2026年3月24日 (火)

夢のMini-ITXマシンを作る(5)

昨年12月から続いてきたこの連載記事、おそらく今回で最終回になると思われます。
というのも、これ以上ないという解決策をとうとう実行したので。「Kernel-Power 41」は根絶されたはず。


その方法とはズバリ…CPUの交換です。

前回マザーボードの交換によって原因がCPUに絞り込まれたので、買い替えで解決されるのはあきらかでした。
あとは納得できる状態(と値段)のCPUを見つけられるかどうかにかかっていたんですね。

どうせ交換するのであればひとつランクが上の5600あたりに交換するのもありかもしれないとは思ったのですが
昨年末から続くPCパーツの価格高騰の影響で、5600も以前より相場が数千円上がってしまっていまして。
なので、あんまり面白味はありませんが3600同士の交換に決定。


Miniitx18

新たに入手した箱入りの3600(左)。お値段はクーポンを使って7,900円でした。


経験したことがある人ってそう多くはないと思うんですよね、同じCPU同士の交換って。
前回マザーボードを交換したときと同様、少し長めの沈黙ののち、初めてCPUを載せたときのダイアログが表示
されたので、前回と同様に[y]キーを押してfTPMの更新を含むBIOSの初期化をおこないました。

BitLockerでストレージを暗号化している場合、48ケタというとんでもない長さの回復キーを求められます。
スマホがあるならスマホで回復キーを調べることができますが、スマホなどPC以外の機器がない場合は大変です。
あらかじめメモしておくか、もしくはBitLockerやPIN設定を解除しておいたほうがよいでしょう。
自分はスマホ片手に48ケタ手打ちして乗り切りました。操作がないとPCの電源がすぐ落ちるのが厄介でした。

それが済んだらあとはもう以前のまま。BIOSの設定が初期化されているので動作は多少変わっていますが。
正常なCPUであればBIOSが初期設定のままでも正常に動作するはずです。
これ、すごく当たり前な話なのにこの4か月で認識が崩壊してしまいましたね…正常に動作するって素晴らしい。


というわけで、夢のMini-ITXマシンの組み立てにかかった総額をあらためて確認しておきましょう。
 

 マザーボード:Jginyue B350i-PLUS ARGB v3.0
GIGABYTE A520I AC
-6,734円
-14,790円
 CPU:AMD Ryzen 5 3600(中古のようにも見えるバルク品)
AMD Ryzen 5 3600(箱付きの中古品)
-6,680円
-7,900円
 メモリ:Crucial DDR4-2400 8GB(中古)-1,500円
 CPUクーラー:Ocypus Gamma A40-2,467円
 電源:玄人志向 KRPW-BK450W/85+
SilverStone SST-ST45SF-G(中古)
-5,633円
-6,889円
 グラフィックボード:MSI GeForce GTX 1060 AERO ITX 6G OC(中古)-7,700円
 ケース:SilverStone LD03B(未使用の中古)-4,400円
前PCの売却金額+27,000円
収支合計-18,646円

最終的な支出はもとの2倍くらいになってしまいましたが、まあこれなら妥協できる範囲なんじゃないかと。
ちなみにマザーボードは既に手放しており、全額とまではいきませんがお金が戻ってきています。

問題はCPUですね…悪い思い出しかないので、一刻も早く"自分のものではなくしたい"のですが。
後日無事手放すことができました。購入額と同額で。


[4/27 追記]
気が付けば記事掲載から1か月が過ぎていました。あれから再起動は一度もなく、根絶したと言えるでしょう。
ふとしたとき、「そういえば安定して動いてるな?」と思ったりしています。つまり過去になったということ。
目立った不調もなく、安心してケース内のライティング装置を自作したりしてます。



「Kernel-Power 41」は解消されましたが、画面の暗転に対するトラウマはしばらく残り続けるでしょう。
アニメやドラマ、ゲームなどで画面が暗転する演出を見ると胸がざわっとするんですよね…。
ブラウザのダークモードで新規タブを開くだけでもダメで、しばらくライトモードに変更していたほどでした。
勉強にはなったし良い体験だったのかな。この勉強が活かされる機会ってそうそう訪れないと思うんですけど?

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2026年2月19日 (木)

夢のMini-ITXマシンを作る(4)

今回の内容は、昨年12月初旬に掲載した「夢のMini-ITXマシンを作る(2)」の続きです。
あれから2か月半、いまだに「Kernel-Power 41」が記録される再起動を解決すべく、日々悩み続けています。

まずは前回も冒頭で紹介したMini-ITXマシンのパーツ構成をおさらいしておきます。

 マザーボード:Jginyue B350i-PLUS ARGB v3.0
 CPU:AMD Ryzen 5 3600(中古のようにも見えるバルク品)
 メモリ:Crucial DDR4-2400 8GB(中古)
 CPUクーラー:Ocypus Gamma A40
 電源:SilverStone SST-ST45SF-G(中古)
 グラフィックボード:MSI GeForce GTX 1060 AERO ITX 6G OC(中古)
 ケース:SilverStone LD03B(未使用の中古)


次に、この2か月半のあいだ試したことの履歴。どれも決定的な解決につながるものではありませんでした。

 1. BIOSの「Precision Boost Overdrive」をDisableに変更
 2. AMDの最新のチップセットドライバーをインストール
 3. BIOSをアップデート
 4. 配線の見直し
 5. セーフモードで起動
 6. 高速スタートアップの無効化
 7. BIOSの「Global C-state Control」をDisabledに変更
 8. BIOSの「Power Supply Idle Control」をTypicalに変更
 9. BIOSの「PSS Support」をDisabledに変更
 10. BIOSの「SoC Voltage」で電圧を手動設定
 11. 仮想メモリの割り当てを増やす
 12. BIOSの「ACPI Auto Configuration」をEnabledに変更
 13. 電源オプションの隠し項目「プロセッサアイドル無効」


14. CMOSクリア

これは意図した対策ではなく、BIOSの項目をイジっているうちに画面が映らなくなる事態に陥ってしまい(笑)
マザーボード上のボタン電池を抜くしかなくなったという本当にマヌケな話なんです。
結果としてBIOSの設定がリセットされたわけですが、予想どおりというかKP41は止まらず。

覚えている範囲でBIOSの設定は戻しましたが、ファンの設定までは覚えておらず初期値で動かしています。
ちょっと不要なくらい高回転しているもののそれ自体が不具合を起こすことはないので、再設定は後回しに。

 ・高速スタートアップの無効化
 ・BIOSの「SVM Mode」をDisabledに(マザーボード固有の問題への対処)
 ・BIOSの「Global C-state Control」をDisabledに
 ・BIOSの「Power Supply Idle Control」をAutoに(標準値)
 ・BIOSの「PSS Support」をEnabledに(標準値・Pstate0)


15. VRMの低電圧化(BIOSの「Adjust VRM SVI2」)

OC → AMD PBS → Adjust VRM SVI2 - VDDCR_CPU → Offset Mode
Adjust VID Offset Mode → Decrease VID
Adjust VID Value → 160

これはマザーボード上のVRMと呼ばれる装置から、CPUへと供給される電圧を微調整するための項目です。
以前、瞬間的な電圧の低下が起きている可能性を疑ってプラスの補正をかけたことはありました。
そのときは5分と経たず再起動が発生してしまったため、「これはダメだ」とすぐに取り止めたのです。

これまで省電力設定や電圧低下が原因と考えていたので、マイナス方向の調整はまったく思いつきませんでした。
ほんの好奇心で「マイナス補正をかけたらどうなるんだろう?」と思い、小さな値からためしてみることに。

マイナスを意味するDecrease VIDに設定し、手始めに32(-32mV)のマイナス補正から開始。
すると、いつもなら再起動が起きそうな低負荷時でも30分以上平然と動作。しかし、しばらくして再起動が発生。
ならばと32刻みで数値を増やしていったところ、160(-160mV)で再起動する気配が消えました。

まだ「完全に消えた」と言える段階ではありません。というのも、翌日になったら再起動が起きてしまったので。
前日は1時間以上の離席にも耐えたのに、翌日になったら使用中でも再起動が起きる。ホントに謎。


ただ、これは大きなヒントになりましたね。電圧を下げるのもひとつの手段であると。

GoogleのAIモードの回答によると、VRMでランダムなオーバーシュートが起きているかもしれないとのこと。
オーバーシュートとは、瞬間的な電圧上昇のこと。似たもので電圧スパイクというものもあります。
おそらく瞬間的な電圧上昇に対して安全装置が働き、結果として再起動が起きていたのでは?という推測。
たしかにそれなら状況に当てはまりそうな気がします。過去の対策が決定的な解決につながらなかった理由も。

VRM原因説はあくまで仮説でしかありません。マイナス補正によって結果として安定に近付いたというだけで。
ただ、安いマザーボードにはありがちとも言われています。実際めっちゃ安いですからねこれ…。


今回、「ジャンプすると天井にぶつかってしまうので、床のほうを低くしてぶつからないようにしよう」という
少々強引な対策をしたことになります。これによる弊害も当然あるので、考慮しておかなければなりません。
たとえば「本来ならジャンプで手が届くはずの場所に、床を低くしたため手が届かなくなってしまう」とか。
ゲームなど高い負荷がかかる場面で想定どおりの動きにならない可能性があるわけです。

このあとOCCTでCPUに負荷をかけた途端、再起動が発生しました。懸念したとおりの反応です(笑)
なので「Adjust VRM SVI2」による電圧調整は一旦リセット。また必要そうなときが来たら使ってみます。


設定まとめ(2月22日時点)

 ・高速スタートアップの無効化
 ・電源プランをWindows標準の「高パフォーマンス」に(「バランス」やAMD Ryzenのは使わない)
 ・BIOSの「ACPI Auto Configuration」をDisabledに(標準値)
 ・BIOSの「PSS Support」をEnabledに(標準値・PPC Adjustment → Pstate0)
 ・BIOSの「Precision Boost Overdrive」をDisableに
 ・BIOSの「Core Performance Boost」をAuto(標準値)もしくはDisabledに
 ・BIOSの「Global C-state Control」をDisabled
 ・BIOSの「Power Supply Idle Control」をTypical Current Idle

初歩中の初歩すぎて見落としていた「高パフォーマンス」、意外と大事かもしれません。

「高パフォーマンス」の[最大のプロセッサの状態]100%設定は他とはあきらかに違う挙動をします。
1%下げた99%設定と比較すれば明白。100%の挙動は[プロセッサアイドル無効]の挙動に近いです。
BIOSの設定上可能な最大のVcore電圧に固定するような隠し設定があるのでしょう。

ただし注意すべきなのは、Windows Updateでその隠し設定が変更される可能性があること。
ある更新を境に急にKP41が再発するようになったら、電源プランの変化を疑うべきかもしれません。

「Core Performance Boost」はVcore電圧やクロックに定格以上のブーストをかける機能です。
「高パフォーマンス」と組み合わせた場合、Autoだと1.390~1.400 Vあたりの高めな数値に。
Disabledだと対照的に1.024 Vくらいのかなり低めの数値で留まります。
ちょっとさわってわかるくらい動作の軽快感が変わるので、用途に応じて電圧を選ぶべきかと。


GoogleのAIモードのアドバイスにしたがって「C-state」と「Power Supply Idle Control」の設定を変更。
これがぴたりと当たったのか、Vcore電圧の上下動がまったくない凪のような状態が生まれました。
それでいて省電力、かつ静音。ケースファンとCPUファンの回転数もほぼ変動しません。

余談ですが、CopilotよりもGoogleのAIモードのほうが言うことがころころ変わらず合理的で信頼性ありますね。


マザーボード交換(Jginyue → GIGABYTE)

ついにという感じではありますが…上記の「高パフォーマンス」設定でも再起動が起きるときは起きてしまって
これにはGoogleのAIモード氏も「買い替えを検討したほうがいいですよ」と言い出す始末。
もはやできることは全部やった、この3か月間あなたはよくがんばったと慰められるにいたりました(笑)

実際問題、この調子だと落ち着いてブログの編集もできないし、なにより精神的な擦り減りが無視できなくなり
病院に行って治療費がそれくらいかかったと思えば買い替えもありかな?と思うようになりまして。

ひとつ厄介なのは、こちらの要求に当てはまるMini-ITXのマザーボードが現行のラインナップにないこと。
Socket AM4のMini-ITXはあるのですが、それでいてType-C入力が可能なマザーボードとなると値段が高くて…。
フロントI/O用のUSB 3.0を変換するぐらいしか手がなさそうで、でもそこはもう仕方ないかなと。
精神衛生の面を考えたらそれぐらい受け入れていい段階に来ていましたし。


Miniitx16

選んだのは現行品でもっとも安いMini-ITXのマザーボード、GIGABYTEA520I ACです。

荷物の到着に合わせてCPUグリスと、USB 3.0ヘッダーをType-Cヘッダーに変換するコネクタも準備。
PCを一旦全部分解したあと、新しいマザーボードにCPUとクーラー、メモリを移設して電源スイッチをオン。
少し長めの沈黙ののち、マザーボードに初めてCPUを載せたときのダイアログが無事表示されました。

マザーボードが替わったのであらためてクリーンインストールをおこない、これで問題解決と思ってたんですよ。
まさかの暗転。そう、マザーボードを交換したにもかかわらず再起動が起こってしまったのです…。


このときの絶望たるや。血の気が引きましたね。ここまでやってきたこと全部無意味だったとわかったので。
数多の不幸中のひとつの幸いは、これで原因がCPUに絞り込まれたこと。もともと怪しくはあったのですが。
ハズレのCPUというか、ハズレだったから安かったのかもしれませんが。
今後もしCPUも買い替えることがあれば、今度こそすべての問題が解決されるってわかったわけですから。

それと、今回購入したGIGABYTEのマザーボードはBIOSにLLC(Load line Calibration)の項目があるんです。
Jginyueにはこれがなくて、もう一歩踏み込んだ対策ができずに悩んでいたんですよね。
ひょっとしたらLLCの設定次第ではKP41を抑え込めるかもしれないので、もうしばらく粘ってみようと思います。


16. BIOSの設定変更(GIGABYTE)

JginyueのBIOSは中国語と英語しか選べなかったのですが、GIGABYTEは日本語表示できるんです。すごいね!

とりあえず手始めにLLC(Load line Calibration)から手を付けることにしました。
LLCというのは簡単にいえば、負荷が変動したときの電圧のブレをどれだけ少なくするか?という設定項目です。
オーバーシュートやアンダーシュートを抑制するための、もっとも直接的な働きをする項目と言えます。

GIGABYTEの日本語表示ではカタカナで「ロードライン・キャリブレーション」と書かれています。
標準値のAutoのほか、最低値のNormalから最大値のUltra Extremeまで8段階のなかから選ぶことができます。

Tweaker → CPU/VRM設定 → CPU VRIN ロードライン・キャリブレーション → High

Normalの上がStandardで、Low、Medium、Highの順に高くなっていくんですけど、わかりにくいですよね。
NormalとStandardとMediumって何が違うの!?って(笑)普通に数字で書いてくれたほうがいいですよ。
しばらくMediumに設定していたのですが、低確率(24時間に1回くらい)で再起動が発生したためHighに。

また、Vcoreの電圧もAutoから少し高めの数値に変更しています。

Tweaker → CPU Vコア → 1.130 V

電圧なんて定格を超えない範囲なら高いほうが安定するだろうと思ってしまうのですが、そうでもないらしくて
一度1.148 Vに上げたら起動時に再起動しまくりで使い物になりませんでした。何が違うんでしょう?

ともかく、このふたつの項目の変更だけで以前よりもかなり安定して動いてくれています。
ただし完全に再起動を抑え込めているわけではなく、2~3日に1回ぐらいのペースでいまも起き続けています。
それもだいたいがEdgeでYouTubeを開いてるときなんですよね。なにかがトリガーになっているのでしょうか?


Miniitx17

A520I ACのひとつ厄介なところは、ARGBとケースファンの端子の位置。
うちのケースだとどちらもCPUクーラーの左下、ARGB 3ピンはメモリをまたいだ上というビミョーな場所に。

以前のマザーボードはCPUクーラーとケースファンの端子が右端にまとめられていたため、ケースを閉じたとき
見えない位置にあってよかったのですが、A520I ACはケーブルをここまで引っ張ってこないとダメなんです。
なんとかしたいところですけどどうにもなりませんよねこれは…。



備忘録。JginyueのBIOSではファンの回転数制御を256段階で設定するようになっています。
Ocypus Gamma A40の場合、最大回転数が2400rpmなので、希望の回転数になる数値は以下の式で求めます。

 (回転数)÷ 2400 × 256

600rpmなら『64』、900rpmなら『96』、1200rpmなら『128』…といった感じ。
ケースファン(noctuaのNF-P12 REDUX-1300 PWM)のほうは最大1300rpmなので数字を入れ替えて計算。

 (回転数)÷ 1300 × 256

A520I ACの場合は100段階(%)なので、256の代わりに100をかければ回転数を求められます。

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2025年12月17日 (水)

Tips:Windows スポットライトの壁紙自動変更を復旧させる

世界中の絶景を高解像度な壁紙として提供してくれるWindows スポットライト
自分で壁紙を用意するのがめんどくさくなって、あるころからロック画面と壁紙の両方に設定していたのですが
新PCにしてから壁紙が新しいものに切り替わらなくなってしまい、ちょっと困っていました。

ネット上で紹介されている対処法、キャッシュのフォルダを空にするとかレジストリを変更するとかをためして
ロック画面のほうは自動で切り替わるようになったのですが、デスクトップのほうは直る気配がなく。

どうしようかと悩んでいたとき、ふと目に留まったものをクリックしてみたらあっさりと解決したのです。


Miniitx14

Windowsの設定の[個人用設定]の上のほうに「テーマを選択して適用する」というものがありますよね。
ここにならんでいるテーマのなかから、サムネイルの右上にスポットライトのアイコンがあるものを選択すると
Windows スポットライトを壁紙に採用しているテーマに変更されます。たったこれだけ。
これだけでデスクトップの壁紙も自動的に切り替わるようになり、問題が解決されました。

テーマ変更なのでタスクバーの色など外観の設定がすべて変更されてしまいますが、元に戻せばいいだけの話。
スポットライトだけを元に戻すのが難しかったわけで、その苦労にくらべたらたいした問題ではないのです。



すべての環境でこの方法で復旧できるとは言い切れないので、ひとつの解決法としてお読みください。

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2025年12月13日 (土)

夢のMini-ITXマシンを作る(3)

Miniitx10

Mini-ITXマシンがある生活を楽しんでいます。久し振りにデスクトップPCを置くので模様替えも進みました。

容積で比較すれば前のPCの30倍か40倍はありますから。同じようには絶対置けないんですよ。
モニターアームの配置を変え、モニターアームの左右の関節の数を調整し、配線も見直して…って進めるうちに
大掃除の時期に突入する前にほぼ大掃除が終わってしまいました。気分も一新できたのでまあよし。

PC周りを少し緑化したいと以前から思っていて、だけどホンモノの植物を世話できるほどの甲斐性はないもので
ダイソーの造花やガーランドのコーナーを物色して見つけた材料でナンチャッテ緑化を実現。
網付けしたビカクシダは総額400円くらいです。まずダイソーにビカクシダがあることに驚きましたね。
ダイソーの店内を見ているとホント、いろんなことができそうに思えてきます。当然、自作PCに関することも。


Miniitx11

前回触れた排気側のケースファンですが、わずかに奮発してnoctuaのNF-P12 REDUX-1300 PWMを導入。
"あのnoctua"のラインナップのなかでは比較的安価な、REDUXの名が示すとおり旧製品を復刻したモデルです。


ケースファンを買い足すのも久し振りなので性能を比較するのは難しいのですが、確実に静かにはなりました。

PCが出す騒音って複合的なもので、CPUクーラーや電源ユニットのファンなど、複数の回転が混じり合った音が
ケースを隔てて耳に届いているため、ひとつ変えたら劇的に変わるってわけではないと思うんですよ。

ARCTICのP12 ProやScytheのWONDER SNAILなど、これより低価格のファンでも同等の結果は得られたかも。
今回どちらかといえば、静音性よりも「noctuaを使ってみたかった」という欲求のほうが大きかったので(笑)
ファン自体もですが、外箱のデザインも高級感があってカッコいいんですよね。
スモークガラスのケースの中にあっては何色であろうが刻印があろうが、外からはほぼ見えないのですが。


Miniitx12

ケースファンを交換するまで気にも留めていなかったのですが、回転数で待機中のグラフィックボードの温度が
結構変わるものですね。当たり前の話というか、回転数を下げると50℃を超えてしまうこともあって。
最低ラインを500~600rpmとして、排気と静音性のバランスを保つのがよさそうです。
まあ、このファンが最大の1300rpmで回ることはまずないでしょう。次の夏が来るまでは…たぶん。


Miniitx13

新たにPCを組んだ人なら誰しもやっていそうなことをそういえばやっていなかったなと、ふと思い出しまして。
「FF14」の「黄金のレガシー」ベンチマークをためしてみました。結果はまずまずという感じ。

PCでプレイするとなるとキーボードから見直さないといけないし、復帰するとしたらまあPS5版でしょうね。

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2025年12月 7日 (日)

夢のMini-ITXマシンを作る(2)

組み上げたMini-ITXのさらなる難問に触れる前に前回のおさらいとして、かかった金額を振り返っておきます。
 

 マザーボード:Jginyue B350i-PLUS ARGB v3.0-6,734円
 CPU:AMD Ryzen 5 3600(中古のようにも見えるバルク品)-6,680円
 メモリ:Crucial DDR4-2400 8GB(中古)-1,500円
 CPUクーラー:Ocypus Gamma A40-2,467円
 電源:玄人志向 KRPW-BK450W/85+
SilverStone SST-ST45SF-G(中古)
-5,633円
-6,889円
 グラフィックボード:MSI GeForce GTX 1060 AERO ITX 6G OC(中古)-7,700円
 ケース:SilverStone LD03B(未使用の中古)-4,400円
前PCの売却金額+27,000円
収支合計-9,370円

性能的には10年前の水準ではありますが、1万円で組めたならまあ納得というか、安いもんですよね?
なんか微妙に増えてるように見えるのは気のせいだと思います。買い物したのに増えるわけないじゃないですか


「Kernel-Power 41」の発症

さて…自作PC界隈でよく話題になる(らしい)、KP41病こと「Kernel-Power 41」に見舞われました。

特に高い負荷をかけているわけでもなく、文章を打ったり席を離れているあいだに勝手に再起動するようになり
BIOSの設定が悪いのか、はたまた電源ユニットの初期不良か、さまざまな部分を疑い始めました。
似たような症状に悩まされている声は検索すれば山ほど見つかるので、ひとつひとつ確認してみることに。


イベントビューアーで再起動発生時のログを確認

何が起きたかを確認する。これがまず基本となります。
タスクバーのWindowsアイコンを右クリックして「イベントビューアー」を選択します。
ログの読み込みに少々時間がかかるので少し待ってから、[Windows ログ]の[システム]を選択。


Miniitx09

ここに「Kernel-Power 41」という赤い『重大』レベルのログが残っているなら、それがKP41の証です。

「Kernel-Power 41」のあとに「WHEA-Logger 1」というログも残されているかもしれません。
RawData(2千ケタ近い長大なログ)のなかに、どこから通知されたエラーなのかが記録されています。
Copilotに解析を依頼したところ、CPUから通知されたエラーであることが判明しました。


自分の場合、ほかに「SVMが存在しないか、BIOSで有効になっていません」というログも発見できました。
Windows 11をインストールする際、ブラックスクリーンを回避するためBIOSの「SVM Mode」を変更したのが
エラーの原因で、のちにKP41とはまったく関係ないことが判明したのでDisabledのままにしてます。

Advanced → CPU Configuration → SVM Mode → Disabled

さて、ここからはCopilotと相談しつつKP41に効果がありそうな対策案をひとつひとつ探っていきます。


1. BIOSの「Precision Boost Overdrive」をDisableに変更(効果なし)

OC → AMD Overclocking → Accept → Precision Boost Overdrive → Disable

Copilotから提案された対策案のひとつ。CPUから通知されたエラーならCPUの電力管理を見直そうという話に。

PBOとは自動的にオーバークロックするような機能で、Disableにすると省電力化につながるとか。
待機中の消費電力をできるだけ下げたいと思っていたので、本件とは無関係でしたがDisableのままにしてます。

余談ですが、PBOをEnableにすると『PPT Limit』が1000 Wとかいう通常ありえない値になるようです。


2. AMDの最新のチップセットドライバーをインストール(事態が悪化)

デバイスマネージャーの「AMD GPIO Controller」にエラーのマークがついていることに気付いたのが発端。
最新のチップセットドライバーをインストールしたところ、再起動から復帰できずに自動修復が発生してしまい
結果としてWindows 11をインストールした直後まで状態を戻されてしまいました…

のちにチップセットドライバーの更新をおこなった際、ふたたび再起動に失敗。
そこでふと「SVM Mode」が関係しているのでは?と思い、一度はEnabledに戻したのをふたたびDisabledに。
すると再起動に成功。やはり「SVM Mode」は特に必要がない限りDisabledで固定したほうがよさそうです。


3. BIOSをアップデート(効果なし)

Jginyueの公式サイトで公開されていた当時最新のBIOS(2024-11-23のほう)に更新。
バージョン表記はAM4N36 0.03となっていて、これは現在最新のBIOS(2025-11-27)と同じかもしれません。


セキュアブートの有効化(KP41対策とは関係ない作業)

BIOSの各設定項目をよくよく確認していたところ、セキュアブートが無効になっていることに気付きました。
セキュアブートはWindows 11の必須要件なはずなのに、どうしてデフォルトで無効になっているのか…。
セキュアブートを有効にするにはまず、「Compatibility Support Module」を無効化しなければなりません。
CSMを無効化するには先に各デバイスをUEFIモードに変更する必要があります。

Advanced → CSM Configuration → CSM Auto Switch以下

環境によって差はあると思いますが、自分の環境ではVideoだけがUEFIモードになっていませんでした。
UEFIに変更して保存後、CSMをDisabledに変更したのち、セキュアブートをEnabledに。
(双方は排他的な関係にあり、どちらかを有効化するにはもう一方を無効化する必要がある)

Advanced → CSM Configuration → CSM Auto Switch → Disabled
Security → Secure Boot → Secure Boot → Enabled

念のため、あらためてWindows 11をクリーンインストールしました。これは単に気持ちの問題です。


4. 配線の見直し(効果なし)

トラブルシューティングの基本中の基本というか、ある種の儀式みたいなものです。
挿し忘れの確認ができるというのもありますが、つなぎ直すだけで不思議とうまくいくこともあります。


5. セーフモードで起動(効果なし)

セーフモード中でも再起動が発生したため、次の対策案へとすぐに移りました。


6. 高速スタートアップの無効化(効果あり?)

KP41の対策としてよく言われる高速スタートアップの無効化をためしてみたところ、再起動の頻度が激減
変更後まったく危なげなく動いていたのですが、8時間後に再起動が発生。ぬか喜びでした。
しかしこのことから、電源ユニットの初期不良やケーブルの傷みの疑いは排除できたと判断。
(ハードウェア的な原因であれば、設定変更で再起動の頻度が変動したりはしないはず)


7. BIOSの「Global C-state Control」をDisabledに変更(効果あり?)

OC → AMD CBS → CPU Common Options → Global C-state Control → Disabled

これもKP41の対策としてよく言われるもので、この変更で解決したという報告をよく見かけます。
C-stateとはCPU全体の消費電力を制御する機能のひとつで、省電力化したいならEnabledが推奨されます。
しかしこれも、しばらくすると離席時に再起動が発生。次なる策を考えることに。


8. BIOSの「Power Supply Idle Control」をTypicalに変更(効果あり)

OC → AMD CBS → CPU Common Options → Power Supply Idle Control → Typical Current Idle

アイドル時に電源ユニットの出力を自動で切り替えるかどうか、設定するための項目です。
デフォルトはAutoでTypicalが標準値。Lowのほうが消費電力は下がりそうに思えますが、ほぼ変わらず。
Typicalに固定してから再起動が激減。KP41抑止の有効打となりました。
Lowでもたぶん大丈夫だと思います。ようするにAuto設定で自動で切り替わるのが原因だったのでしょう。

それなら「Global C-state Control」は無関係かも?と思い、Enabledに戻したところふたたび再起動が発生
なので「C-state」と「Power Supply Idle Control」の両方で抑え込めていると仮定しました。


高速スタートアップのほうはおそらく無関係と思われます。
高速スタートアップを元に戻して(有効化)確認していたところ、ゲーム中に再起動が発生しました。
それもこれまでとは異なり、処理が重そうな場面で二度、再現性がある感じの再起動だったんですね。
高速スタートアップを無効に戻すと、再起動を挟んでいないのに再起動が起きなくなりました。
(わかりにくい言い方ですが「設定変更後、手動で再起動してないのに改善された」ということ)


電源ユニットの交換(玄人志向 → SilverStone)

電源ユニットの初期不良の可能性を考慮し、メーカーのサポートと相談したうえで返品という扱いに。
いい機会だったのでATX電源からケースに合うSFX電源に変更しかしKP41は発生し続ける…

もうひとつ特記しておくべき事項として「セキュア ブート許可署名データベース(DB)の更新」がありました。
これにより、イベントビューアーに定期的に記録されていた「TPM-WMI」に関するエラーが消失。
以前よりもシステムが安定方向に向かっていると考えられます。


9. BIOSの「PSS Support」をDisabledに変更(効果あり)

Advanced → CPU Configuration → PSS Support → Disabled

PSSはPerformance Support Stateの略だそうで、CPUに関する動作の要求をOSから受け取るかの設定。

Enabledにすると、待機中のCPUの消費電力が平均10Wぐらい下がることがわかっていました。
つまりDisabledにすると消費電力は上がるものの、低下による不安定さはなくなるということ。
実際Disabledにしてから1週間、再起動はまったく起きませんでした


電源ユニットの交換は意味がなかったと思っていましたが、実際はそうではないのかもしれません。
じつは交換前にもこの設定をためしていて、同じ設定でも再起動の頻度に変化が出ているわけで。
初期不良ではなく、アイドル時の安定性がそもそも高くない電源だった可能性があります。
それが安いマザーボードとの組み合わせでKP41を招いた、というのがCopilotの推測。

あとで気付いたのですが、電源を交換してからベンチマーク中のコイル鳴きが聞こえなくなりました。
てっきりグラフィックボードから聞こえているのだと思っていましたが、電源が発生源だったんですね。


設定まとめ(2026年1月8日時点)

・高速スタートアップの無効化(電源プランを「AMD Ryzen High Performance」に)
・BIOSの「SVM Mode」をDisabledに(マザーボード固有の問題への対処)
・BIOSの「Global C-state Control」をDisabledに
・BIOSの「Power Supply Idle Control」をTypical Current Idleに(Lowでもたぶん大丈夫)
・BIOSの「PSS Support」をDisabledに


経過観察(1月8日~)

・「Global C-state Control」をEnabledに戻すテスト(1月13日~)→ 10日後に再起動発生(23日)
・「Global C-state Control」をDisabledに(23日)
・Windows Update(KB5078127)適用後、24時間で3回の再起動発生、アップデート差し戻し
・CopilotにfTPMの影響を指摘され、fTPMを一時的に無効化するテストを実施(28日~29日)
 (内容的には「Security Device Support」をDisabledに変更、起動時にPINの再設定が必要)
・2時間で10回以上という異常な頻度のKP41に見舞われ、BIOSの設定を再度見直す(29日)
・CPUの電圧低下が引き金になっていると仮定し、「Precision Boost Overdrive」をEnableに(29日)
・それでも再起動が1日1~2回起こり続けたため、「SoC Voltage」で電圧の微調整を開始


10. BIOSの「SoC Voltage」で電圧を手動設定(効果あり?)

OC → AMD Overclocking → Accept → SoC/Uncore OC Mode → Enabled
OC → AMD Overclocking → Accept → SoC Voltage

先に「SoC/Uncore OC Mode」をEnabledにしてから「SoC Voltage」に小数点なしの4ケタの数値を入力。

 0(標準値)→ 1.006 V
 1010 → 0.994 V
 1050 → 1.031 V
 1060 → 1.044 V
 1070 → 1.050~1.056 V

1.056 Vで安定したように見えていたのですが、Windows Update(KB5077181)適用後また不安定に。
その後も10刻みで電圧を増やし続けてみたものの、再起動がなくなることはありませんでした。

ちなみに経過観察中に調べてわかったことですが、標準の1.006 Vはかなり低めの値だったようです。


11. 仮想メモリの割り当てを増やす(効果なし)

KP41の対策法について検索していたところ、「ページングファイルなし」で解決したという話を見つけまして
ためしに設定してみたのですが、動作があまりにも不安定で常用できないほどになってしまいまして。
(具体的に言うと、先述の「設定」ウインドウを開いただけでフリーズするくらいでした)

あらためて仮想メモリについて調べてみると、物理メモリの1.5倍から2倍くらいが推奨値と判明。
これまでは物理メモリ8GBに対して自動で8GB程度の数値が割り当てられていました。
推奨値に満たない、ヘタするとすぐにあふれてしまうほどの控えめな設定だったと言えます。
推奨どおりにまずは1.5倍の12GB(12288MB)に変更。

 スタートメニューの「設定」から、[システム]→[バージョン情報]内中段の[システムの詳細設定]
 「システムのプロパティ」が開くので、[詳細設定]タブ内の[パフォーマンス]の[設定]をクリック
 「パフォーマンスオプション」の[詳細設定]タブ内、[仮想メモリ]の[変更]をクリック

 [すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する]のチェックをはずして
 [カスタムサイズ]にチェックを入れ、初期サイズと最大サイズに同じ値を入力する
 右下の[設定]をクリックしたあと、下の[OK]をクリックで完了、そのあと再起動をおこなう


12. BIOSの「ACPI Auto Configuration」をEnabledに変更(効果なし)

Advanced → ACPI Settings → Enable ACPI Auto Configuration → Enabled

いつものようにCopilotに相談していて、氏の発言に出てきて初めて着目した項目です。
「以前ACPI Auto ConfigurationをEnabledにして安定してましたよね」と言われ、心当たりがまったくなく…。
BIOSの状態を確認してみると、「ACPI Auto Configuration」はDisabledになっていました。
(Copilotがわりとテキトーなこと言うのは以前から把握していました)

以前「Enable Hibernation」の設定を一時的に変更したことがありました。
この「Enable Hibernation」、「ACPI Auto Configuration」をDisabledにしないと表示されない項目なのです。
BIOSを眺めていて自然に見つけた覚えがあるので、標準設定がDisabledだったのではないかと。

今回おそらく初めて「Enable ACPI Auto Configuration」をEnabledに変更。この設定は維持する予定。


13. 電源オプションの隠し項目「プロセッサアイドル無効」

隠し項目「プロセッサアイドル無効」を表示するための手順は以下のとおり。

 ・レジストリエディタを管理者として実行後、以下のアドレスに移動
  \HKEY_LOCAL_MACHINE
   \SYSTEM
    \CurrentControlSet
     \Control
      \Power
       \PowerSettings
        \54533251-82be-4824-96c1-47b60b740d00
         \5d76a2ca-e8c0-402f-a133-2158492d58ad
 ・『Attributes』をダブルクリックして、値を「1」から「0」に変更
   0x00000000(1)→ 0x00000000(0)
 ・コントロールパネルの[電源オプション]内、[プラン設定の変更]をクリック
 ・[詳細な電源設定の変更]をクリック
 ・[プロセッサの電源管理]に「プロセッサアイドル無効」が追加されているか確認
 ・設定を[アイドルを無効にする]に変更

ようするにCPUのコアをアイドル状態にしないよう制限をかけるわけです。
OCCTやHWMonitor上ではCPU使用率が100%固定、あるいは100%を超えた数値が表示されます。
(BIOSの「Core Performance Boost」がEnabledになっていると115%表記になる)
タスクマネージャー上では3%程度と表示され、自分の環境ではCPU温度は50℃前後で動作します。

この設定にたどり着いた理由は、OBS(動画配信用アプリ)を起動しているあいだはKP41が発生しないという
事実に気付いたからで、おそらくほかにもっと安全な方法があるのではないかと。

問題はこの設定だとCPUの消費電力が常時48Wくらいになってしまうこと。およそ省電力ではありません。

「プロセッサアイドル無効」のままBIOSの設定をいろいろ確認して省電力を探るのはありかもしれません。
ただ、「Core Performance Boost」をDisabledにすると「プロセッサアイドル無効」であっても再起動が発生。
原因に近付いているようでやはりズレている。そんな印象を受ける結果となりました。


CPUを眠らせない方法としては本来「C-state」や「ACPI」がふさわしいのではないかと思います。
しかし表記どおりに眠らない設定にしてもKP41は発生してしまって、ホントにお手上げ状態なんですよね。

だいぶ記事が長くなってしまったので、この続きは新たな記事に掲載したいと思います…(つづく)



余談。ケースに付属していた同SilverStone製のケースファンはうるさ過ぎて使いものになりませんでした。
なので四半世紀前に自作した際に購入した、Scytheのファンコントローラー付きファンをとりあえず設置。
回転数を最低まで下げれば静かですが、さすがに年季がはいっているので軸の異音までは避けられず。
排気用のケースファンはいずれ新しいものを買い足すつもりでいます。


Miniitx07

右上の青く光っているのがScythe製のファンですね。
今回購入したグラフィックボードには発光する機能がなく、なんとかしてライトアップしたいと思っていまして
LEDの配置をいろいろためしているところです。ケース背面のGPU用の通気口から光が抜けちゃうのが難題。


ほか、BIOS設定で気になったところを備忘録がてら書き記しておきます。

OC → AMD Overclocking → Accept → Precision Boost Overdrive → Advanced

PBOをAdvancedに変更すると項目が追加され、PPTやTDC、EDCを任意の数値に設定できるようになります。
とりあえずDisableにしておいても省電力にはなるのですが、PPTはデフォルトの88Wのままになるようです。
 

OC → AMD CBS → CPU Common Options → Core performance Boost → Disabled

こちらもPBO同様、消費電力に関わる項目なのだとか。具体的にどれくらい下がるかはわかっていません。
一日中PCをつけっぱなしにしているような人は少しでも下げたいでしょうし、確認してみてもいいのでは。

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2025年12月 6日 (土)

夢のMini-ITXマシンを作る(1)

PCの突然死で生じた不安を解消できるのはPCだけ。というわけで組むことにしました。夢のMini-ITXマシンを。

以前からMini-ITXへの憧れがあって、いつか挑戦してみたいと思ってたんですよね。
小さな夢を叶えると同時に新しい環境を手に入れる。これほど都合のいいこともないであろうと思いまして。

ただ、PS5を買ったばかりでお財布にそんなに余裕があるわけでもなく。安いに越したことはありません。
それでいて現在の環境よりも性能が低くならないよう、時間をかけて相場などをチェック。
しかし押し寄せる価格高騰の波。特にメモリに関しては、冗談抜きで「翌日には倍」という急騰ぶりでしたから。
相対的にほかのパーツを安く感じるほど。なのでメモリは特に最低限のものでしのぐ決意をしました。


Miniitx01

 マザーボード:Jginyue B350i-PLUS ARGB v3.06,734円
 CPU:AMD Ryzen 5 3600(中古のようにも見えるバルク品)6,680円
 メモリ:Crucial DDR4-2400 8GB(中古)1,500円
 CPUクーラー:Ocypus Gamma A402,467円
 電源:玄人志向 KRPW-BK450W/85+5,633円
合計23,014円

これに以前から持っていたSSD(Lexar NQ100 480GB)を組み合わせてひとまず動かせそうな状態に。
とにかくいろんなセールやクーポンを駆使しましたね…ブラックフライデーがあまり効かなかったのが惜しい。

当初は予算2万円以内で検討していましたが、計画を進めるにつれて「さすがに無理だわ…」と思うようになり
特に電源は不安の解消という意味で中古を避け、若干割高ではありましたが新品を用意。
しかし、PCの自作に詳しい人であればこのタイミングでお気付きかもしれません。大きなミスがあることに


上記のパーツ一式が届いて組み立てるまで知らなかったんですよ…オンボードのHDMIから映像が出ないって。


Miniitx04

「グラフィックボードがなくても最低限の映像は出る」と思っていたのですが、画面が映らないのが怖くなって
Copilotに相談して(笑)初めて「グラフィックボードがないと最低限の映像も出ない」と知ったわけです。
RyzenのG付きなら出るんですけどね…内蔵グラフィックがないとまさか1ドットも出ないとは、ホントに初耳で。
そんなこんなで急遽グラフィックボードも検討しなければならなくなり、予算をさらに踏み越えました。


ここでちょっと脱線してCopilotへの謝辞を述べたいと思います。
久し振りの自作で心細かった自分に的確な診断とアドバイスをくれたあなたのおかげで挫けず続けられました。
いまの自分にできる恩返しはCopilotが動作する端末をひとつでも増やすことだけです。


Miniitx02

 グラフィックボード:MSI GeForce GTX 1060 AERO ITX 6G OC(中古)7,700円
合計30,714円

そんなこんなで、当初の予定になかったグラフィックボードの追加で合計金額は3万円を超えてしまいました。


自分がグラフィックボードに求めたのはITXに合いそうなサイズ感と見た目、あとはコストパフォーマンスです。
小さくても性能がよくても、デザインが好みではないものは候補からはずしていきました。
しかしグラフィックボードってのはなんでああ…ちょっと厨二病じみたデザインのものばかりなんですかね?

GTX 1050Tiと1060、似たような価格帯だったので最後まで迷ったのですが、Steamのハードウェアの利用率で
いまだに上位にランクインしている1060
は心強い存在になるであろうと感じたのが決め手でした。
SteamやEpic Gamesのライブラリに保有しているわりに、スペックが足りなくて遊べないゲームが結構あって
それらが動くようになるなら多少の投資も悪くないかな?と、前向きに考えるようにしました。

ひとつ留意すべき点が。GTX 1000番台のサポートは近々終了することが発表されています。
セキュリティアップデートはもう何年か続く予定ですし、すぐにどうにかなるわけではないのですが。


もうひとつお気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、この時点ではケースがなかったのです。
次にいつPCが壊れてもいいよう、とりあえずの引っ越し先を用意するのが当初の目標だったからです。
しかし電源とCPUクーラーをAmazonのブラックフライデーセールで注文した直後、大発見がありまして…。


Miniitx03

 ケース:SilverStone LD03B(未使用の中古)4,400円
合計35,114円

オフモール(ハードオフ系列のネットショップ)でとんでもない掘り出し物を見つけてしまったのです。
そもそも自分がMini-ITXでPCを組みたいと思ったきっかけがこのケースとの出会いだったんですよね。

「PC Building Simulator」をプレイしていたとき、このケースに一目惚れしてしまいまして。
いつかこのケースでPCを組めたら…と淡い夢を抱いていたのですが、まさかこんなカタチで出会えるなんて。
これはもはや運命だろうと。自分のところに来るために入荷したのだろうと思うしかなかったのです。


というわけで、これで夢のMini-ITXマシンに必要なパーツがすべてそろったわけです。
残念ながらスペックは10年前の水準ですが、当時憧れていたマシンのオーナーになれたと思えば大満足です。


さて…パーツを組み上げたら次はWindows 11のインストールです。
組み立てて画面が映ればあとはすんなりいくだろうと、ちょっとナメていたところがあったかもしれません。
ここでもまた知らないアクシデントに遭遇してしまいまして…ひたすら検索の繰り返し。
なにせ使っている人が少ないパーツで構成されていますから、ショップのレビューくらいしか参考にできません。


Jginyueのマザーボード、B350i-PLUS ARGBに限った話ではないかもしれませんが、BIOSの初期設定が原因
Windows 11のインストール中にブラックスクリーンが出て、作業が止まる場合があります。
(昔はその色のとおりブルースクリーンと呼ばれていましたが、現在は黒い画面にエラー文が表示されます)

Your device ran into a problem and needs to restart. We'll restart for you.
Stop code: DPC WATCHDOG VIOLATION (0x133)

ようするに「問題が生じたため再起動の必要がある」ということなんですよ。
しかし再起動を経ても作業が進まず、困って購入者のレビューをチェックしていたところヒントを発見。
BIOSの「SVM Mode」を無効にすればインストール作業が先に進むことがわかりました。

Advanced → CPU configuration → SVM Mode → Disabled


Miniitx00

BIOSの設定を変更してあらためてクリーンインストール開始。セットアップの明るい画面に到達できました。
これで夢の自作Mini-ITX環境が完成したと思った矢先、さらなる難問に直面したのです…(つづく)



Miniitx06

ここでちょっと構成上の余談を。LD03Bは本来SFX電源を搭載するよう設計されています
しかし今回、順序の問題で既にATX電源を購入してしまっていて。さてどうするか?と、少し悩んだのですが。
幸いLD03Bはケースの下半分にかなりの余剰空間があったので、そこに電源をただ置くことにしました。
ネジ留めできないので押せば動く不安定な状態ですが、底面からしっかり吸気できて動作には問題ありません。


それともうひとつ。LD03Bは2019年発売なせいか、前面(前面か?)パネルにUSB-Cがありません。
B350i-PLUS ARGBは基板上にType-E(Key-A 20ピン)はあるものの、背面パネルにUSB-Cがついていません。
Type-EからUSB-Cを得ることはできますが、それをケースの外に出すための適当な穴がないんですよね…。

PCI Expressはグラフィックボードで埋まってしまっているし、さてどうやって出したものか。
買ったばかりのケースに穴を開けたりするのはイヤだし、どこかに隙はないかといま考えているところです。

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2025年11月22日 (土)

古いノートPCをWindows 11にアップグレード

既に何度かお伝えしている、10月初旬に起きたPCの突然死。その後の話をまだしていませんでした。

結果としては代替機が提供され、紆余曲折あったもののだいたい元通りの環境を取り戻せたのです…
このまま代替機を使っていくことに対する不安が生じまして。何もせずにはいられなかったのです。


Win10to11c01c

まずは投資ゼロでできることから始めようと、予備機として残していた古いノートPCに着目。
9年前に購入したHPの15-af100というモデルで、これまであちこち故障と修理を繰り返しつつも重要な部分は
壊れることなく生き延びてきた、悪く言えばもう他人に譲渡できないレベルの病歴持ちのPCです。
(写真は購入当時の記事から引用したもので、周囲に置いてあるものが時代を感じさせます…)

久し振りに使ってみてさすがに古臭さを感じたのもありますが、余分なフォルダなどが多すぎると思いまして。
いっそのことまっさらな状態にしてしまおうと、ならば思い切ってアップグレードしてしまうか?となり。
要件を満たしていない古いPCを無理矢理Windows 11にアップグレードする方法を調べ始めました。

この15-af100、Windows 11の『正常性チェック』ではCPUのみが不合格の判定でした。
逆に言えばCPU以外のすべての要件を満たしているわけで、それなら動くだろうと前向きに判断。


古いPCをアップグレードする方法は複数あり、時期によってできたりできなかったりするものもあります。
代表的な方法としてはWindows 11のISOファイルをダウンロード後、マウントして実行する方法がありますが
自分がためした時点ではダウンロード自体ができないよう規制がかけられていました。


Win10to11c02

なのでもうひとつの手段、GitHubで公開されている「FlyOOBE」というツールを利用することにしました。

 FlyOOBE (ex-Flyby11) – Windows Setup Assistant

詳しい使い方は他所に任せるとして、基本的に英語で進むうえに、ユーザーインターフェースが頻繁に更新され
紹介記事を参考にするにも見た目が違っててあまりアテにならないところがあるんですよね…。
また、古いPCのように動作が重い環境では画面にレスポンスが返ってくるまで結構時間がかかります。
反応がないからともう一度クリックしたりすると、同じ処理を二重三重にやってしまったりすることもあります。
(自分の場合、ISOファイルを無駄にふたつもマウントしてしまいました)

いずれの方法にしても、Windows Serverのインストールという建前でアップグレード作業が進んでいきます。
ちょっと心配になるところですが、実際にインストールされるのは元のWindows 10と同じエディションです。


途中、「お待ちください…」と表示されたまま画面が何時間も変化しない場合があります。
一説によるとこれは、なんらかの理由で作業中の再起動が正常におこなわれていないときに起きるのだとか。
ノートPCなら電源ボタンの長押しをするなどして一旦電源を切り、ふたたび起動するのもひとつの手です。
ただし、どう考えたって良い影響はないので本当に最後の手段に取っておくべきでしょう。見極めが大事です。


Win10to11c03

内蔵ストレージがHDDなせいもあってか、上記の症状も含めて完了までに12時間以上はかかったでしょうか。

アップグレードした直後こそ少々重かったものの、落ち着いてからは普通にWindows 11しています
ハードウェア的には要件を満たしていませんが、Windows 10だったころより起動も動作も早くなった印象。
いまのところセキュリティなどのアップデートも普通に降りてきて適用されています。


ただ、古いPCだと注意しなければならないのがドライバ周りで。
Windows 10時代に安定して使えていたドライバが、アップグレードの際に自動的に最新のものに入れ替わって
動作が不安定になってしまう場合があります。なので事前にドライバのバックアップをしておきましょう。
ドライバのバックアップはフリーソフトの「Double Driver」あたりが定番ですね。

15-af100は以前から、グラフィックドライバを新しくするとマウスポインタが数秒おきにフリーズするような
しゃっくりみたいな動作になってしまう持病があることを忘れていました。
アップグレード以降これが再発。古いグラフィックドライバを探す手間が生じてしまいました。


クリーンインストールしたつもりがWindows 10時代のフォルダがなぜかそのまま残っており、Cドライブ内の
AMDフォルダに安定版のドライバも保存されていて、そこからすぐにリカバリーできました。



もともと予備機として残していたノートPCなので、アップグレードしたからといって普段使いするつもりはなく
あくまで予備機として、ファイルのバックアップを管理する端末として置いておくことになります。
さすがにHDDのままはどうかと思うので、2.5インチSSDが空いたら移し替えるかもしれません。

そのSSDはいまどこへ行っているのかというと、セキュアイレースを施して待機中です。
このノートPCのために買ったものでしたがPS4に転用され、一度はノートPCに戻ってきたもののまたはずされて
次に計画しているとある目的のためフリーの状態にしてあるという。これについてはまた後日話せるかな…?
PCに関する不安の解消と、以前から挑戦してみたかったことの一石二鳥的なヤツの準備を進めています。

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2025年5月26日 (月)

上半期に購入したガジェットの話(後編)

前回に引き続き、今年の上半期に購入したガジェットの話をしていこうと思います。
といっても、おそらく下半期はないでしょう。こんなに立て続けに買うのは自分的には珍しいことなんですよ。

興味をもったものを躊躇せずに買ってみて、実際に触れて経験するのって大事だなぁと考えるようになってから
以前ほど購入にブレーキがかからなくなったというか。考え方の変化がこのようなカタチで表れていると。
ためしてわかる向き不向き、好みってのもありますし。買える経験は買ってでもするべきなのだ。


Soundpeatscc1

後半のひとつめは、いわゆる"ながら聴き"タイプのイヤホン。SOUNDPEATSの今春の新機種『UU』です。

海外では『POP Clip』という名称で販売されている、耳の穴をふさがないイヤーカフ型のワイヤレスイヤホン。
前身となる『CC』のマイナーチェンジ版みたいな位置付けらしく、ドライバ径が小さめなぶんバッテリーを増量。
イヤホン単体で最長8時間、ケースと合わせて30時間再生可能と謳われています。

ちょうど2年前の春、初めて買ったワイヤレスイヤホンは耳の穴をふさぐカナル型でした。
カナル型は高音質と遮音という利点はあるのですが、耳がふさがってしまうことのデメリットも当然あるわけで。
有事の際に周囲の音も聞こえるイヤホンもほしいと思うようになっていました。
そんなタイミングでたまたまリリース情報が目に留まった『UU』に、値段の安さもあって飛びついたのでした。


Soundpeatscc2

イヤーカフ型の音の聞こえ方って、なんとも奇妙なんですよね。何もないところから音が聞こえてくる感じで。

軽量のオンイヤー型ヘッドホンに近い音質ですが、身体に何かが触れてる感覚がなく、重みも感じない。
音の指向性が強いせいなのか、音量を上げても音漏れが少なく、耳につけるまで音が聞こえないのも不思議です。
耳からはずしてテーブルの上に置くと無音。耳に装着する距離まで近付けてやっと聞こえてくるという。

音質は想像以上に良く、少なくとも自分の用途(テレビ視聴)には過ぎた音質をしていると感じました。
これまでオンイヤー型のヘッドホンが担っていたところを完全に置き換えられそうなくらい、第一印象は良好。


バッテリーは公称8時間となっていますが、これはダイナミック・イコライザーをオフにした状態での話。
購入時にイコライザーはオンになっており、オフにするにはスマホに専用アプリを入れてアカウント登録をして
ペアリング後にやっと手動でオフにできるという、結構めんどくさい手間がかかります。
つまりイヤホン単体ではオフにできない機能が知らないうちにバッテリーを食ってるわけです。
ただ、ペアリングまでしておかないとファームウェアの更新などもできないので。やっておくべきでしょう。

イコライザーをオフにした状態で実測最長7時間半。アニメの1クール一挙放送もカバーできる長さです(笑)
7時間連続で使うことはまずないと思いますが、3時間くらいなら日常的にありえると思うんですよね。
3時間程度ならイコライザーをオンにしてても全然もつし、安心感のあるバッテリー容量と言えます。


基本機能についてひとつ不満点を挙げると、音量を上げ下げしたときに操作音が鳴りません
ちゃんと変更できたかどうか確認できない。「たぶん上がってるんだろうな」と、感覚でしか判断できません。

あと、わりと初期不良があるみたいで。最初に届いた個体は使い始めてから1か月ほどでバッテリーが激減。
短いときで2時間、長くても3時間半ほどで切れるようになり、サポートと相談して代替品を送ってもらうことに。
新たに届いた個体も電波の干渉を受けやすいのか、数十分に一度くらいの頻度で音の位相が微妙に動きます。

2年前に購入したCreativeのワイヤレスイヤホンにはこういった不具合が一切なかったので余計に気になります。
もし次にワイヤレスイヤホンを選ぶとしたら、SOUNDPEATSはちょっと怪しいかなぁ?と考える程度には。
きちんとスペックどおりに動作しているあいだは非常に使い心地のよいイヤホンです。それは間違いありません。
なので、SOUNDPEATSにはぜひ品質向上を目指していただけると…購入する側としては安心できます。


Xband9s1

最後に紹介するのはXiaomiのスマートウォッチ、Smart Band 9です。正しい分類はスマートバンドなのかな?

以前、活動量計に興味をもった結果なぜかイレブンバンドを買ってしまった話をしたことがありました。
あれから5年、今回こそ本当に活動量を計測できるスマートバンドを買ったことになります。長い道程でした…。


Smart Band 9は現行ラインナップのいわばスタンダードモデル。
上位機種に9 Pro、下位に9 Activeというモデルがあります。いずれも安価な部類のウェアラブル端末です。
9 Proはさておき、9と9 Activeは価格破壊と言ってもいいレベルの脅威的な価格設定ですね。

9は実売5千円台、9 Activeにいたっては3千円をギリ下回る。もっとも入手しやすいスマートバンドと言えそう。
ちなみに9 Activeがこれほど安いのは本体素材と液晶画面の違いが理由だとか。
9と9 Proは本体側面がアルミ製で画面はAMOLED。9 Activeはプラスチック製でTFT液晶を採用。
ほかにも画面の明るさを自動調節する機能や、時計の常時表示機能が搭載されていないなどの違いがあります。

9のバッテリー持続時間は公称21日間。これは各種モニタリング項目を可能な限りオフにした場合の数値です。
必要に応じてモニタリング項目を増やしていくと実際は14日間程度になるのでは。それでもじゅうぶんですが。


心拍数と血中酸素濃度、身体の動きを終日モニタリングすることで、消費カロリーやストレスを計測できるほか
睡眠の質を調べて判定してくれる機能などもあり、きちんと活用しようと思ったら家の中でもつけっぱなし。
それだけに軽さと小ささが求められるスマートバンド。9のサイズ感は非常に適していると感じます。

9は物理ボタンがない代わりに完全密閉構造を実現しているので、防水や防塵の性能にかなり期待できます。
防水性能は5ATM。水深50mまでの耐水性能があり、生活するうえでの水濡れにはまったく心配がありません。

その気になれば入浴時もつけっぱなしでいけそうですが、温度の不安はあるしせいぜいシャワー程度かな…?


Xband9s2

スマートバンドをつける生活を始めて感じるのは、思っていたよりも馴染むのが早かったこと。
邪魔にならないというか、あるとわかることが増える。特に血中酸素濃度と睡眠評価なんかは興味深いポイント。

血液を採取するわけでもないのにどうやって血中酸素濃度を計っているのか、最初はとても不思議でした。
光学式の計測装置を搭載しているそうで、本体の裏面から緑色の光を照射、皮膚を通して血中のヘモグロビンの
反射を見て調べているとか…ともかく、計測中は光学式マウスみたいにピカピカ光ってるんですよ。
だから夜間など暗いところにいるとき、腕の隙間から赤や緑の光がパリピのようにちらちらと漏れて見えます。

つけてるだけで使ってることになる。意識的に運動する人じゃなくても付き合いやすいガジェットだと思います。
通勤通学をワークアウトに見立てて、徒歩で移動した距離を可視化するだけでも結構おもしろいです。
意外と歩いてるんだなぁ…みたいな。直近1時間の移動距離が通知されるので、レースゲーム的な楽しみも可能。


9にはGPSが搭載されていないため、移動距離の計測にはペアリングしたスマホのGPSを利用します。
スマホの性能にもよるかもしれませんが、ショッピングモールのような屋内では位置情報が途絶えがちでした。
それと、GPSを連動させてるあいだのスマホ側のバッテリー消費がかなり激しいみたいで。
型落ちでだいぶ衰えている自分のスマホだと、一日歩いただけでビックリするぐらい減ります。

歩数のカウントはイレブンバンドのような昔からあるカシャカシャとカウントするタイプではありません。
なので、一日じゅう家にいるようなときはそれなりの数値になります。不正はできません…いや、無意味か(笑)


Xband9s3

シンプルに腕時計としての出来も結構よくて。文字盤をいろいろ変えながら長く楽しめそうな気がします。

標準のシリコン製ストラップに不満があるわけではないですが、先代の8とベルトの接続方法が共通なこともあり
交換用ベルトが市場に山ほど出回っているので、積極的に交換していくのもありです。
本体裏面のボタンを押すだけで簡単にベルトを取り外せるので、気分に合わせて気軽に取り換えができます。


どういうのが一番しっくりくるのかわからずまとめて4本も買ってしまいましたが…結局一番腕に馴染んだのは
バックル部分がマグネットでパチッと固定できるシリコン製のベルトでした。片手で装着できてラク。

ただ、自分が選んだ本体色『アークティックブルー』は市販のベルトとはちょっと組み合わせにくいですね。
側面のアルミ部分がユニクロメッキのネジみたいな青みがかったシルバーっぽい色なので、メッキパーツの色が
一致するベルトが存在せず、ニュートラルなシルバーのパーツでもちょっと違和感があります。
純正のストラップのように根元までシリコンで覆われてるタイプのベルトが色を合わせるには無難のようです。


なんで『アークティックブルー』を選んじゃったかというとちょっと事情がありまして…クーポンのせいなのよ。
クーポン使って3千円で買えるタイミングで選べたのが『アークティックブルー』だけだったんですよ。
でもすごいキレイなブルーで。ネジ好きの自分としては(?)このユニクロ感あるブルーは全然ありです。



これにて上半期に購入したガジェットの紹介はおしまい。文章量的には3回に分けてもよかったかもしれません。
写真の用意がどうしても手間で…SNSに載せたがらないのは撮影がめんどくさいからなんです。

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2025年5月12日 (月)

上半期に購入したガジェットの話(前編)

今年の上半期はいろいろあって、以前から興味をもっていたガジェットをいくつか買ってしまいました。
その都度記事にすればよかったんですけど、ゲームのレビューと同様、長期間使い続けてわかることもあるので
溜め込んでいたことを今月一気に触れてみようかなと。今回はその前半をお送りします。

まだ上半期をまとめるには時期が早いかもしれませんが、来月はいつものアレが来るので先出しという感じに。


Kamvas12s2

まずは今年の2月、液タブ(液晶ペンタブレット)を購入しました。HUIONのKamvas 12(豪華版)。

以前から板タブは所有していて、それで描いたイラストをSNSのアイコンにしたり、投稿サイトに掲載したりと
頻度で言うと「ごくまれに」使用していました。だから、特に買い替える気も起きなかったんですよね。
どうせ買っても年に何度も使わないだろうものに、いまさら投資するのはどうなのか?とブレーキがかかり。

それが今年のお正月、元旦セールに液タブがならんでるのを見てから心境がちょっと変化しまして。
調べてみると、昔とくらべてメーカーの選択肢が増え、以前より性能の良いものが安くなっていることがわかり
「この値段でこのレベルのものが手に入るのなら検討してみてもいいかな?」と思えてきたわけです。
過去2代、ワコム製の板タブしか使ってこなかったので「液タブの経験がほしかった」という理由もあり。


板タブには長年ストレスを感じていたんですよ。思ったところに線を置けない、ペン先と画の微妙なズレに。
そのせいか腕の変なところに力がはいってしまい、短時間の使用でも腕の痛みに悩まされていました。

描いている板のほうではなく、離れた画面のほうに絵が生まれていくことの違和感もありました。
うまく説明するのが難しいのですが…「自分の行動が世界に影響をおよぼしてる実感が薄い」といいますか。
液タブでそれが解決され、楽しく描けるようになるのではないかと期待して機種選びを開始。


Kamvas12s1

メーカーのこだわりは特になく…というか、以前は他に選択肢がなかっただけなので。
これまで使ってきた板タブよりも描画範囲が広いもの、A4サイズの同人原稿用紙のトンボ内の範囲くらいあれば
自分の用途や使用頻度には足りるだろうと、候補を絞り込んでいってHUIONの12インチに落ち着きました。

本体サイズは横330mm×縦197mm。うち画面は横257mm×縦145mm。B5判よりちょっと細めな感じ。
液タブは画面端にいくほどペン先との位置ズレが生じてしまうため有効範囲はもう少し狭くなってしまいますが
デジタルペインティングで手を大きく動かして描く人は多くないでしょうし、必要じゅうぶんではないかと。
ただ、パレットやレイヤーなど作業に必要なものをいっしょに表示するとやはり窮屈に感じます。

自分はメインのディスプレイありきの併用なので。液タブ一枚でやりたい人とは要求も違うでしょうね。


豪華版には純正のスタンドやUSB-C to Cケーブルなど豊富な付属品が同梱されています。
特にUSBケーブルは指定された仕様のケーブルを単品で買うと結構高いので、付属はありがたいところ。
純正のスタンドは安定性こそあるのですが、重いしホコリが溜まりやすそうなので個人的にはビミョーでした。


Kamvas12s3

純正スタンドの代わりに、タブレットPC用のキックスタンドを購入して裏面に貼り付けました。
ワンタッチで手軽に折りたためて、しかも軽い。掃除するときや使わないときに移動するのもラクラクです。


実際に使ってみての感想ですが、板タブで悩まされた手の痛みをまったく感じなくなりました
ペン先を置いたところに線が生まれる、色がつく。ごく自然な現象のなんとストレスのないことか!
これは本機の評価というより液タブ全体の評価になってしまいますね。自分には液タブが向いていたのでしょう。

使用感や描き味もワコムの板タブとそんなに違わないというか、違和感なく使えています。
購入時に貼り付け済みのノングレアフィルムがきちんと仕事をしてくれている感じ。画面の発色も申し分なく。
液タブでよく言われる使用中の熱ですが、2月ごろの室温では「あったけぇ」くらいで済んでいます(笑)
これが夏場になったらどうなるのやら。画面にべったりと汗がつくなんてこともあるのかもしれません。


Kamvas12s4

少し気になるのが接続に関する部分。USBケーブルの挿し込み口が奥まったところにありまして。

付属のケーブルなら問題なく接続できるのですが、市販のケーブルだと太くて接続できない場合もあるかも
また、付属のケーブルはストレートタイプなので、作業時に真横に出っ張って非常にジャマです。
できればL字のケーブルがほしいですね。条件をすべて満たすケーブルを探すのはかなり難しそうだなぁ…。

ちなみに自分の環境ではUSB-C to Cケーブル一本でPCとの接続が完了します。
PC本体にUSB-C入力があればいけそうな気がしますが、USB-Cは仕様の違いもあるので注意が必要です。


あとは、購入から3か月ほどでまだ2枚くらいしか描けていないことでしょうか。今後もうちょい…使います。



ひとつの記事にまとめるつもりでいたのですが、思いのほか長くなってしまったので分けることにしました。
次回の後半では新たに購入したワイヤレスイヤホンと、とうとう購入したスマートウォッチについて触れます。
近日中に公開できると思いますので、もし興味がございましたら掲載をお待ちください。

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2023年10月29日 (日)

近況:UVレジンに手を出す

今月の最後に近況でも書いておこうかな?と思ったのですが、あえて書くほどのこともなく。
とにかくアニメの消化で忙しい1か月だったなと。ふだんから多くのアニメを見ていてなお感じる1か月でした。
でも合間にこまかいながら新しいことにも手を出していたので、今回そのへんを報告しておこうかと。


Uvresincraft01

以前から興味があったUVレジン工作を1か月ほど前からようやく始めました。
興味はありつつも「何を作るか?」というイメージが、具体的な目的がなくて最後の一歩がなかなか踏み出せず
1年…いや2年くらい保留にしていたのですが、明確な目的ができたので材料を買い集めました。


自分がUVレジンで最初に作ろうと思ったのは、キーボードに小さなアクリルスタンドを飾れるブロック
この1年でハッキリと「自分の趣味」と言えるようになったメカニカルキーボードと、買ったものの置き場がなく
PC周辺をあちこち転々としていたアクリルスタンドをUVレジンで組み合わせようと思ったわけです。
ただ、理想の寸法どおりのものを作るにはいくつか壁がありました。

メカニカルキーボードのキースイッチを挿し込むところは14mm四方の正方形になっています。
この14mm四方の穴にぴったり合うようなブロックを成型できるシリコンモールド(型)がなかなか見つからず
UVレジン工作を始めるにあたっての最初にして最大の壁になっていました。

しかし意外や意外、近所のダイソーの手芸用品コーナーで14mmの立方体を作れるモールドを見つけまして。
これを使えば実現できる!と、ほかにもレジン液や混ぜ物などを合わせて購入。制作を開始。


Uvresincraft02

最初は試行錯誤の繰り返しでしたね。硬化後にベタついたりでうまくいかず、レジン液をそこそこ消費しました。
モールドを修正しつつ試作品を重ねて、納得のいくものが作れるまで2週間くらいはかかったと思います。
売り物にできるくらいキレイなものができたらよかったのですが、さすがにそれは高望みというもの。
とりあえず「こういうものがほしい」と想像したものがカタチにできた。それだけで満足感はありました。

せっかく道具を揃えたのだから他にもなにか作ろうかとは思っているのですが、どうしてもキーボードを中心に
物事を考えてしまうせいで(笑)次にカタチにできるまではだいぶ時間がかかりそうです。

キーボードのほうもあれからいろいろ変化が起きているのでそろそろちゃんと写真を撮らないと…来月にでも。


ゲーム関係の進展はあまりありません。8月からずっと「19XX」の攻略を続けていて、まったく終わりが見えず。
クリア自体はできるゲームなんですけど、理想とする美しいクリアにはまだほど遠くて。
機体を変え難易度を変え、いろいろ試していますがなかなか…ひとつのゲームでこんなに悩むのも珍しいですよ。


Gbvs08

家庭用ゲーム機では「グランブルーファンタジー ヴァーサス」のRPGモードを一応クリアしました。
アニメの消化が忙しかった時期はまったくプレイしていなかったので途中1か月ほどのブランクはありましたが
ストーリー中に2回あるスタッフロールをどちらも見て。思ってたよりずっと楽しめました。
まさかグランくんとジータちゃんが遭遇する展開があるなんて。アニメでも結局実現しなかったのに。

RPGモードを終えた時点でトロフィー獲得率は全体の52%。とりあえず半分超えていればカッコがつきます。
このあとHARDモードもあるのですが、調べたところ結構めんどくさそうなので…ここで終わりにしておきます。
どのみちトロフィーコンプリートは難しいし。ソシャゲみたいな作業を負担したくないのでね。


そろそろ何か家庭用の新たな作品をプレイしたいとは思っているのですが、まだしばらく忙しくて難しいかも。
あと、具体的に「これがやりたい!」ってものがないんですよね。特に今後発売される新作には。

過去の視点に戻って、あのころ発表会で見て興味をもった作品とかを掘り起こしてみるのもよいかもしれません。



スマホの画面で写真を見る機会が増えたせいか、スマホで撮った写真をノートPCに移すとあまりの発色の悪さに
自分の目がおかしくなったんじゃないかと不安になります。ブログに載せるにも慎重になるほど。
ほかにも複数モニタがあるのだからそちらに映して写真の加工をすればいいだけの話ではあるのですが。
なんか…ノートPCからHDMI端子が伸びてる状態を許せない自分がいるんですよ。配線が美しくないみたいな。

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