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2023年12月 9日 (土)

ゲームレビュー 「Need for Speed: Heat」

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[プラットフォームと購入方法]
PS4版(Deluxe Edition)をセール期間中に967円で購入。

[クリアまでにかかった時間]
総プレイ時間の表示がないため不明だがメインストーリーは非常に短く、積極的に進めると数時間で終わる。
マップ上に配置されたすべてのアクティビティで☆3を獲得しようと思うと必要な時間は飛躍的に増える。
とはいえ、オフライン実績をコンプリートするまでなら20時間程度だろう。


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[ゲーム難易度]
難易度を3段階から選択可能だが、クルマの性能や操作技術にもよるので一概には語れないところがある。
(推奨ランクを大幅に超えたクルマで参戦することもできるので、惜しまず改造すれば簡単にはなる)
メインストーリーをクリアするだけであればそれほど難しい技術は要求されない。
ドリフトの始動や採点方法がかなり独特で、本作なりの走り方やカスタム方法を見つけるのが難しい。

[実績・トロフィー難易度]
オンライン実績あり。前述のアクティビティのほか、マップ上に隠された収集物のコンプリート実績がある。
意外なことに、レースゲームにありがちな「すべてのレースイベントで1位を獲得」の実績がない
クリアまでが短いこともあり、警察からの逃走回数など数が必要なものは骨が折れそう。

「世界中」の説明にある『ディスカバリーイベント』とは、ウェストサイド地区の南端で夜間に開催されている
マップ全体を1周するレースイベント「ディスカバリー(スプリントバトル)」のこと。
他にも「ディスカバリーA」などディスカバリーという名前のイベントは複数あるが、これらでは解除されない。
ちなみに「A」から「C」まで3つのレースを続けて走るとHEATが簡単に上がり、REPも大量に稼げる。
「一攫千金」に必要な100万REPを貯める際に便利なので、そちらも覚えておこう。


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[良いところ]
・美しく見えるよう工夫されたグラフィックやライティング。2023年のいま見ても感心するくらいキレイ
・過不足ない収録車種。確実に使うであろう人気車種に、それぞれ豊富な外装パーツが用意されている。
・類を見ない音へのこだわり。クルマの外から聞いた音を重視しており、音質のカスタムまで可能。
・走行性能に関わるパーツは他の車種と共用可能。必要なときだけ取って付けての使い回しができる。
・ガレージに戻らなくてもパーツの交換が可能。特にアクティビティ攻略時にありがたい。


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[悪いところ]
・クルマごと(エンジンごと?)に独自の成長曲線が設定されており、買ってみるまで伸びを確認できない。
・『隠れ家』がないエリアがいくつかあり、警察からの逃走やファストトラベルに不便。
・警察の追跡や出現の仕組みが理不尽で、プレイヤーの真下から急にパトカーが湧くこともある。
・各種アクティビティ攻略時の一般車の存在。あきらかに悪意をもって出現し、進路上に停車する。
・ロングジャンプのアクティビティで正しく飛んでも記録をキャンセルされてしまう不可解な現象が起きる。


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[どちらとも言えない]
・メインストーリーの短さ。邪魔にならない程度のボリュームと思えば悪い気はしないが。
パーツを選ぶだけでいい手軽なカスタム。狙った挙動に仕上げるためには結局トライアンドエラーが必要。
・アバター(プレイヤーキャラ)のカスタムは幅が広いようで狭いような。あるだけマシか。
・雰囲気重視なのだとは思うが、一部のセリフが必要以上に挑発的で腹が立つときがある。
・ワンタップで始動できるドリフトは個性的。ただしコーナーをアクセルオフで抜ける選択を潰されてしまう。
 (ワンタップをブレーキに設定することもできるが、その場合は当然ブレーキを塞がれることになる)


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[要点まとめ]
手軽に軽快な走りを楽しめるカーアクションゲームであり、ピュアなレーシングゲームとは異なる存在。
・グラフィックや音、クルマの外観カスタムの部分は発売から数年経った現在の視点でもかなりハイクオリティ。
・レース自体に重点を置いていないぶん時間的・作業的負担は多くない。さっと始めていつでもやめられる
・攻略するうえで有用なクルマがある程度決まっており、選択の自由度は低いが正解がハッキリしている。
・ロングジャンプやドリフトで☆3を獲得するのは技術だけでは不可能。シンプルにマシンパワーが必要。

[関連記事]
「Need for Speed: Heat」プレイ開始(ファーストインプレッション)


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[オススメ度]
走り屋風の自由なレースゲームを求めている人にはオススメ。手軽に爽快なオープンワールドを楽しめる。
ただし収録車種が多いとは言えないので、好きなクルマが収録されているか事前に調べておこう

ぶっちゃけForza Horizonシリーズにそっくりなのだが、「Forza Horizon 4」以降に発売されたにもかかわらず
ただマネをするだけで、不便な部分に本作なりの解決が見られないのが少々残念である。
また、FHシリーズにはあるタイヤ幅の変更など、こちらにもあってよさそうな改造が微妙に欠けてるのも惜しい。
ストーリーで登場する『スーパーチャージャーのブロワーがボンネットから突き出た改造』も再現できない。



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[攻略補足情報]
クルマを売却する機能がないように見えるが、ガレージの[ショーケース]から売却できるようになっている。
[ショーケース]に移動後、まず□ボタンを押して「自分のガレージに切り替える」。
売却したいクルマを見つけて○ボタンを押し、表示されたメニューから「マシンを売却」を選択する。
(売却したいクルマが[ショーケース]にない場合は「マシン切り替え」で任意のクルマと置き換える)


ドリフト仕様のクルマを組み上げる場合、『ドリフト』と書かれたパーツが必ずしも正解とは言えない。
『ドリフト』や『ショーケース』のみで構成するとオーバーステアすぎて制御しにくくなってしまう。
他人の受け売りで申し訳ないが、サスとデフを『スピードクロス』、タイヤを『ドラッグ』にすると扱いやすい。

オススメかどうかは別にして、個人的にSilvia S15に思い入れがあるのでドリフトはすべてS15でクリアした。

ロングジャンプは一部のダート地域が難しい。雑な言い方をすると、速いクルマのほうが飛距離は伸びる。
なのでKoenigsegg Regeraにダート用のタイヤを履かせて飛ぶとあっさりクリアできたりする。


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前回からレビューのスタイルを少しだけ変更しているのにはワケがありまして。
ファーストインプレッションを掲載済みのゲームは、あらためてレビューを書こうとしても繰り返しになるので
ならばいっそシンプルにまとめてしまったほうが読む人にもわかりやすいのでは?と思ってこうしてます。

文章って言いたいことがあるときはスラスラ出てくるんですけど、一度出したものを無理矢理もう一度となると
なんにも出てこなくなるというか(笑)結構難しいんですよね。書く側の事情もあるということ。

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