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2024年2月12日 (月)

ゲームレビュー 「Lego Builder's Journey」

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[プラットフォームと購入方法]
Epic Gamesストアにおいて、2022年12月22日の一日限定で無料配信。

[クリアまでにかかった時間]
Epic Gamesライブラリ上の表記で3時間20分


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[ゲーム難易度]
簡単なパズルゲームではあるが、画面内にヒントや文章の表示がないため気が付かないと詰まることも。
マウスポインタが変化するブロックを手に取り、ブロックがはまりそうな場所に置けばだいたいは進めるはず。
一部、なぜ突破できたのか理由がわからない非合理なパズルも存在する。

[実績・トロフィー難易度]
Epic Games版は実績が実装されていない模様。他のプラットフォームには13種類の実績が設定されている。
一周クリアすればすべて解除されるらしく、Steam版ではプレイヤーの半数が実績をコンプリートしている。


Legobj04

[良いところ]
・序盤のチュートリアルを除いて文章が一切表示されず、以降はプレイヤーの想像力のみで進んでいく。
レゴブロックのルールを取り入れたルート開拓パズル。必要なのはレゴの基礎と創造力。
・父と子の別れと再会の物語。ほんの数ブロックで組み上げられた人物たちの表情のないコミュニケーション。
・クセになる効果音。実際のレゴブロックをやや誇張しているが、耳障りがとてもよい。

[悪いところ]
狙った位置にブロックを配置するのが難しい。配置可能なポイントへの吸い込みがかなり狭いようだ。
・後半に登場する動力のホイールを回すのはマウスだと結構難しく、それ自体がステージの難易度に影響する。
・終盤の一部のステージで、正解に気付くまで同じことの繰り返しを強要される。ちょっとうんざりする。

[どちらとも言えない]
・ライティングがリアルなせいで、真っ暗なステージは本当に暗い。もうすこし手加減してくれてもよかった。
・レゴブロックの仕組みを逸脱したファンタジックで非合理なカラーパズル。正解に納得しにくい。
・クリエイティブモードは興味を惹かれるが、好きなように組み立てるのは至難の業か。


Legobj02

[寸評]
レゴブロックを題材にしたゲームというと、特定の版権を題材にした作品やオープンワールドものを思い出すが
「Builder's Journey」はそれらにくらべるとずっと小ぶりで、独特の作風と言える一本だろう。
本作にはミニフィグと呼ばれるレゴの人形が一切登場しない。人物までもが少ないブロックで作られている。

16ブロック四方ほどの盤上にまず砂浜が描かれ、若い父親と幼子が砂の城を作るシーンから本作は始まる。
盤上にころがるブロックをつかみ、回転させてそれらしい場所にはめる。何が正解かはまったく提示されない。

そのうち父親のあとを追って、道を隔てる川や溝に橋をかけるように、限られたブロックで道を作っていく。
何も提示されないが、目の前にあるのがレゴブロックであることは知っているので次にどうするべきかがわかる。
このレゴブロックに対する世界の共通認識によって成立しているのが本作のすごいところだ。
誰もが知っているレゴブロックを、誰もが知っているルールで直感的に、教えられずに手が動いてしまう。

ボリュームこそ小さいが、リアルなグラフィック表現とレゴ自体の楽しさで充実した時間を過ごすことができる。
パッケージ画像を見て「これはなんだろう?」と興味を惹かれたなら、ぜひプレイしてみてほしい。


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[オススメ度]
あらゆる層にオススメできるがリプレイ性に乏しく、一周のプレイにいくら払えるかを試されるところがある。
(3時間で終わるゲームに定価2,300円と聞いて、躊躇するほうが普通ではないかと思う)



ミニPCで初めてクリアしたゲームが本作となりました。正直な話をすると、もらったことをすっかり忘れていて
他のプラットフォームのストアで見かけるたびに「おもしろそうだな」と買おうか検討してたんですよね(笑)
Epic Gamesってこういう機会でもないとホントに利用しないので…今後はマメに確認しようと思いました。

他にもいくつかもらっていたので、動くものについては今後きちんとプレイしていこうかなと思っています。

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