってもラスボスとなり、悲劇的な死を迎えてしまう悪役令嬢の本心を
攻略対象のイケメンに伝えることで、誰も死なないグッドエンドを目指そうというのがおもしろいところ。
ゲーム内の恋愛とは別にプレイヤーである遠藤くんと小林さんの関係が進んでいくところもまた見どころで。
異世界転生やゲーム世界へのダイブ、悪役令嬢側を主人公に据える作品を経て、ゲーム実況という現代的要素を
作品に組み込んできたことが他にはない新しさを感じさせます。
お気に入り作品として挙げたもうひとつの作品、「REVENGER」はざっくりと言えば時代劇。
ニトロプラス原作で、架空の歴史を歩んだ設定の長崎を舞台に、『利便事』引き受け屋の面々が悪を裁くという
ぶっちゃけ必殺シリーズみたいなヤツなのですが(笑)だからこそわかりやすくてよいと言えるかも。
アニメならではの派手なアクション、しかし時代劇としてきちんと見せるストーリーもあり。
大河ドラマの時代考証ではおなじみの大石学が参加していることも本作を紹介するうえで欠かせないポイント。
個人的に時代劇好きでもあるので、週に見れる時代劇がひとつ増えたと喜んでいます。
今期ほかに上位に来そうなのは、アニプレックス枠の男性アイドルものである「UniteUP!」。
弐瓶勉原作のフジテレビ+Ultra枠の新作「大雪海のカイナ」、テレビアニメとしては四半世紀ぶりの新作となる
内藤康弘の「トライガン」の再アニメ化作品「TRIGUN STAMPEDE」。現段階ではこんなとこですか。
題材として近年珍しいところで言えば、女子柔道を描く「もういっぽん!」の初回はなかなか良い出来でした。
あと妙に気になっているのが、いわゆる異能力バトルものである「HIGH CARD」。タイトルがシンプルすぎる。
続編ものではやっぱり「魔道祖師」が待ちに待った完結編なので、タイトルを挙げないわけにはいきません。
不幸にも主役のキャスト変更が起きてしまった「魔王学院の不適合者Ⅱ」は声の印象の違いがやっぱり気になり
正直に言って残念ではあるものの、それ以外の部分は1期から変わらず、奇妙なノリ(笑)が好きです。
そしてなぜ2期を作れたんだ「真・進化の実」。ホントにどうしようもないアニメなんだけどキライになれない。
本数の多さがホントに難題ですね…その影響で、予定していたゲームのレビューなどが全然進んでいません。
購入したものについてはきちんとプレイするとして、必須ではないものは休止する可能性もありそうです。
ここ数年、視聴中に浮かんだ感想や次回までに忘れてしまいそうな設定などをメモしながらアニメを見ています。
そのメモが結構な量になっていまして…調べたら秋アニメのぶんが最終的に約18万文字。長編小説なみに。
そこからブログの記事へと移す量はわずかなので、もうちょっと不真面目に見てもいいかな?と思っています。
アニメ視聴を『お休みできる』のが年末年始くらいしかないことにこの正月、気付きました。
冬アニメの放送開始までゆとりがあったこともあり、正月2日の夜から3日の朝にかけて東京MXでおこなわれた
「Bang Dream!」劇場作品一挙放送(劇場用に再編集された「アルゴナビス」を除いた5本、約7時間)を見て
かつてない疲労感を抱えたまま冬アニメ期間に突入したもんで、なおさら見疲れを感じているのです…。
べつに「バンドリ」が悪いわけではないんですよ。どんな作品だって長時間、座して見てたら疲れるもんです。
集中力をもって見れるのはせいぜい3時間。それも週に1~2度の話で、今期の本数は度が過ぎています。
「バンドリ」の劇場作品を一気に見て思ったのは、やはりテレビアニメと劇場作品は違うってこと。
不特定多数の視聴者が見る可能性のあるテレビアニメと違って、お金を払ってまで見に行く劇場作品はある程度
視聴層を絞り込んだ、もっと言えばファン向けに限定した作りが許される媒体なんですよね。
それをテレビで見ることの違和感というか。劇場で見れば感じないはずの不具合が浮上してくるわけです。
そして自分は「バンドリ」のファンではない、ファンになりきれていないのだろうなと感じました。
自分は『画面のなかで起きているストーリー』しか追えませんが、ファンは『自分のなかにあるストーリー』で
つねに補完しつつ見ているので、同じ映像を見ていても同じ評価にはなりえません。
なので、東京MXの放送で画面に表示されていた実況ツイートとの温度差を強く感じながらの視聴となりました。
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