« ゲームレビュー 「7 Days to End with You」 | トップページ | 「勝利の女神:NIKKE」公式PC版配信開始 »

2023年2月 7日 (火)

バランスボールをイス代わりに買った話

先月の中旬にバランスボール(フィットネスボール)を購入し、イス代わりに座る生活を続けています。

急になぜ?と思われるかもしれませんが、以前から興味があったんです。少なくとも1年くらい前から。
人生のバゲットリストみたいな感じの『その気になればいつでもできるやってみたいことリスト』があって(笑)
そのなかのひとつにバランスボールがあり、今回ようやく試してみようと思ったわけです。
「買うまではいかないけど興味はある」って人は結構いるんじゃないかな。微妙なラインのアイテムですよね?


Balanceball02

自分が買ったのはエレコムのHCF-BB65GYという直径約65cmのモデル。色はやや金属質のグレー。
低価格帯で耳馴染みのある日本のメーカー、かつ耐荷重500kgというスペックに耐久性を期待して選びました。

外箱はなんて言えばいいか…『密閉型ヘッドホンの外箱と同じくらいの大きさ』で伝わりますかね?
折りたたまれた状態のバランスボールはゴムの塊みたいなものなので、外箱の印象のわりにはかなり重めです。
付属品はプラスチック製のハンドポンプと注入口をふさぐためのピンが2本。説明書はありませんでした。

せめて正しい膨らまし方ぐらいは書いてくれててもいいのに…と思いつつ、まあこれしかないだろうとポンプを
注入口に突き刺して、スコスコと繰り返すこと十数分。思っていたよりも早くカタチになりました。


実際にバランスボールを部屋に迎えてみて、直径65cmの球体は想像よりも大きいことに気付きました。
大柄な成人男性がうずくまってるくらいの容積(笑)があるので、狭い部屋だと結構な負担になってしまいます。
座ってしまえば気にならなくなるのですが、部屋の掃除とかしようと思うと途端にジャマになるんですよね…。
「バランスボールを置く空間を確保するのってこんなに大変なんだ」って、初めてそこで気付きました。


Balanceball01

座ること自体はそんなに難しくありませんでした。ただ、咄嗟につかまれる場所があったほうが安全です。

自分の場合、安定して座るよりも酔いのほうが初日は深刻で…数時間座ってたら乗り物酔いのようになり。
もともと重度のクルマ酔い体質でVRでも酔うほうだったのですが、バランスボールでも酔いも確認。
翌日にはもう解消されていましたけどね。バランスボール特有の縦揺れに身体が順応した感じ。

バランスボールに座っていると、肋骨の下から骨盤にかけての筋肉が静かに運動し続けます。
ただ座っているだけでも1週間ぐらい経つと腰まわりや背中の筋肉が地味に痛んできて、ふだんあまり使ってない
身体の部位にやんわり負荷がかかっているのかな?と、効果があるような気になってしまいます
あと、背もたれがないせいもあって自然と姿勢はよくなりますね。ただし気を付けなければならない部分もあり。


座りながらやる作業や、バランスボールに入れる空気の量によっては逆に姿勢が悪くなることもあるんです。
たとえばデスクワークの場合、ふだん座っているイスよりも座面が高くなると姿勢も悪くなりがち。

体重や空気の量にもよりますが、座ると座面は直径より15cm前後低くなるようです。
直径65cmのモデルなら45~50cmくらいの高さになると思ってください。一般的なデスクチェアより高めです。
高さだけでなく外周もデスクチェアより当然大きくなります。より広いスペースが必要に。
なので、イス代わりにバランスボールを導入しようと思ってる人は65cmより小さなモデルのほうがいいかも。


長時間座るとなると座面の蒸れの問題も気になります。バランスボールは吸湿性がゼロなので。
バランスボールの上にさらにクッションを乗せて座ることは可能です。そのほうが座り位置の調整もラクですし。
バランスボールの表面って意外と滑りが悪くて、ポジションを微妙に調整したりするのが難しいんですよね。
「右に3cmくらいズレればベストポジションになりそう」ってときでも、お尻をきちんと浮かせてからでないと
微調整もできないくらい滑らず、PCやゲーム画面に向かって座るときは特に悩ましい問題になります。

エレコムは専用の布製カバーを出しているので、もし余裕があればカバーもそろえるべきだと思います。
滑りはよくなるし吸湿性は上がるし、ゴミがついたら洗えばいいし。メンテナンスの面で便利になるのでは。
ただ、カバーを剥がす手間はかかりそうですね。水拭きするほうが手軽かな?

メンテナンス面でバランスボールがイスよりも優れている点もあります。それはネジや可動部が一切ないこと。
デスクチェアはネジや可動部がある都合、長期間使用しているとどうしても軋みが気になってしまいます。
小さな物音が非常に気になる、かといって高いデスクチェアはちょっと…という人にバランスボールはオススメ。
ウレタンなどのクッション材を使っていないので座面がヘタる心配もありません。


「コロナ禍のリモートワークで…」とかいう需要は既に過ぎ去ってしまったかもしれませんが、もしもこれから
バランスボールを導入しようと考えているなら、とりあえず大きさだけは想像しておいてください。
大きな球体に居住空間を占有されると生活はどう変わるのか。自分はその想像が足りていませんでした。

いつものイスのまま『背もたれを使わない生活』を確認してみてからでもいいかも。疑似体験になります。



被写体のサイズの都合で写真撮影が難しく、文章ばかりになってしまったことはご容赦いただきたく…デカいよ。
どんなにカメラを寄せても映り込みが生じてしまう大きさで、野外撮影も考えたほどです。

バランスボールの材質には多少の伸びもあるのか、初回の空気入れでは表記どおりの直径にならない場合があり
数日座ったあと2回目の空気入れでサイズが定まる場合もあるようです。
表記どおりのサイズまで膨らますと座ったとき密着する面が狭くなり、蒸れが多少は改善されるはずです。

蒸れや疲れの問題もあって、一日中バランスボールに座り続けるのは難しいですね…冬でこれだものなぁ。

|

« ゲームレビュー 「7 Days to End with You」 | トップページ | 「勝利の女神:NIKKE」公式PC版配信開始 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ゲームレビュー 「7 Days to End with You」 | トップページ | 「勝利の女神:NIKKE」公式PC版配信開始 »