ワイヤレスイヤホンを買った話(CREATIVE Outlier Air V3)
以前からひとつほしいと思っていたワイヤレスイヤホンをようやく購入。今回はその話をしていこうと思います。
これもバランスボール同様、『その気になればいつでもできるやってみたいことリスト』のひとつでした。
Bluetoothのオーディオ機器の購入は今回が初めてではなく、数年前にワイヤレスヘッドホンを買ったのですが
処分品だったせいか届いた時点で充電不可能で、結局ワイヤレスを楽しめなかったんですよ…。
(正確に言えば「USBケーブルで給電し続ければBluetoothでつながるヘッドホン」ではありました)
そんな苦い経験もあって、いつか機会があればまた手に入れてみようとぼんやり思い続けていたわけです。
購入したのはCREATIVEのカナル型完全ワイヤレスイヤホン、Outlier Air V3というモデル。
今回も購入にいたるまで何週間か…いや、少なくとも1か月はいろいろと検索して調べていたでしょうか。
調べること自体が好きなので、買う前が一番楽しいのかもしれない(笑)ただ、これには少なからず弊害もあり
調べて考えてを繰り返しているうちにお得な価格で買えるキャンペーンとかを逃しがちなんですよね。
本機もAmazonのタイムセールで半額になっているのを見かけて、一度は期間が過ぎて機会を逃していました。
しかし、どうも本機は週イチのペースでタイムセールに登録されているみたいで…購入時も半額でした。
CREATIVEといえば自分の世代にとってはデジタルオーディオの定番。
昔はどのPCにもCREATIVEのサウンドカードが入ってるというほどに、非常に普及率の高いブランドでした。
自分が使っていたPCも例外ではなく、初めてのPCには購入時からSound Blasterが挿さっていました。
初めて購入したデジタルオーディオプレイヤー(MP3プレイヤー)も同社のDMPL-256というモデルでしたね。
なので自分にとっては節々で縁があるメーカーであり、信頼をおけるブランドだったとも言えます。
性能については公式サイトの仕様書でも見ていただいたほうが早いと思うので、ここではざっくり説明します。
Bluetooth 5.2でバイオセルロース製6mmドライバー搭載。アクティブノイズリダクション機能あり。
バッテリーはイヤホン単体で最大約10時間、ケースと合わせて最大約40時間。Qi互換のワイヤレス充電に対応。
また、専用アプリによるイコライザーの設定も可能であるなど必要なポイントはすべて押さえている感じ。
これでAmazonのタイムセール価格が3,000円を切るって、ちょっとした価格破壊なんじゃないかと。
唯一難点と思われそうなのが、対応コーデックがAACとSBCの2種類しかないこと。
ただ、aptXは本当に良いものなのか?という疑問の声もあるので。判断は個々に分かれるところでしょう。
自分の場合、いま使ってるスマホがaptXに対応していないらしいことがわかっていたので迷いませんでしたが。
本体色はグリーンがかったガンメタルみたいな、言葉で言い表しにくい微妙な色をしています。
この本体色に加えてサークル型のLED、CREATIVEのロゴもあってサイバーパンク風な匂いがぷんぷんします。
別にこの色がコーポレートカラーってわけでもないみたいですが、CREATIVEっぽい色味ではありますね。
DMPL-256も似たようなガンメタルだったし。決してオシャレではない、ロボとかSFの路線と言えそうな気が。
(手持ちのDMPL-256は自分でメタリックオレンジに塗装してしまったので比較できませんでした…)
この価格帯だからプラスチックでできてると思いきや、箱から取り出す際に触ったらひんやりしててビックリ。
ケースのグリーンの部分は金属製で、見た目のわりに重みがあってちょっと驚きました。
ケースはワイヤレスイヤホンによくあるフタがパカパカ開くヤツではなく、マッチ箱のようなスライド式。
USB-C入力のすぐ上にバッテリーのインジケーターがあって、充電の状況が外側から確認できます。
イヤホンの充電はご多分に漏れずマグネットで吸着し、端子が接触する仕組み。
ケースから取り出すと自動的に接続、ケースに収めると自動的に接続が切れるようになっています。
充電にかかる時間は、音楽を1時間くらい聴いた程度の消費ならほんの数分で完了します。意外と減りません。
耳からはずすと曲が自動的に止まるイヤホンも世の中にはあるそうですが、本機にはそういう機能はありません。
ちなみにイヤホン側のサークル型のLEDは充電中とBluetooth接続試行時のみ点灯するようになっています。
耳につけてるときも光ったらおもしろかったんだけどな…光ってもどうせ自分からは見えないけど。
付属のイヤーピースは大・中・小の3種類。イヤーピース全体が浅めに設計されているので、他のイヤホンから
イヤーピースを流用したり、市販のイヤーピースをつけると耳の収まりが悪くなるおそれがあります。
また、イヤホン側の取り付け部分が筒状ではなくキノコ型?をしてるので、ものによってはつけにくいかも。
普段あまり音楽を聴かないので音の感想は正確に伝えられる気がしません。ややドンシャリ気味かな?
しっかりとキックを感じる低音域と、粒立った輪郭を感じる高音域。ボーカルはその陰に隠れがちな印象。
なのでボーカル曲よりもインストゥルメンタルに向いてる調整な気がします。
ワイヤレスにありがちな無音時のホワイトノイズは一切なし。良い意味でワイヤレス感がない音。
Bluetoothで一般的に指摘される遅延、ラグも比較的少ない部類だと思われます。
音楽を聴く習慣がほぼない自分のおもな用途はゲームか動画視聴で、ためしにソシャゲをプレイしてみましたが
気になるほどのラグは感じませんでした。YouTubeの公式アプリもまったく違和感なく視聴可能です。
通信距離は公称10mとなっており、自宅で使うぶんにはスマホを置いたまま結構歩き回れます。
ためしに自室にスマホを置いたままキッチンやベランダに向かってみたところ、全然普通につながっていました。
ただし電子レンジの干渉は受けるみたいで、温め中に音声が途切れるのを確認しました。
防滴性能はIPX5相当。炊事洗濯やお風呂掃除ぐらいの用途ならまず問題はないと思います。
アクティブノイズリダクションの性能は、換気扇のような継続的な騒音に対してかなりの効果を発揮します。
逆に、人の話し声など強弱のある騒音に対してはほとんど効果がありません。
個人的にカナル型には少々ニガテ意識があるのですが、Outlier Air V3にはアンビエントモードという機能があり
外部の音をわざとマイクから取り込むことでカナル型特有の窒息しそうな感じを低減できます。
周囲の音が混ざって聞こえるのはなかなか新鮮。タイピング音とかも聞こえ方が変わっておもしろいです。
これらのモード切り替えはイヤホンの左側を2回タップでおこないます。
本機は片耳だけの使用も可能ですが、右側しかつけていないときはモード切り替えが当然できなくなります。
スイッチは静電容量式を採用しており、操作ミスのないよう1回タップには機能が割り振られていません。
専用アプリを使えば各操作に割り当てる機能を変更できるそうですが、いまのところ必要がなく試していません。
それともうひとつ、本機はCREATIVEのSuper X-Fiオーディオという技術に対応している製品です。
専用アプリで耳の写真を撮る(!)などすると、高品質のバーチャルサラウンドを体験できる…そうなのですが
アプリのレビューを見るとあまり評判がよくないみたいで、こちらも現時点では試していません。
アンビエントモードにしたままケースに戻そうとしたところ、ハウリングのような甲高い音がしました。
マイクが有効、かつマイクの穴を指で塞いだときなどに起きるそうなので、今後は注意して扱いたいと思います。
初めてのワイヤレスイヤホンということで、Outlier Air V3には非常に満足しています。
ワイヤレスに対する先入観、カナル型に対する不安を解消してくれる、良い買い物だったと思います。
あとは生活のなかでワイヤレスイヤホンを使う機会をどれだけ増やしていけるか。
自分が一日のなかで聴く音声のほとんどはテレビからなので、せっかく買ったワイヤレスイヤホンを使う機会を
あまり設けられないことが多少気になっており、Bluetoothトランスミッターの購入も検討しております。
でもトランスミッターってアナログ信号をデジタル化して飛ばすわけで、やっぱりラグは生じるでしょうね。
また、画面の前にいるのだからあえて無線化する必要もないというツッコみ要素もあります。
…いや、合理性じゃなくてやってみたいからやるんだよ(笑)自分のなかの合理主義に勝たないといけない。
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