2023年 夏アニメ寸感
■お気に入り作品(暫定)
「わたしの幸せな結婚」
「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」
「デキる猫は今日も憂鬱」
「Helck」
■ちょっと判断しかねている作品?
「夢見る男子は現実主義者」
「SYNDUALITY Noir」
「アンデッドガール・マーダーファルス」
■続編&継続作品
「TIGER & BUNNY 2」2クール後半
「贄姫と獣の王」2クール後半
「青のオーケストラ」2クール後半
「ホリミヤ -piece-」2期
「もののがたり 第二章」
「呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変」
「シュガーアップ・フェアリーテイル」分割2クール後半
「はたらく魔王さま!!」2期 2nd Season
「スパイ教室」分割2クール後半
■居残り組
「魔王学院の不適合者Ⅱ ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~」2期(冬→夏)
「あやかしトライアングル」(冬→夏)
「Nier: Automata Ver.1.1a」(冬→夏)9話~ ※7月下旬に4話一挙放送が決定
※あくまでリストアップであり、順番が順位付けになっているわけではありません。
夏アニメの寸感の前に、アニメ界隈にも大きな影響をおよぼしているTwitterの動向について話しておこうかと。
7月1日の21時ごろから大規模なAPI障害が発生。夏アニメ放送開始初日にTwitterが実質停止していました。
ユーザー目線だと実況や感想を落とせない、同じ時間を共有できないという程度の被害で済む話でしたが。
おそらくアニメ関連企業は放送開始と同時におこなう予定でいたプロモーションなどを実施できなかったのでは。
そう考えると、もはや経済的損失が発生するレベルのインフラなんですよね。Twitterって。
それからTwitterの仕様が二転三転し、この2週間のあいだに過去最大規模の『Twitter離れ』が勃発しました。
自分のタイムラインはもともとそんなに流速が速いほうではなかったのですが、それでも目に見てわかるほどの
流速の低下、フォロワーのツイートの減少を感じています。ただ、逆に解放感があったことも事実で。
Twitterが沈黙していたあの日、Twitterを見ないでいいことに負担の軽さをちょっと感じていたんですよね。
特にアニメは集中して見れるし。日頃どれだけTwitterに意識を割いていたかを実感しました。
2週間が経って現在は一応復旧していますが、いまだに『災害後』みたいな落ち着かない空気が漂っていまして。
明日にはどうなっているかわからない。実際、TweetDeckの仕様なんかは日に日に変わっていますし。
なんかもう…「なんとかなれ!」としか言えない(笑)なんかうまいこといってくれと思うしかありません。
今期の特徴としてまず挙げるとすれば、主要民放の新作が多いことですかね。
日テレ・TBS・フジが平日深夜にそれぞれ新作を放送。木曜など、一部では放送枠が重なる事態になっています。
幸い東京MXまでバッティングする状態にはなっていないので、視聴が困難というほどではありません。
東京MXは再放送枠がかなり多めで、なかでも驚きなのが木曜22時台の1時間ぶち抜き「ウマ娘」1期再放送。
おそらくこのまま2期も続けて放送して3期を迎える予定なのでは。MXの再放送は予習の意味合いが強いので。
再放送枠が多いとそのシーズンは負担が減ってありがたいのですが、たくさんの続編が来る前兆でもあるわけで
そう考えるとアニメ地獄の先延ばしでしかないのかも…いや、先のことを考えるのはよそう。
今期はまだハッキリとお気に入りと言える作品がなく、暫定的に好印象の作品を紹介しています。
「わたしの幸せな結婚」はもともと『なろう系』として連載されていたものがラノベ化、そこからマンガになり
この春には豪華キャスティングで実写映画も公開された一大メディアミックス作品のアニメ版。
制作は「メイドインアビス」のキネマシトラス。画面の精細さで言えば今期屈指の作品と言えるでしょう。
雑な言い方をすると女性向けの異世界ではない『なろう系』みたいな。表面は大正時代風な恋愛ものなのですが
そこには異能あり能力判定イベントあり(笑)で、系譜として『なろう系』の香りがするんですよね。
近年の『なろう系』は異世界転生ものよりも恋愛もののほうが人気があるなんて話を聞きました。
加えて女性向け作品では異様に支持される時代設定。これに吸血鬼が出てきたら鉄壁の布陣じゃないですか。
話がちょっと脱線しますけど、「鬼滅の刃」も女性人気の要素を兼ね備えていたことに気付かされました。
絶対はずさない、それでいて不思議と異世界ほど胃もたれしない人気要素。うまいこと作られていたんだなぁ…。
バンドリシリーズ最新作の「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」は新バンド・MyGOをピックアップした作品。
これまでのシリーズがガールズバンドの明るい面にフォーカスしていたとすれば、本作はシリアスな暗い部分を
フィーチャーしているというか、いくつもバンドがあればこういうケースもあるだろうという前段からはじまり
メンバーそれぞれが自身の内面に向き合いながら前進していく、ちょっと異色な内容になっています。
まあでも、そんなに深刻で重い雰囲気でもないかな…重い感情を抱えている女は何人か出てきますが。
過去のシリーズ(って言ったらアレか)のキャラクターもカメオ的に登場するので、そこも見どころです。
今期はあのGoHandsの新作がなんと2本も。どちらもGoHandsらしくないテーマなのがおもしろいところ。
「デキる猫は今日も憂鬱」と「好きな子がめがねを忘れた」、奇しくもどちらもメガネヒロインの作品。
双方、初回冒頭はいかにもGoHandsらしい3Dベンチマークみたいな(笑)映像を見せられて辟易するのですが
それが過ぎると派手な戦闘シーンとはまるで縁のない、日常の穏やかな出来事が広がっています。
「Helck」は日テレ深夜枠の新作でサテライト制作の2クール作品。異色のファンタジーものと言っていいかも。
魔王が倒された世界で、新たな魔王を選出する競技会に人間の勇者がやってくるところから物語ははじまります。
コメディのように見えて奥にはシリアスが隠れている、先が読めない感じが魅力。
いつもならピックアップ枠として紹介するところを『判断しかねている』として挙げた3作品についてですが。
「夢見る男子は現実主義者」はなんか普通じゃない、どういう方向へころがる話なのか見えてこない感じがあり
うまく表現できないのですが気になる作品なんですよね。これは見て判断してもらいたい。
「SYNDUALITY Noir」はバンダイが早々にプラモデルの発売を告知していた新規ロボットアニメ。
普通のロボットアニメと言ったらアレですが、現時点ではまだなんとも言えない、判断しかねる状態なんです。
それでも今期唯一のロボットアニメなので期待はしてしまいます。うまくいってくれと願っている。
「アンデッドガール・マーダーファルス」は2話まで見た段階では探偵ものに見えています。
このまま探偵ものとして進んでいくなら見ていけそうですが、探偵ものとするには早計な気もしていまして。
どうころがる作品なのかわからない。できれば派手に戦ったりするアニメではないといいな…と思っています。
今期の世間的な話題作ってどれなんですかね。やはり「呪術廻戦」か、それとも「るろうに剣心」か。
「呪術廻戦」は劇場版以降、時系列的に過去の話を掘り下げる路線になってしまったせいであまり興味が湧かず
今期はそんなに注目してはいません。「るろうに」は再アニメ化されたこと自体が懐古主義的だし。
自分が求めているところとはズレがあるので、あまり良い評価ができないと思います。
アニメではありませんが、ドラマ版「DIY!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-」の話を最後に少し。
アニメの放送も記憶に新しい本作、あれよあれよという間に実写ドラマの放送にこぎつけてしまったわけですが
実写化されるにあたって不安に思っていた部分が思いのほかうまく処理されていてかなりの好印象。
特に、まるごと再現された部室の実在感は本当に称賛すべき。アニメで見た空間がそのまま実写になってます。
キャストの雰囲気にもそれぞれ『らしさ』を感じるし、よくやってくれた実写化と言えるのではないかと。
放送タイミング的に「放課後ていぼう日誌」の実写ドラマとくらべてしまいます…やはり地上波民放は強い。
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