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2025年7月18日 (金)

2025年 夏アニメ注目作品

■お気に入り作品(暫定)
「雨と君と」
「ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される」

■新作ピックアップ
「サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと」
「光が死んだ夏」
「薫る花は凛と咲く」
「フードコートで、また明日。」
「ゲーセン少女と異文化交流」

■続編ピックアップ
「アークナイツ【焔燼曙明 RISE FROM EMBER】」3期(#17~)
「盾の勇者の成り上がり Season4」
「Dr.STONE SCIENCE FUTURE」4期 分割2クール後半(#13~)
「地縛少年花子くん2」分割2クール後半(#13~)

■前期からの継続作品
「鬼人幻燈抄」2クール後半
「宇宙人ムームー」2クール後半
「Summer Pockets」2クール後半
「ウィッチウォッチ」2クール後半
「真・侍伝 YAIBA」2クール?
「TO BE HERO X」2クール?

□話題の新作
「地獄先生ぬ〜べ〜」
「瑠璃の宝石」
「CITY THE ANIMATION」
「Turkey!」


◇その他備考
・今夏は史上最多と言われる70作品超が集結。理由のひとつとして考えられるのはショートアニメの増加。
 また、テレビ放送されないWeb限定アニメもあり。地上波の放送枠以上に作品数があると言える。
 地上波の放送枠かぶりが非常に多く、録画して見る派の人はトリプルチューナーでもないと厳しい。
・TikTokでバズることを意識したような"正面固定"のダンスを取り入れたオープニング映像が増えつつある。
・2024年秋に7話で放送を中断した「ハイガクラ」が1話から仕切り直し。テロップによる説明補強が図られる。
・今秋放送開始予定だった「勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録」がクオリティ向上のため来年冬に延期。
 これ以外にも電撃文庫周辺でいろいろと問題が起きているのが気になる、夏。


アニメを語る界隈でしばしば誤用される言葉として『ディストピア』『露悪的』があります。
『ディストピア』は退廃的な未来を表す『ポスト・アポカリプス』と混同されがち、という傾向があるのに対し
『露悪的』は単なる『悪趣味』との使い分けが難しい、明確な境界線を引きにくい言葉かもしれません。

悪質な部分や醜い部分を意図的にあらわにして、見た人たちに考えてもらう、批評を促すのがの本質だとすると
アニメファンたちから『露悪的』と言われる作品とは性質が異なるのでは?と思えてきます。


このようなことを書いた背景として、今期そういうタイプのWeb限定アニメがあることが挙げられます。
自分は『テレビアニメの人』という自負があるので、Webアニメは範囲外。"見なくていいことにできる"んです。
わかっていながらイヤな気持ちになりにいくなんてバカバカしいじゃないですか?
そこに『露悪的』な意図があったとしても、結果として不快な気持ちになるなら見たくはないですし。

問題はこの"地雷"を、知らずに踏みにいってしまう子供がいるかもしれない点ですね。配信サイト側の問題。
たとえばAmazonのprime videoだと、他の新作アニメとならんで普通にバナーが表示されていたりするわけで。
そういうところに無防備に、ゾーニングなしで置いといていいものなのか。ちょっと考えてしまいました。


まあ…それを言い出したら「鬼滅の刃」も「薬屋のひとりごと」も難しくなるかもしれませんが。

でも、本棚に何気なく置いてあるトラウマってのは昔からあるでしょうしね。原作そっくりのアンソロ本とか。
「世の中にはそういうものもあるんだ」と学んでいく過程も大事かな。自分の目で予測し、判断することが。


今期の作品だとほかに「光が死んだ夏」なんかも、かなり見る人を選ぶ作品だとは思います。
怖いのがニガテな人には強くはオススメしませんが、単にホラーと言い切れない独特の耽美さもある作品でして。
日本特有の湿度がもたらす怖さと生々しさ、淫靡な雰囲気を非常に高いレベルで映像化しています。
まさに夏にぴったりな作品。ただ、これ見てぐっすり眠れるって感じではないか…付け合わせがほしくなるかも。

「雨と君と」はそういう意味で対照的な作品かもしれません。終始ゆったりとした、チルをもたらすアニメ
まずオープニング映像が素晴らしいので冒頭だけでも見てほしい。グラフィックデザイン的な美しさがあります。
画面を注視してじっくり見るのではなく、少し離れた距離からぼーっと眺めるのに向いた作品。

アニメとの付き合い方も時代に合わせて変化していくんじゃないかな?と思わせる気配はほかの作品にもあり。
「フードコートで、また明日。」は近いところにあると思います。全6話と発表されているのが既に惜しい。


リストに挙げなかった作品では、「神椿市建設中。」が語ろうとしているテーマはちょっと気になっています。
どう見ても若い人向けの座組だし、作品全体の既視感は否めません。でも、なんか得られるところがありそうで。
欲望は前向きなものだけではない。2話で見え始めた断片が今後どう広がっていくかに注目しています。

あとは「ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット」かなぁ。お約束を笑えるだけの予備知識は必要かも?



"「物知りな批評家」より「ショボくとも作り手」であってほしい"という某・アーティストの発言が話題に。

これはつまるところ「僕は非難されると凹むので、非難する人がひとりでも減ってほしい」と、暗に訴えている
だけのことだと思うんですよね。素直にそう言ってくれたほうが共感できる人は多かったでしょう。

たしかに、悪意をもった人たちの非難にモチベーションを奪われているアーティストは少なくないと思います。
非難を批評と取り違えている人が多い。あるいは非難こそが批評と信じているか。
しかし、氏の発言は論理的な批評をおこなっている人まで敵に回しかねません。
表現者でありながらよくない表現をしてしまったというか。言論弾圧と受け取られかねない危ない発言だなぁと。


『純粋な消費者』であっても一アーティストの発言に委縮することなく、今後も商品や作品の感想を堂々と発信
していっていいんじゃないかと、個人的には思いますけどね。言葉選びは大事ですけどね!

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